Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
■2009.11.28Hot100 - Part 2
いやあ今日はいい天気でしたね。お出かけや家の掃除など何をするにしても気持ちのいい一日でした。私は友達とゴルフに行って来て大いに芝と戯れた一日でしたが、これからは昨日みたいにどんどん寒くなるんだろうな....

GleeCast_Album1.jpgさて昨日はカバーできなかった今週のチャートのトップ40初登場曲。今週は全部で4曲でしたがそのうち3曲がカントリー系という週でした。まず初登場一番人気はここのところチャートに多数初登場してこの間もご紹介した、Foxの人気シットコム「Glee」のキャスト、フィーチャリング・クリス・コファー&リー・ミシェルによる「Defying Gravity」が何と先週Hot100初登場99位→一気に31位にランクイン。第一シーズンにフィーチャーされた曲を収録したアルバム『Glee: Season One: The Music Volume 1』が先週アルバムチャートに4位初登場しましたが、そこにも収録されたこの曲、オリジナルはあの有名なブロードウェイミュージカルの『ウィキッド』(日本でも劇団四季がやってましたね)でフィーチャーされたその筋には有名曲。フィーチャーされているクリスは劇中、いじめられっ子のフットボール選手(実はゲイであることをカミングアウトする)のカート役、リーは主役の一人であり、白人と黒人のゲイの父親二人を持つ(!)ブロードウェイを夢見るレイチェル役。『Glee』からの曲はこれで6曲目のトップ40入りですが、まだまだグリー人気は続きそう。続く32KennyChesney_LuckyOldSun.jpg位に46位からアップしてきて40入りしたのは、今やアメリカカントリー界の若き大御所、といった間のあるケニー・チェズニーがあの!デブマことデイヴ・マシューズをフィーチャーした「I'm Alive」。昨年11月にNo.1になったアルバム『Lucky Old Sun』のデラックス・バージョンに収録された、ほぼアコギ一本でしんみり聴かせるちょっと意外なバラード曲によるデブマとの競演、なかなか聴かせます。この曲、昨日触れたレディ・アンティベラムが「Need You Now」を演奏したABCテレビのカントリー・ミュージック・アウォーズでもこの二人が競演したとか。トップ40入りにもこれ、影響してますね。「♪Today is the first day of the rest of my life / Now I'm alive and well♪」という歌詞が妙にしんみりします。ケニチェズにとってはこれが18曲目、デブマにとっては5曲目のトップ40ヒットになります。

MirandaLambert_Revolution.jpg続いてこちらも66位→38位と大きくアップして初のトップ40入りを果たしたのが、知る人ぞ知る硬派の女性カントリー・シンガーソングライター、ミランダ・ランバートの「White Liar」。ダラス郊外のリンデールという町で、カントリー・ギタリストの父と、興信所を経営する(!)母の間に生まれたミランダは、ティーンエイジャーの頃からいろんなカントリー系のコンテストなどで注目を集めて、2004年のアルバム『Kerosene』とタイトル曲のカントリーヒットで、一躍シーンの注目を獲得。その後も「Gunpowder & Lead(銃火薬と銃弾)」なんていうヒット曲のタイトルからも推察されるように、かなりワイルドな作風とパフォーマンスで注目を集めてきたけど、最近つきあいだしたというブレイク・シェルトンとの関係の影響か、この曲を含むアルバム『Revolution』では男と女のストレートな愛の話を歌っているらしい。まあかなり威勢のいいおねーちゃんであることは間違いない。カントリー界を代表する今年26歳になるバッド・ガールがこの曲でメインストリームでもブレイRebaMcEntire_KeepOnLovingYou.jpgクするか。曲調は結構ストレートなミディアムテンポのカントリー・ロックっぽい仕上がりです。そして今週のトリは、こちらは超大御所カントリー女性シンガー、リバ・マッキンタイアの、でもこれがやっとポップ・チャートでは3曲目のトップ40ヒットとなる「Consider Me Gone」が49位から39位に飛び込んで来ました。この人、一時期『Reba』という自分がメインキャラクターのシットコム・シリーズをやってたくらい、カントリー界では既に国民的シンガーなわけですが、ポップ・チャートではなかなか上に上がって来ませんね。最近の彼女の曲は他のカントリー女性シンガー同様、ポップなものも多いんですが、やはり、この人の場合、歌い回しにも独特のクセがあるし、イメージ的にポップ・ラジオ・ステーションでは結構かけにくいんでしょうかね。

というわけでカントリー3組とグリー・キャストがトップ40入りを果たした11/28付Hot100でした。さて、今週で2009年のチャートイヤーも終了。いよいよ年間チャート予想のシーズンになってきました。来週までにはちょっと予想して、ここにアップしてみますのでお楽しみに。
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■2009.11.28付Hot100
先週テイラー・スイフトの40内→圏外の話をしていたら、脱走一号さんがさっそく同様の記録を調べていただき、とりあえずビートルズが3発記録していることが判明しました。脱走一号さんありがとうございます。他の記録も現在鋭意調査中で、まとまり次第また発表しますからお待ち下さい。

JayZAliciaKeys_EmpireStateOfMind.jpgさて週は変わって11/28付のHot100が発表。今週は返り咲きで2週目のトップを記録したアウル・シティFireflies」を蹴落として、ジェイZ+アリシア・キーズの「Empire State Of Mind」が見事1位を獲得!この曲、9/13にニューヨークのRadio City Music Hallで開催されたMTVビデオ・ミュージック・アウォーズ2009で初演され、いきなり人気を呼んだコラボ。アリシアの歌うちょっと哀愁入ったソング・ループにサンドイッチされたジェイZの相変わらず存在感あるフロウが久しぶりに楽しめる佳曲!イントロのピアノストロークはいわずとしれたモーメンツ1970年の大ヒット(最高位3位)「Love On A Two Way Street」(邦題って恋の別れ道、だったっけ?)のサンプリング。従ってこの曲、正統派R&Bファンにも、ヒップホップファンにも両方アピールするおいしい作りでありながら、ちゃんとエッジを保っているのが頼もしい。こういう曲こそ複数週1位を保って欲しいというものだ。この↓PVでマンハッタン、ブルックリンあたりのモノクロの風景をバックにフロウをぶちかますジェイZ、うーんawesomeの一言です。


LadyAntebellum_NeedYouNow.jpgさてその他のチャートアクションで今週話題なのは、先週22位→5位というジャンプアップで初のトップ10入りを果たしたレディ・アンティベラムの「Need You Now」とこちらも14位から4ポイントアップの10位で初のHot100ヒットが初のトップ10ヒットとなったケシャ(Ke$ha)の「TiK ToK」の2曲。レディ・アンティベラムは、昨年度のグラミー賞新人賞部門にもノミネートされた、ジョージア州オーガスタをベースにする女性+男性2人のカントリー・トリオ。去年のグラミーは逃したものの、R&Bテイストを強く感じさせる音楽性で実力派グループとしての評価を上げて、11/11に行われたカントリー・ミュージック・アウォーズではボーカル・グループ・オブ・ザ・イヤーと最優秀シングル「I Run To You」(Hot100最高位27位)を受賞。その時に放送で演奏したのがこの「Need You Now」でそれを受けて一気にデジタル・ダウンロードが伸びてこのジャンプアップにつながった模様。親しみやすいメロディとディキシー・チックスとかの流れを組むメインストリーム性の高い曲調もあって彼らの最大のヒットとなったというわけです。

もう一方のケシャは本名Kesha Rose Sebert, カリフォルニアはサン・フェルナンド・ヴァレー生まれの今Ke$ha_TikTok.jpg年22歳の女性ポップ・シンガー。ポップ・シンガーといっても彼女のブレイクのきっかけがあのフロ・ライダの#1ヒット「Right Round」にフィーチャーされたというだけあって、アゲアゲのダンス系またはエレクトロ系の曲を得意としている模様。この曲も正にエレクトロ・ダンス・ポップという感じのノリのいい曲でこの曲と金髪・美人系のルックスがうまく相乗効果で人気を上げてきたという感じ。ケイティー・ペリーと仲がいいとか、あのヴェロニカスの曲を共作してるだとか、話題と才能を兼ね備えてもいるみたいなので、しばらく動向に注視といった感じか。でもいかにも一発屋の雰囲気がプンプンしてるな~この子

おっともう遅くなってしまったのでトップ40初登場曲の紹介はまた明日にでも。ではお休みなさい。
■2009.11.21付Hot100
おいおい、ほぼ一週間遅れじゃない、なんていう声が聞こえてきそうですが、一応カバーしとかないとと思って(といっても既に11/28付のチャートがアップされてますが)。

11/21付Hot100のトップは先週ジェイソン・デルーロ君に蹴落とされたアウル・シティの「Fireflies」が返り咲き1位。この曲に結構肩入れしている自分としては、このしぶとさは結構うれしいね。しかしここ6週間というもの、返り咲き2回を含めてめまぐるしく首位交代してて、これぞヒットチャート!という感じで僕なんかは嬉しく思ってます。さてそれよりもこの週の目玉は、

◎ その前の週華々しくトップ40内に5曲初登場したテイラー・スイフトの曲が激しく急降下していること。
◎ そして予想通り大ジャンプアップでトップ10に飛び込んで来たリアーナの新曲。

の2つでしょう。テイラー・スイフトの方と言えば、「Jump Then Fall」というタイトルそのままに、先週いきなり10位に初登場していたのが今週は41位、トップ40圏外ですぞ。他の曲はというと、

  • Untouchable - 19位初登場→69位
  • The Other Side Of The Door - 23位初登場→94位
  • Superstar - 26位初登場→Hot 100圏外
  • Come In With The Rain - 30位初登場→Hot 100圏外
  • Forever & Always - 34位再登場→100位

という凄い勢いの急降下ぶりで2曲も同時にトップ40から圏外に消えたのは彼女がHot100史上初めてではないかと思う。この辺の「急降下記録」一度ちゃんと調べてみましょう。bojdoogさんのリクエストもあったし。

Rihanna_RussianRoulette.jpgで、もう一方の話題は新作『Rated R』のヒットが予想されるリアーナの新曲、「Russian Roulette」が今週75位→9位の大ジャンプアップで見事トップ10入り。今回もニーヨが作者に名を連ねているのでまたアゲアゲのダンスナンバーか、と思いきや、何と抑えた感じのミディアムナンバー。新譜のファーストカットがこういうナンバーというのは結構これはこれで随分思い切った曲選択だなあと思いましたね。これから寒い季節にかけて聴くほどにじわじわ浸みてくるヒット、ということになるでしょうか?それにしてもジャンプアップ記録、またそろそろランキングをアップデートしなければいけないかなあ....

この週の他のトップ40内初登場は、ここのところガンガンに曲をチャートに送りJustinBieber_FavoriteGirl.jpg込んできているカナダはオンタリオ出身の15歳の少年シンガー、ジャスティン・ビーバー君の「One Time」(最高位20位)「One Less Lonely Girl」(最高位16位)「Love Me」(最高位37位)に続くつごう4曲目のトップ40ヒット、「Favorite Girl」がHot100初登場でいきなり26位に飛び込んで来てます。トップ40内にいきなり初登場、というのもこれで3曲連続なんだけど、この子どういうコンテクストでこんだけ人気を集めてるのかね?これまでの曲、どれも作者・プロデュースもまるでバラバラな割には曲調は一貫してエレクトロ・ディズニー風(何じゃそりゃ)のミディアムアップ系、つまり僕のようなオジサンにはまるで魅力を感じられないパターンの楽曲なんだけどね。何でも地元コンテストとかで優勝した映像をYouTubeにあげていたのを、ソー・ソー・デフ(あのジャーメイン・デュプリの主宰するR&Bレーベル)のマーケティングの偉いさんが見て気に入り、アッシャーにオーディションさせたらアッシャーも気に入ったんで、メジャーデビューしたという、結構お手軽な経緯でいきなり出てきたみたい。わずかここ3ヶ月で4曲もトップ40飛ばすあたり、スター性はあるんだろうけど、来年の今頃はどうしてるのかね。

JaySean_DoYouRemember.jpgそのジャスティン君にぴったり付けて27位にHot100初登場してきたのが、あの「Down」でBEPを首位から蹴落とした(パチパチパチジェイ・ショーンくんの新曲「Do You Remember」。今回は懐かしやショーン・ポールリル・ジョンをフィーチャーした、軽快ながらメインストリーム性を強く打ち出したなかLukeBryan_DoI.jpgなかラジオ相性のいい曲に仕上がってます。途中に入るショーン・ポールのラガマフィンっぽい(ぽい、というのがポイント)トースト(ラップ)がなかなかハマっていて心地よいね。なおリル・ジョンは「Hey!....Hey!」と相の手を入れてるだけです(爆)。いいなあリル・ジョン

この週はトップ40内初登場がかなり多くて、これ以外にもジェシー・マッカートニー+Tペインという!な取り合わせのコンビによる「Body Language」が圏外45位→35位に初Birdman_MoneyToBlow.jpg登場、テイラー・スイフトのあれ、これまだトップ40に入ってなかったっけ?と思ってしまうオリジナル『Fearless』からの6曲目のトップ40になる「Fifteen」が圏外46位→38位に初登場、ジョージア州出身今年31歳のカントリー・シンガーソングライターのルーク・ブライアン君初のトップ40ヒット「Do I」、そして久しぶりの登場、2008年1月の「Pop Bottles」(最高位38位)以来のトップ40となるバードマン・フィーチャリング・リル・ウェイン+ドレイクという豪華なメンツによる「Money To Blow」が圏外51位→40位に登場、ということでつごう7曲がトップ40に登場した週でした。さあてもう既に発表されてる今年のチャートイヤー最後の週のHot100、週末にかけてまたブログに書きますのでお楽しみに。
■同時多数曲初登場のフォロー

...ということで失礼しました。実はこの直前のアップ、出張前の成田のラウンジからアップしていたところ、フライトのボーディングの時間が来たので慌てて飛行機に飛び乗ったため、ちょっと尻切れトンポになったのでした。

で、解説。

まずグー・グー・ドールズにアステリスク(*)が付いてる訳は、この2曲が初登場した1998年12月5日というのはビルボードがチャートの集計方法を大幅に変更し、それまで実際にシングル発売されている楽曲のみチャートイン、という方針からラジオでエアプレイリストにリストアップされてプレイされている曲であればチャートイン可、という方針でチャートを編成し直した最初の週だった、ということによります。この新チャートを発表する数か月前から、ビルボードは従来基準のHot100を発表する一方、新基準でのチャートも並行して集計していたのですが、1998年の12月5日はその従来基準のチャートが新基準のチャートにどーんと入れ替わったため、それまでチャートにいなかった曲が多数チャートに「初登場」という形でランキングされたのでした。でも厳密に言うとその多くの曲は初登場でも何でもなく、その前の週の新基準チャートにはすでに入っていた曲も多く、このグー・グー・ドールズの2曲もそうした曲だったということなのです(ちなみに12/8の1位はR.ケリーセリーン・ディオンの「I'm Your Angel」が「初登場」だったけど、今でもチャート純粋主義者の間ではこれを「初登場1位とはみなさない(その前の週の新基準チャートにはすでにランクインしていたことはビルボードも認めているため)」という人が多いのです)。ああ、ややこしい。

Glee.jpgその後はいずれもコールドプレイを除けばドレイクにしても、『グリー』のキャストにしても、ここ1年くらいの出来事で、いずれもデジタル・ダウンロードの比重が高くなった最近のチャートならではの現象、ということがいえます。ところで『グリー』は皆さんご存じですよね。あのアメ・アドで有名なアメリカのフォックス・チャンネルの最近のヒットTVシットコムで、高校の合唱部の顧問を押し付けられた先生がダメダメ学生の集団(車椅子のオタク少年とか、なぜかアジア系の女の子とかいたりする!)を強力なパフォーマンス集団に育てるというお話ですが、ドラマの中で彼ら(や彼らの競争相手の他高校のグループとか)が歌うのがGleeCast.jpgいずれも結構今風の感覚の選曲による曲だったりしてそこが人気の秘訣か。放送開始のパイロット・エピソードで主人公グループがやったジャーニーの「Don't Stop Believin'」がいきなり4位初登場して(オリジナルよりも高い順位!)話題を呼んだのも記憶に新しいところです。記録になった初登場2曲は、いずれもかなり最近のヒット曲(ビヨンセの「Halo」なんてまだチャートインしてたし)のメドレー曲。いうまでもなく「It's My Life / Confession Part II」はボン・ジョヴィアッシャーのメドレーだし、「Halo / Walking On Sunshine」に至ってはビヨンセと、80年代後半のカトリーナ&ザ・ウェイヴスのヒット曲のメドレー!いやはやこの番組の音楽ディレクターの選曲センスには結構やられてます。今度はどんな曲をカバーしてくれるのか楽しみで。

『グリー』のキャストによる「Don't Stop Believin'」はこのリンクをクリックして見てください。

この『グリー』のキャスト・アルバムも今週アルバム・チャートでいきなり4位に初登場するくらいの人気ぶり。今後が楽しみですね。そうそう、11/21付のチャートの紹介もしなきゃいかんのですが、それは何とか明日アップするということで、今日はもう遅いのでおやすみなさい。

■同時多数曲初登場クイズの解答発表

水曜日くらいからアップしようアップしようと思ってたんですが、いろいろバタバタで大分遅くなりました。前回のアップの際にランキング発表した「トップ40内同時初登場最多ランキング」の修正と、2曲初登場は誰か?というクイズの回答です。

まずは皆さんに一つお詫びを。前回発表のランキングでは1位が先週同時多発初登場を果たしたテイラー・スイフトの5曲、2位がデヴィッド・クックの4曲、3位がクリス・アレンの3曲、と発表したんですが、実はもう一人、40内3曲初登場でクリス・アレンに並んで3位の人がいました。すいません。で、その人は...

3. JoeJonas.jpgJoe Jonas (2008/7/5) - 3曲初登場

 - This Is Me (as Demi Lovato & Joe Jonas) - 11
 - Play My Music (as one of Jonas Brothers) - 20
 - Gotta Find You - 30

と、いうことでジョナス・ブラザーズジョー君がクリス・アレンに並んで堂々の3位ということでした。うっかりこちらを見逃してしまい、失礼しました。思い出させてくれたコメントを頂いたnakamakanさんどうもありがとう。

さてそれではもう一つの宿題、2曲同時初登場の5組の発表ですが、皆さん判りましたか?まず最初は2曲同時初登場を3回もやってるこのアーティストから発表。

5. Beatles_AbbyRoad.jpgThe Beatles

(1968/9/14)
 - Hey Jude - 10
 - Revolution - 38
(1969/5/10)
 - Get Back - 10
 - Don't Let Me Down - 40
(1969/10/18)
 - Something - 20
 - Come Together - 23

ということで先頃全曲ボックスも発表された大御所ビートルズでした。しかし高位初登場がきわめて希だった60年代に僅か1年強の間に3回もこいつを達成しているあたりが、ビートルズのやはり凄いところだと言わざるを得ないわけで。ちなみに最後の「Something」と「Come Together」は、チャートランの最後の方でいきなり合体して「Something/Come Together」という表示になる、というウルトラCもやってのけてます。

では、あとは年代順に4組発表。

5. GooGooDolls.jpgGoo Goo Dolls (1998/12/5)

 - Iris* - 9
 - Slide* - 25

5. coldplay.jpgColdplay (2008/5/24)

 - Viva La Vida -15
 - Violet Hill - 40

5. drake.jpgDrake (2009/10/3)

 - Forever (featuring Kanye West, Lil Wayne & Eminem) - 8
 - I'm Going In (featuring Lil Wayne & Young Jeezy) - 40

5. Glee.jpgGlee Cast (2009/10/24)

 - It's My Life / Confession Part II - 30
 - Halo / Walking On Sunshine - 40


というわけで。なぜグー・グー・ドールズにアステリスクがついてるか、とかその他詳細については後ほどまたアップします!

■2009.11.14付Hot100
メジャー・リーグではヤンキース9年ぶりのワールド・シリーズ・チャンピオンで何と松井秀喜が日本人初のシリーズMVPを獲得!というヤンキーズ嫌いの僕でも興奮するニュースが飛び込んできた今週、皆さんはどうお過ごしだったでしょうか?日本列島も一気に寒くなり、今年のチャートイヤーもあと2週分のチャートを残すのみ、となりましたね。また例によって12月の上旬には今年の年間チャートの予想などもやるつもりなのでお楽しみにこうご期待。

JasonDerulo_WhatchaSay.jpgさて、今週のHot100、数日前に、1位にはテイラー・スイフトのアルバム『Fearless』の新曲追加プラチナム・バージョンからのカット「Jump Then Fall」が入ってくるのでは?と予想してたのですが、これは大外れで、今週は先週の2位からジェイソン・デルーロ君の「Whatcha Say」がアウル・シティを下して1位を獲得。2週連続して新人アーティストがNo.1を獲得するという展開になりました。このジェイソン君、ハイチ系移民の両親を持つ、マイアミ州ミラマー(ディズニーランドの近くですな)出身の1989年生まれというから今年若干20歳のR&Bシンガー(本名はJason Desrouleaux)。ショーン・キングストンリアーナのプロデュースで最近の有力アーバン・サウンド・メイカー、J.R.ロテムに見いだされて、彼のベルーガ・ハイツ・レーベルから今回デビュー。イモジェン・ヒープの「Hide And Seek」の一節がそのままタイトル含みのメインリフで、そいつがいきなり冒頭、つかみでしかもオートチューン仕掛けで飛び出してくる、というなかなか反則技スレスレの楽曲なんですが、まあこんな曲のこんなフレーズを拾い出してきたJ.R.ロテムジェイソン君の企画の勝利といったところでしょうか。リフは結構キャッチーなので、これがまさかサンプリング(実際はたぶん歌い直しだけど)とは思わない人も多いんだろうなあ。しかし曲のクレジットにイモジェン・ヒープを入れなくていいのかい、おい。

ということで1位はハタチのJason君でしたが、今週のトップ40、それよりも注目なのは、1位を逃したと思ったテイラー・スイフトが何とトップ40内に同時に5曲の初登場曲をチャートインさせていること。もちろん全て『Fearless』プラチナム・バージョンの曲ですが、同一アーティストによるトップ40内5曲初登場(Hot100に初登場、ということ)はHot100の51年の歴史で史上初!これまでの最多同時多発テロ(じゃなくって)記録も含めて、歴代の最多トップ40内初登場記録は下記の通りです。

1. Taylor-Swift101.jpgTaylor Swift (2009/11/14) - 5曲初登場(再登場も含めると6曲)
  • Jump Then Fall - 10位
  • Untouchable - 19位
  • The Other Side Of The Door - 23位
  • Superstar - 26位
  • Come In With The Rain - 30位
  • Forever & Always(再登場)- 34位

2.
david-cook.jpgDavid Cook (2008/6/7)- 4曲初登場
  • The Time Of My Life - 3位
  • Dream Big - 15位
  • I Still Haven't Found What I'm Looking For - 22位
  • The World I Know - 28位

3.
kris-allen-01-2009-04-281240997650.jpgKris Allen(2009/6/6)- 3曲初登場
  • No Boundaries - 11位
  • Heartless - 16位
  • Ain't No Sunshine - 37位

この手の最近の傾向として、2位と3位はいずれもアメ・アド出身者がチャンピオン決定時に多数の曲をチャートインさせるというのがここ2~3年多いのですが、今回のテイラー・スイフトの同時チャートインは、そういうイベント系を凌駕する出来事だったということなんですね。ちなみに、上記以外にトップ40内2曲初登場というのは、5組のアーティスト(うちあるアーティストは3回)が過去やってますが、さて、誰でしょうか?(答えは今度のブログアップデートの際に)


■2009.11.7付Hot100
JaySean_Down.jpgということでほぼ7ヶ月ぶりのHot100カバー。その間Hot100は思いっきりブラック・アイド・ピーズの連中に蹂躙されまくってたのですがまあいいでしょう。そのBEPの連覇を阻止したのBritneySpears_3.jpgジェイ・ショーンくんの「Down」そしてブリトニー奇跡の復活+初登場No.1ヒット「3」だったわけです。この2曲、BEPを破った後、「Down」 (10/17)→「3」(10/24)→「Down」(10/31)と1週ずつ一位をマーク、いわばジェイ・ショーンくんがブリトニーをサンドイッチ状態にしてたわけですが、今回のようにワンワード・タイトルのNo.1がサンドイッチ状態になったことはHot100史上過去あったかしら、と記録を紐解いてみたところ、実は今回がやっと史上3回目の出来事であったことが判明。

<1回目> 1967.5.20-6.24Groovin' (Rascals) 2週→RespectAretha Franklin)2週→Groovin' 2週
<2回目> 2001.3.24-4.7ButterflyCrazy Town) 1週→AngelShaggy Featuring Rayvon)1週→Butterly 1週

サンドイッチ状態は過去にこれ以外にもたくさんあるのですが(ダブル・サンドイッチ状態、というのもあります。意味分かるかな?)「ワンワード・タイトル」に限ると結構レアなイベントだったことが判ります。え?だからどーだっつーのって?いえ別に。そうそう、これはもう既に語り尽くされてますが、ブリトニーの「3」は史上最短タイトルのNo.1ヒット、という記録も今回樹立してます(過去Hot100では3文字タイトルが最短。詳しくはこちらのリンクを見て下さい)。

OwlCity.jpgで、そのジェイ・ショーンくんを倒して今回1位になったのが、先週7位から一気に1位になったアウル・シティの「Fireflies」(またワンワード・タイトルだよ)。アウル・シティというのはミネソタ州オワトンナ(名前がようないな、「終わっとんな」かいな)在住のアダム・ヤング君のソロ・プロジェクト名。そう、ジョン・オンドラシック君のファイヴ・フォー・ファイティングみたいなものです。人口わずか22,000人という典型的なアメリカの地方の町で特に音楽仲間もいないアダム君はふとある夜不眠症に悩まされていた時に、地下室で手慰み的にコOwlCity_OceanEyes.jpgンピューターや楽器をいじり出したのが音楽活動のきっかけだとか。いきおいエレクトロニックなタッチの作品が中心だったのだけど、こいつをMySpaceにアップロードしたところ、えらい勢いで人気を集めたのが今回のメジャーデビューのきっかけだというから、いかにも今風の若者が今風のメディアや自己表現チャネルを使った今風のヒット、ということが言えるのかも。

でも彼の場合ただのSNSを使った今風のヒット・アーティスト、というだけでないのはその曲のポップ・センス。この「Fireflies」もイントロのピチピチ弾けるようなシンセサイザーの音色が、僕が2003年頃に聴き狂ってたサブ・ポップのエレクトロ・デュオ、ポスタル・サーヴィスの「Such Great Heights」を彷彿させるような、とてもキャッチーでいながらすごく心を落ち着かせてくれるサウンド。本編の歌も囁くようなアダム君のボーカルが曲調によくマッチしていて、久しぶりにリフレッシングなNo.1ヒット!ということで最近えらく気にいってます。PVも正にオタクな音楽少年が宅録にふける風景、という感じで気分ですなあ。
Owl City - Fireflies Official Music Video

こういう曲がしばらく1位を独走してくれるといかにも正しいヒットチャート的でいいのですが、来週の1位は新曲を追加したデラックス版が出たテイラー・スイフトの『Fearless』からの「Jump Then Fall」が先週末かなりiTuneダウンロード・チャートで強かったので、ひょっとしてテイラーにやられてるかも。でも今日現在はまた「Fireflies」がiTuneダウンロード・チャートの1位を再確保しているので、期待を持ちましょう。次のHot100は木曜日発表です。

...ああ久しぶりに書いたら結構力が入って疲れたな。とりあえず今日はこんなとこで。
■皆さん、6ヶ月のご無沙汰です
皆さん、お久しぶりです。とうとうハロウィーンも終わって、暦が11月に入りました。最近このブログに変なコメント書き込む人がいるので、ちょっといよいよちゃんとアップしないとダメだなということで、重い腰を上げることにしました。でもそれだけでなく、弟の件が気持ち的にちょっと整理が付いたのと、最近大高英慈くん(元ラジオ関東「全米トップ40」アシスタントDJ、今はFM東京の仕事をしていて某業界会社の専務)、高橋衛さん(早稲田全米トップ40研究会3代目会長、現三菱総研)そして楽天マーケットプレースで活躍中のあめりかん☆ぱいの佐藤直人さんという濃い~メンツと久しぶりにお会いする機会があって洋楽談義に花を咲かせた際、やはり洋楽文化の普及の端くれを担うべく活動を再開しなくては!と思ったというのも大きな要因です。少しでも多くの人たち、特に若い人たちにまだまだ知らない、古いものも新しいものも含めて、素晴らしいアーティスト、楽曲があるんだよ!というのをこのブログを通じて少しでも伝えられたらうれしいなあ。

ところで2009年、自分にとって公私ともにいろんな(あまり良くないことも含めて)あった年ですが、このブログをちゃんとやってなかったこの6ヶ月間にいろんなことがあったなあ、と改めて感慨。例えば次のようなことがあるぞ!と6ヶ月前に言われたら「まーた、そんな」と思ってたに違いないのです。そんなまさか!な出来事5つをブログ再開第一回としてまとめてみました。

1. ブリトニー、何とHot100初登場1位で完全復活(2009/10/24)

....いやあこれは驚きました。そりゃあ去年の「Womanizer」の96位→1位という当時の記録ジャンプアップで一応復活したブリトニーでしたが、まさかいきなりシングル「3」が初登場1位とは。初登場1位は2006年7月、その時のアメ・アドチャンピオンだったテイラー・ヒックス(こいつ、今どこにいっちゃったんだろう?)の「Do I Make You Proud」以来なので実に3年ぶりの快挙、そしてアメ・アドなどタイアップ絡みでない純粋の初登場1位だと、1998年チャート編成以前の1998年11月、あのローリン・ヒルの「Doo Wop (That Thing)」以来何と11年ぶりの快挙ということになります(R.ケリーセリーン・ディオンの「I'm Your Angel」はチャート編成に伴う初登場1位なのでここでは対象外とした)。現在ツアー中のブリトニーマドンナ共々やはり女は強し!を実感させた事件でした。

2. ブラック・アイド・ピーズ、2曲連続かつ26週連続No.1で1位連続独占新記録樹立(2009/4/18-10/10)


僕の以前からの発言でよくご存知の方も多いと思いますが、正直この6ヶ月間ブログに気合いが入らなかったもう一つの原因はこれですねえ。26週ということは1年のちょうど半分、BEPが1位を独占、それまでの記録だったアッシャーの連続19週の記録(2004/2/28-5/15の12週「Yeah!」と5/22-7/3の7週「Burn」で連続独占)を遙かに抜き去る記録を樹立。でもねえ、このこと自体をどうこういうのじゃなくて、その記録を樹立した曲「Boom Boom Pow」と「I Gotta Feeling」のどうしようもなくレベルの低い楽曲水準に僕は危機感を感じるのです。この2曲、まるで楽曲展開というもののない、Aメロオンリーの構成で、やっぱりこういう曲が半年も1位を独占するというのは許せないのです(1、2週だったら許すけど)。過去の#1ヒットが全て名曲だというつもりは更々ないですが、10週以上1位を独占するというのはその年を代表する楽曲ということなのに、こんな楽曲レベルの低い曲に「2009年を代表する曲」なんて言ってほしくないのです、僕は。ああやっぱり2009年はろくな年じゃなかった、せっかくオバマが大統領になって自民党与党体制が崩壊した記念すべき年なのに、なんていう年末の感想をブログに書きたくないのです、僕は。ウィル・アイ・アムも昔は才能のあるヤツだと思ったんだけどな。全米トップ40で湯川れい子先生がボロクソにけなしまくったMの「Pop Muzik」(1979/11/3 1週1位)だってちゃんとAメロ、Bメロ、サビまであって、しかもちゃんと1週で次に1位を譲っていたぞ!救いは年間最多週1位独占記録(不連続含む)はアッシャーの28週が依然維持していること。

3. ジェイソン・ムラーツの「I'm Yours」、Hot100最多週登場記録更新!(2009/10/10)

これも知らないうちに大記録を達成して、えっそうだったの、あっそういえばそうだね、なんて仲間内でびっくりしていたのがうれしい驚きだった。こんな地味ーな曲がリアン・ライムスの「How Do I Live」(1997/6/21から69週チャートイン、最高位2位)以来の長期チャートイン記録をそれも76週というぶっちぎりで達成するとは。この曲チャートインしたのが2008/9/20なので実に1年以上チャートイン、トップ40内だけでも1年以上(59週)チャートインするというお化けロングランヒットになりました。さて今年の年間チャートで何位に入っているかの予想が大いに楽しみ(ちなみに今は当てずっぽで4位!とか思ってますが)ですが、どうなりますか。そうそう、あとこの曲に続く大ヒットを是非飛ばして欲しいというのも願いでして。この前のリアン・ライムスも、その前の記録保持者のジュエル(1996-97年に「Foolish Games / You Were Meant For Me」で65週チャートイン)もその後が続いていないからなあ...

4. マイケル・ジャクソン突然の他界...R.I.P.(2009/6/25)

思えば清志郎の逝去を悼んだブログをアップしたのが5月でその直後にマイケルが突然逝ってしまったわけで。まったくもって5月の時点で、もし未来からドラエモンがやってきて「来月マイケルが亡くなるんだよ」なんて言われたとしても「嘘ばっかり!冗談きついよ」という反応以外はあり得ない、それくらいの唐突感と喪失感につきるマイケルの逝去は何をおいても今年の最大の、そして予想外の出来事だった。特にやるせなさを感じさせてしまうのは、直接の死因が病気でも事故でもなく、処方薬の過度投与、つまり避けようと思えば簡単に避けられた、いわば人災だった、ということだ。

この間のMTVビデオミュージック・アウォード(そう、カニエ・ウェストテイラー・スウィフトの最優秀女性ビデオ受賞の最中に乱入して大顰蹙を買ったあのアウォードだ)を皆さんは見ただろうか。オープニングで6分半にも及ぶ、おそらくロック史上最も雄弁で、思索にあふれ、愛情と尊敬にあふれたマイケルへのユーロジー(弔辞)の中で、マドンナは抑えめながらも自らのエモーションとマイケルのエモーションとの共通点と相違点を見事に物語り、マイケルが求められて得られなかったものを持つ我々みんなが彼が全うできなかったものを目指し、彼の表現・パフォーマンス・創作のきらめきを十二分に感じて、後々の人々にまで残し伝えていかなくてはならない、そんなことを聴く我々に感じさせてくれた。とても感動的なスピーチだった。特にその結びの言葉が。Yes, Michael Jackson was a human being, but dammit, he was the King! Long Live the King!(そう、マイケル・ジャクソンはただの人間として一生を終えなくてはいけなかったけど、バカヤロウ!マイケルはキングだったんだ!王よ永遠に!)」

5. 弟の他界...R.I.P.(2009/8/10)


そうそしてこれこそが最もまさか!な出来事でした。あまりにも私的すぎるので多くはここには書きませんが、ちょうどマイケルが亡くなった頃彼はまだ普通に会話ができる状態だったのですが、あいつにはマイケルが亡くなったことは今は伝えるのはよそう、と思ったことを覚えています。とても感じやすいあいつのこと、まさか亡くなるとは思えないマイケルが逝ってしまったことを知ることによって、ネガティブな心理状態に入ってしまうような気がしたから。今でもあいつともう一人の弟と3人、一度だけ一緒に赤坂のカラオケ館に行き、あいつとガンズの「Sweet Child Of Mine」を歌ったのを時々思い出します。

幸い今週は3日が祝日なので、また時間もありそうだし、今週のチャートの紹介、久しぶりにいってみようと思います。何といっても注目は久しぶりに新鮮な1位となったアウル・シティことアダム・ヤングの「Fireflies」。さてではこれからマイケルの「This Is It」、観に行ってきます!
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