Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
■訂正
おとといアップしたリアーナの記事で、ソフト・セルの「Tainted Love」の邦題を「汚れた愛」としてましたが、これ、実は「汚れなき愛」の間違いでした!だいたい原題と邦題が全く逆の意味というか、邦題が完全誤訳、というのが問題なのだけどよく確認せずにアップしたのは不注意。謹んで訂正します。

だいたい洋楽の邦題には「直訳系」「誤訳系」「気分系」「クリエーティヴ系」なーんていくつかパターンがあるのだけどこのソフト・セルの場合はもろ「誤訳系」ということになりますな。これまでで僕が見た中で「クリエーティヴ系」で一番やるな、と思ったのはレイ・パーカーJr.の「I Still Can't Get Over Loving You(I Still愛してる)」。原題の意味をちゃんと伝えながら、邦題が韻を踏んでいる、という素晴らしい出来で、レコード会社のアーティスト担当が必死で考えたんだろうなあ、と感心することしきりでした。全然観点はちがうけど、70年代のスティーヴィー・ワンダーの一連の2字単語三部作の邦題「迷信(Superstition)」「悪夢(You Haven't Done Nothin')」「回想(I Wish)」あたりもアーティスト担当氏のセンスを感じさせるタイトリングでしたな。

この辺の話題もそのうち掘り下げてみようかと思いますのでよろしく。
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■リアーナ(Rihanna)記録更新!
Rihanna_GirlLikeMe.jpgいやあ凄い凄い。今度のリアーナ(ユニバーサルがこういう表記を使っているので以降これで行きます)のシングル「SOS」、結構イケてるなあと思っていたけど、昨日発表の5/13付チャートで何と34位からいきなりポーンと1位に踊り出ました。もうご存知の方も多いと思うけど、この曲あのソフト・セルの「汚れた愛(Tainted Love)」のあの印象的なシンセ音のループをとてもうまく使って全体のレトロながらジャンピーなグルーヴを作り出してるよね。

ソフト・セルはUKの北部の工業都市、リーズ出身(あのザ・フーの『ライヴ・アット・リーズ』でその名前を知ってる
オールド・ロック・ファンも多いでしょ)の2人組、マーク・アーモンドデヴィッド・ボール(アメリカのカントリーシンガーとは同名異人)が結成したシンセ・デュオ。この「汚れた愛」を含むデビューアルバム『Non-stop Erotic Cabaret』はUKで大ヒット、「汚れた愛」も全米では1982年に全米で最高位8位、全英では堂々1981年の夏にNo.1を記録してます。当時大学生で貸レコード屋のバイトをしながら毎日音楽を貪っていSoftCell.jpgた僕の目の前に突然現れたあの『Non-stop Erotic Cabaret』のジャケの隠微さと無茶苦茶怪しい風貌の2人組の顔は結構衝撃的で、そいで音聴いて「こりゃ何じゃ?」という当時としてもややレトロっぽいそれでいて何となく非人間的なピコピコシンセサウンドに面食らったもんでした。だから当時ヒットしたこの曲も「何でこんなのヒットするの?」という感じだったんですが、こうしてループで使われると実に腰が動くというか、お尻がムズムズするグルーヴを持ったリフですなあ。ちなみにこの曲、1999年にあのクラブ69ことピーター・ラウホーファーがリミックスして、シングル・セールス・チャートに送り込んでます。もともとソフト・セルの1981年バージョンは、シュープリームスの「愛はどこに行ったの(Where Did Our Love Go)」とのメドレーで、ビルボードのクラブ・プレイ・シングルス・チャート(今のダンス・チャート)の4位にまで上がってるくらいで、もともとダンス・ミュージックとしての素質はあったというわけ。今回のリアーナのヒットは目の付け所抜群ということなのだろう。なおこの「Tainted Love」という曲、実はソフト・セルがオリジナルではなく、元々は60年代のノーザン・ソウル・シンガー、グロリア・ジョーンズの曲をマーク・アーモンドが取り上げたもの。グロリア嬢は一時かのマーク・ボランの彼女だったこともあるらしい。この曲を取り上げて、あのロボット的シンセ・ポップに仕立て上げたマークのセンスも今にしてみれば褒め称えられるべきか。

で、本題です(笑)。このリアーナ・バージョン、34位→1位というアクションで、「トップ40内で1位への最大ジャンプアップ記録」というのを実に42年ぶりに更新したのです。以下、歴代記録をリスト・アップ。



(歴代順位、Up前→Up後、上昇ポイント数、タイトル、アーティスト、ジャンプアップ日)

# 1 (34→1) (33pt) SOS - Rihanna (2006/5/13)
# 2 (27→1) (26pt) Can't Buy Me Love - The Beatles (1964/4/4)
# 3 (23→1) (22pt) The Boy Is Mine - Brandy & Monica (1998/6/6)
# 4 (21→1) (20pt) U Remind Me - Usher (2001/7/7)
# 5 (19→1) (18pt) Gold Digger - Kanye West f/ Jamie Foxx (2005/9/17)
# 6 (16→1) (15pt) Heartbreaker - Mariah Carey f/ Jay-Z (1999/10/9)
# 7 (15→1) (14pt) All My Life - K-Ci & JoJo (1998/4/4)
# 8 (14→1) (13pt) Say My Name - Destiny's Child (2000/3/18)
# 9 (12→1) (11pt) I Will Always Love You - Whitney Houston (1992/11/28)
#10 (11→1) (10pt) What A Girl Wants - Christina Aguilera (2000/1/15)
#10 (11→1) (10pt) Come On Over Baby (All I Want Is You) - Christina Aguilera (2000/10/14)

アギレラが10位に2曲も、それもどっちも同じ年にやってるのが何げに渋い。しかしこうしてみると何故かゾロ目の日付の週に1位への大幅ジャンプアップが起こっているケースが多いなあ。今後はデジタル・ダウンロードの影響がかなりのチャートアクションへのインパクトを持つので、この記録もさほど遠くない将来に破られるかもね。でもこれは初登場1位よりも難易度高いからなあ。達成のためには、この間のラスカル・フラッツ同様、シングルトラックのリリースとiTune Music Storeへのリリースに時間差を設ける必要があるというわけで、そういうリリースパターンも増えてくるのかも。
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