Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
■2006/7/1付Hot100
DoIMakeYouProud.jpgいやあこれは一本取られた。6/4の書き込みでアメリカン・アイドルの話をした時、今年の優勝者のテイラー・ヒックスの曲「Takin' It To The Street」がHot100のえらい下の方で登場、「この調子でいくとこれまでの優勝者が必ずトップ2に入っていたパターンを外す可能性大だねえ」と書いた後、案の定2週後にはHot100から消えていたので「やっぱりね」と思っていた。ところが今週いきなり同じシングルのカップリングになっている「Do I Make You Proud」が堂々初登場1位。歴代アメリカン・アイドルの男性優勝者(ルーベンに次いで2人目)で初のHot100No.1を記録してしまったから(「This Is The Night」で1位になったクレイ・エイケンは準優勝者)。僕がこのコラムで憎まれ口叩いていたのが聞こえたのかしら、と思うほどのこの突如のチャートアクションは、どうもCDシングルの発売に伴う売上(週間19万枚)とデジタル・ダウンロード(週間3.8万ダウンロード)がタイミングよく重なったのが原因のよう。やっぱりシングル出さなきゃダメじゃーん、とシングル擁護者としては言っておこう。ちなみにこの19万枚というのは、ケリクラの「A Moment Like This」(23.6万枚)には及ばないものの、キャリー・アンダーウッドの「Inside Your Heaven」(16.9万枚)やファンテイジアの「I Believe」(14.2万枚)を軽くしのぐ枚数だからやはりアメ・アド人気は未だ健在ということか。今週この曲の勢いのおかげか、一度チャートからこぼれ落ちてしまった「Takin' It To The Street」も94位に再登場しているから勢いというものは怖い。ちなみに曲の方はちょっと70年代の香りのする極めてオーソドックスでメインストリームなポップ・バラード。こういう人畜無害な“安心できる”ヒットもまあたまにはチャートには必要だね。プロデューサーはアブソリュートD.ウェイ、作者はP.ウィルソンA.ワトキンスそしてT.アッカーマンの3人。しかしこの曲のいきなりの登場で赤丸ながら3位に押し下げられてしまったネリー・ファータド嬢はちょっと不運。来週挽回して1位を獲得なるか?

GnarlsBarklley.jpg今週はこれ以外にもトップ10が面白くて、今週トップ10圏外の15位から一気に6位に飛び込んできたのがナールス・バークレーGnarls Barkley)というユニットの「Crazy」。この曲実は既にUKでは4/2付いきなり初登場1位の後9週間もトップに居座り続けたモンスターヒット。日本のFM洋楽チャートでも結構人気を呼んでるようです。UKチャートって純粋セールスチャートで、しかもアメリカみたいにマーケット大きくないんで、シングル首位ってころころ変わるのが日常の中、9週もトップというのは何と1994年のウェット・ウェット・ウェットのあの大ヒット(映画『』にも使われてた)「Love Is All Around」(15週間1位!)以来というから久々のメガヒットということで年間1位はほぼ堅いところ。このナールス・バークレー、実はあのヒップホップ・プロデューサーのデンジャー・マウスと、アトランタの怪人ラップ団、グッディー・モブシーローが組んだユニット。あのシーローの変態ふぁるセット系ボイスがデンジャー・マウスの醸し出すちょっと昔のホット・チョコレート風のいなたいトラック(わっかるかなー)に乗ってえも言われぬグルーヴを醸し出しているのがこの曲。全米ではトップ20どまりかな、と思ってたら意外とのしてきたね、これ。場合によってはトップも狙えるかもよ。あともう一曲今週のトップ10に25位からどーんと飛び込んで来たのは先週も触れたラスカル・フラッツの「Life Is A Highway」のカバー。彼らのこれまでの最大のヒットは、この間大ジャンプアップで話題を呼んだ「What Hurts The Most」の6位。「Life Is ABeyonceDejaVu.jpg Highway」のオリジナルも最高位6位ということで、この6位の壁を越えられるか?

ちなみに今週のトップ40初登場曲はテイラー・ヒックス君のみ。1位初登場のみがトップ40初登場、なんてパターンこれまでなかったのでは?史上初かも。一方圏外の今週の話題といえば44位に初登場してきているビヨンセジェイZの新曲「Deja Vu」。あれ?ジェイZって引退したんじゃなかったの?今はデフジャムの社長じゃなかったっけ?と思ったんだけど、話によるとこの夏UKツアーを予定しているというからよく判らん。やっぱあんだけの大物がそうそう簡単に引退できるわけないということかね。話を戻して、この「Deja Vu」、まだiTune MSにはアップされてないみたいだけど、ここ↓で試聴できます。
http://www.jalive.com.jm/DigitalMusic.asp?strmArtist=Beyonce&ftr=Jay-Z&strmTitle=Deja%20vu
彼女の9月発売の新作『B'Day』からの先行シングルらしいけど、待望の新曲に相応しく、がっちりとしたトラック作りでパンチ溢れるビートに乗ってビヨンセが気持ちよさそうに歌うメインストリーム路線全開のヒップホップ・ソウル・トラックですね。ジェイZのフロウも久々という感じで軽々とやってます。来週これ、かなり上に来るかも。

今週もHot100の50位まではここ↓でチェックしてね。

http://www.billboard.com/bbcom/charts/chart_display.jsp?g=Singles&f=The+Billboard+Hot+100

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■2006/6/24付Hot100
Promiscuous.jpg依然今週も2週目の首位をキープしたシャキーラ+ワイクレフ・ジャンの「Hips Don't Lie」ですが、そのすぐ下にスルドク迫っているのがネリー・ファータド嬢ティンバランドと組んだ新曲「Promiscuous」。この曲既にiTune MSでは堂々ダウンロードトップに居座っているので、早ければ来週にもネリー嬢初の全米No.1が実現するかも。あのトリップ・ホップ入ったドリーミーなポップ・ヒット「I'm Like A Bird」(最高位9位)と女ベック的なミクスチャー・アルバム『Whoa, Nelly!』(2000)の鮮烈なデビューから6年ぶりにリリースされたこのアルバム、ティンバランドと組んだということで異色の顔合わせ、ということで話題を呼んでますが、彼らのアルバム作りはまずお互いが影響を受けたCDを持ち寄っていろんなアイディアを出し合うことから始めたというなかなか親密なもの。特に2人が好きだった80年代の話でLoose.jpgかなり盛り上がったとか。その中でも意見が合ったのは「ユーリズミックス最高!」と言う点で、スタジオでは冗談でお互いのことをアニー、デイヴィッドと呼び合っていたとか。確かにそうして聴いてみるとこの「Promiscuous」もいかにもポップスターとヒップホップ・プロデューサーがやりました的な感じはあるものの、80年代っぽいシンセリフが結構懐かしかったりするし、UKでのシングルで今週全英No.1に輝いた「Maneater」(ホール&オーツのカバーではない)も何やら「Sisters Are Doing It For Themselves」風のカッコいいナンバーだったりする。この「Maneater」はJ-Waveの洋楽チャートでも既に1位になっており、概ね今回のネリー嬢の新作『Loose』は日米英を問わず評判がよいようだ。アルバムの方もきっと上位に初登場するんだろうな。

AintNoOtherMan.jpgさて今週のトップ40初登場曲は3曲。その先陣を切っているのが今週Hot100デビューにしていきなり19位初登場という、まもなく発売のクリスティーナ・アギレラ待望の新作『Back To Basics』からの先行シングル「Ain't No Other Man」だ。さっきポップ・スターとヒップホップ・プロデューサーの顔合わせという話題が出たが、今回のアギレラの新作ではこの曲を含む5曲で、あのDJプレミアと組んでいるというので現在俄然話題沸騰中。プリモことDJプレミアといえば90年代ギャング・スターとかデルー・ザ・ダメージャ等硬派なストリート・ヒップホップにおけるクールで切れ味鋭いプロデュースワークで知る人ぞ知るサウンド・メイカーで、その後ノトーリアスB.I.G.ナスジェイZとの仕事でも知られる超大物。そのプリモも今回のコラボの話が合った時は「だいたい何でアギレラが俺のこと知ってるんだ?」とさすがに驚いDJPremier.jpgたとか。アギレラとしては今回のアルバムを20~60年代にかけてのジャズ、ブルース、R&B、ソウルといった彼女の音楽的ルーツを下敷きにした作品にしたいと思っていたところ、ギャング・スターの「Jazz Thing」を耳にしてそのプロデューサーだったプリモに白羽の矢を立てたということらしい。「Ain't No Other Man」はそのプリモのブレイク・ビーツのループをバックにかなりのアップテンポなグルーヴをたたき付けるようなアーバン・トラックに仕上がっている。彼女大ヒットは数多いものの、トップ40内でいきなりHot100デビュー、というのは今回が初めてだから曲の勢いが凄いことは間違いない。あとは他の曲がどのように仕上がっているかが気になるが、ポップスターという枠に自分を押し込めることのないアギレラのこと、結構刺激的な作品になっているのでは。期待しよう。プロデューサーは勿論アギレラ+DJプレミア、作者はその2人+K.ディオガルディ、C.M.ローアン、H.ビーティ

Decemberunderground.jpg2曲目のトップ40入りはカリフォルニアはユーカイアで1991年に結成されたハードコア・パンク系4人組のAFI(A Fire Inside - “内なる炎”という意味らしい)初のトップ40ヒットとなる「Miss Murder」が圏外43位→24位と大ジャンプアップで登場。この曲を含む彼らメジャーからの2作目となる『Decemberunderground』は今週アルバムチャートでディキシー・チックスを蹴落として見事初登場1位を記録。前作のafismall.jpgメジャーデビュー『Sing The Sorrow』(2003)がアルバムチャート5位を記録しているので、着実にメジャーバンドへの道を歩んでいるといえる。スタイル的には一足先にブレイクしてよりメインストリーム色の強いグリーン・デイあたりと共通する部分もかなりあり、今回のこの曲も判りやすいリフ、合唱しやすいコーラスなど大ヒットへの要素をしっかり備えている辺りは前作から更にメインストリームを消化しながらバンドとして成長している様子も感じられる。プロデュースはグリーン・デイブリンク182等も手がけてこの手のサウンドでは定評のあるジェリー・フィン、作者はバンド全員だ。

CarsOST.jpg今週もう一曲圏外59位→25位と、大ジャンプアップでトップ40に駒を進めてきたのは、先週全米でもついに公開、最初の週末の興行成績が6,000万ドルと早くもメガヒットの兆しを見せている、ピクサー/ディズニー合併後最初のアニメ作品『Cars』のサントラからのシングルで、只今絶好調のカントリー3人組、ラスカル・フラッツによる1992年トム・コクランの大ヒット「Life Is A Highway」(オリジナルは最高位6位)のリメイクヒット(ああ長い)。公開前は、ストーリーが平凡で面白みがないとか、登場する声優がポール・ニューマンは別としてオーウェン・ウィルソン(リメーク版『Starsky & Hutch』のハッチ役)とかボニー・ハントとかで今いちだとかいろいろ言われていたこの『Cars』だが、いざ蓋を開けてみると『イ・ストーリー』『バグズ・ライフ』『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』『ジ・インクレディブルズ』といったピクサーのメガヒットの系譜をしっかり引き継ぐ大ヒットになりそうで、まあスティーヴ・ジョブスも笑いが止まらず、といったところだろう。この曲を含むサントラの方も今週アルバムチャートで7位初登場とこの手のアニメ・サントラにしてはかなり人気を集めている。きっとウォルCarsImage.jpgマートとかコスコといったメガ・リテーラーでガンガンに売れてるんだろうなあ。で、肝心の曲だけど、ラスカル・フラッツのこと、こてこてのカントリーアレンジで来るかと思いきや、結構重厚なギターストローク・リフを使ったりして、あのちょっと間抜けな鼻にかかったボーカルがなければ「おっ、ZZトップか?」と思わせなくもない厚い作り込みになっててやや意外な感じで、それこそ中西部当たりでハイウェイをぶっ飛ばすには心地よさそうな出来になっている。プロデュースは最近のポップ・カントリーでは欠かせないダン・ハフラスカル・フラッツの3人、作者は勿論オリジナルのトム・コクラン

LaughNow.jpgさて今週の圏外の話題は、2000年の『War & Peace, Vol.2 (The Peace Disc)』(最高位3位)以来6年ぶりの新作『Laugh Now, Cry Later』が今週見事にアルバム・チャート初登場で4位と素晴らしいカムバック(?)を果たしている90年代ヒップホップの大御所、アイス・キューブの新曲「Why We Thugs」がHot100の92位に初登場していること。2000年代に入った前後から『アナコンダ』(1997)でのジェニロペとの共演を皮切りにジョージ・クルーニーと共演の『Three Kings』(1999)、ギャングスタ・ラッパーらしからぬペーソス溢れる演技が話題を呼んだ『バーバーショップ』(2002)、さらにはウィル・スミスの向こうを張ってか『xXx: State Of The Union』(2005)ではとうとう近未来SFの主役を張るなど映画俳優業への傾斜度が一気に強くなったキューブが果たしてヒップホップ・シーンに戻ってくるのか?というのが80年代以降ウェッサイ系を追っかけているヒップホップ・ファンの関心事だったわけだが、今回のアルバムの受け方や、トラックの評判を聞く限りはその心配は取りあえず杞憂のようで、結構きっちりした出来上がりらしい。個人的にはNWA時代もさることながら「It Was A Good Day」とかのクールなキューブも大好きなので、そういう感じで復活してくれてるといいなあ、と思うことしきりでした。

今週のビルボードHot100、50位までの順位はこちらでどうぞ。
http://www.billboard.com/bbcom/charts/chart_display.jsp?g=Singles&f=The+Billboard+Hot+100

■2006/6/17付Hot100
ShakiraOralFix2.JPG今週のHot100、先週頑張ってトップに立ったキャミリオネアーの「Ridin'」を赤丸付きなのに押し倒して、やはり強かったシャキーラの「Hips Don't Lie」が堂々9位→1位を奪取!この曲のマーケティングもなかなか巧妙で、収録されているアルバム『Oral Fixation, Vol.2』は今年の3月に発売されていたのに、iTune Music Storeではこの曲が何故かアップロードされておらず、一時はiTune MS上の書き込みで「なんでHips Don't LieSOSリアーナ)がアップされてないんじゃあ!」と怒りの声が渦巻いていたほど。こうして人気を煽りながら、リアーナの「SOS」が4月にようやくアップされたのに続いて、シャキーラのこの曲も5月にめでたくアップされると同時にいきなりiTMSのダウンロード・チャートの上位に飛び込んで来た。その後難なくダウンロード・チャートのトップに居座って現在も独走中、Hot100のトップは時間の問題だったというわけ。最近こういうマーケティング多いです。

リアーナ嬢の方も相変わらず好調で、今年最大のダンスヒット「SOS」に続いて「Unfaithfull」の方も今週9位にトップ10入り、7位で下降中の「SOS」共々2曲トップ10チャートインという勢いです。それよりも今週のチャートアクションで注目は、先週24位→4位という急上昇ぶりのYung Joc(ユング・ジョック)の「It's Goin' Down」。YungJoc.JPG本名ジャシエル・ロビンソンというユング・ジョックはアトランタ出身の新進気鋭ラッパー。親父がヘアケア・ビジネスにいた関係でティーンエイジャーのころにレヴロンのCM用のジングルを手がけたのがこの道に入ったきっかけとか。他のアトランタ・ムーヴメントと距離を置きながら自らのインディ・レーベル、Mastermindを起こしたユング・ジョックが出した「It's Goin' Down」が地元アトランタでヒット。これを耳にしたショーン”P.ディディ”コムズが、自分の新しいレーベル、Bad Boy Southで契約したのが今回のメジャーデビューのきっかけだというから、かなりのラッキーボーイ。今流行りのヤング・ジーズィーT.I.等の硬派なヒップホップサウンドで、かつ音数の少ないローなグルーヴで聞かせるこの曲、まさに時代に乗ったヒットになるか?

Cherishxx.jpg今週のトップ40入りは2曲。1曲は45位→38位に入ったチェリッシュ・フィーチャリング・ショーン・ポール(ヤングブラッズ)の「Do It To It」。女性ヒップホップ・ソウル・シンガー、チェリッシュの素性は今のところ不明なんだけど、ちょっとお笑い系のマスクながら(笑)涼しげな声で軽ーくショーン・ポールのラップをバックに歌う彼女の歌はなかなか耳に心地よいです。プロデュースはD.ヴィトーチーズ、作者はF. キング, N. キング, R. リチャード, J. ウィリアムス, S.P. ジョセフ

letoya2.jpgもう1曲は48位→39位に登場のラトーヤ(LeToya)の「Torn」。ラトーヤといってもプレイボーイ誌でヌードを披露していた(古い!)マイケルのお姉さんじゃないし、「Torn」といってもあのナタリー・インブルーリアのさわやかヒットのカバーでもない。このラトーヤは、ラトーヤ・ラケット(LeToya Luckett)であのデスチャのオリジナル・メンバーの一人で2ndの『Writing On The Wall』まで在籍、ミシェル・ウィリアムスと入れ替わりに脱退したあのラトーヤです。この「Torn」はまたあのスタイリスティックスの「You Are Everything」という大ネタを全編ループ使い+コーラス歌い直し、というやや反則気味の内容。でもやっぱネタもいいし歌もなかなかだからかなりいいんですわ、これ。今週エアプレイのGreatest Gainerも獲得、これ確かにR&Bファンは飛びつく出来。デスチャも解散したし、ラトーヤ、反撃!というところか。彼女の麗しい容姿をもっとアップで、という方はhttp://www.letoya.net/へどうぞ。この曲のストリーミングも聴けます。プロデュースはT.ビショップ、作者は「You Are Everything」の作者トム・ベル(何故かもう一人の作者の故リンダ・クリードの名前がクレジットされてない。おかしい!), L. エプスタイン, T. ビショップ, D. ヤングおよびご本人。

先週お知らせしたアメリカン・アイドルの二人、あえなく今週は赤丸を消して下降モード。来週反発でもなければ初めてアメリカン・アイドル優勝者でトップ3ヒットが出なかった最初のシーズンとなるかも。そうそう、もう一つコアな話題を。今週Hot100の98位に初登場してきたのは『ベスト・ヒットUSA』世代には懐かしいカントリーの大御所、ケニー・ロジャースの久々のポップヒット「I Can't Unlove You」。2000年の5月に最高位40位をマークしたアリソン・クラウス+ビリー・ディーンとのトリオでのヒット「Buy Me A Rose」以来、ちょうど6年ぶりのHot100入りです。久々のヒットは今風にダン・ハフのプロデュースで、ローンスター風のパワー・バラード仕様ながらあのハスキーボイスなんでそれなりに味が出ている出来ですな。80年代と何も変わってはいないけど、この人はこういうのがいいんでしょう。
■アメリカンアイドル優勝者発表
AmericanIdol.jpg5/31に5シーズン目の『American Idol』のファイナル発表があった。何と優勝したのは、若白髪のオッサンタイプのTaylor Hicks。はっきりいって映画『ウェディング・シンガー』に出てきそうな感じのベタな奴だが、今シーズン通して番組見てるわけではないのでどういう要素がアピールして選ばれたのかの分析は、他の熱心な視聴者の方に委ねよう。

で今週発表の6/10付Hot100には、このTaylor Hicksの歌うドゥービー・ブラザーズのカバー、TaylorHicks.jpgTakin' It To The Street」が69位に初登場してるが、同じ5th Seasonのファイナリストから、禿頭のロッカー、Chris Daughtry(クリス・ドートリー)によるボン・ジョヴィのカバー、「Wanted Dead Or Alive」が43位に初登場、来週にもトップ40入りを狙える位置につけている。テイラーがシーズン中歌ってた歌がエルトン・ジョンの「Levon」とか、クインシー・ジョーンズの「Just Once」とかかなりベタな選曲だったのに比べ、クリスの方はフューエルの「Hemorrhage」とかスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」とか、クリードChrisDaughtry.jpgWhat If」とか結構硬派な選曲でロック好きの視聴者をうならしていたようだ。確かにこのシリーズ、そろそろマンネリに入りかけているので、こういうContestantもいいと思うし、優勝させてやってもよかったのかも。2人の子どもと子宮摘出手術を受けた奥さんが応援してる、なんてエピソードも結構泣かせるしね。でも結局バー・シンガーみたいなテイラーに落ち着く当たりがこのショーの限界か。

しかし過去『American Idol』の優勝者は女性は全員デビュー・シングルNo.1、唯一男性優勝者のルーベン・スタッダードの「Flying Without Wings」も最高位2位を記録してるけど、どうも今回のTaylor Hicks君は来週記録的な上昇でもしない限り、このパターンを外す可能性大だねえ。
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