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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【今週の全米No.1アルバム事情 #3 - 2019/11/16付】

やっぱり強かったポスト・マローン。今週末のBillboard 2001位は先週のカニエを2位に退けて、何とポスト・マローンの『Hollywoods Bleeding』が先週の2位から通算5週目の1位に返り咲きました。51位は今年のチャートで最長、直近の51位アルバムは去年の78月に5週連続1位となったドレイクの『Scorpion』以来で、その前は201712月のザ・ウィークンドの『Starboy』。

今週の『Hollywoods Bleeding』のEAU78,000と、先週の81,000EAUからわずか3.7%しか落ちておらず、2位のカニエ(先週から73%のEAUダウン)とわずか6,000EAUの差というから、カニエの2週目のEAU大幅ダウンに助けられた格好。なお今週は残念ながら実売枚数はビルボードにもNYTにもLA Timesにも出ておらず不明。

ちなみにチャート初登場から現在までのこのアルバムのEAUの推移を見ると、4週目以降のEAU減少がゆっくりと進んでいて、デジタル/ストリーミングでかなり持続的に消費されているのがわかります。

9/21 - 489,000 (実売200,000)
9/28 - 198,000▲60.2% (実売26,000)
10/5 - 149,000▲24.7% (実売16,000)
10/12 - *124,000▲16.8%
10/19 - *108,000▲12.9%
10/26 - *99,000▲8.3%
11/2 - 93,000▲6.1% (実売9,000)
11/9 -*81,000▲12.9%
11/16 - 78,000▲3.7%

今年最長1位アルバムを決めて、年間アルバムチャート首位はほぼ確実となったこのアルバム、その人気のほども、そしてヒップホップとメインストリーム・ポップのハイブリットのようなコンテンツからも、色んな意味で2019年を代表するアルバムに。でも前も言ったように、今年のグラミーの対象期間の8月末への繰り上げの影響を食らって、11/20発表予定のグラミーノミネートの対象にならないのが何とも納得が行かないな。まあ今年のグラミーでは、ROYSOY部門で頑張ってもらいましょう。

ちなみに今週のトップ10初登場は1枚だけ。何と53,000EAU(実売44,000枚)とかなりガッツリとポイントを獲得して4位にカントリーの中堅女性シンガー、ミランダ・ランバートのメジャー7枚目『Wildcard』が登場。これで彼女は2007年の『Crazy Ex-Girlfriend』(6位)から、『Revolution 』(20098位)『Four The Record』(20113位)『Platinum』(20141位)『The Weight Of These Wings』(20163位)と6枚連続でBillboard 200のトップ10入りという堂々たる実績。先行シングルの「It All Comes Out In The Wash」はカントリーチャートでも22位と今一振るいませんが、ブレイク・シェルトンを降り出しに3人の男性遍歴を経て今年1月にNY市警の警察官とめでたくゴールインした恋多き、そして強き女のイメージのミランダ、アルバムもヒットで今週発表のCMAアウォードでの最優秀女性ボーカリスト部門の受賞も期待されます。

さて来週の1位に入って来そうなのはカントリーのルーク・コムズの2枚め『What You See Is What You Get』か、ピッチフォーク誌が10点満点の9.4点という高得点で「Best New Music」に選んだオルタナR&BFKAトウィッグスの2枚目『Magdalene』のどちらかでは、と睨んでいるのですがさてさて。ではまた来週。
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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#160「Belle Of The Ball」Richard Torrance & Eureka (1975)

#160Belle Of The BallRichard Torrance & Eureka (Shelter / ABC, 1975)


日本シリーズも、MLBポストシーズンも、そしてラグビーワールドカップも終わってしまって、これまで毎日スポーツで盛り上がっていたのが一気に寂しくなったような気がする今日この頃。いや、まだまだNFLもあるしNBAもある!という方もいらっしゃるでしょうが、個人的にはやはりMLBロスは大きいですねえ。これから年末にかけてはナショナルズ初優勝ということもあっていろんな特番が放送されるでしょうから、せいぜいそちらで楽しむことにします。

さて今週の「新旧お宝アルバム!」は久しぶりに70年代に戻ってみます。ウェスト・コースト・ロックのシンガーソングライターで、70年代に何枚かのアルバムを出した後は一線からは姿を消してしまいましたが、その作品が近年一部で見直されている、知る人ぞ知るお宝アーティスト、リチャード・トランスが自分のバンド、ユーレカを率いて、リオン・ラッセルのレーベル、シェルターからリリースした2作目のアルバム『Belle Of The Ball』(1975)をご紹介します。

Belle Of The Ball 

リチャード・トランス、という名前を知っている洋楽ファンはそれほど多くないと思いますが、彼の書いたある有名な曲はかなりの洋楽ファンの方(特に現在アラフィフ~アラ還の方)がご存知だと思います。その曲は「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー(Rio De Janeiro Blue)」。そう、あのニコレット・ラーソンが2枚目のアルバム『In The Nick Of Time(愛の季節)』(1979)の中でカバーしていた、ちょっとマイケル・フランクスのナンバーを思わせるボサノヴァ・タッチの曲で、その後、クルセイダーズとのコラボで有名なフュージョンR&Bシンガー、ランディ・クロフォードが『Secret Combination』(1981)でもフュージョン風にカバーしていた、当時AORチューンとしてはそこそこ人気のあった楽曲ですのでご存知の方は多いのでは。


そう、この「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー」の共作者がリチャード・トランスなのです。

リチャードはノース・ダコタ州の州都、ビスマルクの出身でしたが、音楽で身を立てるために高校卒業後カリフォルニアに移住。そこで1972年、当時音楽シーンの大物の一人、リオン・ラッセルのレーベル、シェルターとの契約をものにして今日ご紹介する『Belle Of The Ball』を含む3枚のアルバムをリリースします。オンの『Wedding Album』(1976)にもアコギで参加するなどこの時期リオンとのつながりが深かったため、この『Belle Of The Ball』を「スワンプの名盤」と評する方も多いのですが、自分的にはスワンプ、というよりはちょっと南部の香りのする硬派のウェスト・コースト・ロック、というのが正直な印象です。あ、これ全部褒め言葉ですので(笑)。

こうした作品のリリースをバックに、リチャードユーレカイーグルス、リトル・フィート、リンダ・ロンシュタット等々といった当時のウェスト・コーストの人気アーティスト達のライブのオープニングを務めたり、自らのナショナル・ツアーも3回ほど行うなど、バンド活動を勢力的に展開。この後リチャードリオンシェルター・レーベルと袂を分かってキャピトルと契約、「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー」を含むアルバム『Bareback』(1977)を含む4枚のアルバムをリリース後は一線から退き、北カリフォルニアでもっぱらスタジオの経営や、地元のタレントのプロデュースなど裏方に回った活動を80年代を通じて地道に行っていたようです。

そのリチャードがアーティストとして一番輝いていた時代に、唯一全米アルバムチャートにもチャートインしたのが『Belle Of The Ball』。ジャケットには南部と思われる瀟洒なお屋敷の前にたたずむ白の正装の淑女の写真。タイトルが「舞踏会の佳人」という意味なので、そのものズバリのイメージ通りのジャケットということになります。

Richard Then

アルバムはいきなりツインアコギギターの豪華なカッティング・リフが印象的なインストゥルメンタル曲「The Jam」でスタート。このアルバムがリリースされた1975年には結構多くのウェスト・コースト系のロック・バンドがアルバムにインストを入れていて、ドゥービー・ブラザーズの「Slack Key Soquel Rag」(『Stampede』収録)のようなアコギの小品から、イーグルスの「Journey Of The Sorcerer」(『One Of These Nights(呪われた夜)』収録)のようなプログレッシヴ・カントリー・ロック的な壮大なもの、はてはパブロ・クルーズの「Ocean Breeze」(『Pablo Cruise』収録)のようなピアノによる12分の大作など、いろんなバンドが意欲的なアプローチを見せていました。ある意味この時期のアルバム作りのスタイルだったのだと思いますが、リチャードのこのナンバーは言わばイーグルスドゥービーのアプローチをうまく取り入れて、それをよりロック的なアプローチで、素晴らしい楽器のアンサンブルで聴かせてくれて、これでいきなり「おお何だ何だこれは」とわしづかみにされること請け合いです。

続く「Southern Belles」や「That's What I Like In My Woman」(このあたりは女性テーマですね)は、アウトローズとかのサザンっぽいウェストコースト・ロックでレイド・バックしたロック・ナンバーで、後者はよりブギータイプのストレートなロックンロール。このあたりはこのバンドの骨太な演奏力が堪能できます。その後ちょっと雰囲気を変えて「North Dakota Lady」ではアコギのカッティングと分厚いハーモニー・コーラスを印象的に配した、初期イーグルスを思わせるちょっと幻想的なメロディが聴けます。スローな「Side By Each」で一息ついた後、A面ラストは分厚いギターストロークのフレーズがメインの、またまたサザンロックっぽいストレートなナンバー「Hard Heavy Road」で終了。

B面オープニングは、あのリンジー・バッキンガム作で、彼がマック合流前のスティーヴィー・ニックスとのデュオによるバッキンガム・ニックス時代のアルバム『Buckingham Nicks』(1973)収録の「Don't Let Me Down Again」のカバー。跳ねるドラムスや独特のギターフレーズの感じがまんまバッキンガムの世界観の再現、という忠実なカバーでリチャードがこの曲をよっぽど気に入ってたのがよくわかります。

続く「Singing Spring」はイントロから登場するドブロの音色や、アームを多用するギターワークが確かにスワンプっぽい雰囲気を漂わせているナンバー。ボーカルもややスワンプっぽさを意識しているかも。そしてこの曲でも初期イーグルス風のパチッとしたハーモニーコーラスが印象的です。

Lady」はこのアルバムでも多分一番楽曲構成に凝ったのが分かる曲。イントロから入ってくるムーグの音色でおやっと思うのですが、すぐにラテン風なリズムでパーカッションをバックにムーディーな曲調に変貌。後半などちょっとこの時期のサンタナっぽい雰囲気も感じるナンバーです。


バンドの卓越したコーラスワークを存分にショーケースしてくれるのが次の「Lazy Town」。シンプルなピアノの弾き語りから楽器の音数を押さえた造りの楽曲に時折絶妙に美しいハーモニーコーラスが重ねられるという、地味ながらこのアルバムで屈指のナンバーだと思います。随所で半音にフェイクするリチャードのボーカルもこの曲のメロディに魅力を付加してます。

そして最後はやーお疲れ様、ご苦労さん的な「Sweet Sweet Rock & Roll」で打ち上げパーティー的にストレートなロックンロールで締め。これだけ工夫を凝らしたアルバム作りのエンディングにしてはやや単純すぎる嫌いはあるけどバンドが演奏を楽しんでる気分が伝わってくるのはいい。最後のバックコーラスがビーチボーイズ風なあたりが、このバンドのユニークなスタイルを改めて確認させてくれます。

なお、アルバムを聴き終えて、裏ジャケを見ると先ほどの佳人のものとおぼしきドレスやブーツが脱ぎ捨てられてピックアップトラックの荷台に放り出してあるというなかなか意味深なお遊びにも思わずニヤリとさせられます。

Belle Of The Ball (back)

さて80年代バンド活動から裏方に回ったリチャードですが、その後90年代はラス・ヴェガスのカジノでハウス・バンドをやったりという稼業をしながら2枚のCDをリリースするなど音楽活動は地味ながら継続。

2004年からは故郷のビスマルクに戻り、地元で音楽活動を続けながら地元タレント発掘TVショーの仕事を手伝ったり、教会の音楽監督の仕事をしたりとコミュニティーへの貢献をテーマにした活動を続ける、充実した人生を過ごしてる模様です。

Richard Now

秋が深まり、音楽を楽しむには最高の時期が到来しました。商業的にはこの1枚だけでシーンからは遠のいてしまったリチャード・トランス&ユーレカ。しかしこの1枚はこうした季節に楽しむには珠玉の一枚です。70年代ウェストコースト、サザンロックそしてもちろんスワンプのお好きな方には一押しの作品、Apple MusicSpotifyなどのストリーミングでは聴けないのが残念ですが、リチャードのウェブサイト(http://www.richardtorrance.com/vinyl.htmlで何とCDで買えるようですのでチェックしてみて下さい。

<チャートデータ>
ビルボード誌全米アルバムチャート 最高位107位(1975.5.24付)

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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#159「Duncan Sheik」Duncan Sheik (1996)

 #159Duncan SheikDuncan Sheik (Atlantic, 1996)


台風19号に続いてこの週末の雨で被災者の皆さんは引き続きご苦労されていることと思います。我々も義援金の寄付など、できることをしなければいけないし、被災者の皆さんの一日も早い日常復帰を心より祈っています。

朝晩がめっきり肌寒くなってきた今日この頃、秋が次第に深まるのを感じますが、今週の「新旧お宝アルバム!」は引き続き深まる秋にぴったりの作品をお届けします。久々の90年代作品再評価シリーズということで、当時新人ながらその作品のクオリティの高さで注目を集め、その後は数々のミュージカル作品の音楽制作者として活躍を続けるシンガー・ソングライター、ダンカン・シークのデビューアルバム『Duncan Sheik』(1996)をご紹介します。

 

90年代作品を改めて評価してみよう、第11弾。

ポイグナント(poignant)という表現をご存知でしょうか。

もともとは「胸に突き刺さるような」という意味の英語ですが、一般的にはその転意で「見る者、聴く者の胸に強く訴えかけるような感動を呼ぶ」という意味に使われる表現のことばです。

1996年当時、ダンカン・シークのぱっと聴きには地味な感じのトップ40ヒット「Barely Breathing」を何回か聴くうちに感じたのは正にこのポイグナントな感動でした。下手をすると単調な起伏のない繰り返しのAメロから、正にその歌詞のように軽く「息ができなくなるくらい」のカタルシスを持ったBメロに突入した瞬間、一気に持って行かれるような感動を覚えるこの曲、当時のFMラジオで長期間に亘ってヒットとなり、その前年にビルボード誌Hot 100連続滞在週数記録を更新したエヴリシング・バット・ザ・ガールの「Missing」と並ぶ55週連続チャートインを記録(同じ週にやはり55週を記録したジュエルの「Foolish Games / You Were Meant For Me」はその後も記録を65週まで伸ばすのだが)。その年のグラミー賞最優秀男性ポップボーカル部門にノミネートされるなど、ダンカンの名前を一躍シーンに知らしめたのでした。

しかし今回ご紹介するデビューアルバムで特にこの「Barely Breathing」だけが際立っているわけではなく、アルバム全体のトーンは秋を思わせる抑えめながらオーディエンスに強い印象を思わせる楽曲群で統一されていて、それらの曲調スタイルは、アメリカのシンガーソングライターの楽曲というよりは、どこかヨーロッパの美しい街角を舞台にした映画のバックグラウンドで歌われている曲を思わせるような哀愁をたたえ、時折胸をつく感動(ポイグナンス)を想起させる楽曲ばかり。

Duncan Sheik 

アルバムのプロデュースが、あのハワード・ジョーンズの一連の作品のプロデュースで80年代に名を成したルパート・ハインの手によるところもこうしたアルバムのトーンを作り上げる大きな要素にもなっているのでしょうが、それに加えてダンカン自身の作風スタイルの独特さが際だっているように思います。ブラウン大学在学時代には、あのリサ・ローブともグループを組んで活動していたというあたりからも分かるように、基本的な作風スタイルはフォークやアメリカーナをベースにしたシンガーソングライター的なそれであり、ダンカンの場合はそれが映像を想起させるようなビジュアル性をもったメロディと歌詞で独特なものを作り上げているように思います。

Barely Breathing」以上にスケールの大きいメロディと楽曲構成がアルバムオープニングからいきなり軽い感動を呼び起こす「She Runs Away」、このアルバムの中では比較的アメリカーナっぽいメロディと楽曲スタイルで、基本ダンカンのアコギ弾き語りにストリングスが控えめに被さっていくという展開の美しいメロディの「In The Absence Of Sun」、「Barely Breathing」を挟んで、静謐なピアノのイントロから静かに楽曲が展開していく「Reasons For Living」そして室内弦楽曲的にアコギとチェロがヨーロッパ的な楽曲の世界を静かに織りなす「Days Go By」などなど、いずれもポップセンス溢れる一方で、音数を重ねていくというより適格な音の引き算も駆使して音数を抑えながら、映像感と感動があふれ出るような楽曲が並んでいます。

ダンカンのこのアルバムはその完成度の高さから、その年のローリング・ストーン誌の年間アルバムランキング7位に選ばれるなど当時シーンでも高く評価されたのですが、シングルヒットも「Barely Breathing」以降チャートインせず、その後もコンスタントに『Humming』(1998)、『Phantom Moon』(2001)、『Daylight』(2002)と、彼独特の魅力的な楽曲を聴かせるアルバムをリリースするのですが、商業的には全く振るわず、とうとうアトランティック・レーベルとの契約も終了。このままワン・ヒット・ワンダーとしてポップの歴史に名前を残すだけで終わってしまうのかとも思われました。

Duncan Sheik Album back

ところが、2006年に5枚目の『White Limousine』をインディーレーベルからリリースした頃と時を同じくして、それまでに8年かけて『Phantom Moon』以来コラボしていた詩人のスティーヴン・セイターと書き上げたロックミュージカル『Spring Awakening(春のめざめ)』がニューヨークのオフ・ブロードウェイで開演。たちまち人気を呼びその秋にはブロードウェイでも開演、その年のトニー賞の最優秀ミュージカル部門を含む8部門受賞、その勢いでグラミー賞の最優秀ミュージカル・ショー・アルバム部門も受賞、その年を代表するミュージカルとして大ヒットになりました。

後にポップ・ミュージック・シーンに大きな反響を呼んだTV音楽コメディ番組『Glee』でメインストリームにブレイクすることになるリー・ミシェル(『グリー』のレイチェル役)のキャリアを大きくブレイクすることになったこのミュージカルの成功で、ダンカンは新たにミュージカル音楽作曲家としてのキャリアを歩み出すことに。その後もダンカンセイターと再び共作の『Alice By Heart』(2012、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をベースにしたミュージカル)、2013年には映画『アメリカン・サイコ』のミュージカル版や犬を主人公にした大ヒット小説『Because of Winn-Dixie』のミュージカル版の音楽制作、2016年にはワシントンDCのシェイクスピア・シアター・カンパニーによる『じゃじゃ馬ならし』の演劇公演に曲を書くなど、第2のキャリアを着実に進んでいる様子です。

一方、ミュージシャンとしてもその後、曲を提供したミュージカルの自作曲を収録した『Whisper House』(2009)、デペッシュ・モード、ハワード・ジョーンズ、ティアーズ・フォー・フィアーズ、スミスといった80年代のUKミュージシャンの曲をカバーした『Cover 80's』(2011)、今のところの最新作の『Legerdemain』(2015)と、アルバムも時折リリースしているようです。

今回ご紹介のデビューアルバムだけでなく、その後ダンカンがリリースしているアルバムはどれも彼の非アメリカ的で、ポイグナントな映像感満載の独特のスケールの大きい世界観が感じ取れる作品ばかりですので、秋が深まり始めたこの季節、そうした彼のアルバムを生活のサウンドトラックにしてみるのもいいかもしれません。

<チャートデータ>
ビルボード誌全米アルバムチャート 最高位83位(1997.4.19付)

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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#158「Love & Liberation」Jazzmeia Horn (2019)

 #158Love & LiberationJazzmeia Horn (Concord, 2019)


週末日本を襲った台風19号(ハギビス)では皆さんのところには被害はなかったでしょうか。被災された方には心よりお見舞い申し上げると共に一日も早い日常への復帰を心よりお祈り申し上げます。

台風一過のこの週末は秋らしい晴れ空が広がり、これから一気に秋が深まろうかという勢い。今週の「新旧お宝アルバム!」はそういう季節になると、何となくジャズっぽいサウンドがしっくり来るということで、先日2枚目のリーダーアルバムをリリースしてシーンの高い評価を受けている、若手ながら本格派の女性ジャズ・シンガー・ソングライター、ジャズメイア・ホーンのアルバム『Love & Liberation』(2019)をご紹介します。

 

確か以前ジャズ・フルートのボビー・ハンフリーのアルバムをご紹介をした時にも言いましたが、自分はまだまだジャズの世界は勉強中であり、専門的な観点からジャズをどうこう論じれるような身分ではないのですが、ジャズという音楽ジャンルのスタイルに憧れるところはあるわけで、ここのところ「巨匠の名盤」と言われるものや、最近の若手のジャズ・ミュージシャンの作品で気になるものを意識して聴くようにはしているところ。

このジャズメイアのアルバムも、そんな感じでゆるーく立てていたアンテナにひっかかった作品で、まずそのジャケットのジャズメイアの美しい写真に目を奪われたのが聴いてみるきっかけ。出始めの頃のエリカ・バドゥの雰囲気をもう少し太陽の下のアフリカに寄せた感じのたたずまいの彼女の感じから、これはオーガニック系のR&Bシンガーだと思って音を聴いてみると、スタンダード風のジャズ・ボーカルで二度びっくり。しかしそのボーカルの上品なセクシーさと、若い頃のサラ・ヴォーンエラのオーラが漂うようなオーセンティックでアーシーなボーカル・スタイルに惹かれてアルバムをゲットしたのです。

もともとジャズ・ボーカルというと、最近はダイアナ・クラールとかが人気なわけですが、何故か自分はあまり彼女には魅力を感じられずにいたのですが(ベタなカバー曲が多い、ということもありますが)、今回ジャズメイアのこのアルバムを聴いて、自分は白人的スタイリッシュ・ジャズ・ボーカルよりも、ブラック・アーティスト特有のR&B的グルーヴを感じさせるジャズ・ボーカルの方が好きなんだなあ、と実感した次第。

Jazzmeia.jpg

ジャズメイアはテキサス州ダラス生まれの今年28歳。17歳の時にダウンビート誌主宰の学生ミュージシャンに送られる「Student Music Award」を受賞したのをきっかけに18歳の時にNYに。ジャズとコンテンポラリー音楽の学校に通いながら、ソロ・キャリアを目指してアポロ劇場をはじめ、NYエリアのいろいろなヴェニューでパフォーマンスを重ねながら、同じくダウンビート誌の選ぶ2010年の最優秀ジャズ・ソロ・ボーカリストを受賞。その後も数々のジャズ・ボーカリストに送られる賞の受賞を重ね、着実に実績を積んでいきました。そして2017年にリリースしたソロ・デビュー・アルバム『A Social Call』が、グラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム部門にノミネートされて、シーンで一気に存在感を確立することになったのです。

今回のアルバム『Love & Liberation』は前作からレーベルを移籍してジャズの世界では名門のコンコード・レーベルからの最初の作品。全12曲のうち、8曲を自作自演。そのいずれもが伝統的なスタンダードジャズのスタイルを取りながら、ジャズメイアのしなやかで、確かなボーカル技巧に裏打ちされた、グルーヴ感満点のボーカルが、サラやエラが若かった頃に同時代で彼女たちのパフォーマンスを聴いたらきっとこんな感じだったに違いない、と思わせるリアリティを感じさせる作品に仕上がっているのです。


たとえば冒頭の「Free Your Mind」など、軽くスイングしながら踊るように歌うジャズメイアのボーカルは、これが2019年に彼女が書いた曲とは思えないほど、いい意味でのオーセンティシズムに溢れた作品。まるでジャズクラブで彼女のライヴを目の前で観ているかのような臨場感も満点で、冒頭から引き込まれます。ゆったりとしたサックスとトランペットの演奏をバックにしっとりと静かにモノローグ風に歌うような、つぶやくような「Time」、ジャズメイアエラばりのグルーヴ満点のスキャット・パフォーマンスが興奮の、アップテンポのジャイヴ風の軽快なナンバー「Out The Window」、同じくゴキゲンなスキャットが楽しめる、ちょっと洒脱な感じの「When I Say」などなど、彼女自作の曲もジャズ作品としてしっかりした楽曲揃いで、知らなければジャズ・スタンダードのカバーアルバムだと思ってしまうほど。

アルバムには自作の他、4曲のカバー作品が収録されていますが、まずはジャズメイアのイメージとも重なるエリカ・バドゥのアルバム『Mama's Gun』(2000)に収録の「Green Eyes」。オリジナルは二つのパートに別れたR&B組曲風になっていますが、ジャズメイアは後半のメインパートを、あたかもジャズスタンダードのように、気だるいグルーヴを醸し出しながら見事に自分のものとしています。また、ジャズフルートのヒューバート・ローズのアルバム『Morning Star』(1972)に収録されていたインスト・ジャズ・ナンバー「No More」を見事にボーカリーズ・ナンバーに仕立てて、こちらでも見事なパフォーマンスを聴かせます。歌い出しのワンフレーズの歌詞と、それをフェイク気味に歌うジャズメイアの歌唱の説得力たるや、これももともとこういう歌詞が付いていたと思わせてしまうほど。


そしてボーカルとしても活躍するドラムスのジェイミソン・ロスジャズメイアのお互いに寄り添うような自作のモノローグ「Only You」に続いての「Reflections Of My Heart」はこのアルバムでもハイライトの一つ。ソウル・ジャズ・シンガー、レイチェル・フェレルの2000年のアルバム『Individuality (Can I Be Me?)』に収録の、レイチェルとプロデューサーのジョージ・デュークの共作によるこの曲では、クローズ前の深夜過ぎのジャズ・クラブのような控えめなピアノとベースの演奏をバックに、ジャズメイアジェイミソンのデュエットで静かなエモーションの高まりを感じさせるパフォーマンスを聴かせます。

そして締めはシナトラビリー・ホリデイの歌や、マイルスのバージョンでも有名なジャズ・スタンダード、「I Thought About You」をジャズメイアがこれもちょっとルーズな感じのグルーヴを漂わせる気だるいボーカルとお得意のエラ風のスキャットで達者に聴かせてくれます。

とにかくアルバム全編を通して、ジャズメイアのジャズへの、そして音楽への愛を強く感じさせるパフォーマンスが、聴く者をぐいぐいと引き込んでくれる、そんな作品です。そして極めてオーセンティックなスタイルを取りながら、「ただの」ジャズ・ボーカル・アルバムではない「何かプラス・アルファ」を感じさせてくれる作品。それは彼女自身が自分でこういう曲を書いていることや、彼女のボーカル・スタイルの独特なグルーヴ、そしてライナーノーツにも彼女自身が書いているように、自分の祖先がアフリカにつながっていることを強く意識し、それを誇りに思っていることなどによるものなのかもしれません。

Love And Liberation (back)

これから深まる秋、新進気鋭のミューズ(音楽の女神)、ジャズメイアの素晴らしい、一味違うジャズ・ボーカルを楽しみたいもの。そして何と今年12月にコットンクラブでの初来日ライブが決まったそうです!これは観に行かねば。

<チャートデータ>
ビルボード誌全米ジャズ・アルバムチャート 最高位4位(2019.9.7付)

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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#157「Turn Off The News (Build A Garden)」Lukas Nelson & Promise Of The Real (2019)

 #157Turn Off The News (Build A Garden)Lukas Nelson & Promise Of The Real (Fantasy, 2019)


このコラムも先週お休みしている間にぐっと秋っぽい気候になってきました。日中の日差しは強いけど、風はどことなく涼しいし、日陰に入るとすっと気持ちよい今日この頃。こういう時期は新旧問わずいい音楽を目一杯浴びたいもの。

さて今週の「新旧お宝アルバム!」は今年リリースの新譜を取り上げます。今回お届けするのは、あのカントリー・レジェンド、ウィリー・ネルソンの息子、という看板がもう必要ないくらい、最近様々な方面で活躍しているルーカス・ネルソンと彼が率いるバンド、プロミス・オブ・ザ・リアルの5枚目になる、この秋の素晴らしい気候にぴったりの久々にスカッと抜けたアメリカン・ルーツ・ロックでありながらちょっとした社会批判も聞かせてくれる『Turn Off The News (Build A Garden)』(2019)です。

80年代からハワイに住むウィリーと4人目の妻、アニー・ディアンジェロとの間に生まれたルーカスは、同じハワイ生まれの弟のマイカ共々、まあ自然に音楽の世界に身を投じるようになって、2008年にはロスの大学在学中にニール・ヤングのコンサートで知り合ったメンバーと今のバンド、プロミス・オブ・ザ・リアルを結成、まずは父親のライブのバックバンドとして経験を積みます。ただマイカは当時も今もバンドのメンバーではなく、ソロミュージシャンとして同じく父親のバックを務めていたというのがなかなか面白い関係。

Lukas And Willie

そうやって父親のバックバンド活動をしながら、自分達のアルバム『Promise Of The Real』(2010)、『Wasted』(2012)をインディからリリース。一方、父がニール・ヤング、ジョン・メレンキャンプと一緒に1985年に立ち上げて以来毎年様々なアメリカン・ロックのミュージシャンが参加してきたライヴ・イベント「ファーム・エイド」にも2011年からバンドとして参加していましたが、たまたま2014年のファーム・エイドの後、ニール・ヤングとジャム・セッションで盛り上がった彼らをニールが次作『The Monsanto Years』(2015)に呼び、これ以降ニール・ヤングのバックバンドとしての活動を開始。

Lukas and Neil

ニールの『Earth』(2016)、『The Visitor』(2017)に参加する一方、徐々にメディアへの露出も増えていったルーカス・ネルソンと彼のバンドが一気にその存在感をシーンで確立したのは、昨年のブラッドリー・クーパーレディ・ガガの大ヒット映画『A Star Is Born(アリー/スター誕生)』でのルーカスの音楽プロデューサーとしての成功と、映画の中でブラッドリーのバンドとして登場、熱いライヴを聞かせたプロミス・オブ・ザ・リアルのパフォーマンスでした。

Lukas Nelson Promise Of The Real

名実ともに今のアメリカン・ルーツ・ロックのメインストリームの中心的若手バンドの一つとしての評価を着実に積み上げた彼らが満を持して今年リリースしたのがこのアルバム『Turn Off The News (Build A Garden)』。

アルバムを通じて聴けるサウンドは、申し分のない正統派のアメリカン・ルーツ・ロックで、それぞれの楽曲の構成も素晴らしく、印象に残るリフや、メロディーライン、地に足の着いたしっかりとしたリズム隊に支えられたルーツ・ロック的な安定感溢れる演奏はさすがに数あるライヴ活動で磨き込んだだけのことはあるパフォーマンスです。

ただ彼らが、他の同スタイルのルーツ・ロック・バンドと違うのは、父ウィリーの歌声を彷彿とさせるルーカスのひたすら暖かく優しい特徴的な歌声と、ルーカスの書く楽曲がハワイで育ったことが少なからず影響しているのでは、と思わせるスケールの大きさと華やかな味わいで一味違った魅力を放っていること。

そして何よりもこのアルバムでルーカスが一番伝えたかったメッセージは、アルバム・タイトル・ナンバーに込められていると思います。

「ニュースなんか消して、庭を造ろう」

A面2曲目ではエレクトリック・バージョンで歌われるこの曲は、ファジーギターのせいか、ニール・ヤングの雰囲気も見え隠れし、その力強さはブルース・スプリングスティーンの初期や最近の楽曲を思わせる、ストレートなアメリカン・ロック・タイプの楽曲。その歌詞は、多分今の心あるアメリカ国民の多くの琴線に触れる、それでいてシンプルなメッセージで埋められています。

「人の心って実はみんな優しいものだと思う
ただ一部の人はその優しさを充分に発揮できてないだけ
憎悪ってよく状況や物事が理解できずに憂鬱に落ち込む今の時代の人たちの症状

僕はただできる間にあなたを愛したい
後知恵や結果論でものを言う人には混乱させられるだけ
そういう人たちのことを努力して理解しようなんて必要ない
多分椅子から立ち上がってニュースを消せばいいだけ

ニュースを消して庭を造ろう
近所の人たちと自分とで
そうすれば少しは頑なな心も和らぐと思うし
もう少し自由になったと感じられるかもしれない

ニュースを消して僕らの子供達を育てよう
彼らが信じることのできるものを与えよう
彼らにどうすればいい人間になれるかを教えよう
はっきりと彼らに見える希望を与えよう
彼らにそれが見えるといいけど

ニュースを消して僕と一緒に庭を造ろう
信頼は信頼でしか築けない
全てのネガティヴな考えや発言はなくしてしまおう
信頼こそが信頼を築いてくれる
幸せになりたくないのかい?」


本来あるべき優しい心の人間に立ち戻って、くだらない中傷やネガティヴな争いには背を向けて、ほんとに僕らの未来に取って必要なことをやれば幸せになれる、というメッセージはシンプルだけどストレート、心にグッと迫るものがあります。

てらいのないルーツ・ロックな楽曲に乗って、ルーカスのボーカルに寄り添うようにハーモニーを付けながらスリリングなボーカルを聞かせる(そしてこれも最近リリースされたアルバム『Threads』でも明確に示されていたように、ルーカスと同じ考えを持つ)シェリル・クロウのボーカルもこの曲の魅力を倍増させています。

そしてこの曲は、アルバムに同梱されたボーナス7インチシングルでは、アコースティック・バージョンで、ルーカスのアコギで再演されています。彼が影響を受けたニール・ヤングもオルガンで参加しているこのバージョンでは、「椅子から立って」というところ「ただあのクソったれなニュースを消せばいいだけ」と、より直接的なメッセージになっているのが何となく微笑ましくて。


アルバムのA面にはその他にも、恐らくルーカスのボーカルがトム・ペティの雰囲気を思わせるためにトラヴェリング・ウィルベリーズを彷彿とさせるオープニングの「Bad Case」、スケールの大きい大海原をバックにあのロイ・オービソンが歌っているようなイメージがオールド・スタイルながら心に響く「Where Does Love Go」、バンジョーやラップ・スティールをふんだんにフィーチャーしたオーセンティックなカントリー・チューンで、最近の注目カントリー・シンガーソングライターのマーゴ・プライスがハーモニー・ボーカルで参加している「Lotta Fun」(「もうコンピューターは信じない/マリファナ屋でハッパを買うんだ/楽しくやれば愛もやってくる」ってヒッピーな歌詞が気分です)、そして父ウィリーとのデュエット・ボーカルに、ウィリーの盟友故ウェイロン・ジェニングスの息子、シューターのコーラスも入り二つの世代が入り乱れて、彼らが惹かれる力強い女性のことを歌う「Civilized Hell」と、アメリカン・ルーツ・ロックファンにはたまらない楽曲満載。

そしてアルバムB面も、静かにアコギで始まって徐々に盛り上がる「Mystery」から、この手の楽曲には珍しくリズムボックスの音色で始まる「Out In LA」、このアルバムで一番ハードにロックするサザン・ロックっぽい「Something Real」、そしてブルース・スプリングスティーンの最新アルバムからの楽曲を思わせる、やはりスケールの大きいメロディとストリング・シンセサイザーの音色をバックに朗々とルーカスが歌う「Stars Made Of You」と、最初から最後まで気持ち良い楽曲の連続。このアルバム、個人的には今年の年間アルバムランキングの一躍トップに躍り出てしまいました

このアルバム、各音楽関係サイトでの評価もまずまず。また、8月末でエントリーを締め切った来年1月のグラミー賞では、少なくとも最優秀アメリカーナ・アルバム部門ではノミネートされるでしょうし、ひょっとすると主要部門の最優秀アルバム部門にもノミネートされるかも、と個人的に密かに盛り上がっているところです。

まあグラミー賞はどうなるかは判りませんが、このアルバムの完成度はかなり高く、こういうタイプの音楽がお嫌いでない方は、アラフィフ以上のシニア・ロック・ファンも、アラフォーの90年代ロック・インディロックファンも、そしてもっと若い今のロック・ファンの皆さんも、是非「カントリーっぽいロックだよね」という先入観を捨ててこのアルバムを聴いてみて頂きたいのです

きっと何らかの思いを感じることができる、そんな素敵なアルバムなので。

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<チャートデータ>
ビルボード誌全米アルバムチャート 最高位151位(2019.6.29付)
同全米カントリーアルバムチャート 最高位19位(2019.6.29付)
同全米ロックアルバムチャート 最高位31位(2019.6.29付)
同全米アメリカーナ・フォーク・アルバムチャート 最高位4位(2019.6.29付)

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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