Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 6
昨日大掃除終わったと思ったのが甘くて、今日も朝から家族総出で大掃除。しかしおかげで気持ちよく新年を迎える体制が整いました。今夜はまったりとiPodで作った2009年ヒットミックス・プレイリストを流しながらゆったりと年越しと行きたいものです。さて独自集計デケード・チャート発表もいよいよ大詰めですが、その前に昨日のデイリー・トリビア・クイズの回答です。問題は、

2000年代で最もHot 100再登場回数が多かったトップ40ヒットは誰の何という曲だったでしょうか?

皆さん判りましたか?答えは...実はこれ2曲タイで「3回再登場、すなわち合計4回別々のチャートランを経験してトップ40入りした曲が2曲」ありました。それはこの2曲でした。

1. Chasing Pavements● - Adele (2009年最高位21位)Adele_ChasingPavements.jpg
  • 1回目:2008/11/08初登場、1週 最高位82位
  • 2回目:2008/12/20再登場、2週 最高位96位
  • 3回目:2009/01/10再登場、1週 最高位94位
  • 4回目:2009/02/21再登場、3週 最高位21位

2. That's Not My Name▲ - The Ting Tings(2009年最高位39位)TingTings_ThatsNotMyName.jpg
  • 1回目:2008/12/20初登場、1週 最高位88位
  • 2回目:2009/01/17再登場、2週 最高位96位
  • 3回目:2009/02/14再登場、17週 最高位52位
  • 4回目:2009/07/18再登場、6週 最高位39位

「ああ、そういえば」と思いついた方もいたのでは。これ以外に3回Hot 100に別に登場している曲が全部で11曲ありました。ちなみに全てのHot 100ヒットのうち、最多の再登場回数記録は、マイケル・ブブレの「Home」(2005年最高位72位)とエイミー・ワインハウス(フィーチャリング・ゴーストフェイス・キラー)の「You Know I'm No Good」(2008年最高位77位)の2曲がそれぞれ何と6回別々にHot 100に登場していました。まあ何度も何度もご苦労さん、という感じですな。

では大詰めの独自集計デケード・チャート発表、参ります。

2. Yeah!▲ - Usher Featuring Ludacris & Lil Jon
     (2004/2/28 - 5/15 12週 最高位1位)(BB誌:2位)
     (Hot 100 - 45週、Top 40 - 41週、Top 10 - 24週)

Usher_Yeah.jpg 3位の独自集計がビルボードとは大番狂わせだった反面、ここはピチッと合ってきました。2004年といえばやはりアッシャーがメガブレイクした年、そしてそのブレイクのきっかけが彼本来のマイケル・ジャクソン・フォロワー的な意匠ではなく、その前年から台頭してきたリル・ジョンの打ち出す「クランク」路線を巧みに楽曲に取り込んだばかりか、当のリル・ジョン自身もフィーチャーしたこの曲で一気にメインストリームR&Bの覇権を握った、というのが実態だったでしょうね。アウトキャストの『Speakerboxx/The Love Below』の大ヒットで幕を開けた2004年は3月以降年末まで、この「Yeah!」を皮切りに「Burn」(「Yeah!」に連続1位、8週)、「Confession Part II」(2週1位)、アリシア・キーズとのデュエット「My Boo」(6週1位)と立て続けにチャート首位を席巻し、正に年男の面目躍如たるところを示したもんでした。この年の年間チャートでは1位がこの「Yeah!」、2位が「Burn」と年間上位2位をアッシャー独占、という1964年のビートルズ以来(1位「I Want To Hold Your Hand」2位「She Loves You」)の快挙を達成。しかしこのまま続くかと思われたアッシャー天下はさほど長続きせず、2008年にヤング・ジージーを従えての「Love In This Club」で1位を取ったものの、その後のチャートアクションはジミ。最近ではジャスティン・ビーバーを発掘するなどこのままサウンドメイカーの方向に進んでいくのか?という動きも見えます。まあ功成り名を成し遂げているので、下手にレコード出してプロモーションしてツアーして、なんてことするよりも自宅の豪華なスタジオで音作りに励んでる方がいいのかもしれません。ただ間違いなく2000年代に一時代を画したアーティストであり、曲であることは評価を一にするところでしょうね。
 
 そして1位は.....(ドラムロール、プリーズ)

1. We Belong Together▲ - Mariah Carey

      (2005/6/4 - 25 & 7/9 - 9/10 14週 最高位1位)(BB誌:1位)
      (Hot 100 - 43週、Top 40 - 35週、Top 10 - 23週)

MariahCarey_WeBelongTogether.jpg ...ということで、デケード1位はビルボード選出と同じく、マライア・キャリーの「We Belong Together」でした。2位の「Yeah!」と比較すると、Hot 100週数、Top 40週数、Top 10週数とすべての滞在期間データでは「Yeah!」が勝っているものの、やはり12週1位と14週1位の差は大きかったか。それよりも何よりも2000年代初頭、ソニー・ミュージック社長のトミー・モットーラとの離婚、その後の奇行を中心としたタブロイド・スキャンダルなどで一時はそのアーティストとしての活動もフェイドアウトか?と思われた時期もあったことを思うと、やはり2005年発表の事実上のカムバック作『The Emancipation of Mimi』の素晴らしい出来と、そこからのセカンド・シングルとなったこの「We Belong Together」の大ヒットはエクセレントの一言。彼女の完全復活を決定づけたこの曲の大ヒットにより、その後も『E=MC2』(2008)、そして今年の『Memoirs Of An Imperfect Angel』といった充実した作品を相次いで発表しており、デビュー以来その活動を見守っている僕としては頼もしい限りだ。去年にはえらい年下のニック・キャノンと再婚、来日時にMスタに出演して放送の中でノロケてたくらいなので、彼女の現在の充実ぶりは本物なんでしょうね。思えば1990年代における最大のヒット曲もやはりマライアボーイズIIメンの「One Sweet Day」(1996年16週間1位)だったわけであり、このデケード1位で、マライアは2デケイド連続で最大ヒットを飛ばすという、あのビートルズもできなかった偉業を成し遂げたということで。そんなに凄みのあるアーティストではないんだけど、やはりアーティスト・パワーの持続性というか均質性がとても高いアーティスト、といって差し支えないでしょうな。ホイットニーといい、ブリトニーといい、一度どん底からはい上がって来た女は強しというところでしょうか。ちなみに過去10週以上のNo.1が全部で25曲ありますが、「One Sweet Day」の16週が最長、「We Belong Together」の14週ホイットニーI Will Always Love You」(1992)、ボーイズIIメンI'll Make Love To You」(1994)、ロス・デル・リオMacarena (Bayside Boys Mix)」(1996)、エルトン・ジョンCandle In The Wind 1997」(1997)そしてBEPI Gotta Feeling」(2009)と並んで同率歴代2位の成績です。当然2005年の年間チャートも、グウェン・ステファニの「Hollaback Girl」を押さえて堂々1位、翌年のグラミーでもこの曲で最優秀R&Bソング賞、最優秀女性R&Bボーカル賞、アルバム『The Emancipation Of Mimi』で最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞3部門を獲得、デビューした1990年以来の受賞でカムバックに花を添えたのも記憶に新しいところですね。ということで1位ですのでゆっくりPVをご覧下さい。


ということでお送りしてきた独自集計デケード・チャート、いかがでしたか。上位はジェイソン・ムラーズ以外は(笑)ほぼビルボードの集計と同じでしたが、言い換えればこれら上位の曲は間違いなく2000年代のアメリカ・メインストリームのポピュラー音楽を代表する曲たちだったということ。そして今日は大晦日。除夜の鐘を聴きながら、紅白もいいですが、デケードの曲を聴きながら年越しそばをすする、というのも乙な年越しではないでしょうかね。

というわけで2010年もよろしくお願いします。年明け最初の企画は、2009年マイ・ベスト10アルバムの発表です。お楽しみに!
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■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 5
皆さんもう家の大掃除は終わりましたか?我が家では今日は大掃除と平行して、この一年に購入したCDやCDシングルをマスターキャビネットのABC順の中に編入する、という年末恒例の作業が行われてました。今年買ったCDうとまあ大人しくなったもんです。でも皆さん、ホントにアルバムとして聴きたいCDはちゃんと買いましょうね!

ということで昨日のトリビア、mzさんやskgさんなどからコメントも頂き、何となく盛り上がってきました。ということで回答と行きましょう。問題は、

2000年代に、いわゆる「同名異曲」のトップ40ヒットというのが全部で何と47組ありますが、その中で「トップ10ヒット2曲の同名異曲の組み合わせ」というのは果たして何組あるでしょうか?さらに、そのうち2曲の最高位が全く同じ、という組み合わせが2組ありますが、その2組の曲名とアーティストの組み合わせを答えなさい。

というものでした。これは最後の質問の回答を先にやった方がいいですよね。で、答えは、
EnriqueIglesias_Hero.jpg
  • "Hero" - Enrique Iglesias (2001) とChad Kroeger Featuring Josey Scott (2002)→共に最高位3位
  • "Someday" - Nickelback (2003) とSugar Ray (1999、2000年までチャートインあり)→共に最高位7位

ということでいずれもニッケルバックがらみの2組でした。厳密にいうとSugar Rayの「Someday」が最高位を記録したのは1999年10月なので、完璧を期すのであれば「Hero」のみ、ということになります。

で、次の質問「トップ10ヒット2曲の組み合わせ」ですが、これは上記の2組を含めて全部で10組あります。

  • "Beautiful" - Christina Aguilera (2002年最高位2ChristinaAguilera_Beautiful.jpg位)、Snoop Dogg Featuring Pharell & Uncle Charlie Wilson (2003年最高位6位)→ちなみにこれ以外にもAkon Featuring Colby O'Donis & Kardinal Offishall (2008 & 2009年最高位19位)とEminem (2009年最高位17位)があり、計4曲の同名異曲
  • "Because Of You" - Kelly Clarkson (2005年最高位7位)、Ne-Yo (2007年最高位2位)
  • "Breathe" - Faith Hill (2000年最高位2位)、Fabolous (2004年最高位10位)→ちなみにこれ以外にもMichelle Branch (2003年最高位36位)があり、計3曲の同名異曲
  • "Forever" - Chris Brown (2008年最高位2位)、Drake Featuring Kanye West, Lil Wayne & Eminem (2009年最高位8位)
  • "Girlfriend" - ’N Sync Featuring Nelly (2002年最高位5位)、Avril Lavigne (2007年最高位1位)→ちなみにこれ以外にもB2K (2003年最高位30位)とBow Wow & Omarion (2007年最高位33位)があり、計4曲の同名異曲
  • "Miss Independent" - Kelly Clarkson (2003年最高位9位)、Ne-Yo (2008年最高位7位)
  • "So What" - Field Mob Featuring Ciara (2006年最高位10位)、Pink (2008年最高位1位)
  • "When I'm Gone" - 3 Doors Down (2003年最高位4位)、Eminem (2005年最高位8位)

KellyClarkson_BecauseOfYou.jpgどうでしたか。「ああ、あったな、Ne-Yo_MissIndependent.jpgそうだな!」と膝を打った方も多かったはず。特に”Because Of You"と"Miss Independent"の2曲で、またいずれも決してそんじょそこらにあるタイトルの曲ではないにも関わらず、ぴったりと息の合った2組の同名異曲を実現してくれた、ケリクラとニーヨのコンビにはただただ脱帽ですなあ。何気に登場頻度の高いエミネムの存在も結構気になります。

ちなみにskgさんからコメントがあった「同名同曲、両方ともトップ10」のパターンですが、2000年代ではこれはskgさんご指摘の「Inside Your Heaven」(2005年、Carrie Underwood 1位、Bo Bice 2位)の1曲のみでした。トップ40に対象を広げると、「All Summer Long」「Back At One」「God Bless The U.S.A.」「Heartless」の4曲がこれに加わります。詳細もしご希望があればまたアップしますのでご連絡下さい。

では、デケード・チャート独自集計発表の続きに参ります。

6. I Gotta Feeling - The Black Eyed Peas
     (2009/7/11 - 10/10 14週 最高位1位)(BB誌:5位)
     (Hot 100 - 27週、Top 40 - 27週、Top 10 - 20週)*

 ええ、「Boom Boom Pow」のところでも申し上げましたが、この曲についても今年はいろいろお話してきてますので、特にコメントはございません。ちなみに週数の後ろのアステリスク(*)は、集計カットオフの2009/12/26付チャートにまだ曲がランクインされていた、ということです。いずれにしても、「Boom Boom Pow」ほどではないにしても、やっぱりオジサン、この曲が何でこんなに流行ったのかさっぱり判んないや。

5. How You Remind Me
● - Nickelback
     (2001/12/22 - 2002/1/12 4週 最高位1位)(BB誌:4位)
     (Hot 100 - 49週、Top 40 - 40週、Top 10 - 23週)

Nickelback_HowYouRemindMe.jpg いやあ、ニッケルバックといえばこの曲、そしてこの曲と言えば、クリード亡き後の2000年代のメインストリーム・ロックの典型的スタイルのアーティストとして、ラジオでもかかりまくり、CDもよく売れたもんです。そのしゃがれたボーカルとパワーポップ的なハードロックサウンドは、引っかかりのない音を好む特にアメリカ中西部の皆さんにこよなく愛されたようで。やっぱりカナダ出身なんで、スピリットが合うんでしょう。またこのバンドの強みはリーダーでボーカルのチャド・クリューガーのほぼワンマンバンドで、彼がほぼヒット曲全曲の作曲を手がけるということでバンド内でエゴのぶつかりあう要素がなく、チャドを中心として粛々とレコード作りに励めた、ということも大きいんでしょう。その甲斐あり、2001年のこの曲から、「Someday」(2004年最高位7位)、「Photograph」(2005年最高位2位)、「Far Away」(2006年最高位8位)、「Rockstar」(2007年最高位6位)、「Gotta Be Somebody」(2008年最高位10位)といったトップ10ヒットを中心に9年間で9曲のトップ40ヒットを放つメジャーバンドとなりました。その間、チャドはソロ・プロジェクトの一環として、サンタナとは「Why Don't You And I」(2003年最高位8位)、サライヴァジョージー・スコットとは映画『スパイダーマン』のサントラで「Hero」(2002年最高位3位)といったコラボも成功させ、メインストリーム・シーンにおける存在感を確立させたもんです。この曲は昨日もお伝えしたように2002年の年間チャートで10週1位のアシャンティFoolish」を押さえて堂々年間1位を獲得してましたね。何はおいても、2000年代を代表するヒット曲、ということでは異論の余地はない曲だと思います、ハイ。

4. Low▲5 - Flo Rida Featuring T-Pain
      (2008/1/5 - 3/8 10週 最高位1位)(BB誌:3位)
      (Hot 100 - 40週、Top 40 - 34週、Top 10 - 23週)

FloRida_Low.jpg この曲で一夜にして全米のクラブやヒップ・ホップ・ジョイントでのスターとなったフロ・ライダことトレイマー・ディラードは、ティーンエイジャーの頃あの(!)2ライヴ・クルーのツアーなどについて回っていたというから芸歴は結構長い。話によるとスーパーの警備員とかいろんなバイトで生計を立てていた時期もあったというから、この曲がいきなりブレイクした当時に僕が持っていた「何かしょーもない安易なラップ・チューンでぽっと出てきた軽ーい感じのラップ・オヤジ」というイメージは実は偏見だったのかもしれない。フロ・ライダよすまん。ただそうはいっても曲がどうしようもなく大したことのない、あの「♪Low low low low...♪」というリフのキャッチーさと2008年ノリにノッていたT-ペインをフィーチャーして非常に売れた泡沫ラップ・チューン、という僕の評価は変わっていないので心配めさるな。この曲当時としては記録となる週間47万ダウンロードを記録するなどとにかく流行ったわけだが、大体10週以上1位になる曲と言うのは、よっっっっぽど曲が良くないとチャートファンの反感を買うだけというのが相場でして、この曲なんかはその典型ですな。しかしこの曲の邦題が「今夜はロウ☆ロウ☆ロウ」だって(爆)。ワーナーさんの担当者どの、邦題付けるんでもよっぽど困ったんだね。でもこの☆入れるセンスは買えるかも。この曲、ともあれ良くも悪くも2008年を代表する曲となり、年間チャートでもリオナ・ルイスの「Bleeding Love」を押さえ、堂々年間1位を獲得してましたな。ああしかし最近年間チャートがつまんないな。

3. I'm Yours▲4 - Jason Mraz
     (2008/9/20 1週 最高位6位)(BB誌:61位)
     (Hot 100 - 76週、Top 40 - 59週、Top 10 - 13週)

JasonMraz_ImYours.jpg いやあこれはぶっ飛んだね。ライフハウスの「Hanging By A Moment」のところでも触れたけど、今回のビルボード誌のデケード・チャートは、とにかく1位曲以外のランキングがとても冷たいわけで、その極致がこの曲のこの順位に凝縮されたね。昨日くらいからのトップ10のランキングのBB誌との比較を見てもらえると判るように、僕の集計と大きな差はないんです。なぜか1位曲でないこの曲、ライフハウスキャリー・アンダーウッドの「Before He Cheats」だけが極端にBB誌ランキングでは低い。これは何かの陰謀か??いずれにしてもふつーに集計すると、ジェイソン・ムラーズの「I'm Yours」、デケード3位なんですねえ。凄い。また曲自体はとてもジミーーな曲で、本人もインタビューで言ってたけど「こんなに大ヒットになるなんて思いもしない」曲で、同じアルバム『We Sing, We Dance, We Steal Things』に入ってる曲だと、あのコルビー・キャリーとのデュエットの「Lucky」とかの方がよほどポップでヒットしそうなんだけど(実際は最高位48位)、ここらがヒットチャートやヒットソングの面白いところです。既に以前お伝えしたように、この曲Hot 100滞在76週で、それまでのリアン・ライムスの「How Do I Live」の記録(69週)を大幅に塗り替えてしまったわけで、BEPなんかとは全然別の次元で今年を代表する曲といっていいでしょう。今年の年間チャートでも堂々7位にランクされてます

ということで残り2曲を残して今日はここまで。さて最後のデイリー・トリビアです。

<デイリー・トリビア・クイズ #4>

2000年代は、デジタル・ダウンロードがチャート集計の大きな割合を占めるようになってから、毎週のチャートのランクの乱高下が日常茶飯事になり、かなり上位でHot 100初登場しながら、翌週には消えてしまうとか、逆に同じ週にアルバムのほとんどのトラックが同時に初登場するとか(以前にお伝えしたテイラー・スイフトの記録がありましたね)派手な動きが多いでケードでした。中でも何度もHot 100に登場しては消え、再登場を繰り返す、といった曲も出てきましたが、2000年代で最もHot 100再登場回数が多かったトップ40ヒットは誰の何という曲だったでしょうか?

答えは明日のアップにて。
■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 4
さあ年も押し詰まって来たことだし、どんどん行きましょう。まずは昨日のトリビアの回答から。

2000年代で1位以外の曲で年間チャート1位になった曲がライフハウスの「Hanging By A Moment以外に何曲あったでしょうか?またそれらは誰の何という曲で最高位は何位?

これはちょっと簡単だったですかねえ。で、答えは「(ライフハウス以外では)1曲」でした。ここで2000年代各年の年間チャート1位をおさらいしてみましょう。

2000: Breathe - Faith Hill (#2)
2001: Hanging By A Moment - Lifehouse (#2)
2002: How You Remind Me - Nickelback (#1)
2003: In Da Club - 50 Cent (#1)
2004: Yeah! - Usher Featuring Lil Jon & Ludacris (#1)
2005: We Belong Together - Mariah Carey (#1)
2006: Bad Day - Daniel Powter (#1)
2007: Irreplaceable - Beyonce  (#1)
2008: Low - Flo Ride Featuring T-Pain (#1)
2009: Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas (#1)

FaithHill_Breathe.jpg...ということで2000年代の初頭、2年続けて最高位2位が年間トップ、という波乱があった後はそれぞれ順当にNo.1ヒットが年間首位を押さえていたのでした。ちなみにもう一曲の最高位2位の年間トップ曲、フェイス・ヒルの「Breathe」は、今回の独自集計デケード・チャートではチャート期間の最初の方がカットされたのが響いて、29位(BB誌:27位)と振るわずじまいでした。うーんでもBB誌、「Breathe」と「Hanging By A Moment」が並んで26位、27位とはますます何だか作為を感じるなあ...さて、気を取り直していよいよデケード・チャート、トップ10の発表です。

10. Let Me Love You● - Mario
       (2005/1/1 - 2/26 9週 最高位1位)(BB誌:8位)
       (Hot 100 - 36週、Top 40 - 31週、Top 10 - 21週)

Mario_LetMeLoveYou.jpg 昔高校時代の同級生で、島田君というヤツがいまして。彼の名前が麻里緒(マリオ)っていうんですよね。それだけなら「変わった名前を付ける親もいるもんだ」くらいですむんですが、彼のお兄さんが樹里緒(ジュリオ)だったんだよね!....ってまあそんなことはどうでもいいんですが。でこのマリオことマリオ・デューワー・バレット君は、もともと2002年にあの怪人ビズ・マーキーの1990年の大ヒット「Just A Friend」(最高位9位)のリメイク「Just A Friend 2002」(最高位4位)でいきなりデビューしたのがメジャーブレイクのきっかけだった、まあ何と言うこともないティーンエイジャー・R&Bスター(デビュー当時16歳)だったんですが、名サウンドメイカー、スコット・ストーチと組んで2004年にリリースしたアルバム『Turning Point』からのこの匂い立つようなR&Bミディアム・バラードのシングルが一気にエアプレイを稼いで何とポップ・チャートでも9週1位を獲得するという大ヒットになったのでした。いや、当時このヒットは一体何なんだろうな、というのがチャートを追っかけてて思った率直な感じでして。しかし曲は良くできとるよね。それもそのはず、この曲プロデューサーのストーチ氏と共作で今をときめくニーヨがそのキャリアの初めの頃に手がけた曲だということで、そう聞けばなーるほど、と納得のいく佳曲ですよねえ。裏を返せば楽曲の良さで生まれたヒットであって、決してマリオというアーティストパワーによるヒットではなかった、ということはこの後マリオ君が放っているトップ40ヒットは「Crying Out For Me」(リアーナで有名なポロウ・ダ・ドンによるプロデュース、2007年最高位33位)にしても「Break Up」(大御所ショーン・ギャレットのプロデュース、2009年最高位14位)にしてもいずれもプロデューサー・ドリヴンのヒットであることからも明白。もっと精進しろよ!ちなみにこの曲、2005年の年間チャートでは見事に年間3位にランクインしてました。

9. No One▲3 - Alicia Keys
      (2007/12/1 - 29 5週 最高位1位)(BB誌:6位)
      (Hot 100 - 39週、Top 40 - 36週、Top 10 - 22週)

AliciaKeys_NoOne.jpg アリシアはいい意味でも悪い意味でももうニューヨークR&Bを体全体で体現しているアーティストなんであって、それはこの間のジェイZとの素晴らしいコラボ「Empire State Of Mind」での存在感でも十二分に感じられるところだというのは皆さんも納得いただけるでしょう。そのアリシアが「Fallin'」とアルバム『Songs In A Minor』(2001)でいきなりグラミーのSong Of The Yearと最優秀新人賞を獲得して鮮烈にデビューした時、僕は狂喜乱舞したもんです。で、初期のよりストイックでマイナー調のバラードから一気にメジャー・トーンに曲調を進化させて大ヒットとなったのがこの「No One」。いろんな意味でアーティストとしての芸の厚みを加えたこの曲とアルバム『As I Am』(2007)で自分をreinvent(再構築)して見せたアリシア、この曲でもこの年のグラミー賞最優秀R&Bソングと最優秀R&B女性ボーカル・パフォーマンス部門を獲得するなどその実力のほどを改めて見せつけてくれたもんでした。この曲、チャートランの最初の部分をカットされながらも2008年の年間チャートで堂々3位にランクインされてましたね
 
8. Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas
      (2009/4/18 - 7/4 12週 最高位1位)(BB誌:7位)
      (Hot 100 - 33週、Top 40 - 28週、Top 10 - 19週)

 すいません、この曲については既にもう今年何度も取り上げてるし、あまりコメントすることもないので、特にコメントは致しません。でもオジサンにとっては、チアラの「Goodies」以上になんでこの曲がこんなにヒットしたのかさっぱりわかんないや。

7. Gold Digger▲2 - Kanye West Featuring Jamie Foxx
      (2005/9/17 - 11/19 10週 最高位1位)(BB誌:9位)
      (Hot 100 - 39週、Top 40 - 32週、Top 10 - 19週)

KanyeWest_GoldDigger.jpg 今年MTVミュージック・アウォーズでテイラー・スイフトを襲った事件でめっきり株を下げてしまった感じのあるカニエ・ウェストですが、ビルボード誌の選んだ2009年の女性アーティスト・オブ・ジ・イヤーがテイラー・スイフトで、男性アーティスト・オブ・ジ・イヤーがカニエだというのも結構シャレがきつくて笑えるよねえ。で、この曲はカニエ2枚目のアルバム『Late Registration』(2005、そうあのクマさんのジャケのやつ)からのカットで、当時映画『Ray』(2004)でのレイ・チャールズ役で見事アカデミー賞主演男優賞を取ったばかりのジェイミー・フォックス(この人、もともとはコメディアンなのよね)をフィーチャーして何と10週1位の大ヒットにつながったというもの。あの♪ドドスカドンスカドドスカドン♪という強烈なドラムビートは結構鮮烈だったよね。でも10週も1位取ったのに、この年の年間チャートでは最高位2位のチアラの「1, 2 Step」とかケリクラの「Since U Been Gone」とかの後塵を拝して年間6位に甘んじてたのは結構かわいそうだったかもね。

ということで今日はここまで。で、今日のトリビアです。

<デイリー・トリビア・クイズ #3>

2000年代に、いわゆる「同名異曲」のトップ40ヒットというのが全部で何と47組ありますが、その中で「トップ10ヒット2曲の同名異曲の組み合わせ」というのは果たして何組あるでしょうか?さらに、そのうち2曲の最高位が全く同じ、という組み合わせが2組ありますが、その2組の曲名とアーティストの組み合わせを答えなさい。

では答えはまた明日。
■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 3
どうもこの企画引っ張りすぎのような気がしてきて。だいたい2回のアップで15位~20位までしかカバーできてないというのはやはりスピード感から言ってどうかという気もしますし。ということで今日は何とか11位くらいまではカバーしたいな、と思っております。

14. Big Girls Don't Cry
▲2 - Fergie
        (2007/9/8 1週 最高位1位)(BB誌:13位)
        (Hot 100 - 48週、Top 40 - 40週、Top 10 - 21週)

Fergie_BigGirlsDontCry.jpg 出たよ。俺の嫌いなファーギー。だいたい彼女のソロ活動が本格化してからこっちというもの、ブラック・アイド・ピーズがろくなことになってないというのも彼女のことを好きになれない理由の一つだったりして。いやね、そりゃこの曲自体はそんなに悪い曲じゃないと思いますよ。地味にアコギで始まって、いい感じでブリッジにかけて盛り上がって行く曲で、最近のBEPのあざとさとはある意味対極にある曲だし、こういう曲を自作自演してしまえるファーギーことステイシー・ファーガソン嬢の才能のほどは一定認めましょう。でもね、これが48週もHot 100に滞在して1位になってしまうような曲かなあ。だいたい決定的なのは一昨年だったか、キャロル・キングメアリー・J・ブライジと並列のスリートップで来日公演を果たしたこと。Excuse me、でもね君がこの二人とタイマン張るのは100年早いのよ、という感じでした。2007年の年間チャートでも、まあ何てことでしょう、堂々4位にランクインされてしまっていました。

13. Dilemma - Nelly Featuring Kelly Rowland
        (2002/8/17 - 9/28 & 10/19 - 11/2 10週 最高位1位)(BB誌:11位)
        (Hot 100 - 29週、Top 40 - 27週、Top 10 - 19週)

Nelly_Dilemma.jpg ううむ、この曲はね、アメリカでの夏とイメージがバッチリ重なっているんですよね、個人的には。ちょうど2000~2004年は会社の駐在でニューヨークにいた時期で、meantimeのメルマガ原稿も時差を活用してうまく締め切りに間に合わせていたようなそんな時期に、毎朝片道70マイル(約120キロ)の通勤経路を車で通いながら、FMとかCDとかをバンバン聴きまくっていた頃でした。特に2002年の夏といえばネリーネリーといえばこのデスチャのケリーとの素敵なコラボの「Dilemma」がもう耳タコだったのを思い出します。昨日のトリビアでも触れたように、この前にネリーの「Hot In Herre」が7週1位だったものの後を受けてこの曲が7週1位、その後この年の『アメリカン・アイドル』ファースト・シーズン優勝でこの年のもう一人のポップ・カルチャー・アイコンだったケリー・クラークソンの「A Moment Like This」に2週だけ1位を譲ったものの、返り咲きで3週1位を記録、通算10週1位という大ヒットとなったのでした。2002年の年間チャートでは、その「Hot In Herre」の3位に続きこの曲も年間4位に輝いていましたが、このデケード・チャートでは「Hot In Herre」は僕の独自集計では47位、BB誌でも32位と「Dilemma」の方がずっと大きなヒットとしてランクされているのが面白いところ。

12. Hanging By A Moment - Lifehouse
        (2001/6/16 - 30 & 7/14 4週 最高位2位)(BB誌:26位)
        (Hot 100 - 54週、Top 40 - 45週、Top 10 - 20週)

Lifehouse_HangingByAMoment.jpg さあ、ここでも1位以外に冷たいビルボード誌のデケード・チャートの特性が出てるような気が。だいたいファーギーの「Big Girls Don't Cry」と比べて最高位滞在週数、Hot 100週数、Top 40週数といずれも遙かにライフハウスの方が上なのに、1週しか1位になってない「Big Girls Don't Cry」よりも遙かに低い26位というのはどうよ?という感じ。しかもこの曲は、誰あろうビルボード自身が2001年の年間チャートで、6週1位のアリシア・キーズFallin'」を2位に押さえて堂々年間チャート1位にした曲だというのに。まあそれはそれとして、この彼らのデビューアルバム『No Name Face』からのデビューヒットがいかに54週の長きにわたってヒットしたとはいえ、いきなり年間チャートの1位になった時はさすがにちょっと驚いたもんでしたが。まあこのしゃがれ声のボーカルによるハード・ポップ的ロックは後のニッケルバックとかに道を開いた、2000年代のメインストリームの一スタイルを確立したという風に評価できないこともないけど。ただ彼らもこの後「You And Me」(2005年最高位5位)のヒット以外はぱっとせず、あんまり最初が凄すぎると後が続かない、の典型に陥ってしまっているのがちょっと気の毒ですが。

11. Family Affair - Mary J. Blige
        (2001/11/3 - 12/8 6週 最高位1位)(BB誌:12位)
        (Hot 100 - 41週、Top 40 - 36週、Top 10 - 19週)

MaryJBlige_FamilyAffair.jpg ファミリー・アフェアといってもスライじゃないよ~ん。なんていうオヤジギャグの通じる今時の洋楽ファン、いないだろうなあ(タメ息)。さて独自集計デケード・チャート11位は、パフ・ダディに見いだされて1992年にデビューして以来、90年代以降のソウル界に君臨してきた女王、メアリーJ。彼女唯一のNo.1ヒットである「Family Affair」がランクされました。改めて確認してみると、こうして彼女がピンで放ったトップ10ヒットって、「Real Love」(1992年最高位7位)「Not Gon' Cry (From "Waiting To Exhale")」(1996年最高位2位)この曲、そして「Be Without You」(2005年最高位3位)の4曲しかないというのが結構意外。これ以外の大ヒットって、メソッド・マンリュダクリスとのコラボだったりして、彼女のポップ・チャートでの評価って結構高くないのね、というのを再認識してしまった次第。またこの曲もDr. ドレのプロデュースによるかなりエレクトロ・ファンクを意識した硬派な音作りで今聴くと「何であんなにキャッチーな『Real Love』が7位でこれが1位?」と思ってしまうのです。まあこの曲収録のアルバム『No More Drama』(2001)発表当時も、あの名盤『Mary』(1999)の後の音の違いに結構違和感を持ったのを覚えてますね。しかし先週発売された彼女の新作『Stronger With Each Tear』(2009)は「メアリーJももうやることなくなってるかも」と思いながら聴いたら、思いの外すごくソリッドな出来で曲の出来もいいし、メアリーJもまだまだこれからやってくれるかも、と楽しみになった次第でした。なおこの曲は惜しくも年間チャート集計期間の狭間に入ってしまった関係で、2001年の年間チャートでは31位、翌2002年の年間チャートでは17位といずれも中途半端な順位に終わってしまってます。でもデケードで11位(BB誌12位)ですから、メアリーJ最大のヒットのランクとしては堂々たるもんです。あっぱれ

ということで今日は11位まで。そこでデイリー・トリビア・クイズ第2弾(今回はちょっと簡単かも)。

<デイリー・トリビア・クイズ#2>

12位に入ったライフハウスの「Hanging By A Moment」は最高位2位ながら2002年の年間チャート1位に輝きましたが、2000年代で1位以外の曲で年間チャート1位になった曲がこれ以外に何曲あったでしょうか?またそれらは誰の何という曲で最高位は何位?

答えは明日のアップで。
■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 2
さて年末企画で昨日からスタートしている独自集計デケード・チャート発表、パート2をお送りします。昨日はカウントダウンで20位から18位まで発表しましたが、最後で「デイリー・トリビア・クイズ#1」を出題しましたが皆さん、答えは判りましたか?もう一度問題を繰り返すと、

アウトキャスト以前に、自分の1位で自分の1位を蹴落とした(つまり2曲連続1位)アーティストが5組ありますが、それは誰でしょう?また、アウトキャストの後に同じことをやっているアーティストが3組あります。それは誰でしょう?

では答えです。

1. Beatles
  • 1964/2/1 - 3/14 (7週1位)I Want To Hold Your Hand
  • 1964/3/21 - 28(2週1位)She Loves You
  • 1964/4/4 - 5/2(5週1位)Can't Buy Me Love

Beatles_AbbyRoad.jpg 当然というか予想通りというか、やはりビートルズが最初にやってました。しかも3曲連続で14週間1位独占という1964年当時だとあり得ないことを。ちなみに今回のクイズの対象となる自分の1位で自分の1位をフォローした(英語だと"back-to-back #1"といいますが)アーティストはアウトキャストを含めて9組ですが、3曲連続でやったのは("back-to-back-to-back #1"ですな)ビートルズだけです。しかもチャートファンならご存知の通り、1964年4月4日のチャートではビートルズが1位から5位までを独占するというとんでもないこともやってしまってました。

2. Boyz II Men

  • 1994/8/27 - 11/26(14週1位)I'll Make Love To You
  • 1994/12/3 - 10(2週1位)On Bended Knee

BoyzIIMen.jpg 時は30年経って、1994年の夏から冬にかけて、ボーイズIIメンがこの2曲で史上2回目のback-to-back1位を達成してました。この時点で14週1位というのは最長記録。このあたりから「One Sweet Day」とか10週超1位の曲が増えていった、チャート的には一つの時代の始まりでしたね。

3. Puff Daddy
  • 1997/7/5 -8/23(11週1位)I'll Be Missing You - Puff Daddy & Faith Evans (Featuring 112)
  • 1997/8/30 - 9/6(2週1位)Mo Money Mo Problems - The Notorious B.I.G. (Featuring Puff Daddy & Mase)

PuffDaddy.jpg 90年代後半はこの人のサウンドメイキングを核としたメインストリーム・ヒップホップが全盛期に入った時代。折しも巨人ノトーリアスB.I.G.の早すぎた死をしっかり商売に結びつけたパフ・ダディ(後P. ディディに改名)が史上3組目のback-to-back1位を達成。この頃からですかねえ、やたらアーティスト名にフィーチャリングが多用され始めたのは。それにしてもこの時代のパフ・ダディは無敵でしたね。

4. Ja Rule
  • 2002/2/23 - 3/2(2週1位)Always On Time - Ja Rule Featuring Ashanti
  • 2002/3/9 - 4/13(6週1位)Ain't It Funny - Jennifer Lopez Featuring Ja Rule

JaRule.jpg とっちゃん坊やフェースにチョビ髭というどう見ても売れそうにない面相のジャ・ルールでしたが、アシャンティクリスティーナ・ミリアンなど女性シンガーとのコラボでうまく売りの方程式を作り上げてました。J-Loともこの曲の他「I'm Real」でも組んで見事1位を飛ばしてました。この人はちょっと盲点だったかも?

5. Nelly
  • 2002/6/29 - 8/10(7週1位)Hot In Herre
  • 2002/8/17 - 9/28(7週1位)Dilemma - Nelly Featuring Kelly Rowland

N+elly.jpg この人も一時凄い勢いがありました。ミネアポリスから登場した方言ラップを売りに2002年の夏は史上5組目のback-to-back1位を達成、14週もトップを独占してました。2002年といえば僕がニューヨーク駐在で一番忙しかった頃ですが、車通勤でラジオを付けるといつもこいつとこの前のジャ・ルール、そしてジェニロペがかかっていて耳タコでしたね。デスチャのケリーとのコラボもジャ・ルールの2番煎じじゃないか!という声もありましたが大ヒットでした。

6. OutKast
(昨日のブログを見てください)

7. Usher
  • 2004/7/17(1週1位)Burn(7週1位の後の返り咲き1位)
  • 2004/7/24 - 31(2週1位)Confession Part II
Usher.jpg
 この間『Glee』のキャストがビヨンセの「Halo」とのメドレーで「Confession Part II」をカバーしてましたが、2004年のアッシャーも無敵でした。そんな中、「Burn」が7週1位の後アメ・アドのFantasiaの「I Believe」に1週1位を明け渡した後の1週1位とそれに続く「Confession Part II」で、アッシャーも史上7組目のback-to-back1位を達成したのでした。

8. T.I.
  • 2008/10/4 - 11(2週1位)Whatever You Like(3週1位の後の返り咲き)
  • 2008/10/18(1週1位)Live Your Life - T.I. Featuring Rihanna
そして。
  • 2008/11/1 - 8(2週1位)Whatever You Like(更にもう一度返り咲き)
  • 2008/11/15 - 12/6(4週1位)Live Your Life(こちらも返り咲き)

TI.jpg このあたりだとつい最近なのでよく覚えてる人も多いでしょう。しかし改めてこうしてみると、僅か3ヶ月の間に2回もback-to-back 1位を達成しているT.I.って何者??って感じですが。ビートルズとは全く違う意味で凄いチャート記録ですね。

9. The Black Eyed Peas
  • 2009/4/18 - 7/4(12週1位)Boom Boom Pow
  • 2009/7/11 - 10/10(14週1位)I Gotta Feeling

 こちらはもうあまりコメントすることもないですね。はい。ということで以上9組のback-to-back 1位を達成したアーティストたちでした。しかし...BEP以外はみんな見事に男ばっかしだな。なぜ?


では独自集計デケード・チャート発表に戻ります。

17. Goodies
● - Ciara Featuring Petey Pablo
        (2004/9/11 - 10/23 7週 最高位1位)(BB誌:31位)
        (Hot 100 - 38週、Top 40 - 31週、Top 10 - 17週)

Ciara_Goodies.jpg 独自集計デケード・チャートの17位は、テキサス州オースティン出身、現在アトランタをベースにしているチアラピーティ・パブロの「Goodies」がランクイン。この曲発表当時19歳だったチアラのデビューヒットがこの大ヒットにつながった要因は(もちろん彼女のフォトジェニックなルックスもあったが)その前年末自らのヒット「Get Low」(最高位2位)でクランク旋風を引き起こし、この年夏にはアッシャーとのコラボによるメインストリーム・クランク・ヒット(何じゃそりゃ)「Yeah!」(12週1位)でクランク人気の立役者としての地位を確立したジョン・スミスことリル・ジョンのプロデュースでしょ。曲の方もリル・ジョン、ショーン・ギャレットチアラ自身他2名のペンによるもので、ピーヒョロシンセにのってピーティ・パブロのラップから始まり、つぶやくような囁くようなチアラのボーカルがまとわりつく、といったまあいわば旬のサウンドに乗った時代の徒花ヒット、という感じですな。今でも何でこんなに売れたのか、オジサンさっぱり分かんないや。2004年の年間チャートでも堂々9位ですぞ。

16. Foolish - Ashanti

        (2002/4/20 - 6/22 10週 最高位1位)(BB誌:19位)
        (Hot 100 - 32週、Top 40 - 26週、Top 10 - 17週)

Ashanti_Foolish.jpg 16位に入ったのは、ジャ・ルールを擁するマーダー・インク・レーベル主宰者アーヴ・ゴッティの秘蔵っ子アシャンティの「Foolish」。ジャ・ルールとのコラボ・ヒット「Always On Time」(2001年最高位1位2週)で一気にスターダムに躍り出たアシャンティ、その涼しげなウィスパリング・ボーカルとキュートなルックスもさることながら、この「Foolish」も含めて自分が絡んだ曲はほとんど作曲者に名を連ねているという才女でもあるあたりが強かなところ。この曲もディバージの「Stay With Me」の超有名なピアノリフをループにして、浮気な彼から離れられない女心を切々と歌っているという、なかなかラジオ受けも良さそうな曲で、10週も1位になりました。この年の年間チャートでも、ニッケルバックの「How You Remind Me」には年間1位を譲ったものの、この年の人気者だったネリーを押さえて堂々年間2位にランキングされた、彼女の最大にヒットになったのでした。2008年の「The Way That I Love You」(最高位37位)以降トップ40ヒットがないけど、才能のある彼女のこと、そろそろ復活してくれるものと信じてます。

15. Before He Cheats▲2 - Carrie Underwood
        (2007/6/2 1週 最高位8位)(BB誌:100位以内に入らず
        (Hot 100 - 64週、Top 40 - 53週、Top 10 - 2週)

CarrieUnderwood_BeforeHeCheats.jpg そしてさあこれだよ。どうも今回ビルボードのデケード・チャートを見てて妙に面白みがないなあ、と思っていたら、1位2位でない曲のポジションが異様に低いような気がするんだよね。それでこのキャリー・アンダーウッドの曲なんてそのいい例で、僕の集計では堂々15位なんだけど、ビルボードの方では何と100位にすら入ってないんですよ、あなた!Hot 100に64週滞在ということで、歴代4位の長寿ヒットなのに(まあ15位は高すぎる、としてもだよ)100位に入らないというのはどおおおおも解せないのです。まあそれはいいとして。彼女はご存知『アメリカン・アイドル』第4シーズンで、あのボー・バイス(彼は今いずこ?)を破ってチャンピオンになり「Inside Your Heaven」でデビューヒットNo.1、という華々しいキャリアで、今や中堅カントリーシンガーとしてアメ・アドの後進たちのいいロール・モデルになってるね。オール・アメリカンで保守的なイメージだけど、ベジタリアンだったり、この曲のように他の女の子にちょっかいを出す彼の四駆をバットでボコボコにする、なんていう激しい歌も歌えるのでただの小綺麗な女性カントリー・シンガーではないですね、明らかに。2007年の年間チャートではこの曲堂々6位に入ってました。

ということで続きはまた明日。
■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 1
いやあいよいよ今年も押し詰まってきました。皆さんクリスマスはどうお過ごしでしたか?先週は仕事年内最終週でやたら忙しかったのと、クリスマスイブデーは一日中家の掃除やら夜の準備やら、サンタ対応やらでバタバタしていて、なかなかこのブログの更新ができませんでした。でもその間に実は今日の企画の準備をしていたのです。それは...

2000~2009年デケード・チャートの独自集計

です!皆さんもご存知の通り、ビルボード(BB)誌が年末号で今年の年間チャートと併せて、2000年代のデケード・チャートを発表してましたが(BB誌のデケード・チャートはこのリンクをクリックして見て下さい)、ざっと見て順位が今ひとつ面白みに欠けるような気がしたのと、BB誌は集計期間を1999/12/4~2009/11/28付のチャートでやっているので、真の意味でのデケード・チャートにはなっていないじゃないか!というので、さっそく独自に集計してみました。僕の年間チャートの予想集計方法は今年は大外れだったけど、去年はかなり的中率高かったのでいろいろ考えた結果、いつもの自分の予想集計方法を使うことにしました。さてこの集計期間の1ヶ月のずれというのは結構大きくて、例えば1999年末にチャート上位にいたサンタナの「Smooth」(BB誌33位→75位)とかサヴェージ・ガーデンの「I Knew I Loved You」(BB誌54位→145位)といったあたりがだいぶ割を食らって順位を下げているのは納得。しかし同じ境遇のはずの曲であまりBB誌と順位が変わらないものもあったりして、ますますBB誌の集計方法の裏がよく判らなかったりして....まあそれはさておき、さっそく独自集計デケード・チャート、20位から発表です。

20. Independent Women Part I - Destiny's Child
       (2000/11/18-2001/1/27 11週 最高位1位)(BB誌:18位)
     (Hot 100 - 28週、Top 40 - 25週、Top 10 - 17週)

DestinysChild_IndependentWomen.jpg  ということで20位はデスチャの3曲目のNo.1ヒットで、映画『チャーリーズ・エンジェル』(2001)のサントラにも収録されていた「Independent Women Part I」が入ってきました。この時からプロデュースに名前を連ねていたのはご存知メンバーで現在ソロで名実ともにスターとなったビヨンセ。サウンド面は懐かしやポーク&トーンことジャン・クロード・”ポーク”・オリヴィエレッド・ホット・ラヴァー・トーンが担当、90年代にパフ・ダディらとの一連の仕事で一世を風靡したポーク&トーンの切れ味のいいダンス・トラックが大ヒットにつながってました。ちょうど2000年の後半から2001年にかけてのヒットで集計期間の狭間に入ったため、2000年の年間チャートでは97位、翌2001年の年間チャートでは10位と、中途半端なランキングだっただけに、デケード通算のこのランキングでは11週1位の強さが光ります。ちなみにこの曲が11週も1位独占したために、2位で涙を呑んだのが、マイヤの「Case Of The Ex (Whatcha Gonna Do)」(2000/12/2-16、3週2位)とドリーム(いたなあ、そんなグループ)の「He Loves U Not」(2000/12/30-2001/1/6、2週2位)の2曲。ご愁傷様でした。

19. Irreplaceable
▲2 - Beyonce
        (2006/12/16-2007/2/17 10週 最高位1位)(BB誌:25位)
        (Hot 100 - 30週、Top 40 - 26週、Top 10 - 16週)

Beyonce_Irreplaceable.jpg ....で時は6年進んでちょうど3年前の年末から2月にかけて大ヒットとなったのが、そのデスチャ解散後にスーパースターの座にのし上がったビヨンセの「Irreplaceable」。現在の夫ジェイZとの競演曲「'03 Bonnie & Clyde」(2002年最高位4位)で華々しいソロ・デビューを飾った後、ローリング・ストーンズ誌が選ぶ2000年代のベスト・ソングの堂々第3位にランクされた「Crazy In Love」で初のソロNo.1を獲得。この「Irreplaceable」は2枚目のアルバム『B'Day』からの3枚目のシングルカットで10週1位を獲得。2007年の年間チャートではリアーナの「Umbrella」を押さえて堂々年間1位を獲得した、ビヨンセこれまでの最大のヒットとなった。曲作りを担当したのがスターゲイトことミケル・S・エリクセントール・エリック・ハーマンセンのプロデューサー・デュオと、今をときめくニーヨ、そしてビヨンセ自身のチームで、堂々としたR&Bバラードに仕上がっていたのが見事。この曲もファーギー+ウィル・アイ・アムの「Fergalicious」(2007/1/13、1週2位)とフォール・アウト・ボーイの「This Ain't A Scene, It's An Arms Race」(2007/2/3-10、2週2位)の2曲の1位獲得を阻んでしまってました。

18. Hey Ya!▲ - OutKast
       (2003/12/13-2004/2/7 9週 最高位1位)(BB誌:20位)
       (Hot 100 - 32週、Top 40 - 28週、Top 10 - 17週)

Outkast_HeyYa.jpg どうもこの辺、年末から年初にかけての年間チャート集計期間の狭間の大ヒットが続きますね。デケード18位にランクされたのは、この時期アトランタのヒップホップシーンを代表するアーティストに大成長したアウトキャスト最大にして3曲目のNo.1ヒット「Hey Ya!」。彼らの最高傑作の呼び声高い名盤『Stankonia』(2000)からの初のNo.1「Ms. Jackson」でメジャーブレイクを果たした後に満を持してリリースした2枚組大作『Speakerboxx/The Love Below』(2003)からの「The Way You Move」とのダブルシングルとして発表、見事に9週1位を獲得して彼らの実力を見せつけた曲。メンバーの一人、アンドレ3000のペンによる、おちゃらけファンクながら、しっかりスイングしている曲調がただのヒップホップではないメインストリームも押さえたニューウェイヴR&B的な迫力を感じさせます。カップリングの「The Way You Move」(僕のデケード・チャートでは38位)もこの「Hey Ya!」に続いて1週1位を獲得、Hot 100史上、自分の曲の1位で自分の曲の1位を蹴落とした6組目のアーティストとなったのでした。なおこの曲、2004年の年間チャートで8位にランクされています(なぜか1週1位の「The Way You Move」の方が年間5位と高順位になってます)。

さて夜も遅くなってきたので、今日はこれくらいにして続きは明日アップしますが、ここでデケード・チャート企画、デイリー・トリビア・クイズといきましょう。

<デケード・チャート デイリー・トリビア・クイズ#1>

 上記にあるように、アウトキャスト以前に、自分の1位で自分の1位を蹴落とした(つまり2曲連続1位)アーティストが5組ありますが、それは誰でしょう?また、アウトキャストの後に同じことをやっているアーティストが3組あります。それは誰でしょう?

答えは明日のブログ・アップで。
■いよいよ年間チャート発表!しかし...
さあ、こないだの週末に待望の2009年のビルボード誌、Year In Music号のコンテンツがアップされ年間Hot 100ソングのランキングこのリンクにアップされたのでもう見られた方も多いのでは?で、予想の結果はというと...

惨敗です。

...昨年の予想は近来になく的中度が高く、トップ10に入った曲の9曲が的中、うち何と7曲の順位がドンピシャ正解というすばらしさだったのに...今年はトップ10に入った曲の8曲を当てたまではいいのですが、何と順位的中は僅か2曲というショボい結果に....最終順位は下記の通りです。

オフィシャル2009年ビルボード誌年間 Hot 100ランキング
(順位、予想順位、曲名-アーティスト(最高位))
--------------------------------------------------------------------------
1. (1) Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas (#1, 12 weeks) -->順位的中
2. (3) Poker Face - Lady Gaga (#1, 1 week)
3. (4) Just Dance - Lady Gaga (#1, 3 week*)
4. (2) I Gotta Feeling - The Black Eyed Peas (#1, 14 weeks)
5. (7) Love Story - Taylor Swift (#4)
6. (6) Right Round - Flo Rida (#1, 6 weeks) -->順位的中
7. (5) I'm Yours - Jason Mraz (#6)
8. (9) Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyonce (#1, 4 weeks*)
9. (14) Heartless - Kanye West (#2)
10. (-) Gives You Hell - The All American Rejects (#4)

...という調子です。大体14週も1位だった「I Gotta Feeling」がレディ・ガガの2曲の下に来るなんていう展開、誰が予測できるかっつーの!しかしそれよりも個人的にとてもショックだったのは、10位のオール・アメリカン・リジェクツ。上のリストの「予想順位」のところが「ー」になっているの、気が付いたでしょうか?そう....何という不覚なことになぜかこの曲、自分の予想ランキングから漏れてしまってたのです。うーん信じられないミス!ちなみに点数を再計算したところ....何と本来であれば予想チャートの10位になってたはずなんです!もうこの間の最長チャートインランキングのポカといい、今回といい、我ながらタルんでるなあ...年も変わることだし気を引き締めてちょっときちんとやらねば、と思うことしきりなのでした。

ということで今日は元気が出ないので、寝ます。お休みなさい。
■謹んで訂正~Hot100最長チャートインランキング
ええ、慌ただしい年の瀬、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私はここ一週間で今後数年間の仕事の方向性が大きく変わる出来事があって、バタバタしていてこのブログアップもちょっと間が開いてしまいました。すいません。加えて、前回アップの時にジェイソン・ムラーズの発表の時にご案内した「Hot100最長チャートイン記録Top10」の内容に実は結構抜け漏れがあったことが判明。恥ずかしい次第です。指摘いただいた脱走一号さん、本当にありがとうございました。あの後更に精査しまして、改めてここにランキングをご案内します。

Hot 100最長チャートイン記録 Top 10
(順位、週数、曲名 - アーティスト、最高位、Hot 100初登場日、最高位記録日)
---------------------------------------------------------------------------------
1. (76 wks) I'm Yours▲4 - Jason Mraz (#6, 2008/5/3, 9/20)
2. (69 wks) How Do I Live▲3 - LeAnn Rimes (#2, 1997/6/21, 1997/12/13-27 & 1998/1/24)
3. (65 wks) Foolish Games / You Were Meant For Me▲ - Jewel (#2, 1996/11/30, 1997/4/19 & 5/10)
4. (64 wks) Before He Cheats▲2 - Carrie Underwood (#8, 2006/9/16, 2007/6/2)
5. (62 wks) You And Me● - Lifehouse (#5, 2005/2/12, 8/27)*
6. (60 wks) Macarena (Bayside Boys Mix)▲4 - Los Del Rio (#1, 1995/9/2, 1996/8/3-11/2)*
7. (58 wks) Smooth▲ - Santana Featuring Rob Thomas (#1, 1999/7/31, 10/23-2000/1/8)
7. (58 wks) How To Save A Life▲3 - The Fray (#3, 2006/4/15, 10/7)*
9. (57 wks) Higher - Creed (#2, 1999/9/11, 2000/7/22-29)*
10. (56 wks) The Way You Love Me - Faith Hill (#6, 2000/3/11, 2001/1/13)*

10. (56 wks) I Don't Want To Wait - Paula Cole (#11, 1997/11/1, 1998/1/17)

...というわけで、前回影も形もなかった6位のロス・デル・リオや9位のクリードなどが登場。これら上記の最後にアステリスク(*)が付いてる曲はいずれも一度チャートインしてHot100から落ちた後、再度チャートインした曲たちで、これらを前回はカウントするのを忘れてました。スイマセン。ちなみに上記に続く55週組と54週組もご紹介します。

12. (55 wks) Amazed● - Lonestar (#1, 1999/6/5, 2000/3/4-11)*
12. (55 wks) Missing● - Everything But The Girl (#2, 1995/8/12, 1996/2/17)
12. (55 wks) Barely Breathing - Duncan Sheik (#16, 1996/11/30, 1997/5/10)
15. (54 wks) December 1963 (Oh What A Night)● - Four Seasons (#1, 1975/12/27, 1976/3/13-27)*
15. (54 wks) Hanging By A Moment - Lifehouse (#2, 2001/2/10, 2001/6/16-30 & 7/14)
15. (54 wks) Unwell● - matchbox twenty (#5, 2003/3/22, 7/19 & 8/9)

ということでした。前回のアップで55週とお伝えしたライフハウスの「Hanging By A Moment」、54週の間違いでした。こちらも指摘いただいた脱走一号さん、感謝です。あと上記のうち54週のフォー・シーズンズの曲は1975年に一度27週チャートインして1位になSusanBoyle_IDreamedADream.jpgった後、1994年に再度チャートインして14位まで上がってきたという他にないパターンのチャートアクションを示した曲でした。

もうこんな時間になっちゃった。今週のトップ40初登場曲の紹介は今週のどこかでアップしたいもので。幸いチャートのトップはシングルがジェイZ+アリシアの「Empire State Of Mind」が4週目、アルバムの方はこの不景気に既に100万枚売り上げ突破してしまったスーザン・ボイルの『I Dreamed A Dream』が2週目のそれぞれ1位をキープして安定政権状態なのでいい塩梅です。ではまた。
■2009年度年間チャート予想発表!~完結編~
すいません、ちょっとまたバタバタで間が開いちゃいましたね。今年は年賀状ならぬ喪中はがきを早めに出さなきゃいけないので(といいながらちっとも早くないが)さっきまでその作業にかかりっきりでした。今横でガンガン印刷しながら、さっそく残り2009年年間チャートトップ5の予想の発表といきましょう。

5位:I'm Yours▲4 - Jason Mraz
          (最高位6位、Hot 100 - 45週、Top 40 - 43週、Top 10 - 7週)

JasonMraz_ImYours.jpgやっと出てきたねえ。これも大方の人の予想に比べると随分上位に来てるのかもしれないね。ところで週数のデータを見てあれっ?と思った方、あなたは立派なチャートマニア。そう、「I'm Yours」はフル・チャート・ランとしては76週で、あのリアン・ライムスの「How Do I Live」の記録を破ったはずじゃないの?その通り、上記の45週というのは、今回の年間チャート集計対象期間(2008年12月第1週~2009年11月最終週)にチャートインした週数ということで、この曲、Hot 100入りしたのは去年2008年の何と5月3日!なので今年の年間集計期間に入る前に既に31週もチャートインしていたという、2年越しのお化けスリーパーヒットだったんですね。ちなみに記録を作った時におさらいしてないので、ここでついでに最長チャートインHot 100史上トップ10をおさらいしておきましょうかね。

Hot 100最長チャートイン記録 Top 10
(順位、週数、曲名 - アーティスト、最高位、Hot 100初登場日、最高位記録日)
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1. (76 wks) I'm Yours▲4 - Jason Mraz (#6, 2008/5/3, 2008/9/20)
2. (69 wks) How Do I Live▲3 - LeAnn Rimes (#2, 1997/6/21, 1997/12/13-27 & 1998/1/24)
3. (65 wks) Foolish Games / You Were Meant For Me▲ - Jewel (#2, 1996/11/30, 1997/4/19 & 5/10)
4. (64 wks) Before He Cheats▲2 - Carrie Underwood (#8, 2006/9/16, 2007/6/2)
5. (58 wks) Smooth▲ - Santana Featuring Rob Thomas (#1, 1999/7/31, 1999/10/23-2000/1/8)
5. (58 wks) You And Me● - Lifehouse (#5, 2005/3/19, 2005/8/27)
7. (56 wks) How To Save A Life▲3 - The Fray (#3, 2006/5/13, 2006/10/7)
7. (56 wks) I Don't Want To Wait - Paula Cole (#11, 1997/11/1, 1998/1/17)
9. (55 wks) Hanging By A Moment - Lifehouse (#2, 2001/2/10, 2001/6/16-30 & 7/14)
9. (55 wks) Missing● - Everything But The Girl (#2, 1995/8/12, 1996/2/17)
9. (55 wks) Barely Breathing - Duncan Sheik (#16, 1996/11/30, 1997/5/10)

こうしてみると今回のジェイソンの記録がかなりぶっちぎりだったことが判ります。しかしライフハウスがトップ10に2曲も入れてたりするのも凄いし、ポーラ・コールダンカン・シーク(この辺むちゃくちゃ懐かしいね)が最高位11位や16位で50週以上もチャートインしていたのも今にして思えば凄いことでした。ちなみに1年は52週ですので。ではここで一つクイズをば。チャートイン54週、つまりこのトップ10の次点にランクされるのは誰の何という曲?解答は次回のアップにて。

4位: Just Dance▲3 - Lady GaGa Featuring Colby O'Donis
         (最高位1位3週、Hot 100 - 34週、Top 40 - 31週、Top 10 -19週)

LadyGaGa_JustDance.jpgやあこれもここに出てきたね。全てはこの曲から始まった、今年のレディ・ガガの快進撃。16歳の時から地道にNYのローカル・ダンス・クラブやライブハウスなどを回り、徐々に徐々に地合を築いてきた長い苦労がこの一曲で一気に報われてブレイクした、最近では珍しいチャート・サクセス・ストーリーでした。しかも彼女のいいのはそのファッションやアウトフィットのユニークさでややもすればノヴェルティ視されかねないところを自作によるポップ・センスある楽曲で実力も見せつけているところ。しかしこれだけの活躍をしながら、先日発表されたグラミーの最優秀新人賞部門にはノミネートされてないのはなかなか腑に落ちないところ!でもそういう不満はもう一つのこの曲の活躍で帳消しになるかな?

3位: Poker Face - Lady GaGa

        (最高位1位1週、Hot 100 - 40週、Top 40 - 31週、Top 10 - 18週)

LadyGaga_PokerFace.jpgということで年間予想順位3位、4位と独占したレディ・ガガ。1位滞在の長い「Just Dance」ではなくてこちらが上に来たのは40位以内の滞在週数が多いからなんだけど、この2曲の得点差はとっても僅かなのではっきりいってどっちが上に来てもおかしくない状況です。ところでこの「Poker Face」、先日発表のグラミー賞ノミネーションでは、何とレコード・オブ・ジ・イヤーとソング・オブ・ジ・イヤーの両方に堂々とノミネートされるという快挙を成し遂げてます。これ以外にも最優秀ダンス・レコーディング部門にノミネートされている他、アルバム『The Fame』が最優秀アルバム部門最優秀エレクトロニック/ダンス・アルバム部門にノミネート、都合「最優秀新人部門以外の」5部門ノミネートというすばらしさ。まあテイラー・スイフトの8部門やビヨンセの10部門には負けますが、長い下積みを経て開花したシンガー・ソングライター・ダンス・アーティストとしては申し分のないホリデー・シーズンの贈り物だったのでは?

さて、あとは皆さんよーくご存知の2曲です。

2位: I Gotta Feeling - The Black Eyed Peas
         (最高位1位14週、Hot 100 - 23週、Top 40 - 23週、Top 10 - 20週)
1位: Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas
         (最高位1位12週、Hot 100 - 33週、Top 40 - 28週、Top 10 - 19週)

BlackEyedPeas_IGottaFeeling.jpgもう一気に両方発表しちゃいました。この2BlackEyedPeas_BoomBoomPow.jpg曲、まあこんだけ長いこと1位を張られた日には、年間チャートのワンツーフィニッシュは避けられないのは判ってました。あとの興味といえば、どちらが上に来るか、というくらい。でこちらの2曲もレディ・ガガの2曲同様、結構僅差で1位滞在週数は2週短いものの、100と40の滞在週数で10週、5週とそれぞれ多かった「Boom Boom Pow」が僕の集計では最終年間1位になりました。まあでも僕的にはどうでもいいんですけどね。昔から年間1位というのは大した曲が来た例の方が少なくって。皆さん去年の年間1位、覚えてますか?この間チャート仲間の飲み会で一生懸命考えてとうとう誰も思い出せなかったのですが、フロ・ライダの「Low」でしたよねえ。まあそんなもんです。このブログを日頃読んで頂いてる方は最近のBEPについての僕の評価もよくご存知のことと思いますのでまあ敢えてここでは繰り返しません。

ということで年間チャート予想でした。果たして今年はどこまで当たっていることやら....さて次のブログアップは毎週のチャートの解説に加えて、去年もやったけど少しずつ今年の僕が選ぶアルバム10枚の解説もそろそろ始めたいと思いますのでよろしく。
■2009年度年間チャート予想発表!
いやいや12月ともなると途端にバタバタしてきて、週末から今日にかけて何かと野暮用も多く、アップできなかったんですが、これは早くやっておかないと結果が来週には発表になってしまうので、何とか今日アップしちゃいます。そう「これ」というのは今年の年間チャート予想。

だいたい始める前から「あ~絶対ブラック・アイド・ピーズが上位独占だよなあ」とか盛り上がりに欠けることおびただしいのですが、一方今年はHot100チャートイン最長記録を更新したジェイソン・ムラーズの「I'm Yours」(リアン・ライムスの「How Do I Live」の69週を抜いて76週チャートイン)が何位に入っているかとか、レディ・ガガがどこに何曲入れてるか、などそれなりにポイントはいくつかあって楽しみは楽しみでした。で、まずは予想年間10位から6位までを発表。

10位:I Know You Want Me (Calle Ocho) - Pitbull
    (最高位2位1週、Hot 100 - 35週、Top 40 - 27週、Top 10 - 10週)

Pitbull_IKnowYouWantMe.jpgこの曲は最近では珍しく、下の方からゆっくり上昇していって2位まで登り詰め、その後ゆっくり下降していったというチャートアクションで、この順位まで来ました。僕の集計方法だと、結構上位滞在の長い曲が得するスキームなんだけど、この曲についてはよく地道にポイントを重ねたのがトップ10入りの原動力かなと。曲自体は皆さんご存知のアゲアゲの曲。意外と結構好きでしたけど。

9位:Single Ladies (Put A Ring On It)▲3 - Beyonce
   (最高位1位4週、Hot 100 - 22週、Top 40 - 20週、Top 10 - 13週)

Beyonce_SingleLadies.jpgこの曲はとにかく5位以上の滞在週数が12週と、全チャートイン週数の半分以上をトップ5内で過ごしたので、22週しかいなくてもこの順位になりました。1位にも4週いたしね。とにかくPVのダンスがハイテンションで話題になったのは記憶に新しいところ。そういえばBeyonceのライヴで、この曲をやったところ、誰か有名な俳優が客席にいて、このダンスを完コピして周りの度肝を抜いた、なんてニュースがあったけど、あれ、誰だったっけ?

8位:You Found Me▲2 - The Fray
   (最高位7位、Hot 100 - 39週、Top 40 - 37週、Top 10 - 6週)

Fray_YouFoundMe.jpgええええ!という声が聞こえてきそう。最高位7位でこの順位は確かに高いなあ。でも37週もトップ40にいるというのはあの「I'm Yours」に次ぐ2009年の記録なんでこういうのも面白いでしょ。最高位6位以下の曲の年間トップ10入りしたものという意味では、最近では2007年のキャリー・アンダーウッドBefore He Cheats」(最高位8位、年間6位)、2005年のケリー・クラークソンBehind These Hazel Eyes」(最高位6位、年間10位)とかがあったね。古くは1973年クリス・クリストファーソンWhy Me」が最高位16位で年間6位!というのがあったけど。しかしこのフレイの曲、どんな曲だったか見事に覚えてないなあ。印象薄し。

7位:Love Story▲4 - Taylor Swift
   (最高位4位、Hot 100 - 39週、Top 40 - 34週、Top 10 - 11週)

TaylorSwift_LoveStory.jpgとにかく今年はテイラー・スイフト、大ブレイクした年でした。このブログでもカバーした、同時最多初登場記録とか、MTVミュージック・アウォーズで最優秀女性ビデオ賞を取ってカニエ・ウェストに蹂躙されたりとか、ABCテレビのCMA(カントリー・ミュージック・アウォーズ)でエンターテイナー・オブ・ジ・イヤーを取ったりとか、いやまあ派手にやってます。うちの高校生の娘が彼女とパラモアに今年ハマって、とにかく我が家でもこの曲は良く聴きました。デジタル・ダウンロードが4ミリオンということでダウンロードでも稼いだヒット、という2009年らしいヒット、ということも言えますかね。

6位:Right Round▲3 - Flo Rida
   (最高位1位6週、Hot 100 - 26週、Top 40 - 22週、Top 10 - 13週)

FloRida_RightRound.jpg1位に6週もいたのに年間6位かよ、とフロ・ライダのぼやきが聞こえてきそうですが、いかんせんチャートイン週数が26週と短かったためこの順位に甘んじることになりました。かのデッド・オア・アライヴの「You Spin Me Round (Like A Record)」を思いっきりメインリフにサンプリングして超キャッチャーだったこの曲、今トップ10に入っているキシャがフィーチャーされてたというのは知らなかったなあ(ビデオには本人の希望で登場してないらしい)。

ということでとりあえず6位までの予想どうでしょうか?皆さんの感覚とは合ってますか?例の「I'm Yours」がまだ登場してないの、ブキミでしょう(笑)。残りの1位まではまた明日か明後日にアップすることにします。ついては11位以下20位までの予想も併せてご案内。

順位:曲名 - アーティスト(最高位/Hot 100週数/Top 40週数/Top 10週数)
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11位:Use Somebody▲ - Kings Of Leon (#4/41/24/12)
12位:Knock You Down - Keri Hilson Featuring Kanye West & Ne-Yo (#3/31/27/14)
13位:You Belong With Me▲2 - Taylor Swift (#2/29/24/16)
14位:Heartless▲2 - Kanye West (#2/28/25/15)
15位:Dead And Gone▲2 - T.I. Featuring Justin Timberlake (#2/28/23/13)
16位:Second Chance▲ - Shinedown (#7/41/24/3)
17位:Down - Jay Sean Featuring Lil Wayne (#1 - 2wks/20/17/16)
18位:Blame It - Jamie Foxx Featuring T-Pain (#2/27/24/14)
19位:My Life Would Suck Without You - Kelly Clarkson (#1 - 2wks/25/22/11)
20位:Halo▲ - Beyonce (#5/31/24/8)

おお、シャインダウン頑張ったねえ。あとキングス・オブ・レオンの2年越しのヒット「Use Somebody」の健闘も個人的には嬉しいところです。では年間トップ5の予想(もう大体判ってるよ、という声が聞こえてきそうだけど)お楽しみに。
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