
いやいやこの一週間は息子が何とか私立高校の第一志望校に受かったかと思うと、仕事の方では期待していたことがドタキャンで没になるという事件もあり、全くまたまたEmotional Rollercoasterの一週間で、月曜に予約録画していたグラミー賞授賞式も結局金曜日出張でやっと早めに帰宅できたのでほぼ一週間遅れでビール飲みながら見ていたという臨場感のなさ。こんなグラミー授賞式シーズン、何年ぶりでしょう。しかもショックだったのは何と主要四賞のうち半分の二つがまったく予想かすりもしなかったという屈辱...
さて気を取り直して今回の予想の総括をしてみます。今回ブログにアップした34部門の予想結果は下記の通り。
◎ 本命的中!…13部門
○ 惜しくも対抗が受賞…10部門
× 大穴が受賞…5部門
何と無印が受賞…6部門
ううう、13勝21敗で勝率僅かに.382という一昨年の.389を下回る成績。対抗○を入れるとやっと勝率.676なんだけど、今回の6部門の大外れ(含む新人賞とレコード・オブ・ジ・イヤー)というのはここ近来まれに見る無様な成績だなあ。しかし新人賞のエスペランザ・スポールディングは、ありゃ当たりませんぜ。彼女が素晴らしいミュー
ジシャンであることはその後のパフォーマンスとかで偲ばれたのだけど(さっそく来日してブルーノート東京でやるらしい)、それにしてもあの顔ぶれだったらどう考えてもフローレンスかドレイクだよなあ。で、レコード・オブ・ジ・イヤーの方はちょっと今回は読み過ぎて、レディ・アンティベラムを無印にしてしまった僕のミス。しかし、「Empire State Of Mind」が最優秀ラップ/ソング部門止まりだとは誰が予想したか。アルバムだって、出来の善し悪しは別にして、アーケイド・ファイヤが取る必然性があったのか(彼ら自身、「マジかよ!」とビックリしてたよね)?エミネムのアルバムの完成度とメインストリーム性とのバランスを考えたらやはり彼が取るべきだったのでは。ゲストで出てたシンディ・ローパーも「『Recovery』が取るべきだった」って言ってたし。また、レディ・アンティベラムがあれほどグラミー・ナイトを席巻するなんて。去年はテイラー・スイフト一色だと思いきや、ビヨンセが主要賞をかっさらっていったので、やはり一般賞部門はR&B・ラップ系が強いと思った予想が甘かった。来年はまた頑張ります。
でも、今年のグラミー、いくつか「ちょっといい話」がありました。例えばこんな。
■ それまで主要賞にノミネートされるも、ダンス部門のみの受賞に止まっていたガガ様が、見事最優秀
ポップ・ボーカル・アルバム部門で、強敵スーザン・ボイル、ケイティー・ペリーを押さえて『Fame Monster』で堂々受賞!受賞スピーチでは涙ぐみながら喜びのコメント。そして今週ビルボード・ホット100の千曲目の1位となった新曲「Born This Way」は自分がまだスーパースターという自信がなかったので、ホイットニー・ヒューストンをイメージして書いた曲であることを披露、ホイットニーへの感謝をコメント。いやあよかったねえ。
■ こちらも過去ロック部門に数限りなくノミネートされながら一度も受賞経験のなかった大御所、ニール・ヤングが、何と最優秀ロック・ソング部門で、ミューズ、KOL、ブラック・キーズ、マムフォード&サンズというこれまた強敵を押さえて初のグラミー受賞!ちゃんと御大、会場にも来ていたので、喜びもひとしおだったでしょう。グラミーの温情か?
■ 久々に公共の場で共演を果たしたDr.ドレとエミネムのパフォーマンスは、スカイラー・グレイ嬢のま
か不思議なパフォーマンスとも相まって、久しぶりに興奮するヒップホップ・イベントでしたね!ちょっと痩せたなあ、と思うエミネムのフロウのパワフルさに改めて彼のアーティスト・パワーを思い知った次第。ドレの新作『Detox』に否が応でも期待が高まるというものです。
■ ソロモン・バーク(オーティス・レディングやウィルソン・ピケットらと並んで、60年代の英米のロック・バンド達に多大な影響を与えた、フィラデルフィア出身のR&Bシンガー。多分清志郎とかも凄い影響受けている)のトリビュートでのあのミック・ジャガーの本当に嬉しそうな、オモチャを与えられた子供のようにウキウキしたパフォーマンス、見ました?ミックは間違いなくソロモン・バークの影響を受けてるし、それが如実に分かるリスペクトとピュアな喜びに満ちた彼のパフォーマンスに、思わず見る方の頬がこぼれて仕方がなかったですね。同じトリビュートでも冒頭のアレサ・トリビュートに比べて「気合い」が違いました。でもそのアレサ・トリビュートで音を微妙に外しながら気合い充分に熱唱してたフローレンスが可愛かったね。
■ 日本のメディアでも盛んにカバーされてましたが、B'zの松本孝弘がラリー・カールトン(オジサン世代には懐かしい名前!)との共作アルバムで、見事最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を獲得。いやあこれ、予想してなかった部門だけど、予想してたとしても多分これを選んでなかったろうなあ。素直におめでとうですね。プレ・ショーでの受賞の様子をTVで見ましたが、松本が気丈に英語でコメントしてたのを見てちょっと感動しました。喜多郎が取るグラミーなんかより百倍リアルさがあっていいよね。
...ということで今年のグラミーも悲喜こもごも。来年はどんな作品がノミネートされて、どんな作品・アーティストが授賞するでしょうか。さて一方Hot 100の方では今週ガガの「Born This Way」が初登場1位となり、Hot 100通算1,000曲目の1位となったり、「Glee」のキャストによるHot 100登場曲数が、これまでの歴代1位のエルヴィスを抜いて1位になったりと、ニュースに事欠かない状況。また来週からは通常のブログに戻りたいと思います。よろしく。
さて気を取り直して今回の予想の総括をしてみます。今回ブログにアップした34部門の予想結果は下記の通り。
◎ 本命的中!…13部門
○ 惜しくも対抗が受賞…10部門
× 大穴が受賞…5部門
何と無印が受賞…6部門


でも、今年のグラミー、いくつか「ちょっといい話」がありました。例えばこんな。
■ それまで主要賞にノミネートされるも、ダンス部門のみの受賞に止まっていたガガ様が、見事最優秀

■ こちらも過去ロック部門に数限りなくノミネートされながら一度も受賞経験のなかった大御所、ニール・ヤングが、何と最優秀ロック・ソング部門で、ミューズ、KOL、ブラック・キーズ、マムフォード&サンズというこれまた強敵を押さえて初のグラミー受賞!ちゃんと御大、会場にも来ていたので、喜びもひとしおだったでしょう。グラミーの温情か?
■ 久々に公共の場で共演を果たしたDr.ドレとエミネムのパフォーマンスは、スカイラー・グレイ嬢のま

■ ソロモン・バーク(オーティス・レディングやウィルソン・ピケットらと並んで、60年代の英米のロック・バンド達に多大な影響を与えた、フィラデルフィア出身のR&Bシンガー。多分清志郎とかも凄い影響受けている)のトリビュートでのあのミック・ジャガーの本当に嬉しそうな、オモチャを与えられた子供のようにウキウキしたパフォーマンス、見ました?ミックは間違いなくソロモン・バークの影響を受けてるし、それが如実に分かるリスペクトとピュアな喜びに満ちた彼のパフォーマンスに、思わず見る方の頬がこぼれて仕方がなかったですね。同じトリビュートでも冒頭のアレサ・トリビュートに比べて「気合い」が違いました。でもそのアレサ・トリビュートで音を微妙に外しながら気合い充分に熱唱してたフローレンスが可愛かったね。
■ 日本のメディアでも盛んにカバーされてましたが、B'zの松本孝弘がラリー・カールトン(オジサン世代には懐かしい名前!)との共作アルバムで、見事最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を獲得。いやあこれ、予想してなかった部門だけど、予想してたとしても多分これを選んでなかったろうなあ。素直におめでとうですね。プレ・ショーでの受賞の様子をTVで見ましたが、松本が気丈に英語でコメントしてたのを見てちょっと感動しました。喜多郎が取るグラミーなんかより百倍リアルさがあっていいよね。
...ということで今年のグラミーも悲喜こもごも。来年はどんな作品がノミネートされて、どんな作品・アーティストが授賞するでしょうか。さて一方Hot 100の方では今週ガガの「Born This Way」が初登場1位となり、Hot 100通算1,000曲目の1位となったり、「Glee」のキャストによるHot 100登場曲数が、これまでの歴代1位のエルヴィスを抜いて1位になったりと、ニュースに事欠かない状況。また来週からは通常のブログに戻りたいと思います。よろしく。
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長い長い道のりの予想ブログ、やっと主要四部門まで来ました。授賞式は日本時間のあす、月曜日の朝ですので、なかなかいいスケジュールできました。さて、まずは新人賞部門です。今年のノミネーション、ちょっとびっくり。
29.最優秀新人賞部門(Best New Artists)
Justin Bieber
○ Drake
◎ Florence & The Machine
× Mumford & Sons
Esperanza Spalding
さてグラミーでは結構因縁含みで有名な新人賞部門。過去10年の結果を下記に並べてみましたが、こうしてみると、10回中7回が女性アーティストまたは女性ボーカルのグループが取っているという、女性上位の部門であることが判明。しかも50回51回とイギリスのアーティストがアメリカのアーティストを押さえて獲得しており、グラミーももはや国産にこだわらず受賞者を決めているのでは、という感じがあります。今年のポイントはもう一つ、何とジャズ界のアーティストとしては1965年のアストラッド・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン以来、しかもこの1965年の二人がボサノバ・ジャズ系であるのに対し、メインストリームジャズという意味ではおそらくグラミー史上初ではないかという、若干26歳の女性ジャズ・ベーシストのエスペランザ・スポールディングがノミネートされていること。いやあこれは画期的ですね。でも僕の読みは、今年のこの部門はイギリスでも昨年のブリット・アウォードで最優秀ブリティッシュ・アルバムを獲得し、この間のMTVミュージック・アウォードでの「Dog Days Are Over」のパフォーマンスと、その曲が今全米人気沸騰中のコメディドラマ『Glee』でカバーされるなどいきなり全米でも人気を呼んでいるフローレンス+ザ・マシーンが本命◎。女性系が強いこの部門の伝統も踏んでるしね。で、対抗○は実力派の新人ラッパー、ドレイクで決まり。穴×はこちらもロンドン・ベースのフォーク的な味わいを持ったバンド、マムフォード&サンズ。彼らも去年年末にVH1で取り上げられてからアルバムが再上昇、アルバムチャートのトップ10に入るなど、これはこれで結構注目のバンドですよ。エスペランザ嬢は、ノミネートされたこと自体が一つの現象だけど、ちょっと予想対象にはきついかねえ。ルックスはいいけどねえ。
第43回(2001年):Shelby Lynne(ブラッド・ペイズリー、パパ・ローチ、ジル・スコット、シスコ)
第44回(2002年):Alicia Keys(インディア・アリー、ネリー・ファタード、デヴィッド・グレイ、リンキン・パーク)
第45回(2003年):Norah Jones(アシャンティ、ミッシェル・ブランチ、アヴリル・ラヴィーン、ジョン・メイヤー)
第46回(2004年):Evanescence(50セント、ファウンテンズ・オブ・ウェイン、ヘザー・ヘッドリー、ショーン・ポール)
第47回(2005年):Maroon 5(ロス・ロンリー・ボーイズ、ジョス・ストーン、カニエ・ウェスト、グレッチェン・ウィルソン)
第48回(2006年):John Legend(シアラ、フォール・アウト・ボーイ、キーン、シュガーランド)
第49回(2007年):Carrie Underwood(ジェームス・ブラント、クリス・ブラウン、イモジェン・ヒープ、コリン・ベイリー・レイ)
第50回(2008年):Amy Winehouse(ファイスト、レディシ、パラモア、テイラー・スイフト)
第51回(2009年);Adele(ダフィ、ジョナス・ブラザーズ、レディ・アンティベラム、ジャズミン・サリヴァン)
第52回(2010年):Zac Brown Band(ケリ・ヒルソン、MGMT、シルヴァーサン・ピックアップス、ザ・ティンティンズ)
30.最優秀アルバム部門(Album Of The Year)
○ The Suburbs - Arcade Fire
◎ Recovery - Eminem
Need You Now - Lady Antebellum
× The Fame Monster - Lady Gaga
Teenage Dream - Katy Perry
なぜにいきなりアーケイド・ファイヤが?というのが素直な感想である今年のアルバム部門。去年のデブマ、その前のレディヘ、そしてそのまた前のフーファイあたりはまだ何となく分からないでもなかったけど、確かに昨年度の各音楽誌(特にロック関係)では大変評判のいいこのアルバム。ではこれがこの部門を取るかというといやあ、ちょっとやっぱりきついのでは?一方ガガ様は去年に続いてのノミネートだけど、周知の通り、グラミーにはとんと当て馬状態の扱いで、ダンス部門以外での受賞は皆無。同じことはエミネムにも言えていて、この部門、彼は3回目のノミネートながら、ラップ部門以外の受賞は一切なし。カントリー界代表のレディ・アンティベラムも、このアルバムはポップ・メインストリーム的で僕は好きなんですが、これで大賞取ったら怒る人続出でしょう。去年の夏のアンセム「California Gurls」で一気にポップ界での存在感をましたケイティー・ペリーもアルバム作品賞はきついかも。となってくると今年のアルバム部門はどれも取りそうで取れなさそうという微妙な顔ぶれであることがわかります。そんな中、僕は今年はエミネムが本命◎ではないかと。今回のアルバムはこれまでにないメインストリーム色が顕著で、それが迎合にならずにうまくまとめられている、実は密かな傑作だったりしてます。対抗○はひょっとしたらひょっとするアーケイド・ファイヤ、穴×は個人的には取って欲しいガガ様にあげましょう。
第43回(2001年):Two Against Nature - Steely Dan(ベック「Midnight Vultures」、エミネム「The Marshall Mathers LP」、レディヘ「Kid A」、ポール・サイモン「You're The One」)
第44回(2002年):O Brother, Where Art Thou? - Various Artists(インディア・アリー「Acoustic Soul」、ボブ・ディラン「Love And Theft」、アウトキャスト「Stankonia」、U2「All That You Can't Leave Behind」)
第45回(2003年):Come Away With Me - Norah Jones(ディキシー・チックス「Home」、エミネム「The Eminem Show」、ネリー「Nellyville」、ブルース・スプリングスティーン「The Rising」)
第46回(2004年):Speakerboxxx/The Love Below - OutKast(ミッシー「Under Construction」、エヴァネッセンス「Fallen」、ジャスティン・ティンバレイク「Justified」、ホワイト・ストライプス「Elephant」)
第47回(2005年):Genius Loves Company - Ray Charles(グリーン・デイ「American Idiot」、アリシア・キーズ「The Diary Of Alicia Keys」、アッシャー「Confessions」、カニエ・ウェスト「The College Dropout」)
第48回(2006年):How To Dismantle An Atomic Bomb - U2(マ
ライア「The Emancipation Of Mimi」、ポール・マッカートニー「Chaos And Creation In The
Backyard」、グウェン・ステファニ「Love.Angel.Music.Baby」、カニエ・ウェスト「Late Registration」)
第49回(2007年):Taking The Long Way - Dixie Chicks(ナールズ・バークレイ「St. Elsewhere」、ジョン・メイヤー「Continuum」、レッチリ「Stadium Arcadium」、ジャスティン・ティンバレイク「FutureSex/LoveSounds」)
第50回(2008年):River: The Joni Letters - Herbie Hancock(フーファイ「Echoes, Silence, Patience And Grace」、ヴィンス・ギル「These Days」、カニエ・ウェスト「Graduation」、エイミー・ワインハウス「Back To Black」)
第51回(2009年);Raising Sand - Robert Plant & Alison Krauss(コールドプレイ「Viva La Vida Or Death And All His Friends」、リル・ウェイン「Tha Carter III」、ニーヨ「Year Of The Gentlemen」、レディヘ「In Rainbows」)
第52回(2010年):Fearless - Taylor Swift(ビヨンセ「I Am...Sasha Fierce」、ブラック・アイド・ピーズ「The E.N.D.」、レディ・ガガ「The Fame」、デブマ「Big Whiskey And The GrooGrux King」)
さていよいよ最終メイン2部門の予想です。
31.ソング・オブ・ジ・イヤー(Song Of The Year - 作者への授賞)
Beg Steal Or Borrow - Ray LaMontagne And The Pariah Dogs (Ray LaMontagne)
○ F*** You - Cee Lo Green (Brody Brown, Cee Lo Green, Ari Levine, Philip Lawrence & Bruno Mars)
The House That Built Me - Miranda Lambert (Tom Douglas & Allen Shamblin)
× Love The Way You Lie - Eminem Featuring Rihanna (Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers)
◎ Need You Now - Lady Antebellum (Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott)
いやいや今年はグラミーが意地でもジャンルをばらけるんだ!と頑張ったのではないかというくらいいろんな曲がノミネートされました。果たしてこれらが昨年を代表する楽曲だったか、というとうーんと唸ってしまうレイ・ラモンターニュの曲とかありますが、従来のSOYに比べて、セールス度外視で楽曲指向を更に追求した結果だとしたら、歓迎したいノミネーション(でもレイ・ラモンターニュの曲って僕は聴いてないので何とも評価できませんが)。さて予想ですが、この部門実は鬼門でして、これまで4回予想してズバリ当てたのが50回のエイミー・ワインハウスだけ。去年なんか見事に大外れというていたらく。今年はちょっと慎重に一つ一つ見ていきましょう。
レイ・ラモンターニュ…曲はいいのかもしれないけど、こういう地味なアーティストの地味な曲がSOYを取った例は1998年のショーン・コルヴィン「Sunny Came Home」くらい。あれだって一応シングルトップ10ヒットだしね。で、ホントにヒット曲でない楽曲でSOY取った最後の曲って、1967年のビートルズ「ミッシェル」(アメリカではシングルカットされていない)。従って無印かな。
シー・ロー・グリーン…49回でROYにノミネートされたナールズ・バークレイの片割れ。4レター・ワードのタイトルでグラミー賞主要部門にノミネートされたのってこれが初じゃないか?不気味なのはこの曲、R&B部門では一切ノミネートされてないこと。これって、50回51回のコリン・ベイリー・レイもそうだったね。で、こういうタイトルの曲が受賞すると結構快挙なんだけど、うーん対抗○候補かな。
ミランダ・ランバート…この曲は、カントリー部門のベスト・ソングを取ります、間違いない。ここにノミネートされること自体凄いけど、ここは無印で。
エミネム+リアーナ…昨日のブログでも書いたけど、エミネムって主要部門には結構たくさんノミネートされてるけど、過去受賞したことがないんだよね。だからせいぜい穴×止まりではないか。楽曲は素晴らしいと思うが。
レディ・アンティベラム…多分ねえ、ここはこの3人組が取りそうな気がするなあ。何かグラミー!って感じの曲じゃないですか。で、敢えてカントリー部門の主要賞はミランダ嬢に譲って、ここの一番おいしいところを取って行くのでは。曲としてもカントリー、というよりもポップ・メインストリームだし、過去のSOYのイメージ通りの王道ポップだしね。なので本命◎です。
第43回(2001年):Beautiful Day - U2(デスチャ「Say My Name」、メイシー・グレイ「I Try」、フェイス・ヒル「Breathe」、リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(インディア・アリー「Video」、トレイン「Drops Of Jupiter」、U2「Stuck In A Moment That You Can't Get Out Of」、ネリー・ファタード「I'm Like A Bird」)
第45回(2003年):Don't Know Much - Norah Jones(ヴァネッサ・カールトン「A Thousand Miles」、アヴリル「Complicated」、ブルース・スプリングスティーン「The Rising」、アラン・ジャクソン「Where Were You (When The World Stopped Turning」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(アギレラ「Beautiful」、アヴリル「I'm With You」、ウォーレン・ジヴォン「Keep Me In Your Heart」、エミネム「Lose Yourself」)
第47回(2005年):Daughters - John Mayer(アリシア「If I Ain't Got You」、カニエ「Jesus Walks」、ティム・マグロー「Live Like You Were Dying」、フーバスタンク「The Reason」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(ラスカル・フラッツ「Bless The Broken Road」、U2「Sometimes You Can't Make It On Your Own」、ブルース・スプリングスティーン「Devils & Dust」、ジョン・レジェンド「Ordinary People」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(メアリーJ「Be Without You」、キャリー・アンダーウッド「Jesus, Take The Wheel」、コリン・ベイリー・レイ「Put Your Records On」、ジェームス・ブラント「You're Beautiful」)
第50回(2008年):Rehab - Amy Winehouse(キャリー・アンダーウッド「Before He Cheats」、プレイン・ホワイトTズ「Hey There Delilah」、コリン・ベイリー・レイ「Like A Star」、リアーナ+ジェイZ「Umbrella」)
第51回(2009年);Viva La Vida - Coldplay(エステル+カニエ「American Boy」、アデル「Chasing Pavements」、ジェイソン・ムラズ「I'm Yours」、サラ・バレイエス「Love Song」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(レディ・ガガ「Poker Face」、マックスウェル「Pretty Wings」、キングス・オブ・レオン「Love Somebody」、テイラー・スイフト「You Belong With Me」)
32.レコード・オブ・ジ・イヤー(Record Of The Year - アーティスト、プロデューサーへの授賞)
○ Nothin' On You - B.o.B Featuring Bruno Mars (The Smeezingtons)
Love The Way You Lie - Eminem Featuring Rihanna (Alex Da Kid & Makeba Riddick)
× F*** You - Cee Lo Green (The Smeezingtons)
◎ Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys (Angela Hunte, Jane't "Jnay" Sewell-Ulepic & Shux)
Need You Now - Lady Antebellum (Lady Antebellum & Paul Worley)
さあいよいよ最大のメインイヴェント、ROYの予想。やっぱりこの部門はグラミーの顔だけあって、その年「やっぱりこのレコードが評価されるべきだよね」という作品が取っている、まあ王道の部門。ただグラミー独特のひいきの引き倒し、みたいな傾向はやっぱりあって、43回、44回の同一アルバムからのU2の2年連続受賞なんてはっきり言って反則だし、46回もなんで唐突にコールドプレイが?という感じもあったし、47回のレイ・チャールズは予定調和の極致だったしね。でも嬉しかったのは51回のロバプラ+アリクラのT-ボーン・バーネットによる鳥肌の立つような傑作がちゃんと受賞したのと、52回では2008年のクリスマスに1ヶ月過ごしたロンドンの凍てつく街を歩きながらひたすら聴いたキングス・オブ・レオンが受賞したこと。いろんな意味でこの部門はクライマックスを飾る部門。で、今年なんですが、もうこの顔ぶれを見た瞬間に、僕にはジェイZ+アリシアの「Empire State Of Mind」しか本命◎はあり得ない、って感じなんですね。9-11からこっち、これだけNYを、そしてアメリカらしさを高らかに歌った楽曲もなかったんではないかと。今のアメリカのちょっと右肩下がりの状況(エジプトも政権交代したしね)を考えると、グラミー会員のセンティメントはこの曲をROYに押し上げると僕は見ました。対抗○は昨年の新人でありながら台風の目となったブルーノ・マーズをフィーチャーしたB.o.Bの曲。そして穴×は怪人シー・ロー・グリーンに捧げましょう。
第43回(2001年):Beautiful Day - U2(デスチャ「Say My Name」、メイシー・グレイ「I Try」、マドンナ「Music」、インシンク「Bye Bye Bye」)
第44回(2002年):Walk On - U2(インディア・アリー「Video」、アリシア「Fallin'」、アウトキャスト「Ms. Jackson」、トレイン「Drops Of Jupiter」)
第45回(2003年):Don't Know Why - Norah Jones(ヴァネッサ・カールトン「A Thousand Miles」、エミネム「Without Me」、ネリー+ケリー・ローランド「Dilemma」、ニッケルバック「How You Remind Me」)
第46回(2004年):Clocks - Coldplay(ビヨンセ+ジェイZ「Crazy In Love」、ブラック・アイド・ピーズ+ジャスティン・ティンバレイク「Where Is The Love?」、エミネム「Lose Yourself」、アウトキャスト「Hey Ya!」)
第47回(2005年):Here We Go Again - Ray Charles & Norah Jones(ブラック・アイド・ピーズ「Let's Get It Started」、グリーン・デイ「American Idiot」、ロス・ロンリー・ボーイズ「Heaven」、アッシャー+リル・ジョン+リュダクリス「Yeah!」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(グリーン・デイ「Boulevard Of Broken Dreams」、ゴリラズ「Feel Good Inc.」、グウェン・ステファニ「Hollaback Girl」、カニエ・ウェスト「Gold Digger」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(メアリーJ「Be Without You」、ジェイムス・ブラント「You're Beautiful」、ナールズ・バークレイ「Crazy」、コリン・ベイリー・レイ「Put Your Records On」)
第50回(2008年):Rehab - Amy Winehouse(ビヨンセ「Irreplaceable」、フーファイ「The Pretender」、リアーナ+ジェイZ「Umbrella」、ジャスティン・ティンバレイク「What Goes Around...Comes Around」)
第51回(2009年);Please Read The Letter - Robert Plant & Alison Krauss(アデル「Chasing Pavements」、コールドプレイ「Viva La Vida」、リオナ・ルイス「Bleeding Love」、M.I.A.「Paper Plance」)
第52回(2010年):Use Somebody - Kings Of Leon(ビヨンセ「Halo」、ブラック・アイド・ピーズ「I Got A Feeling」、レディ・ガガ「Poker Face」、テイラー・スイフト「You Belong With Me」)
...ということで長々とお付き合い頂きました、今年のグラミー予想、何とか授賞式には間に合いました。今年は32項目の予想というこれまでで最多の予想を試みましたが結果やいかに。明日は朝10時くらいから授賞式がWOWWOWで始まりますが、心ある社会人のみなさんはお仕事なので、夜の録画を見ながらできればブログアップしたいと思います。ではお楽しみに!
29.最優秀新人賞部門(Best New Artists)
Justin Bieber
○ Drake
◎ Florence & The Machine
× Mumford & Sons
Esperanza Spalding
さてグラミーでは結構因縁含みで有名な新人賞部門。過去10年の結果を下記に並べてみましたが、こうしてみると、10回中7回が女性アーティストまたは女性ボーカルのグループが取っているという、女性上位の部門であることが判明。しかも50回51回とイギリスのアーティストがアメリカのアーティストを押さえて獲得しており、グラミーももはや国産にこだわらず受賞者を決めているのでは、という感じがあります。今年のポイントはもう一つ、何とジャズ界のアーティストとしては1965年のアストラッド・ジルベルト、アントニオ・カルロス・ジョビン以来、しかもこの1965年の二人がボサノバ・ジャズ系であるのに対し、メインストリームジャズという意味ではおそらくグラミー史上初ではないかという、若干26歳の女性ジャズ・ベーシストのエスペランザ・スポールディングがノミネートされていること。いやあこれは画期的ですね。でも僕の読みは、今年のこの部門はイギリスでも昨年のブリット・アウォードで最優秀ブリティッシュ・アルバムを獲得し、この間のMTVミュージック・アウォードでの「Dog Days Are Over」のパフォーマンスと、その曲が今全米人気沸騰中のコメディドラマ『Glee』でカバーされるなどいきなり全米でも人気を呼んでいるフローレンス+ザ・マシーンが本命◎。女性系が強いこの部門の伝統も踏んでるしね。で、対抗○は実力派の新人ラッパー、ドレイクで決まり。穴×はこちらもロンドン・ベースのフォーク的な味わいを持ったバンド、マムフォード&サンズ。彼らも去年年末にVH1で取り上げられてからアルバムが再上昇、アルバムチャートのトップ10に入るなど、これはこれで結構注目のバンドですよ。エスペランザ嬢は、ノミネートされたこと自体が一つの現象だけど、ちょっと予想対象にはきついかねえ。ルックスはいいけどねえ。
第43回(2001年):Shelby Lynne(ブラッド・ペイズリー、パパ・ローチ、ジル・スコット、シスコ)
第44回(2002年):Alicia Keys(インディア・アリー、ネリー・ファタード、デヴィッド・グレイ、リンキン・パーク)
第45回(2003年):Norah Jones(アシャンティ、ミッシェル・ブランチ、アヴリル・ラヴィーン、ジョン・メイヤー)
第46回(2004年):Evanescence(50セント、ファウンテンズ・オブ・ウェイン、ヘザー・ヘッドリー、ショーン・ポール)
第47回(2005年):Maroon 5(ロス・ロンリー・ボーイズ、ジョス・ストーン、カニエ・ウェスト、グレッチェン・ウィルソン)
第48回(2006年):John Legend(シアラ、フォール・アウト・ボーイ、キーン、シュガーランド)
第49回(2007年):Carrie Underwood(ジェームス・ブラント、クリス・ブラウン、イモジェン・ヒープ、コリン・ベイリー・レイ)
第50回(2008年):Amy Winehouse(ファイスト、レディシ、パラモア、テイラー・スイフト)
第51回(2009年);Adele(ダフィ、ジョナス・ブラザーズ、レディ・アンティベラム、ジャズミン・サリヴァン)
第52回(2010年):Zac Brown Band(ケリ・ヒルソン、MGMT、シルヴァーサン・ピックアップス、ザ・ティンティンズ)
30.最優秀アルバム部門(Album Of The Year)
○ The Suburbs - Arcade Fire
◎ Recovery - Eminem
Need You Now - Lady Antebellum
× The Fame Monster - Lady Gaga
Teenage Dream - Katy Perry
なぜにいきなりアーケイド・ファイヤが?というのが素直な感想である今年のアルバム部門。去年のデブマ、その前のレディヘ、そしてそのまた前のフーファイあたりはまだ何となく分からないでもなかったけど、確かに昨年度の各音楽誌(特にロック関係)では大変評判のいいこのアルバム。ではこれがこの部門を取るかというといやあ、ちょっとやっぱりきついのでは?一方ガガ様は去年に続いてのノミネートだけど、周知の通り、グラミーにはとんと当て馬状態の扱いで、ダンス部門以外での受賞は皆無。同じことはエミネムにも言えていて、この部門、彼は3回目のノミネートながら、ラップ部門以外の受賞は一切なし。カントリー界代表のレディ・アンティベラムも、このアルバムはポップ・メインストリーム的で僕は好きなんですが、これで大賞取ったら怒る人続出でしょう。去年の夏のアンセム「California Gurls」で一気にポップ界での存在感をましたケイティー・ペリーもアルバム作品賞はきついかも。となってくると今年のアルバム部門はどれも取りそうで取れなさそうという微妙な顔ぶれであることがわかります。そんな中、僕は今年はエミネムが本命◎ではないかと。今回のアルバムはこれまでにないメインストリーム色が顕著で、それが迎合にならずにうまくまとめられている、実は密かな傑作だったりしてます。対抗○はひょっとしたらひょっとするアーケイド・ファイヤ、穴×は個人的には取って欲しいガガ様にあげましょう。
第43回(2001年):Two Against Nature - Steely Dan(ベック「Midnight Vultures」、エミネム「The Marshall Mathers LP」、レディヘ「Kid A」、ポール・サイモン「You're The One」)
第44回(2002年):O Brother, Where Art Thou? - Various Artists(インディア・アリー「Acoustic Soul」、ボブ・ディラン「Love And Theft」、アウトキャスト「Stankonia」、U2「All That You Can't Leave Behind」)
第45回(2003年):Come Away With Me - Norah Jones(ディキシー・チックス「Home」、エミネム「The Eminem Show」、ネリー「Nellyville」、ブルース・スプリングスティーン「The Rising」)
第46回(2004年):Speakerboxxx/The Love Below - OutKast(ミッシー「Under Construction」、エヴァネッセンス「Fallen」、ジャスティン・ティンバレイク「Justified」、ホワイト・ストライプス「Elephant」)
第47回(2005年):Genius Loves Company - Ray Charles(グリーン・デイ「American Idiot」、アリシア・キーズ「The Diary Of Alicia Keys」、アッシャー「Confessions」、カニエ・ウェスト「The College Dropout」)
第48回(2006年):How To Dismantle An Atomic Bomb - U2(マ
ライア「The Emancipation Of Mimi」、ポール・マッカートニー「Chaos And Creation In The
Backyard」、グウェン・ステファニ「Love.Angel.Music.Baby」、カニエ・ウェスト「Late Registration」)
第49回(2007年):Taking The Long Way - Dixie Chicks(ナールズ・バークレイ「St. Elsewhere」、ジョン・メイヤー「Continuum」、レッチリ「Stadium Arcadium」、ジャスティン・ティンバレイク「FutureSex/LoveSounds」)
第50回(2008年):River: The Joni Letters - Herbie Hancock(フーファイ「Echoes, Silence, Patience And Grace」、ヴィンス・ギル「These Days」、カニエ・ウェスト「Graduation」、エイミー・ワインハウス「Back To Black」)
第51回(2009年);Raising Sand - Robert Plant & Alison Krauss(コールドプレイ「Viva La Vida Or Death And All His Friends」、リル・ウェイン「Tha Carter III」、ニーヨ「Year Of The Gentlemen」、レディヘ「In Rainbows」)
第52回(2010年):Fearless - Taylor Swift(ビヨンセ「I Am...Sasha Fierce」、ブラック・アイド・ピーズ「The E.N.D.」、レディ・ガガ「The Fame」、デブマ「Big Whiskey And The GrooGrux King」)
さていよいよ最終メイン2部門の予想です。
31.ソング・オブ・ジ・イヤー(Song Of The Year - 作者への授賞)
Beg Steal Or Borrow - Ray LaMontagne And The Pariah Dogs (Ray LaMontagne)
○ F*** You - Cee Lo Green (Brody Brown, Cee Lo Green, Ari Levine, Philip Lawrence & Bruno Mars)
The House That Built Me - Miranda Lambert (Tom Douglas & Allen Shamblin)
× Love The Way You Lie - Eminem Featuring Rihanna (Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers)
◎ Need You Now - Lady Antebellum (Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott)
いやいや今年はグラミーが意地でもジャンルをばらけるんだ!と頑張ったのではないかというくらいいろんな曲がノミネートされました。果たしてこれらが昨年を代表する楽曲だったか、というとうーんと唸ってしまうレイ・ラモンターニュの曲とかありますが、従来のSOYに比べて、セールス度外視で楽曲指向を更に追求した結果だとしたら、歓迎したいノミネーション(でもレイ・ラモンターニュの曲って僕は聴いてないので何とも評価できませんが)。さて予想ですが、この部門実は鬼門でして、これまで4回予想してズバリ当てたのが50回のエイミー・ワインハウスだけ。去年なんか見事に大外れというていたらく。今年はちょっと慎重に一つ一つ見ていきましょう。
レイ・ラモンターニュ…曲はいいのかもしれないけど、こういう地味なアーティストの地味な曲がSOYを取った例は1998年のショーン・コルヴィン「Sunny Came Home」くらい。あれだって一応シングルトップ10ヒットだしね。で、ホントにヒット曲でない楽曲でSOY取った最後の曲って、1967年のビートルズ「ミッシェル」(アメリカではシングルカットされていない)。従って無印かな。
シー・ロー・グリーン…49回でROYにノミネートされたナールズ・バークレイの片割れ。4レター・ワードのタイトルでグラミー賞主要部門にノミネートされたのってこれが初じゃないか?不気味なのはこの曲、R&B部門では一切ノミネートされてないこと。これって、50回51回のコリン・ベイリー・レイもそうだったね。で、こういうタイトルの曲が受賞すると結構快挙なんだけど、うーん対抗○候補かな。
ミランダ・ランバート…この曲は、カントリー部門のベスト・ソングを取ります、間違いない。ここにノミネートされること自体凄いけど、ここは無印で。
エミネム+リアーナ…昨日のブログでも書いたけど、エミネムって主要部門には結構たくさんノミネートされてるけど、過去受賞したことがないんだよね。だからせいぜい穴×止まりではないか。楽曲は素晴らしいと思うが。
レディ・アンティベラム…多分ねえ、ここはこの3人組が取りそうな気がするなあ。何かグラミー!って感じの曲じゃないですか。で、敢えてカントリー部門の主要賞はミランダ嬢に譲って、ここの一番おいしいところを取って行くのでは。曲としてもカントリー、というよりもポップ・メインストリームだし、過去のSOYのイメージ通りの王道ポップだしね。なので本命◎です。
第43回(2001年):Beautiful Day - U2(デスチャ「Say My Name」、メイシー・グレイ「I Try」、フェイス・ヒル「Breathe」、リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(インディア・アリー「Video」、トレイン「Drops Of Jupiter」、U2「Stuck In A Moment That You Can't Get Out Of」、ネリー・ファタード「I'm Like A Bird」)
第45回(2003年):Don't Know Much - Norah Jones(ヴァネッサ・カールトン「A Thousand Miles」、アヴリル「Complicated」、ブルース・スプリングスティーン「The Rising」、アラン・ジャクソン「Where Were You (When The World Stopped Turning」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(アギレラ「Beautiful」、アヴリル「I'm With You」、ウォーレン・ジヴォン「Keep Me In Your Heart」、エミネム「Lose Yourself」)
第47回(2005年):Daughters - John Mayer(アリシア「If I Ain't Got You」、カニエ「Jesus Walks」、ティム・マグロー「Live Like You Were Dying」、フーバスタンク「The Reason」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(ラスカル・フラッツ「Bless The Broken Road」、U2「Sometimes You Can't Make It On Your Own」、ブルース・スプリングスティーン「Devils & Dust」、ジョン・レジェンド「Ordinary People」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(メアリーJ「Be Without You」、キャリー・アンダーウッド「Jesus, Take The Wheel」、コリン・ベイリー・レイ「Put Your Records On」、ジェームス・ブラント「You're Beautiful」)
第50回(2008年):Rehab - Amy Winehouse(キャリー・アンダーウッド「Before He Cheats」、プレイン・ホワイトTズ「Hey There Delilah」、コリン・ベイリー・レイ「Like A Star」、リアーナ+ジェイZ「Umbrella」)
第51回(2009年);Viva La Vida - Coldplay(エステル+カニエ「American Boy」、アデル「Chasing Pavements」、ジェイソン・ムラズ「I'm Yours」、サラ・バレイエス「Love Song」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(レディ・ガガ「Poker Face」、マックスウェル「Pretty Wings」、キングス・オブ・レオン「Love Somebody」、テイラー・スイフト「You Belong With Me」)
32.レコード・オブ・ジ・イヤー(Record Of The Year - アーティスト、プロデューサーへの授賞)
○ Nothin' On You - B.o.B Featuring Bruno Mars (The Smeezingtons)
Love The Way You Lie - Eminem Featuring Rihanna (Alex Da Kid & Makeba Riddick)
× F*** You - Cee Lo Green (The Smeezingtons)
◎ Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys (Angela Hunte, Jane't "Jnay" Sewell-Ulepic & Shux)
Need You Now - Lady Antebellum (Lady Antebellum & Paul Worley)
さあいよいよ最大のメインイヴェント、ROYの予想。やっぱりこの部門はグラミーの顔だけあって、その年「やっぱりこのレコードが評価されるべきだよね」という作品が取っている、まあ王道の部門。ただグラミー独特のひいきの引き倒し、みたいな傾向はやっぱりあって、43回、44回の同一アルバムからのU2の2年連続受賞なんてはっきり言って反則だし、46回もなんで唐突にコールドプレイが?という感じもあったし、47回のレイ・チャールズは予定調和の極致だったしね。でも嬉しかったのは51回のロバプラ+アリクラのT-ボーン・バーネットによる鳥肌の立つような傑作がちゃんと受賞したのと、52回では2008年のクリスマスに1ヶ月過ごしたロンドンの凍てつく街を歩きながらひたすら聴いたキングス・オブ・レオンが受賞したこと。いろんな意味でこの部門はクライマックスを飾る部門。で、今年なんですが、もうこの顔ぶれを見た瞬間に、僕にはジェイZ+アリシアの「Empire State Of Mind」しか本命◎はあり得ない、って感じなんですね。9-11からこっち、これだけNYを、そしてアメリカらしさを高らかに歌った楽曲もなかったんではないかと。今のアメリカのちょっと右肩下がりの状況(エジプトも政権交代したしね)を考えると、グラミー会員のセンティメントはこの曲をROYに押し上げると僕は見ました。対抗○は昨年の新人でありながら台風の目となったブルーノ・マーズをフィーチャーしたB.o.Bの曲。そして穴×は怪人シー・ロー・グリーンに捧げましょう。
第43回(2001年):Beautiful Day - U2(デスチャ「Say My Name」、メイシー・グレイ「I Try」、マドンナ「Music」、インシンク「Bye Bye Bye」)
第44回(2002年):Walk On - U2(インディア・アリー「Video」、アリシア「Fallin'」、アウトキャスト「Ms. Jackson」、トレイン「Drops Of Jupiter」)
第45回(2003年):Don't Know Why - Norah Jones(ヴァネッサ・カールトン「A Thousand Miles」、エミネム「Without Me」、ネリー+ケリー・ローランド「Dilemma」、ニッケルバック「How You Remind Me」)
第46回(2004年):Clocks - Coldplay(ビヨンセ+ジェイZ「Crazy In Love」、ブラック・アイド・ピーズ+ジャスティン・ティンバレイク「Where Is The Love?」、エミネム「Lose Yourself」、アウトキャスト「Hey Ya!」)
第47回(2005年):Here We Go Again - Ray Charles & Norah Jones(ブラック・アイド・ピーズ「Let's Get It Started」、グリーン・デイ「American Idiot」、ロス・ロンリー・ボーイズ「Heaven」、アッシャー+リル・ジョン+リュダクリス「Yeah!」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(グリーン・デイ「Boulevard Of Broken Dreams」、ゴリラズ「Feel Good Inc.」、グウェン・ステファニ「Hollaback Girl」、カニエ・ウェスト「Gold Digger」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(メアリーJ「Be Without You」、ジェイムス・ブラント「You're Beautiful」、ナールズ・バークレイ「Crazy」、コリン・ベイリー・レイ「Put Your Records On」)
第50回(2008年):Rehab - Amy Winehouse(ビヨンセ「Irreplaceable」、フーファイ「The Pretender」、リアーナ+ジェイZ「Umbrella」、ジャスティン・ティンバレイク「What Goes Around...Comes Around」)
第51回(2009年);Please Read The Letter - Robert Plant & Alison Krauss(アデル「Chasing Pavements」、コールドプレイ「Viva La Vida」、リオナ・ルイス「Bleeding Love」、M.I.A.「Paper Plance」)
第52回(2010年):Use Somebody - Kings Of Leon(ビヨンセ「Halo」、ブラック・アイド・ピーズ「I Got A Feeling」、レディ・ガガ「Poker Face」、テイラー・スイフト「You Belong With Me」)
...ということで長々とお付き合い頂きました、今年のグラミー予想、何とか授賞式には間に合いました。今年は32項目の予想というこれまでで最多の予想を試みましたが結果やいかに。明日は朝10時くらいから授賞式がWOWWOWで始まりますが、心ある社会人のみなさんはお仕事なので、夜の録画を見ながらできればブログアップしたいと思います。ではお楽しみに!


さあ、各部門予想もあと残り僅か。カントリーはあとソング部門とアルバム部門、行ってみましょう。
25.最優秀カントリー・ソング部門 (作者への授賞)
The Breath You Take - George Strait (Casey Beathard, Dean Dillon & Jessie Jo Dillon)
× Free - Zac Brown Band (Zac Brown)
◎ The House That Built Me - Miranda Lambert (Tom Douglas & Allen Shamblin)
I'd Love To Be Your Last - Gretchen Wilson (Rivers Rutherford, Annie Tate & Sam Tate)
If I Die Young - The Band Perry (Kimberly Perry)
○ Need You Now - Lady Antebellum (Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott)
この部門、昨年末のCMAではミランダ・ランバートの曲がレディ・アンティベラムの曲を押さえて受賞。一方シングル部門は逆にミランダを押さえてレディ・アンティベラムの「Need You Now」が受賞というパターン。カントリーの楽曲としてはやはりストーリー性も備えたミランダの曲の方が受賞に相応しいというのが大方の考えだろう。ベテランソングライター、アレン・シャンブリン(ボニー・レイットの「I Can't Make You Love Me」やマーク・ウィルスの「Don't Laugh At Me」、デヴィッド・ボールの「Thinkin' Problem」などの共作者)の面目躍如というところですな。穴×はザック・ブラウン・バンド。
第43回(2001年):I Hope You Dance - Lee Ann Womack(フェイス・ヒル「Breathe」「The Way You Love Me」)
第44回(2002年):The Lucky One - Alison Krauss & Union Station(ローンスター「I'm Already There」、ダイアモンド・リオ「One More Day」、ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」「When I Think About Angels」)
第45回(2003年):Where Were You (When The World Stopped Turning) - Alan Jackson(ディキシー・チックス「Long Time Gone」)
第46回(2004年):It's Five O'Clock Somewhere - Alan Jackson & Jimmy Buffett(シャナイア・トウェイン「Forever And For Always」)
第47回(2005年):Live Like You Were Dying - Tim McGraw(ロレッタ・リン「Miss Being Mrs.」「Portland Oregon」、グレッチェン・ウィルソン「Redneck Woman」)
第48回(2006年):Bless The Broken Road - Rascal Flatts(ディキシー・チックス「I Hope」、ブラッド・ペイズリー「Alcohol」)
第49回(2007年):Jesus, Take The Wheel - Carrie Underwood(ラスカル・フラッツ「What Hurts The Most」)
第50回(2008年):Before He Cheats - Carrie Underwood(ティム・マグロー+フェイス・ヒル「I Need You」)
第51回(2009年);Stay - Sugarland(ジョージ・ストレイト「I Saw God Today」)
第52回(2010年):White Horse - Taylor Swift(レディ・アンティベラム「I Run To You」)
26.最優秀カントリー・アルバム部門
Up On The Ridge - Dierks Bentley
× You Get What You Give - Zac Brown Band
The Guitar Song - Jamey Johnson
○ Need You Now - Lady Antebellum
◎ Revolution - Miranda Lambert
ここでもやはりCMAの再現で、レディ・アンティベラムとミランダ・ランバートの一騎打ちの様相を呈しています。チャート的にはミランダのアルバムは僅か1週1位(2009/10/17付)の一方、レディ・アンティベラムは通算29週1位(2010/2/13〜7/24, 8/7〜21, 9/18〜25)というお化けヒットアルバム。しかし過去10年の受賞歴を見ると、この部門でポップ・クロスオーヴァー作品が受賞したのは、43回のフェイス・ヒルと去年のテイラー・スイフトくらい。ディキシー・チックスもポップ・クロスオーヴァーというよりもコンテンポラリー・カントリーの王道という感じだし、一方トリビュート作品や、47回のジャック・ホワイトがプロデュースした大御所ロレッタ・リンのカムバック作とか、50回のヴィ
ンス・ギルによる現代カントリーミュージックを総俯瞰する4枚組ボックスセットの意欲作(最優秀アルバム賞にもノミネート)など、カントリーミュージック・パフォーマンスに重きを置いた作品が選ばれてます。と言うことから言うと、ここはやはりCMA同様ミランダが本命◎。レディ・アンディベラムが対抗○で、ニューフェイスながら頑張るザック・ブラウン・バンドを穴×に。
第43回(2001年):Breathe - Faith Hill(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」)
第44回(2002年):Hank Williams Tribute - Various Artists(ティム・マグロー「Set This Circus Down」、ダイアモンド・リオ「One More Day」)
第45回(2003年):Home - Dixie Chicks(アラン・ジャクソン「Drive」、ドリー・パートン「Halos & Horns」)
第46回(2004年):Songs Of The Louvin Brothers - Various Artists(シャナイア・トウェイン「Up!」、フェイス・ヒル「Cry」)
第47回(2005年):Van Lear Rose - Loretta Lynn(ティム・マグロー「Live Like You Were Dying」、キース・アーバン「Be Here」、ティフト・メリット「Tambourine」)
第48回(2006年):Lonely Runs Both Ways - Alison Krauss & Union Station(フェイス・ヒル「Fireflies」)
第49回(2007年):Taking The Long Way - Dixie Chicks(アラン・ジャクソン「Like Red On A Rose」、ウィリー・ネルソン「You Don't Know Me: The Songs Of Cindy Walker」)
第50回(2008年):These Days - Vince Gill(ティム・マグロー「Let It Go」、ディアークス・ベントレー「Long Trip Alone」)
第51回(2009年);Troubadour - George Strait(ランディ・トラヴィス「Around The Bend」)
第52回(2010年):Fearless - Taylor Swift(ジョージ・ストレイト「Twang」、キース・アーバン「Defying Gravity」)
ということでカントリーが終わったところで、去年から予想している関連部門、コンテンポラリー・フォークとアメリカーナも一気に予想しちゃいましょう。

27.最優秀アメリカーナ・アルバム部門
The List - Rosanne Cash
× Tin Can Trust - Los Lobos
○ Country Music - Willie Nelson
◎ Band Of Joy - Robert Plant
You Are Not Alone - Mavis Staples
この部門、最初は49回から次のコンテンポラリー・フォーク部門と合同で一部門として表示されはじめ、昨年の52回から晴れて独立の一部門となった、グラミーでも最も新しい部門の一つ。こうした動きがここのところのルーツミュージックへの業界・リスナーの関心度の上昇を反映していると言えるでしょう。昨年はてっきりディランかウィルコだと思っていたら、渋ーい渋ーい元ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが初代受賞者としてかっさらっていきました。昨年は全て所謂オルタナ・カントリー系のアルバムばかりでしたが、今回はテックスメックス系(ロス・ロボス)あり、ロバート・プラントあり、ディープ・サウス・ブラック・ゴスペルの大御所メイヴィス・ステイプルズのアルバムありと、なかなか多様化していて、まさにアメリカーナ!という感じ。でもさっぱりどれが取るか分からない(笑)。ここはもう感で、本命◎ロバート・プラント(3年前の『Raising Sand』の余韻があるのでは?)、対抗○ウィリー・ネルソン、穴×ロス・ロボスといった感じでどうでしょうか。えーい、もう知らん(爆)。
第52回(2010年):Electric Dirt - Levon Helm(ボブ・ディラン「Together Through Life」、ウィルコ「Wilco (The Album)」、ルシンダ・ウィリアムス「Little Honey」)
28.最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門
○ Love Is Strange - En Vivo Con Tino - Jackson Browne & David Lindley
The Age Of Miracles - Mary Chapin Carpenter
× Somedays The Song Writes You - Guy Clark
◎ God Willin' & The Creek Don't Rise - Ray LaMontagne And The Pariah Dogs
Dream Attic - Richard Thompson
今回のグラミーで一番ビックリしたのは、このニュー・ハンプシャー州出身の地味なシンガー・ソングライター、レイ・ラモンターニュの曲が何とソング・オブ・ジ・イヤーにノミネートされていたこと。最近グラミーの主要賞のノミネーションには意外なものが多いのは事実だが、いくらアルバムがトップ10ヒットになったとはいえ、これにはちょっとビックリした。そのレイ・ラモンターニュのアルバムがここではノミネートされているということは、やっぱりこの部門では本命◎。ジャクソン・ブラウンとデヴィッド・リンドレーの久々のコラボとなったこのアルバムも対抗○に押すに充分の存在感でしょう。穴×は大ベテラン、ガイ・クラークを押して置こうかな。
第43回(2001年):Red Dirt Girl - Emmylou Harris(ビリー・ブラッグ+ウィルコ「Mermaid Avenue Vol. II」、スティーヴ・アール「Transcendental Blues」、ジョニー・キャッシュ「American III: Solitary Man」)
第44回(2002年):Love And Theft - Bob Dylan(ルシンダ・ウィリアムス「Essence」、ギリアン・ウェルチ「Time (The Revelator)」)
第45回(2003年):This Side - Nickel Creek(スティーヴ・アール「Jerusalem」、ジョニー・キャッシュ「American IV: The Man Comes Around」)
第46回(2004年):The Wind - Warren Zevon(エミルー・ハリス「Stumble Into Grace」、ルシンダ・ウィリアムス「World Without Tears」)
第47回(2005年):The Revolution Starts Now - Steve Earle(アニ・ディフランコ「Educated Guess」)
第48回(2006年):Fair And Square - John Prine(ブルース・スプリングスティーン「Devils & Dust」、ライ・クーダー「Chavez Ravine」)
第49回(2007年):Modern Times - Bob Dylan(ジャクソン・ブラウン「Solo Acoustic Vol. 1」、マーク・ノップラー+エミルー・ハリス「All The Roadrunning」)
第50回(2008年):Washington Square Serenade - Steve Earle(トム・ウェイツ「Orphans」、メアリー・チェイピン・カーペンター「The Calling」)
第51回(2009年);Raising Sand - Robert Plant & Alison Krauss(エミルー・ハリス「All I Intended To Be」、ライ・クーダー「I, Flathead」)
第52回(2010年):Townes - Steve Earle(ニーコ・ケイス「Middle Cyclone」、トレーシー・チャップマン「Our Bright Future」)
ということでいよいよ残すは主要4部門の予想だけとなりました。今夜か明日にはアップしますので、どうぞお楽しみに。
25.最優秀カントリー・ソング部門 (作者への授賞)
The Breath You Take - George Strait (Casey Beathard, Dean Dillon & Jessie Jo Dillon)
× Free - Zac Brown Band (Zac Brown)
◎ The House That Built Me - Miranda Lambert (Tom Douglas & Allen Shamblin)
I'd Love To Be Your Last - Gretchen Wilson (Rivers Rutherford, Annie Tate & Sam Tate)
If I Die Young - The Band Perry (Kimberly Perry)
○ Need You Now - Lady Antebellum (Dave Haywood, Josh Kear, Charles Kelley & Hillary Scott)
この部門、昨年末のCMAではミランダ・ランバートの曲がレディ・アンティベラムの曲を押さえて受賞。一方シングル部門は逆にミランダを押さえてレディ・アンティベラムの「Need You Now」が受賞というパターン。カントリーの楽曲としてはやはりストーリー性も備えたミランダの曲の方が受賞に相応しいというのが大方の考えだろう。ベテランソングライター、アレン・シャンブリン(ボニー・レイットの「I Can't Make You Love Me」やマーク・ウィルスの「Don't Laugh At Me」、デヴィッド・ボールの「Thinkin' Problem」などの共作者)の面目躍如というところですな。穴×はザック・ブラウン・バンド。
第43回(2001年):I Hope You Dance - Lee Ann Womack(フェイス・ヒル「Breathe」「The Way You Love Me」)
第44回(2002年):The Lucky One - Alison Krauss & Union Station(ローンスター「I'm Already There」、ダイアモンド・リオ「One More Day」、ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」「When I Think About Angels」)
第45回(2003年):Where Were You (When The World Stopped Turning) - Alan Jackson(ディキシー・チックス「Long Time Gone」)
第46回(2004年):It's Five O'Clock Somewhere - Alan Jackson & Jimmy Buffett(シャナイア・トウェイン「Forever And For Always」)
第47回(2005年):Live Like You Were Dying - Tim McGraw(ロレッタ・リン「Miss Being Mrs.」「Portland Oregon」、グレッチェン・ウィルソン「Redneck Woman」)
第48回(2006年):Bless The Broken Road - Rascal Flatts(ディキシー・チックス「I Hope」、ブラッド・ペイズリー「Alcohol」)
第49回(2007年):Jesus, Take The Wheel - Carrie Underwood(ラスカル・フラッツ「What Hurts The Most」)
第50回(2008年):Before He Cheats - Carrie Underwood(ティム・マグロー+フェイス・ヒル「I Need You」)
第51回(2009年);Stay - Sugarland(ジョージ・ストレイト「I Saw God Today」)
第52回(2010年):White Horse - Taylor Swift(レディ・アンティベラム「I Run To You」)
26.最優秀カントリー・アルバム部門
Up On The Ridge - Dierks Bentley
× You Get What You Give - Zac Brown Band
The Guitar Song - Jamey Johnson
○ Need You Now - Lady Antebellum
◎ Revolution - Miranda Lambert
ここでもやはりCMAの再現で、レディ・アンティベラムとミランダ・ランバートの一騎打ちの様相を呈しています。チャート的にはミランダのアルバムは僅か1週1位(2009/10/17付)の一方、レディ・アンティベラムは通算29週1位(2010/2/13〜7/24, 8/7〜21, 9/18〜25)というお化けヒットアルバム。しかし過去10年の受賞歴を見ると、この部門でポップ・クロスオーヴァー作品が受賞したのは、43回のフェイス・ヒルと去年のテイラー・スイフトくらい。ディキシー・チックスもポップ・クロスオーヴァーというよりもコンテンポラリー・カントリーの王道という感じだし、一方トリビュート作品や、47回のジャック・ホワイトがプロデュースした大御所ロレッタ・リンのカムバック作とか、50回のヴィ
ンス・ギルによる現代カントリーミュージックを総俯瞰する4枚組ボックスセットの意欲作(最優秀アルバム賞にもノミネート)など、カントリーミュージック・パフォーマンスに重きを置いた作品が選ばれてます。と言うことから言うと、ここはやはりCMA同様ミランダが本命◎。レディ・アンディベラムが対抗○で、ニューフェイスながら頑張るザック・ブラウン・バンドを穴×に。
第43回(2001年):Breathe - Faith Hill(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」)
第44回(2002年):Hank Williams Tribute - Various Artists(ティム・マグロー「Set This Circus Down」、ダイアモンド・リオ「One More Day」)
第45回(2003年):Home - Dixie Chicks(アラン・ジャクソン「Drive」、ドリー・パートン「Halos & Horns」)
第46回(2004年):Songs Of The Louvin Brothers - Various Artists(シャナイア・トウェイン「Up!」、フェイス・ヒル「Cry」)
第47回(2005年):Van Lear Rose - Loretta Lynn(ティム・マグロー「Live Like You Were Dying」、キース・アーバン「Be Here」、ティフト・メリット「Tambourine」)
第48回(2006年):Lonely Runs Both Ways - Alison Krauss & Union Station(フェイス・ヒル「Fireflies」)
第49回(2007年):Taking The Long Way - Dixie Chicks(アラン・ジャクソン「Like Red On A Rose」、ウィリー・ネルソン「You Don't Know Me: The Songs Of Cindy Walker」)
第50回(2008年):These Days - Vince Gill(ティム・マグロー「Let It Go」、ディアークス・ベントレー「Long Trip Alone」)
第51回(2009年);Troubadour - George Strait(ランディ・トラヴィス「Around The Bend」)
第52回(2010年):Fearless - Taylor Swift(ジョージ・ストレイト「Twang」、キース・アーバン「Defying Gravity」)
ということでカントリーが終わったところで、去年から予想している関連部門、コンテンポラリー・フォークとアメリカーナも一気に予想しちゃいましょう。


The List - Rosanne Cash
× Tin Can Trust - Los Lobos
○ Country Music - Willie Nelson
◎ Band Of Joy - Robert Plant
You Are Not Alone - Mavis Staples
この部門、最初は49回から次のコンテンポラリー・フォーク部門と合同で一部門として表示されはじめ、昨年の52回から晴れて独立の一部門となった、グラミーでも最も新しい部門の一つ。こうした動きがここのところのルーツミュージックへの業界・リスナーの関心度の上昇を反映していると言えるでしょう。昨年はてっきりディランかウィルコだと思っていたら、渋ーい渋ーい元ザ・バンドのリヴォン・ヘルムが初代受賞者としてかっさらっていきました。昨年は全て所謂オルタナ・カントリー系のアルバムばかりでしたが、今回はテックスメックス系(ロス・ロボス)あり、ロバート・プラントあり、ディープ・サウス・ブラック・ゴスペルの大御所メイヴィス・ステイプルズのアルバムありと、なかなか多様化していて、まさにアメリカーナ!という感じ。でもさっぱりどれが取るか分からない(笑)。ここはもう感で、本命◎ロバート・プラント(3年前の『Raising Sand』の余韻があるのでは?)、対抗○ウィリー・ネルソン、穴×ロス・ロボスといった感じでどうでしょうか。えーい、もう知らん(爆)。
第52回(2010年):Electric Dirt - Levon Helm(ボブ・ディラン「Together Through Life」、ウィルコ「Wilco (The Album)」、ルシンダ・ウィリアムス「Little Honey」)
28.最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門
○ Love Is Strange - En Vivo Con Tino - Jackson Browne & David Lindley
The Age Of Miracles - Mary Chapin Carpenter
× Somedays The Song Writes You - Guy Clark
◎ God Willin' & The Creek Don't Rise - Ray LaMontagne And The Pariah Dogs
Dream Attic - Richard Thompson
今回のグラミーで一番ビックリしたのは、このニュー・ハンプシャー州出身の地味なシンガー・ソングライター、レイ・ラモンターニュの曲が何とソング・オブ・ジ・イヤーにノミネートされていたこと。最近グラミーの主要賞のノミネーションには意外なものが多いのは事実だが、いくらアルバムがトップ10ヒットになったとはいえ、これにはちょっとビックリした。そのレイ・ラモンターニュのアルバムがここではノミネートされているということは、やっぱりこの部門では本命◎。ジャクソン・ブラウンとデヴィッド・リンドレーの久々のコラボとなったこのアルバムも対抗○に押すに充分の存在感でしょう。穴×は大ベテラン、ガイ・クラークを押して置こうかな。
第43回(2001年):Red Dirt Girl - Emmylou Harris(ビリー・ブラッグ+ウィルコ「Mermaid Avenue Vol. II」、スティーヴ・アール「Transcendental Blues」、ジョニー・キャッシュ「American III: Solitary Man」)
第44回(2002年):Love And Theft - Bob Dylan(ルシンダ・ウィリアムス「Essence」、ギリアン・ウェルチ「Time (The Revelator)」)
第45回(2003年):This Side - Nickel Creek(スティーヴ・アール「Jerusalem」、ジョニー・キャッシュ「American IV: The Man Comes Around」)
第46回(2004年):The Wind - Warren Zevon(エミルー・ハリス「Stumble Into Grace」、ルシンダ・ウィリアムス「World Without Tears」)
第47回(2005年):The Revolution Starts Now - Steve Earle(アニ・ディフランコ「Educated Guess」)
第48回(2006年):Fair And Square - John Prine(ブルース・スプリングスティーン「Devils & Dust」、ライ・クーダー「Chavez Ravine」)
第49回(2007年):Modern Times - Bob Dylan(ジャクソン・ブラウン「Solo Acoustic Vol. 1」、マーク・ノップラー+エミルー・ハリス「All The Roadrunning」)
第50回(2008年):Washington Square Serenade - Steve Earle(トム・ウェイツ「Orphans」、メアリー・チェイピン・カーペンター「The Calling」)
第51回(2009年);Raising Sand - Robert Plant & Alison Krauss(エミルー・ハリス「All I Intended To Be」、ライ・クーダー「I, Flathead」)
第52回(2010年):Townes - Steve Earle(ニーコ・ケイス「Middle Cyclone」、トレーシー・チャップマン「Our Bright Future」)
ということでいよいよ残すは主要4部門の予想だけとなりました。今夜か明日にはアップしますので、どうぞお楽しみに。


今まで家族で久しぶりにナルニア国物語の最初の映画のDVD見てました。結構感動+涙ぐんだりしちゃって。皆さんナルニアシリーズ、是非本でも読んで下さい。感動するから。さてラップアルバム部門が残っていたのでまずはその予想を。
21.最優秀ラップ・アルバム部門
The Adventure Of Bobby Ray - B.o.B
× Thank Me Later - Drake
◎ Recovery - Eminem
○ The Blueprint 3 - Jay-Z
How I Got Over - The Roots
この部門は圧倒的にエミネム、アウトキャスト、カニエの部門ですね。その年にガーンとはじけた2009年のリル・ウェインみたいな例はあるけど、ここは結構ラップ界の王道が取る部門。でも不思議なのは過去10年で6回ノミネートされているジェイZが一度も受賞していないこと。あの2000年代を代表するヒップホップの名盤『The Blueprint』ですら、アウトキャストにやられてしまってて、どうもジェイZはこの部門では運がないようで。となるとここは圧倒的なエミネム本命◎パターン。一応ジェイZに敬意を表して対抗○。穴×はここのところ伸長著しいドレイクかな。
第43回(2001年):The Marshall Mathers LP - Eminem(ジェイZ「Vol.3...Life And Times Of S. Carter」、Dr.ドレ「Dr. Dre - 2001」、DMX「...And Then There Was X」)
第44回(2002年):Stankonia - OutKast(ジェイZ「The Blueprint」)
第45回(2003年):The Eminem Show - Eminem(リュダクリス「Word Of Mouf」)
第46回(2004年):Speakerboxxx/The Love Below - OutKast(ジェイZ「The Blueprint 2 - The Gift & The Curse」、50セント「Get Rich Or Die Tryin'」、ザ・ルーツ「Phrenology」)
第47回(2005年):The College Dropout - Kanye West(ジェイZ「The Black Album」、ビースティー・ボーイズ「To The 5 Boroughs」)
第48回(2006年):Late Registration - Kanye West(エミネム「Encore」、50セント「The Massacre」、コモン「Be」)
第49回(2007年):Release Therapy - Ludacris(T.I.「King」、ザ・ルーツ「Game Theory」)
第50回(2008年):Graduation - Kanye West(T.I.「T.I. vs T.I.P.」、ジェイZ「Kingdom Come」、ナス「Hip Hop Is Dead」)
第51回(2009年);Tha Carter III - Lil Wayne(ジェイZ「American Gangster」、ナス「Nas」、T.I.「Paper Trail」)
第52回(2010年):Relapse - Eminem(コモン「Universal Mind Control」、Qティップ「The Renaissance」)
さて今度は今まで予想してなかったカントリー部門もちょっと今年は行ってみましょう。
22.最優秀女性カントリー・ボーカル部門
× Satisfied - Jewel
◎ The House That Built Me - Miranda Lambert
Swingin' - LeAnn Rimes
○ Temporary Home - Carrie Underwood
I'd Love To Be Your Last - Gretchen Wilson
カントリーという分野も結構キャラクター立つ人とそうでない人がハッキリする分野でして。で、今年のカントリー界で一際話題を集めていたのがやはりミランダ・ランバート嬢。昨年11月のCMA(Country Music Award、カントリー界のレコ大みたいなもんか)で見事この曲で最優秀女性アーティストをもぎ取った上に、同じCMAで最優秀男性アーティストを受賞したブレイク・シェルトンと婚約するという、2010年の年女みたいな存在だけに、これまで3回ノミネートでいずれもキャリー・アンダーウッドとテイラー・スイフトに後塵を拝しているだけに、ここは受賞確実といったところでしょ。対抗○は最近ナッシュヴィルへの急接近を果たしていて、この部門2007年〜2009年3連続受賞しているキャリー・アンダーウッド。あっと驚くカントリー部門ノミネートのジュエルもひょっとしたら穴×かも。
第43回(2001年):Breathe - Faith Hill(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」、ジョーディー・メッシーナ「That's The Way」)
第44回(2002年):Shine - Dolly Parton(ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」)
第45回(2003年):Cry - Faith Hill(マーティナ・マクブライド「Blessed」)
第46回(2004年):Keep On The Sunny Side - June Carter Cash(マーティナ・マクブライド「This One's For The Girls」)
第47回(2005年):Redneck Woman - Gretchen Wilson(マーティナ・マクブライド「In My Daughter's Eyes」、アリソン・クラウス「You Will Be My Ain True Love」)
第48回(2006年):The Connection - Emmylou Harris(フェイス・ヒル「Mississippi Girl」)
第49回(2007年):Jesus, Take The Wheel - Carrie Underwood(ミランダ・ランバート「Kerosene」、リアン・ライムス「Something's Gotta Give」)
第50回(2008年):Before He Cheats - Carrie Underwood(ミランダ・ランバート「Famous In A Small Town」、リアン・ライムス「Nothin' Better To Do」)
第51回(2009年);Last Name - Carrie Underwood(リーアン・ウーマック「Last Call」)
第52回(2010年):White Horse - Taylor Swift(キャリー・アンダーウッド「Just A Dream」、ミランダ・ランバート「Dead Flowers」)
23.最優秀男性カントリー・ボーカル部門
Macon - Jamey Johnson
× Cryin' For Me (Wayman's Song) - Toby Keith
Turning Home - David Nail
◎ 'Til Summer Comes Around - Keith Urban
○ Gettin' You Home - Chris Young
あらら。何で女性に比べて男性のカントリー部門はこんなに地味なの?今年は大御所のアーティストの作品があんまりなかったってのもあるんでしょうが、不思議なのは「The Boys Of Fall」を大ヒットさせたもう大御所の貫禄のケニー・チェズニーや、CMAで男性部門を制したブレイク・シェルトンなどが全くノミネートされてないこと。ちょっとおかしいんじゃない?で、このメンツだと、消去法的に本命◎キース・アーバン(オーストラリア人なんですけど)、対抗○最近これも伸長著しいクリス・ヤング、穴×で僕の大嫌いなトビー・キースくらいしか予想できないじゃないの。
第43回(2001年):Solitary Man - Johnny Cash(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」、ジョーディー・メッシーナ「That's The Way」)
第44回(2002年):O Death - Ralph Stanley(ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」)
第45回(2003年):Give My Love To Rose - Johnny Cash(マーティナ・マクブライド「Blessed」)
第46回(2004年):Next Big Thing - Vince Gill(マーティナ・マクブライド「This One's For The Girls」)
第47回(2005年):Live Like You Were Dying - Tim McGraw(マーティナ・マクブライド「In My Daughter's Eyes」、アリソン・クラウス「You Will Be My Ain True Love」)
第48回(2006年):You'll Think Of Me - Keith Urban(フェイス・ヒル「Mississippi Girl」)
第49回(2007年):The Reason Why - Vince Gill(キース・アーバン「Once In A Lifetime」、ジョージ・ストレイト「The Seashores Of Old Mexico」)
第50回(2008年):Stupid Boy - Keith Urban(ミランダ・ランバート「Famous In A Small Town」、リアン・ライムス「Nothin' Better To Do」)
第51回(2009年);Letter To Me - Brad Paisley(ジョージ・ストレイト「Troubadour」、ジェイミー・ジョンソン「In Color」)
第52回(2010年):Sweet Thing - Keith Urban(ジョージ・ストレイト「Living For The Night」、ジェイミー・ジョンソン「High Cost Of Living」)
24.最優秀カントリー・デュオ/グループ部門
○ Free - Zac Brown Band
Elizabeth - Dalley & Vincent
◎ Need You Now - Lady Antebellum
× Little White Church - Little Big Town
Where Rainbows Never Die - The SteelDrivers
ねえ、この部門も何でバンド・ペリーとか、シュガーランドとかがノミネートされないんでしょうね。特にシュガーランドなんて総合
アルバムチャートでも1位になったりしてるのにね。で、このメンツだと、レディ・アンティベラムとザック・ブラウン・バンドの一騎打ちになるのですが、やっぱりここはレディ・アンティベラムの2年連続受賞という横綱相撲になるのではないでしょうか。
第43回(2001年):Cherokee Maiden - Asleep At The Wheel(ブルックス&ダン「You'll Always Be Loved By Me」)
第44回(2002年):The Lucky One - Alison Krauss & Union Station(ローンスター「I'm Already There」、ダイアモンド・リオ「One More Day」)
第45回(2003年):Long Time Gone - Dixie Chicks(ローンスター「Not A Day Goes By」)
第46回(2004年):A Simple Life - Ricky Skaggs & Kentucky Thunder(ローンスター「My Front Porch Looking In」、ブルックス&ダン「Red Dirt Road」)
第47回(2005年):Top Of The World - Dixie Chicks(ビッグ&リッチ「Save A Horse (Ride A Cowboy)」)
第48回(2006年):Restless - Alison Krauss & Union Station(ラスカル・フラッツ「Bless The Broken Road」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(ラスカル・フラッツ「What Hurts The Most」、ザ・レッカーズ「Leave The Pieces」、リトル・ビッグ・タウン「Boondocks」)
第50回(2008年):How Long - Eagles(エマーソン・ドライヴ「Moments」、モンゴメリー・ジェントリー「Lucky Man」)
第51回(2009年);Stay - Sugarland(レディ・アンティベラム「Love Don't Live Here」、ザ・スティールドライヴァーズ「Blue Side Of The Mountain」)
第52回(2010年):I Run To You - Lady Antebellum(ザック・ブラウン・バンド「Chicken Fried」、シュガーランド「It Happens」)
ああ、もう遅い。続きはまた明日。
21.最優秀ラップ・アルバム部門
The Adventure Of Bobby Ray - B.o.B
× Thank Me Later - Drake
◎ Recovery - Eminem
○ The Blueprint 3 - Jay-Z
How I Got Over - The Roots
この部門は圧倒的にエミネム、アウトキャスト、カニエの部門ですね。その年にガーンとはじけた2009年のリル・ウェインみたいな例はあるけど、ここは結構ラップ界の王道が取る部門。でも不思議なのは過去10年で6回ノミネートされているジェイZが一度も受賞していないこと。あの2000年代を代表するヒップホップの名盤『The Blueprint』ですら、アウトキャストにやられてしまってて、どうもジェイZはこの部門では運がないようで。となるとここは圧倒的なエミネム本命◎パターン。一応ジェイZに敬意を表して対抗○。穴×はここのところ伸長著しいドレイクかな。
第43回(2001年):The Marshall Mathers LP - Eminem(ジェイZ「Vol.3...Life And Times Of S. Carter」、Dr.ドレ「Dr. Dre - 2001」、DMX「...And Then There Was X」)
第44回(2002年):Stankonia - OutKast(ジェイZ「The Blueprint」)
第45回(2003年):The Eminem Show - Eminem(リュダクリス「Word Of Mouf」)
第46回(2004年):Speakerboxxx/The Love Below - OutKast(ジェイZ「The Blueprint 2 - The Gift & The Curse」、50セント「Get Rich Or Die Tryin'」、ザ・ルーツ「Phrenology」)
第47回(2005年):The College Dropout - Kanye West(ジェイZ「The Black Album」、ビースティー・ボーイズ「To The 5 Boroughs」)
第48回(2006年):Late Registration - Kanye West(エミネム「Encore」、50セント「The Massacre」、コモン「Be」)
第49回(2007年):Release Therapy - Ludacris(T.I.「King」、ザ・ルーツ「Game Theory」)
第50回(2008年):Graduation - Kanye West(T.I.「T.I. vs T.I.P.」、ジェイZ「Kingdom Come」、ナス「Hip Hop Is Dead」)
第51回(2009年);Tha Carter III - Lil Wayne(ジェイZ「American Gangster」、ナス「Nas」、T.I.「Paper Trail」)
第52回(2010年):Relapse - Eminem(コモン「Universal Mind Control」、Qティップ「The Renaissance」)
さて今度は今まで予想してなかったカントリー部門もちょっと今年は行ってみましょう。
22.最優秀女性カントリー・ボーカル部門
× Satisfied - Jewel
◎ The House That Built Me - Miranda Lambert
Swingin' - LeAnn Rimes
○ Temporary Home - Carrie Underwood
I'd Love To Be Your Last - Gretchen Wilson
カントリーという分野も結構キャラクター立つ人とそうでない人がハッキリする分野でして。で、今年のカントリー界で一際話題を集めていたのがやはりミランダ・ランバート嬢。昨年11月のCMA(Country Music Award、カントリー界のレコ大みたいなもんか)で見事この曲で最優秀女性アーティストをもぎ取った上に、同じCMAで最優秀男性アーティストを受賞したブレイク・シェルトンと婚約するという、2010年の年女みたいな存在だけに、これまで3回ノミネートでいずれもキャリー・アンダーウッドとテイラー・スイフトに後塵を拝しているだけに、ここは受賞確実といったところでしょ。対抗○は最近ナッシュヴィルへの急接近を果たしていて、この部門2007年〜2009年3連続受賞しているキャリー・アンダーウッド。あっと驚くカントリー部門ノミネートのジュエルもひょっとしたら穴×かも。
第43回(2001年):Breathe - Faith Hill(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」、ジョーディー・メッシーナ「That's The Way」)
第44回(2002年):Shine - Dolly Parton(ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」)
第45回(2003年):Cry - Faith Hill(マーティナ・マクブライド「Blessed」)
第46回(2004年):Keep On The Sunny Side - June Carter Cash(マーティナ・マクブライド「This One's For The Girls」)
第47回(2005年):Redneck Woman - Gretchen Wilson(マーティナ・マクブライド「In My Daughter's Eyes」、アリソン・クラウス「You Will Be My Ain True Love」)
第48回(2006年):The Connection - Emmylou Harris(フェイス・ヒル「Mississippi Girl」)
第49回(2007年):Jesus, Take The Wheel - Carrie Underwood(ミランダ・ランバート「Kerosene」、リアン・ライムス「Something's Gotta Give」)
第50回(2008年):Before He Cheats - Carrie Underwood(ミランダ・ランバート「Famous In A Small Town」、リアン・ライムス「Nothin' Better To Do」)
第51回(2009年);Last Name - Carrie Underwood(リーアン・ウーマック「Last Call」)
第52回(2010年):White Horse - Taylor Swift(キャリー・アンダーウッド「Just A Dream」、ミランダ・ランバート「Dead Flowers」)
23.最優秀男性カントリー・ボーカル部門
Macon - Jamey Johnson
× Cryin' For Me (Wayman's Song) - Toby Keith
Turning Home - David Nail
◎ 'Til Summer Comes Around - Keith Urban
○ Gettin' You Home - Chris Young
あらら。何で女性に比べて男性のカントリー部門はこんなに地味なの?今年は大御所のアーティストの作品があんまりなかったってのもあるんでしょうが、不思議なのは「The Boys Of Fall」を大ヒットさせたもう大御所の貫禄のケニー・チェズニーや、CMAで男性部門を制したブレイク・シェルトンなどが全くノミネートされてないこと。ちょっとおかしいんじゃない?で、このメンツだと、消去法的に本命◎キース・アーバン(オーストラリア人なんですけど)、対抗○最近これも伸長著しいクリス・ヤング、穴×で僕の大嫌いなトビー・キースくらいしか予想できないじゃないの。
第43回(2001年):Solitary Man - Johnny Cash(リーアン・ウーマック「I Hope You Dance」、ジョーディー・メッシーナ「That's The Way」)
第44回(2002年):O Death - Ralph Stanley(ジェイミー・オニール「There Is No Arizona」)
第45回(2003年):Give My Love To Rose - Johnny Cash(マーティナ・マクブライド「Blessed」)
第46回(2004年):Next Big Thing - Vince Gill(マーティナ・マクブライド「This One's For The Girls」)
第47回(2005年):Live Like You Were Dying - Tim McGraw(マーティナ・マクブライド「In My Daughter's Eyes」、アリソン・クラウス「You Will Be My Ain True Love」)
第48回(2006年):You'll Think Of Me - Keith Urban(フェイス・ヒル「Mississippi Girl」)
第49回(2007年):The Reason Why - Vince Gill(キース・アーバン「Once In A Lifetime」、ジョージ・ストレイト「The Seashores Of Old Mexico」)
第50回(2008年):Stupid Boy - Keith Urban(ミランダ・ランバート「Famous In A Small Town」、リアン・ライムス「Nothin' Better To Do」)
第51回(2009年);Letter To Me - Brad Paisley(ジョージ・ストレイト「Troubadour」、ジェイミー・ジョンソン「In Color」)
第52回(2010年):Sweet Thing - Keith Urban(ジョージ・ストレイト「Living For The Night」、ジェイミー・ジョンソン「High Cost Of Living」)
24.最優秀カントリー・デュオ/グループ部門
○ Free - Zac Brown Band
Elizabeth - Dalley & Vincent
◎ Need You Now - Lady Antebellum
× Little White Church - Little Big Town
Where Rainbows Never Die - The SteelDrivers
ねえ、この部門も何でバンド・ペリーとか、シュガーランドとかがノミネートされないんでしょうね。特にシュガーランドなんて総合
アルバムチャートでも1位になったりしてるのにね。で、このメンツだと、レディ・アンティベラムとザック・ブラウン・バンドの一騎打ちになるのですが、やっぱりここはレディ・アンティベラムの2年連続受賞という横綱相撲になるのではないでしょうか。
第43回(2001年):Cherokee Maiden - Asleep At The Wheel(ブルックス&ダン「You'll Always Be Loved By Me」)
第44回(2002年):The Lucky One - Alison Krauss & Union Station(ローンスター「I'm Already There」、ダイアモンド・リオ「One More Day」)
第45回(2003年):Long Time Gone - Dixie Chicks(ローンスター「Not A Day Goes By」)
第46回(2004年):A Simple Life - Ricky Skaggs & Kentucky Thunder(ローンスター「My Front Porch Looking In」、ブルックス&ダン「Red Dirt Road」)
第47回(2005年):Top Of The World - Dixie Chicks(ビッグ&リッチ「Save A Horse (Ride A Cowboy)」)
第48回(2006年):Restless - Alison Krauss & Union Station(ラスカル・フラッツ「Bless The Broken Road」)
第49回(2007年):Not Ready To Make Nice - Dixie Chicks(ラスカル・フラッツ「What Hurts The Most」、ザ・レッカーズ「Leave The Pieces」、リトル・ビッグ・タウン「Boondocks」)
第50回(2008年):How Long - Eagles(エマーソン・ドライヴ「Moments」、モンゴメリー・ジェントリー「Lucky Man」)
第51回(2009年);Stay - Sugarland(レディ・アンティベラム「Love Don't Live Here」、ザ・スティールドライヴァーズ「Blue Side Of The Mountain」)
第52回(2010年):I Run To You - Lady Antebellum(ザック・ブラウン・バンド「Chicken Fried」、シュガーランド「It Happens」)
ああ、もう遅い。続きはまた明日。


雪がシンシンと降る週末、いかがお過ごしでしょうか。いよいよ連休明けの月曜日の朝(日本時間)にはグラミー賞の授賞式が始まります。頑張ってこの3連休で主要4部門の予想まで行ってしまいましょう。今日はラップ部門から。
18.最優秀ラップ・ソロ部門
Over - Drake
○ Not Afraid - Eminem
How Low - Ludacris
× I'm Back - T.I.
◎ Power - Kanye West
はっきり言ってラップ部門が毎年一番予想が難しいんですが、今年は特にムズイ。何せエミネムが最優秀アルバムにノミネートされてたり、レコード・オブ・ジ・イヤーで「Empire State Of Mind」と「Love The Way You Lie」がモロ激突してたりと、入り乱れている状態だから、どれがどう取るかがよく読めない状態です。この部門も過去ジェイZ,エミネム、カニエ、T.I.が殆ど毎年激突してそれぞれ順繰りに受賞しているという混戦部門。で、今年この部門はエミネムとカニエの一騎打ちだと思うんだけど、カニエは最新アルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』が今回のノミネート期間に間に合わなかったので、シングルのこの曲がここだけにノミネートしてることを考えると、ここで取るかなあということで◎。穴×は先頃収監から復帰して正しく「I'm Back」のT.I.かな。
第43回(2001年):The Real Slim Shady - Eminem(ネリー「Country Grammar」、ミスティカル「Shake Ya Ass」)
第44回(2002年):Get Ur Freak On - Missy "Misdemeanor" Elliott(ジェイZ「Izzo (H.O.V.A.)」、DMX「Who We Be」)
第45回(2003年):(男性)Hot In Herre - Nelly(女性)Scream a/k/a Itchin' - Missy Elliott(エミネム「Without Me」、ジェイZ「Song Cry」、リュダクリス「Rollout (My Business)」、フォクシー・ブラウン「Na Na Be Like」)
第46回(2004年):(男性)Lose Yourself - Eminem(女性)Work It - Missy Elliott(50セント「In Da Club」、リュダクリス「Stand Up」、リル・キム「Came Back For You」)
第47回(2005年):99 Problems - Jay-Z(エミネム「Just Lose It」、カニエ・ウェスト「Through The Wire」)
第48回(2006年):Gold Digger - Kanye West(エミネム「Mockingbird」、リュダクリス「Number One Spot」、T.I.「You Don't Know Me」)
第49回(2007年):What You Know - T.I.(ルーペ・フィアスコ「Kick, Push」、ミッシー「We Run This」)
第50回(2008年):Stronger - Kanye West(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);A Milli - Lil Wayne(ジェイZ「Roc Boys (And The Winner Is...)」、スヌープ・ドッグ「Sexual Eruption」)
第52回(2010年):D.O.A. (Death Of Auto-Tune) - Jay-Z(ドレイク「Best I Ever Had」、エミネム「Beautiful」、キッド・カディ「Day 'N' Nite」)
19.最優秀ラップ・デュオ/グループ部門
Shutterbug - Big Boi, Bosko, Cutty & Mouche
○ Fancy - Drake, T.I. & Swizz Beatz
◎ On To The Next One - Jay-Z & Swizz Beatz
× My Chick Bad - Ludacris & Nicki Minaj
Lose My Mind - Young Jeezy & Plies
今年のこの部門は目玉があまりないので、最優秀ラップ・ソングにもノミネートされているジェイZ+スイズ・ビーツかドレイク+T.I.+スイズ・ビーツのどっちかだろうなあ。いずれにしてもアリシア・キーズとの第一子が生まれたばかりのスイズ・ビーツにはウハウハの部門ですな。ここはでもジェイZ◎、ドレイク○が順当か。穴×は今絶好調のニッキー・ミナージをフィーチャーしたリュダクリスか。
第43回(2001年):Forgot About Dre - Dr. Dre & Eminem(ジェイZ+UGK「Big Pimpin'」、Dr.ドレ+スヌープ・ドッグ「The Next Episode」)
第44回(2002年):Ms. Jackson - OutKast(ジェイZ+ビーニー・シーゲル+メンフィス・ブリーク「Change The Game」、ゴリラズ「Clint Eastwood」)
第45回(2003年):The Whole World - Killer Mike & OutKast(キャムロン+ジュエルズ・サンタナ「Oh Boy」、バスタ・ライムス+P.ディディ+ファレル「Pass The Courvoisier Part II」)
第46回(2004年):Shake Ya Tailfeather - P. Diddy, Murphy Lee & Nelly(リル・キム+50セント「Magic Stick」、ミッシー+リュダクリス「Gossip Folks」)
第47回(2005年):Let's Get It Started - The Black Eyed Peas(ビースティー・ボーイズ「Ch-Check It Out」、スヌープ・ドッグ+ファレル「Drop It Like It's Hot」、テラー・スクアッド「Lean Back」...どう見てもこの年はこの3つのどれかが取るべきだけどな!)
第48回(2006年):Don't Phunk With My Heart - Black Eyed Peas(エミネム+Dr.ドレ+50セント「Encore」、ザ・ゲーム+50セント「Hate It Or Love It」)
第49回(2007年):Ridin - Chamillionaire f/ Krayzie Bone(アウトキャスト「Mighty "O"」、ネリー+ポール・ウォール、アリ&ギップ「Grillz」)
第50回(2008年):Southside - Common f/ Kanye West(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);Swagga Like Us - Jay-Z & T.I. f/ Kanye West & Lil Wayne(リュダクリス+T.I.「Wish You Would」、スヤング・ジージー+カニエ「Put On」)
第52回(2010年):Crack A Bottle - Eminem, Dr. Dre & 50 Cent(カニエ+ヤング・ジージー「Amazing」)
19.最優秀ラップ/歌唱コラボレーション部門
◎ Nothin' On You - B.o.B & Bruno Mars
Deuces - Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
○ Love The Way You Lie - Eminem & Rihanna
× Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys
Wake Up Everybody - John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
この部門は、歌メインの楽曲にラップがフィーチャーされている作品を選出するもので、44回から始まった新しめの部門です。いやしかしこの部門は錚々たるメンツがガチンコで、何とレコード・オブ・ジ・イヤーで激突しているジェイZ+アリシアとエミネム+リアーナと「Nothin' On You」ががっぷり四つに組んでしまっているという白熱戦。しかもジョン・レジェンド+ルーツのアルバムからもあのハロルド・メルヴィン+ブルーノーツの名曲のカバーがノミネートされており(個人的にはこの曲にあげたいが)、この4曲のどれに転んでもまったくおかしくない状態。R&Bシングルチャートで昨年夏に9週1位を独走した「Deuces」がまったく存在感ないというのも凄いが、ここはうーんB.o.B+ブルーノ・マーズが本命◎、対抗○がエミネム+リアーナ、穴×がジェイZ+アリシアかなあ。全くの混戦です。
第44回(2002年):Let Me Blow Ya Mind - Eve & Gwen Stefani(ジェイZ「Izzo (H.O.V.A.)」、DMX「Who We Be」)
第45回(2003年):Dilemma - Nelly & Kelly Rowland(エミネム「Without Me」、ジェイZ「Song Cry」、リュダクリス「Rollout (My Business)」、フォクシー・ブラウン「Na Na Be Like」)
第46回(2004年):Crazy In Love - Beyoncé f/ Jay-Z(50セント「In Da Club」、リュダクリス「Stand Up」、リル・キム「Came Back For You」)
第47回(2005年):Yeah! - Usher f/ Lil Jon & Ludacris(エミネム「Just Lose It」、カニエ・ウェスト「Through The Wire」)
第48回(2006年):Numb/Encore - Jay-Z & Linkin Park(エミネム「Mockingbird」、リュダクリス「Number One Spot」、T.I.「You Don't Know Me」)
第49回(2007年):My Love - Justin Timberlake f/ T.I.(ビヨンセ+ジェイZ「Deja Vu」、エミネム+ネイト・ドッグ「Shake That」、エイコン+エミネム「Smack That」)
第50回(2008年):Umbrella - Rihanna f/ Jay-Z(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);American Boy - Estelle f/ Kanye West(ルーペ・フィアスコ+マシュー・サントス「Superstar」、フロ・ライダ+T-ペイン「Low」)
第52回(2010年):Run This Town - Jay-Z, Rihanna & Kanye West(ビヨンセ+カニエ「Ego」、T.I.+ジャスティン・ティンバレイク「Dead And Gone」、ケリ・ヒルソン+カニエ+ニーヨ「Knock You Down」)
20.最優秀ラップ・ソング部門 (作者への授賞)
○ Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys (Shawn Carter, Angela Hunte, Alicia Keys, Jane't "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh <Burt Keyes & Sylvia Robinson>)
◎ Love The Way You Lie - Eminem & Rihanna (Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers)
× Not Afraid - Eminem (M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, Luis Resto & M. Samuels)
Nothin' On You - B.o.B & Bruno Mars (Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr.)
On To The Next One - Jay-Z & Swizz Beatz (Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean <G. Auge & X. De Rosnay>)
うーんこのメイン部門(といいながら、実は46回から追加された、ラップ部門では最も新しい部門)もROY候補が三つどもえではないか。しかもエミネムの「Not Afraid」まで参戦してるし。こうなったらさっきはB.o.Bにあげたので、あとは「Empire...」と「Love The Way...」がこの部門とROYでどう取るかだが。でも今年のROYはラップ系が3曲もノミネートされてるけど、一番取りそうなのはやはり「Empire...」だと思うので、この部門はエミネム+リアーナ◎ではないか?これ、読み過ぎかなあ。なお、作者名のカッコ内の<>で囲まれているのはサンプリングされている曲の作者のようです。
第46回(2004年):Lose Yourself - Eminem(50セント「In Da Club」、スヌープ・ドッグ+ファレル+アンクル・チャーリー・ウィルソン「Beautiful」、ミッシー「Work It」)
第47回(2005年):Jesus Walks - Kanye West(スヌープ・ドッグ+ファレル「Drop It Like It's Hot」、ジェイZ「99 Problems」)
第48回(2006年):Diamonds From Sierra Leone - Kanye West(50セント+オリヴィア「Candy Shop」、ザ・ゲーム+50セント「Hate It Or Love It」)
第49回(2007年):Money Maker - Ludacris f/ Pharrell(キャミリオネア「Ridin」、T.I.「What You Know」)
第50回(2008年):Good Life - Kanye West f/ T-Pain(カニエ「Can't Tell Me Nothing」、50セント+ジャスティン・ティンバレイク+ティンバランド「Ayo Technology」)
第51回(2009年);Lollipop - Lil Wayne(ジェイZ+T.I.+カニエ+リル・ウェイン「Swagga Like Us」)
第52回(2010年):Run This Town - Jay-Z, Rihanna & Kanye West(ドレイク「Best I Ever Had」、ジェイZ「D.O.A. (Death Of Auto-Tune)」、T.I.+ジャスティン・ティンバレイク「Dead And Gone」)
ちょっとここらで一休みです。
18.最優秀ラップ・ソロ部門
Over - Drake
○ Not Afraid - Eminem
How Low - Ludacris
× I'm Back - T.I.
◎ Power - Kanye West
はっきり言ってラップ部門が毎年一番予想が難しいんですが、今年は特にムズイ。何せエミネムが最優秀アルバムにノミネートされてたり、レコード・オブ・ジ・イヤーで「Empire State Of Mind」と「Love The Way You Lie」がモロ激突してたりと、入り乱れている状態だから、どれがどう取るかがよく読めない状態です。この部門も過去ジェイZ,エミネム、カニエ、T.I.が殆ど毎年激突してそれぞれ順繰りに受賞しているという混戦部門。で、今年この部門はエミネムとカニエの一騎打ちだと思うんだけど、カニエは最新アルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』が今回のノミネート期間に間に合わなかったので、シングルのこの曲がここだけにノミネートしてることを考えると、ここで取るかなあということで◎。穴×は先頃収監から復帰して正しく「I'm Back」のT.I.かな。
第43回(2001年):The Real Slim Shady - Eminem(ネリー「Country Grammar」、ミスティカル「Shake Ya Ass」)
第44回(2002年):Get Ur Freak On - Missy "Misdemeanor" Elliott(ジェイZ「Izzo (H.O.V.A.)」、DMX「Who We Be」)
第45回(2003年):(男性)Hot In Herre - Nelly(女性)Scream a/k/a Itchin' - Missy Elliott(エミネム「Without Me」、ジェイZ「Song Cry」、リュダクリス「Rollout (My Business)」、フォクシー・ブラウン「Na Na Be Like」)
第46回(2004年):(男性)Lose Yourself - Eminem(女性)Work It - Missy Elliott(50セント「In Da Club」、リュダクリス「Stand Up」、リル・キム「Came Back For You」)
第47回(2005年):99 Problems - Jay-Z(エミネム「Just Lose It」、カニエ・ウェスト「Through The Wire」)
第48回(2006年):Gold Digger - Kanye West(エミネム「Mockingbird」、リュダクリス「Number One Spot」、T.I.「You Don't Know Me」)
第49回(2007年):What You Know - T.I.(ルーペ・フィアスコ「Kick, Push」、ミッシー「We Run This」)
第50回(2008年):Stronger - Kanye West(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);A Milli - Lil Wayne(ジェイZ「Roc Boys (And The Winner Is...)」、スヌープ・ドッグ「Sexual Eruption」)
第52回(2010年):D.O.A. (Death Of Auto-Tune) - Jay-Z(ドレイク「Best I Ever Had」、エミネム「Beautiful」、キッド・カディ「Day 'N' Nite」)
19.最優秀ラップ・デュオ/グループ部門
Shutterbug - Big Boi, Bosko, Cutty & Mouche
○ Fancy - Drake, T.I. & Swizz Beatz
◎ On To The Next One - Jay-Z & Swizz Beatz
× My Chick Bad - Ludacris & Nicki Minaj
Lose My Mind - Young Jeezy & Plies
今年のこの部門は目玉があまりないので、最優秀ラップ・ソングにもノミネートされているジェイZ+スイズ・ビーツかドレイク+T.I.+スイズ・ビーツのどっちかだろうなあ。いずれにしてもアリシア・キーズとの第一子が生まれたばかりのスイズ・ビーツにはウハウハの部門ですな。ここはでもジェイZ◎、ドレイク○が順当か。穴×は今絶好調のニッキー・ミナージをフィーチャーしたリュダクリスか。
第43回(2001年):Forgot About Dre - Dr. Dre & Eminem(ジェイZ+UGK「Big Pimpin'」、Dr.ドレ+スヌープ・ドッグ「The Next Episode」)
第44回(2002年):Ms. Jackson - OutKast(ジェイZ+ビーニー・シーゲル+メンフィス・ブリーク「Change The Game」、ゴリラズ「Clint Eastwood」)
第45回(2003年):The Whole World - Killer Mike & OutKast(キャムロン+ジュエルズ・サンタナ「Oh Boy」、バスタ・ライムス+P.ディディ+ファレル「Pass The Courvoisier Part II」)
第46回(2004年):Shake Ya Tailfeather - P. Diddy, Murphy Lee & Nelly(リル・キム+50セント「Magic Stick」、ミッシー+リュダクリス「Gossip Folks」)
第47回(2005年):Let's Get It Started - The Black Eyed Peas(ビースティー・ボーイズ「Ch-Check It Out」、スヌープ・ドッグ+ファレル「Drop It Like It's Hot」、テラー・スクアッド「Lean Back」...どう見てもこの年はこの3つのどれかが取るべきだけどな!)
第48回(2006年):Don't Phunk With My Heart - Black Eyed Peas(エミネム+Dr.ドレ+50セント「Encore」、ザ・ゲーム+50セント「Hate It Or Love It」)
第49回(2007年):Ridin - Chamillionaire f/ Krayzie Bone(アウトキャスト「Mighty "O"」、ネリー+ポール・ウォール、アリ&ギップ「Grillz」)
第50回(2008年):Southside - Common f/ Kanye West(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);Swagga Like Us - Jay-Z & T.I. f/ Kanye West & Lil Wayne(リュダクリス+T.I.「Wish You Would」、スヤング・ジージー+カニエ「Put On」)
第52回(2010年):Crack A Bottle - Eminem, Dr. Dre & 50 Cent(カニエ+ヤング・ジージー「Amazing」)
19.最優秀ラップ/歌唱コラボレーション部門
◎ Nothin' On You - B.o.B & Bruno Mars
Deuces - Chris Brown, Tyga & Kevin McCall
○ Love The Way You Lie - Eminem & Rihanna
× Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys
Wake Up Everybody - John Legend, The Roots, Melanie Fiona & Common
この部門は、歌メインの楽曲にラップがフィーチャーされている作品を選出するもので、44回から始まった新しめの部門です。いやしかしこの部門は錚々たるメンツがガチンコで、何とレコード・オブ・ジ・イヤーで激突しているジェイZ+アリシアとエミネム+リアーナと「Nothin' On You」ががっぷり四つに組んでしまっているという白熱戦。しかもジョン・レジェンド+ルーツのアルバムからもあのハロルド・メルヴィン+ブルーノーツの名曲のカバーがノミネートされており(個人的にはこの曲にあげたいが)、この4曲のどれに転んでもまったくおかしくない状態。R&Bシングルチャートで昨年夏に9週1位を独走した「Deuces」がまったく存在感ないというのも凄いが、ここはうーんB.o.B+ブルーノ・マーズが本命◎、対抗○がエミネム+リアーナ、穴×がジェイZ+アリシアかなあ。全くの混戦です。
第44回(2002年):Let Me Blow Ya Mind - Eve & Gwen Stefani(ジェイZ「Izzo (H.O.V.A.)」、DMX「Who We Be」)
第45回(2003年):Dilemma - Nelly & Kelly Rowland(エミネム「Without Me」、ジェイZ「Song Cry」、リュダクリス「Rollout (My Business)」、フォクシー・ブラウン「Na Na Be Like」)
第46回(2004年):Crazy In Love - Beyoncé f/ Jay-Z(50セント「In Da Club」、リュダクリス「Stand Up」、リル・キム「Came Back For You」)
第47回(2005年):Yeah! - Usher f/ Lil Jon & Ludacris(エミネム「Just Lose It」、カニエ・ウェスト「Through The Wire」)
第48回(2006年):Numb/Encore - Jay-Z & Linkin Park(エミネム「Mockingbird」、リュダクリス「Number One Spot」、T.I.「You Don't Know Me」)
第49回(2007年):My Love - Justin Timberlake f/ T.I.(ビヨンセ+ジェイZ「Deja Vu」、エミネム+ネイト・ドッグ「Shake That」、エイコン+エミネム「Smack That」)
第50回(2008年):Umbrella - Rihanna f/ Jay-Z(T.I.「Big Things Poppin' (Do It)」、ジェイZ「Show Me What You Got」)
第51回(2009年);American Boy - Estelle f/ Kanye West(ルーペ・フィアスコ+マシュー・サントス「Superstar」、フロ・ライダ+T-ペイン「Low」)
第52回(2010年):Run This Town - Jay-Z, Rihanna & Kanye West(ビヨンセ+カニエ「Ego」、T.I.+ジャスティン・ティンバレイク「Dead And Gone」、ケリ・ヒルソン+カニエ+ニーヨ「Knock You Down」)
20.最優秀ラップ・ソング部門 (作者への授賞)
○ Empire State Of Mind - Jay-Z & Alicia Keys (Shawn Carter, Angela Hunte, Alicia Keys, Jane't "Jnay" Sewell-Ulepic & Alexander Shuckburgh <Burt Keyes & Sylvia Robinson>)
◎ Love The Way You Lie - Eminem & Rihanna (Alexander Grant, Skylar Grey & Marshall Mathers)
× Not Afraid - Eminem (M. Burnett, J. Evans, Marshall Mathers, Luis Resto & M. Samuels)
Nothin' On You - B.o.B & Bruno Mars (Philip Lawrence, Ari Levine, Bruno Mars & Bobby Simmons Jr.)
On To The Next One - Jay-Z & Swizz Beatz (Shawn Carter, J. Chaton & K. Dean <G. Auge & X. De Rosnay>)
うーんこのメイン部門(といいながら、実は46回から追加された、ラップ部門では最も新しい部門)もROY候補が三つどもえではないか。しかもエミネムの「Not Afraid」まで参戦してるし。こうなったらさっきはB.o.Bにあげたので、あとは「Empire...」と「Love The Way...」がこの部門とROYでどう取るかだが。でも今年のROYはラップ系が3曲もノミネートされてるけど、一番取りそうなのはやはり「Empire...」だと思うので、この部門はエミネム+リアーナ◎ではないか?これ、読み過ぎかなあ。なお、作者名のカッコ内の<>で囲まれているのはサンプリングされている曲の作者のようです。
第46回(2004年):Lose Yourself - Eminem(50セント「In Da Club」、スヌープ・ドッグ+ファレル+アンクル・チャーリー・ウィルソン「Beautiful」、ミッシー「Work It」)
第47回(2005年):Jesus Walks - Kanye West(スヌープ・ドッグ+ファレル「Drop It Like It's Hot」、ジェイZ「99 Problems」)
第48回(2006年):Diamonds From Sierra Leone - Kanye West(50セント+オリヴィア「Candy Shop」、ザ・ゲーム+50セント「Hate It Or Love It」)
第49回(2007年):Money Maker - Ludacris f/ Pharrell(キャミリオネア「Ridin」、T.I.「What You Know」)
第50回(2008年):Good Life - Kanye West f/ T-Pain(カニエ「Can't Tell Me Nothing」、50セント+ジャスティン・ティンバレイク+ティンバランド「Ayo Technology」)
第51回(2009年);Lollipop - Lil Wayne(ジェイZ+T.I.+カニエ+リル・ウェイン「Swagga Like Us」)
第52回(2010年):Run This Town - Jay-Z, Rihanna & Kanye West(ドレイク「Best I Ever Had」、ジェイZ「D.O.A. (Death Of Auto-Tune)」、T.I.+ジャスティン・ティンバレイク「Dead And Gone」)
ちょっとここらで一休みです。


今日は急遽神戸に出張で早く家に帰れたのでちょっとブログアップしようっと(でも今日着てたお気に入りのスーツに穴があいてたのを発見してショックにうちひしがれている私)。まだR&B部門続きます。
15.最優秀R&Bソング部門(作者への授賞)
○ Bittersweet - Fantasia (Charles Harmon & Claude Kelly)
Finding My Way Back - Jaheim (Ian "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Calvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland)
× Second Chance - El DeBarge (El DeBarge & Mischke)
◎ Shine - John Legend & The Roots (John Stephens)
Why Would You Stay - Kem (K. Owens)
さていよいよR&Bの花形部門、最優秀ソング部門。昨日も言ったけど、今年のR&Bはファンテイジアとジョン・レジェンド+ルーツのガチンコ一騎打ち。ファンテイジアはこの部門過去2回ノミネートされていながら、いずれもマライアとアリシアの前に涙をのんでいる因縁の部門。しかしなあ、やっぱり去年のR&Bシーンを象徴する一枚『Wake Up!』には、いかにこのアルバムのインスピレーションとなったオバマ大統領が最近パッとしないからといっても道を譲らざるを得ないのでは?ということで本命◎ジョン・レジェンド+ルーツ、対抗○ファンテイジア、そして穴には何だか聴いてみたくなったエル・ディバージに。でも去年はスターゲイトとかDr.ルークとかいったプロデューサー・チームによるヒットが多かったけど、この部門はそういうサウンドメーカー主導の曲がないのがいいね。
第43回(2001年):Say My Name - Destiny's Child(ディアンジェロ「Untitled (How Does It Feel)」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(ミッシー「Get Ur Freak On」)
第45回(2003年):Love Of My Life (And Ode To Hip Hop) - Erykah Badu Featuring Common(フロートリー「Floetic」
第46回(2004年):Crazy In Love - Beyoncé Featuring Jay-Z(ルーサー「Dance With My Father」、アシャンティ「Rock Wit U (Awww Baby)」)
第47回(2005年):You Don't Know My Name - Alicia Keys(アッシャー+アリシア・キーズ「My Boo」、アッシャー+リル・ジョン+リュダクリス「Yeah!」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(ジョン・レジェンド「Ordinary People」、ファンテイジア「Free Yourself」、アリシア・キーズ「Unbreakable」)
第49回(2007年):Be Without You - Mary J. Blige(マライア「Don't Forget About Us」、ビヨンセ+ジェイZ「Deja Vu」))
第50回(2008年):No One - Alicia Keys(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」、ファンテイジア「When I See U」)
第51回(2009年);Miss Independent - Ne-Yo(キーシャ・コール「Heaven Sent」、ジャズミン・サリヴァン「Bust Your Windows」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(マックスウェル「Pretty Wings」)
16.最優秀R&Bアルバム部門
The Love & War Masterpeace - Raheem DeVaughn
○ Back To Me - Fantasia
Another Round - Jaheim
◎ Wake Up! - John Legend & The Roots
× Still Standing - Monica
さてもう一つのR&B花形部門のアルバム部門。この部門とソング部門は微妙な関係を保ってて、ソング・アルバム両方制覇している44回・47回のアリシアや49回のメアリーJのような例もあるにはありますが、大体ソング取ったアーティストはアルバム取れてないことの方が多いですねえ。極めつけの最近の「えっ??」は50回のチャカ・カーンと51回のジェニファー・ハドソンの受賞。後者は例の不幸な事件もあって、同情票が大量に集まったと言う見方もできますが、50回のチャカ・カーンははっきり言ってよー分からん、の世界です。で、予想としては、やはりアルバムとしての完成度といった観点から言っても今年はジョン・レジェンド+ルーツが両方制覇する、というのが私の見方。ファンテイジアちゃんごめんなさい。穴としては、意外とR&Bチャートでも長期No.1で頑張っていたモニカにつけましょう。
第43回(2001年):Voodoo - D'Angelo(ジル・スコット「Who Is Jill Scott? Words & Sounds Vol. 1」)
第44回(2002年):Songs In A Minor - Alicia Keys(アーリヤ「Aaliyah」、メアリーJ 「No More Drama」、インディア・アリー「Acoustic Soul」、デスチャ「Survivor」...むう、この年はいずれも劣らぬ強力盤揃いだな!)
第45回(2003年):Voyage To India - India.Arie(ラファエル・サーディク「Instant Vintage」、ジョー「Better Days」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(アイズレー・ブラザーズ「Body Kiss」)
第47回(2005年):The Diary Of Alicia Keys - Alicia Keys(プリンス「Musicology」、アル・グリーン「I Can't Stop」)
第48回(2006年):Get Lifted - John Legend(ファンテイジア「Free Yourself」、アリシア・キーズ「Unplugged」)
第49回(2007年):The Breakthrough - Mary J. Blige(プリンス「3121」)
第50回(2008年):Funk This - Chaka Khan(ミュージック・ソウルチャイルド「Luvanmusiq」、ジル・スコット「The Real Thing」)
第51回(2009年);Jennifer Hudson - Jennifer Hudson(アル・グリーン「Lay It Down」、エリック・ベネイ「Love & Life」)
第52回(2010年):BLACKsummers'night - Maxwell(インディア・アリー「Testimony: Vol.2, Love & Politics」)
17.最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム部門
× Graffiti - Chris Brown
○ Untitled - R. Kelly
Transition - Ryan Leslie
The ArchAndroid - Janelle Monáe
◎ Raymond V Raymond - Usher
さあ弱った。この部門も知らない人が二人もいるよ。ジャケはレコ屋でみたことあるけどな。でも二人ともいかにも「今風」という感じのジャケだなあ。それはいいとして、しかしこのR&BアルバムとコンテンポラリーR&Bアルバムの違いがよー分からんな。このコンテンポラリーR&Bアルバム部門は、それまでトラディショナルR&BアルバムとR&Bアルバムの2部門だったのが、45回からR&BアルバムとこのコンテンポラリーR&Bアルバム部門に変更になったというもの。しかし、両方で受賞しているメアリーJとかいたりするので、区別のところは不明です。で、ここは過去にこの部門でも受賞経験もあり、昨日のスーパーボウルのハーフタイムショーでも登場したらしいアッシャー君当たりが順当な本命◎でしょうか。原点回帰になったアルバムがなぜかコンテンポラリー部門ノミネートのR.ケリーが対抗。いまだかつてグラミー受賞経験のないクリス・ブラウン君も最近は素行を改めてるようなので、穴×に入れてあげる。
第45回(2003年):Ashanti - Ashanti(フェイス・エヴァンス「Faithfully」、フロートリー「Floetic」)
第46回(2004年):Dangerously In Love - Beyoncé(R.ケリー「Chocolate Factory」、アシャンティ「Chapter II」)
第47回(2005年):Confessions - Usher(ジャネット・ジャクソン「Damita Jo」)
第48回(2006年):The Emancipation Of Mimi - Mariah Carey(デスチャ「Destiny Fulfilled」)
第49回(2007年):B'Day - Beyoncé(ニーヨ「In My Own Words」、クリス・ブラウン「Chris Brown」)
第50回(2008年):Because Of You - Ne-Yo(キーシャ・コール「Just Like You」、ファンテイジア「Fantasia」)
第51回(2009年);Growing Pains - Mary J. Blige(ニーヨ「Year Of The Gentleman」)
第52回(2010年):I Am...Sasha Fierce - Beyoncé(T-ペイン「Thr33 Ringz」、ジェイミー・フォックス「Intuition」)
ということで、次のアップの時はラップ部門行ってみます。ではお休みなさい。
15.最優秀R&Bソング部門(作者への授賞)
○ Bittersweet - Fantasia (Charles Harmon & Claude Kelly)
Finding My Way Back - Jaheim (Ian "Orthodox" Barias, Curt Chambers, Calvin "Ransum" Haggins, Jaheim Hoagland)
× Second Chance - El DeBarge (El DeBarge & Mischke)
◎ Shine - John Legend & The Roots (John Stephens)
Why Would You Stay - Kem (K. Owens)
さていよいよR&Bの花形部門、最優秀ソング部門。昨日も言ったけど、今年のR&Bはファンテイジアとジョン・レジェンド+ルーツのガチンコ一騎打ち。ファンテイジアはこの部門過去2回ノミネートされていながら、いずれもマライアとアリシアの前に涙をのんでいる因縁の部門。しかしなあ、やっぱり去年のR&Bシーンを象徴する一枚『Wake Up!』には、いかにこのアルバムのインスピレーションとなったオバマ大統領が最近パッとしないからといっても道を譲らざるを得ないのでは?ということで本命◎ジョン・レジェンド+ルーツ、対抗○ファンテイジア、そして穴には何だか聴いてみたくなったエル・ディバージに。でも去年はスターゲイトとかDr.ルークとかいったプロデューサー・チームによるヒットが多かったけど、この部門はそういうサウンドメーカー主導の曲がないのがいいね。
第43回(2001年):Say My Name - Destiny's Child(ディアンジェロ「Untitled (How Does It Feel)」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(ミッシー「Get Ur Freak On」)
第45回(2003年):Love Of My Life (And Ode To Hip Hop) - Erykah Badu Featuring Common(フロートリー「Floetic」
第46回(2004年):Crazy In Love - Beyoncé Featuring Jay-Z(ルーサー「Dance With My Father」、アシャンティ「Rock Wit U (Awww Baby)」)
第47回(2005年):You Don't Know My Name - Alicia Keys(アッシャー+アリシア・キーズ「My Boo」、アッシャー+リル・ジョン+リュダクリス「Yeah!」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(ジョン・レジェンド「Ordinary People」、ファンテイジア「Free Yourself」、アリシア・キーズ「Unbreakable」)
第49回(2007年):Be Without You - Mary J. Blige(マライア「Don't Forget About Us」、ビヨンセ+ジェイZ「Deja Vu」))
第50回(2008年):No One - Alicia Keys(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」、ファンテイジア「When I See U」)
第51回(2009年);Miss Independent - Ne-Yo(キーシャ・コール「Heaven Sent」、ジャズミン・サリヴァン「Bust Your Windows」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(マックスウェル「Pretty Wings」)
16.最優秀R&Bアルバム部門
The Love & War Masterpeace - Raheem DeVaughn
○ Back To Me - Fantasia
Another Round - Jaheim
◎ Wake Up! - John Legend & The Roots
× Still Standing - Monica
さてもう一つのR&B花形部門のアルバム部門。この部門とソング部門は微妙な関係を保ってて、ソング・アルバム両方制覇している44回・47回のアリシアや49回のメアリーJのような例もあるにはありますが、大体ソング取ったアーティストはアルバム取れてないことの方が多いですねえ。極めつけの最近の「えっ??」は50回のチャカ・カーンと51回のジェニファー・ハドソンの受賞。後者は例の不幸な事件もあって、同情票が大量に集まったと言う見方もできますが、50回のチャカ・カーンははっきり言ってよー分からん、の世界です。で、予想としては、やはりアルバムとしての完成度といった観点から言っても今年はジョン・レジェンド+ルーツが両方制覇する、というのが私の見方。ファンテイジアちゃんごめんなさい。穴としては、意外とR&Bチャートでも長期No.1で頑張っていたモニカにつけましょう。
第43回(2001年):Voodoo - D'Angelo(ジル・スコット「Who Is Jill Scott? Words & Sounds Vol. 1」)
第44回(2002年):Songs In A Minor - Alicia Keys(アーリヤ「Aaliyah」、メアリーJ 「No More Drama」、インディア・アリー「Acoustic Soul」、デスチャ「Survivor」...むう、この年はいずれも劣らぬ強力盤揃いだな!)
第45回(2003年):Voyage To India - India.Arie(ラファエル・サーディク「Instant Vintage」、ジョー「Better Days」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(アイズレー・ブラザーズ「Body Kiss」)
第47回(2005年):The Diary Of Alicia Keys - Alicia Keys(プリンス「Musicology」、アル・グリーン「I Can't Stop」)
第48回(2006年):Get Lifted - John Legend(ファンテイジア「Free Yourself」、アリシア・キーズ「Unplugged」)
第49回(2007年):The Breakthrough - Mary J. Blige(プリンス「3121」)
第50回(2008年):Funk This - Chaka Khan(ミュージック・ソウルチャイルド「Luvanmusiq」、ジル・スコット「The Real Thing」)
第51回(2009年);Jennifer Hudson - Jennifer Hudson(アル・グリーン「Lay It Down」、エリック・ベネイ「Love & Life」)
第52回(2010年):BLACKsummers'night - Maxwell(インディア・アリー「Testimony: Vol.2, Love & Politics」)
17.最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム部門
× Graffiti - Chris Brown
○ Untitled - R. Kelly
Transition - Ryan Leslie
The ArchAndroid - Janelle Monáe
◎ Raymond V Raymond - Usher
さあ弱った。この部門も知らない人が二人もいるよ。ジャケはレコ屋でみたことあるけどな。でも二人ともいかにも「今風」という感じのジャケだなあ。それはいいとして、しかしこのR&BアルバムとコンテンポラリーR&Bアルバムの違いがよー分からんな。このコンテンポラリーR&Bアルバム部門は、それまでトラディショナルR&BアルバムとR&Bアルバムの2部門だったのが、45回からR&BアルバムとこのコンテンポラリーR&Bアルバム部門に変更になったというもの。しかし、両方で受賞しているメアリーJとかいたりするので、区別のところは不明です。で、ここは過去にこの部門でも受賞経験もあり、昨日のスーパーボウルのハーフタイムショーでも登場したらしいアッシャー君当たりが順当な本命◎でしょうか。原点回帰になったアルバムがなぜかコンテンポラリー部門ノミネートのR.ケリーが対抗。いまだかつてグラミー受賞経験のないクリス・ブラウン君も最近は素行を改めてるようなので、穴×に入れてあげる。
第45回(2003年):Ashanti - Ashanti(フェイス・エヴァンス「Faithfully」、フロートリー「Floetic」)
第46回(2004年):Dangerously In Love - Beyoncé(R.ケリー「Chocolate Factory」、アシャンティ「Chapter II」)
第47回(2005年):Confessions - Usher(ジャネット・ジャクソン「Damita Jo」)
第48回(2006年):The Emancipation Of Mimi - Mariah Carey(デスチャ「Destiny Fulfilled」)
第49回(2007年):B'Day - Beyoncé(ニーヨ「In My Own Words」、クリス・ブラウン「Chris Brown」)
第50回(2008年):Because Of You - Ne-Yo(キーシャ・コール「Just Like You」、ファンテイジア「Fantasia」)
第51回(2009年);Growing Pains - Mary J. Blige(ニーヨ「Year Of The Gentleman」)
第52回(2010年):I Am...Sasha Fierce - Beyoncé(T-ペイン「Thr33 Ringz」、ジェイミー・フォックス「Intuition」)
ということで、次のアップの時はラップ部門行ってみます。ではお休みなさい。


さてR&B部門予想もいよいよ後半戦です。
13.最優秀R&Bボーカル・グループ/デュオ部門
Love - Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
Take My Time - Chris Brown & Tank
× You've Got A Friend - Ronald Isley & Aretha Franklin
◎ Shine - John Legend & The Roots
○ Soldier Of Love - Sade
いつも思わず頭をポリポリ掻いてしまうこの部門、2000年代前半のデスチャやアッシャー+アリシアや、去年の「Blame It」みたいな、その年のヒット曲が選ばれる年もあるのですが、たいていは「はっきり言ってどーでもいいような既存R&Bアーティストのコラボ・トラック」がノミネートされ、受賞するという極めて白けた部門なんですな。でも今年はあの名盤『Wake Up!』(僕の去年のベスト・アルバムです)からのジョン・レジェンドとルーツの力の入ったトラックがノミネートされているので、この曲が取らずしてこの部門の意味なし!ということでこれを本命◎、対抗は去年8年ぶりというあのボストンを彷彿させるような復活を遂げたシャーデーを挙げておきましょう。
第43回(2001年):Say My Name - Destiny's Child(ルーシー・パール「Dance Tonight」)
第44回(2002年):Survivor - Destiny's Child(シティ・ハイ「What Would You Do」)
第45回(2003年):Love's In Need Of Love Today - Stevie Wonder & Take 6(TLC「Girl Talk」)
第46回(2004年):The Closer I Get To You - Luther Vandross & Beyoncé(フロートリー「Say Yes」)
第47回(2005年):My Boo - Usher & Alicia Keys(デスチャ「Lose Your Breath」)
第48回(2006年):So Amazing - Beyoncé & Stevie Wonder(デスチャ「Cater 2 U」)
第49回(2007年):Family Affair - John Legend, Joss Stone w/ Van Hunt(G.ベンソン&A.ジャロウ「Breezin'」))
第50回(2008年):Disrespectful - Chaka Khan f/ Mary J. Blige(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」)
第51回(2009年);Stay With Me (By The Sea) - Al Green f/ John Legend(ボーイズIIメン「Ribbon In The Sky」)
第52回(2010年):Blame It - Jamie Foxx & T-Pain(ミュージック・ソウルチャイルド&メアリーJ「IfULeave」)
14.最優秀トラディショナルR&Bボーカル部門
◎ When A Woman Loves - R. Kelly
○ Hang On In There - John Legend & The Roots
You're So Amazing - Calvin Richardson
In Between - Ryan Shaw
× Go [Live] - Betty Wright
さあ困ったな。今年のこの部門は、R.ケリーとJ.レジェンド+ルーツのコラボ、そして大ベテランのベティ・ライト以外の二人ははっきり言って知らない人がノミネート。今年のR&B部門の台風の目は、何といってもJ.レジェンド+ルーツとファンテイジアだと思っているのですが、いくら何でも全てのノミネート部門で『Wake Up!』のコラボが取るというのもあんまりなので、ここはR.ケリーの久々の正当派ソウル・アルバムからのナンバーに敬意を表するのかな。対抗○は例のコラボとして、穴×は御大ベティ・ライトに捧げましょう。
第43回(2001年):Ear-Resistible - The Temptations(ルーシー・パール「Dance Tonight」)
第44回(2002年):At Last - Gladys Knight(シティ・ハイ「What Would You Do」)
第45回(2003年):What's Going On - Chaka Khan & The Funk Brothers(TLC「Girl Talk」)
第46回(2004年):Wonderful - Aretha Franklin(フロートリー「Say Yes」)
第47回(2005年):Musicology - Prince(デスチャ「Lose Your Breath」)
第48回(2006年):A House Is Not A Home - Aretha Franklin(デスチャ「Cater 2 U」)
第49回(2007年):God Bless The Child - George Benson & Al Jarreau f/ Jill Scott(メアリーJ+R.サーディク「I Found My Everything」))
第50回(2008年):In My Songs - Gerald Levert(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」)
第51回(2009年);You've Got The Love I Need - Al Green f/ Anthony Hamilton(ジャズミン・サリヴァン「In Love With Another Man」)
第52回(2010年):At Last - Beyoncé(アンソニー・ハミルトン「Soul Music」)
ああもう今日は力尽きた。明日も仕事だしもう寝ます。ではまた続きは次の週末に。
13.最優秀R&Bボーカル・グループ/デュオ部門
Love - Chuck Brown, Jill Scott & Marcus Miller
Take My Time - Chris Brown & Tank
× You've Got A Friend - Ronald Isley & Aretha Franklin
◎ Shine - John Legend & The Roots
○ Soldier Of Love - Sade
いつも思わず頭をポリポリ掻いてしまうこの部門、2000年代前半のデスチャやアッシャー+アリシアや、去年の「Blame It」みたいな、その年のヒット曲が選ばれる年もあるのですが、たいていは「はっきり言ってどーでもいいような既存R&Bアーティストのコラボ・トラック」がノミネートされ、受賞するという極めて白けた部門なんですな。でも今年はあの名盤『Wake Up!』(僕の去年のベスト・アルバムです)からのジョン・レジェンドとルーツの力の入ったトラックがノミネートされているので、この曲が取らずしてこの部門の意味なし!ということでこれを本命◎、対抗は去年8年ぶりというあのボストンを彷彿させるような復活を遂げたシャーデーを挙げておきましょう。
第43回(2001年):Say My Name - Destiny's Child(ルーシー・パール「Dance Tonight」)
第44回(2002年):Survivor - Destiny's Child(シティ・ハイ「What Would You Do」)
第45回(2003年):Love's In Need Of Love Today - Stevie Wonder & Take 6(TLC「Girl Talk」)
第46回(2004年):The Closer I Get To You - Luther Vandross & Beyoncé(フロートリー「Say Yes」)
第47回(2005年):My Boo - Usher & Alicia Keys(デスチャ「Lose Your Breath」)
第48回(2006年):So Amazing - Beyoncé & Stevie Wonder(デスチャ「Cater 2 U」)
第49回(2007年):Family Affair - John Legend, Joss Stone w/ Van Hunt(G.ベンソン&A.ジャロウ「Breezin'」))
第50回(2008年):Disrespectful - Chaka Khan f/ Mary J. Blige(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」)
第51回(2009年);Stay With Me (By The Sea) - Al Green f/ John Legend(ボーイズIIメン「Ribbon In The Sky」)
第52回(2010年):Blame It - Jamie Foxx & T-Pain(ミュージック・ソウルチャイルド&メアリーJ「IfULeave」)
14.最優秀トラディショナルR&Bボーカル部門
◎ When A Woman Loves - R. Kelly
○ Hang On In There - John Legend & The Roots
You're So Amazing - Calvin Richardson
In Between - Ryan Shaw
× Go [Live] - Betty Wright
さあ困ったな。今年のこの部門は、R.ケリーとJ.レジェンド+ルーツのコラボ、そして大ベテランのベティ・ライト以外の二人ははっきり言って知らない人がノミネート。今年のR&B部門の台風の目は、何といってもJ.レジェンド+ルーツとファンテイジアだと思っているのですが、いくら何でも全てのノミネート部門で『Wake Up!』のコラボが取るというのもあんまりなので、ここはR.ケリーの久々の正当派ソウル・アルバムからのナンバーに敬意を表するのかな。対抗○は例のコラボとして、穴×は御大ベティ・ライトに捧げましょう。
第43回(2001年):Ear-Resistible - The Temptations(ルーシー・パール「Dance Tonight」)
第44回(2002年):At Last - Gladys Knight(シティ・ハイ「What Would You Do」)
第45回(2003年):What's Going On - Chaka Khan & The Funk Brothers(TLC「Girl Talk」)
第46回(2004年):Wonderful - Aretha Franklin(フロートリー「Say Yes」)
第47回(2005年):Musicology - Prince(デスチャ「Lose Your Breath」)
第48回(2006年):A House Is Not A Home - Aretha Franklin(デスチャ「Cater 2 U」)
第49回(2007年):God Bless The Child - George Benson & Al Jarreau f/ Jill Scott(メアリーJ+R.サーディク「I Found My Everything」))
第50回(2008年):In My Songs - Gerald Levert(リアーナ+ニーヨ「Hate That I Love You」)
第51回(2009年);You've Got The Love I Need - Al Green f/ Anthony Hamilton(ジャズミン・サリヴァン「In Love With Another Man」)
第52回(2010年):At Last - Beyoncé(アンソニー・ハミルトン「Soul Music」)
ああもう今日は力尽きた。明日も仕事だしもう寝ます。ではまた続きは次の週末に。


いやあ、先週と打って変わって今週末は結構暖かくなりました。先週末はロック部門を一つ残して力尽きてしまったので、さっそくロック部門と見残しのロック・アルバム部門の予想から。
10. 最優秀ロック・アルバム部門
○ Emotion & Commotion - Jeff Beck
◎ The Resistance - Muse
Backspacer - Pearl Jam
× Mojo - Tom Petty And The Heartbreakers
Le Noise - Neil Young
うーんこれもなかなか若々しいとは言い難いメンツがゾロリと揃ったノミネーション。ジェフ・ベックのアルバムとか評判は割といいようなのですが、何も今ベックでもないと思いますがね。ところで先週のブログであれほど各音楽誌で評価が高く、このグラミーでも最優秀アルバム部門にノミネートされているアーケイド・ファイヤが何故この部門はノミネートされてないか、と言ってた実はこの後出てくるオルタナ部門できっちりノミネートされてました。失礼。さてこの部門過去10年はどうなってますか。例によって赤字は予想的中、緑字は○か×に引っかかったやつね。
第43回(2001年):There Is Nothing Left To Lose - Foo Fighters(ボン・ジョヴィ「Crush」、レイジ「The Battle Of Los Angeles」)
第44回(2002年):All That You Can't Leave Behind - U2(ライアン・アダムス「Gold」、リンキン・パーク「Hybrid Theory」)
第45回(2003年):The Rising - Bruce Springsteen(エルヴィス・コステロ「When I Was Cruel」...この年はトニックとかシェリル・クロウがノミネートされるという地味ーで予想が簡単な年でした)
第46回(2004年):One By One - Foo Fighters(オーディオスレイヴ「Audioslave」、エヴァネッセンス「Fallen」)
第47回(2005年):American Idiot - Green Day(ヴェルヴェット・リヴォルヴァー「Contraband」、キラーズ「Hot Fuss」、エルヴィス・コステロ「The Delivery Man」)
第48回(2006年):How To Dismantle An Atomic Bomb - U2(フー・ファイターズ「In Your Honor」、コールドプレイ「X&Y」、ストーンズ「A Bigger Bang」、ニール・ヤング「Prairie Wind」)
第49回(2007年):Stadium Arcadium - Red Hot Chili Peppers(トム・ペティ「Highway Companion」、ジョン・メイヤー・トリオ「Try!」、ニール・ヤング「Living With War」))
第50回(2008年):Echoes, Silence, Patience & Grace - Foo Fighters(ブルース・スプリングスティーン「Magic」、ウィルコ「Sky Blue Sky」)
第51回(2009年);Viva La Vida Or Death And All His Friends - Coldplay(キングス・オブ・レオン「Only By The Night」)
第52回(2010年):21st Century Breakdown - Green Day(U2「No Line On The Horizon」、デブマ「Big Whiskey And The GrooGrux King」)
こうしてみると、この部門はやはり取るべき人がちゃんと取ってる部門、ということが言えそうで、特にボス、U2、フーファイ、グリーン・デイといった当たりが横綱相撲で取ってるパターン。こうした人たちが競合した48回、50回、52回あたりは予想の難しい年だったと言えます。で、今年はというとうーんどれも小物なんだけど、中でもロックの他部門でもノミネートのミューズが出演バンドということで取って行くのでは、というのが僕の予想。トム・ペティもニール・ヤングもパール・ジャムもよくノミネートされてるけどこの部門取ったことないものねえ。
11. 最優秀オルタナ・ミュージック・アルバム部門
◎ The Suburbs - Arcade Fire
Infinite Arms - Band Of Horses
○ Brothers - The Black Keys
Broken Bells - Broken Bells
× Contra - Vampire Weekend
この部門、予想は今年が初めて。やはりどうもロックはミューズ、オルタナはアーケイド・ファイヤ、という色分けがなされてるようだけど、はっきり言ってどっちもロックで、どっちもオルタナ(ミューズはプログレという説もあり)じゃないか!ということでやはりグラミーの考えはよー分からんということで。しかしこの部門、僕の去年の年間アルバムトップ10に入ったバンド・オブ・ホーセズ(2位)とヴァンパイヤ・ウィークエンド(4位)がノミネートされているという、僕的にはなかなか盛り上がる部門です。特にバンド・オブ・ホーセズはホントにいいから是非聴いてみて!あーMy年間アルバム早くブログアップしなきゃ。
第43回(2001年):Kid A - Radiohead(ベック「Midnite Vultures」、キュア「Bloodflowers」)
第44回(2002年):Parachutes - Coldplay(レディヘ「Amnesiac」、トーリ・エイモス「Strange Little Girls」、ビョーク「Vespertine」、ファットボーイ・スリム「Halfway Between The Gutter And The Stars」...この年、ノミネート作品中、最もオルタナっぽくないコールドプレイが受賞という失笑ものの年でした)
第45回(2003年):A Rush Of Blood To The Head - Coldplay(ベック「Sea Change」)
第46回(2004年):Elephant - The White Stripes(レディヘ「Hail To The Thief」、シガー・ロス「Untitled」)
第47回(2005年):Ghost Is Born - Wilco(ビョーク「Medulla」、モデスト・マウス「Good News For People Who Love Bad News」)
第48回(2006年):Get Behind Me Satan - The White Stripes(アーケイド・ファイヤ「Funeral」、ベック「Guero」)
第49回(2007年):St. Elsewhere - Gnarls Barkley(トム・ヨーク「The Eraser」、アークティック・モンキーズ「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」)
第50回(2008年):Icky Thump - The White Stripes(アーケイド・ファイヤ「Neon Bible」、ビョーク「Volta」)
第51回(2009年);In Rainbows - Radiohead(ベック「Modern Guilt」、マイ・モーニング・ジャケット「Evil Urges」)
第52回(2010年):Wolfgang Amadeus Phoenix - Phoenix(デペッシュ・モード「Sounds Of The Universe」、D.バーン&B.イーノ「Everything That Happens Will Happen Today」)
ということでなぜかコールドプレイが2000年代は強かった(笑)この部門、その他ではレディヘ関係とホワイト・ストライプスが強いのですが、今回はいずれもノミネートなし。アーケイド・ファイヤが3回目のノミネートにして初受賞すること、ほぼ確実でしょう。昨年のような番狂わせがなければ。
さて次はR&B部門の予想です。
11. 最優秀女性R&Bボーカル部門
× Gone Already - Faith Evans
◎ Bittersweet - Fantasia
Everything To Me - Monica
Tired - Kelly Price
○ Holding You Down (Going In Circles) - Jazmine Sullivan
51回から予想しているこの部門、下記の過去10年を見ると分かるように、アリシア、メアリーJ、ビヨンセあたりがほぼ独占している部門ながら、今年はそうした大物が不在。ここで昨年不作と歌われたR&B部門で一部で評判の高かった、アメ・アド出身のファンテイジアが取るのでは、というのが僕の予想。この曲、かなり正当派R&B作品でアルバム買わねば、と思ってまだ入手していない作品。個人的には昨年のMyベスト10アルバムに入れた、昨年見事インディーから復活を遂げたフェイスの曲もいいんだけどね。素晴らしいバラードです。対抗はこちらも最近この部門でノミネート常連のジャズミン・サリヴァン嬢に。
第43回(2001年):He Wasn't Man Enough - Toni Braxton(アーリヤ「Try Again」、ケリー・プライス「As We Lay」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(アーリヤ「Rock The Boat」、メアリーJ「Family Affair」、ジル・スコット「A Long Walk」)
第45回(2003年):He Think I Don't Know - Mary J. Blige(アーリヤ「More Than A Woman」、アシャンティ「Foolish」)
第46回(2004年):Dangerously In Love - Beyoncé(メアリーJ「Ooh!」)
第47回(2005年):If I Ain't Got You - Alicia Keys(ジャネット・ジャクソン「I Want You」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(アリシア・キーズ「Unbreakable」、エイメリー「1 Thing」、ファンテイジア「Free Yourself」)
第49回(2007年):Be Without You - Mary J. Blige(マライア「Don't Forget About Us」、ビヨンセ「Ring The Alarm」)
第50回(2008年):No One - Alicia Keys(メアリーJ「Just Fine」、ファンテイジア「When I See You」)
第51回(2009年);Superwoman - Alicia Keys(キーシャ・コール「Heaven Sent」、ビヨンセ「Me, Myself & I」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(ジャズミン・サリヴァン「Lions, Tigers & Bears」)
12. 最優秀男性R&Bボーカル部門
Second Chance - El DeBarge
Finding My Way Back - Jaheim
× Why Would You Say - Kem
○ We're Still Friends - (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
◎ There Goes My Baby - Usher
いや〜何?何で今頃エル・ディバージなんて出てくるの?レコード出してたの知らなかったよ。ということでR&Bのもう一つの花形部門、男性ボーカル。この部門、2000年代前半はアッシャーが強く、その後ジョン・レジェンドやニーヨなどの実力派のシンガーが出てくるに従ってアッシャーも彼らに道を譲っているような感じ。しかし今回はそのアッシャーと2回ぶつかって2回とも負けている上に、この10年間で4回ノミネートで無冠に終わっているミュージック・ソウルチャイルドとの激突。しかしミュージック・ソウルチャイルドの方はメインではなく、ジャズ・サックス・プレイヤーのカーク・ウェイラムのアルバムにフィーチャーされている曲なので、この勝負、やはりアッシャーに軍配あがるでしょう穴は個人的に結構好きなケム君へ。しかしエル・ディバージの曲、聴いてみたいね。
第43回(2001年):Untitled (How Does It Feel) - D'Angelo(ブライアン・マクナイト「Stay Or Let It Go」、ジョー「I Wanna Know」、R.ケリー「I Wish」)
第44回(2002年):U Remind Me - Usher(ミュージック・ソウルチャイルド「Love」、マックスウェル「Lifetime」、ケイス「Missing You」)
第45回(2003年):U Don't Have To Call - Usher(ミュージック・ソウルチャイルド「Halfcrazy」、R.ケリー「The World's Greatest」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(R.ケリー「Step In The Name Of Love」)
第47回(2005年):Call My Name - Prince(アッシャー「Burn」、R.ケリー「Happy People」)
第48回(2006年):Ordinary People - John Legend(アッシャー「Superstar」、マリオ「Let Me Love You」)
第49回(2007年):Heaven - John Legend(ニーヨ「So Sick」、プリンス「Black Sweat」)
第50回(2008年):Future Baby Mama - Prince(ニーヨ「Because Of You」、ミュージック・ソウルチャイルド「B.U.D.D.Y.」)
第51回(2009年);Miss Independent - Ne-Yo(アッシャー「Here I Stand」、トレイ・ソングズ「Can't Help But Wait」)
第52回(2010年):Pretty Wings - Maxwell(ミュージック・ソウルチャイルド「SoBeautiful」)
ああ、ちょっと疲れてきた。そろそろ晩飯の支度しないと。ここらでちょっと休憩です。予想は続く。
10. 最優秀ロック・アルバム部門
○ Emotion & Commotion - Jeff Beck
◎ The Resistance - Muse
Backspacer - Pearl Jam
× Mojo - Tom Petty And The Heartbreakers
Le Noise - Neil Young
うーんこれもなかなか若々しいとは言い難いメンツがゾロリと揃ったノミネーション。ジェフ・ベックのアルバムとか評判は割といいようなのですが、何も今ベックでもないと思いますがね。ところで先週のブログであれほど各音楽誌で評価が高く、このグラミーでも最優秀アルバム部門にノミネートされているアーケイド・ファイヤが何故この部門はノミネートされてないか、と言ってた実はこの後出てくるオルタナ部門できっちりノミネートされてました。失礼。さてこの部門過去10年はどうなってますか。例によって赤字は予想的中、緑字は○か×に引っかかったやつね。
第43回(2001年):There Is Nothing Left To Lose - Foo Fighters(ボン・ジョヴィ「Crush」、レイジ「The Battle Of Los Angeles」)
第44回(2002年):All That You Can't Leave Behind - U2(ライアン・アダムス「Gold」、リンキン・パーク「Hybrid Theory」)
第45回(2003年):The Rising - Bruce Springsteen(エルヴィス・コステロ「When I Was Cruel」...この年はトニックとかシェリル・クロウがノミネートされるという地味ーで予想が簡単な年でした)
第46回(2004年):One By One - Foo Fighters(オーディオスレイヴ「Audioslave」、エヴァネッセンス「Fallen」)
第47回(2005年):American Idiot - Green Day(ヴェルヴェット・リヴォルヴァー「Contraband」、キラーズ「Hot Fuss」、エルヴィス・コステロ「The Delivery Man」)
第48回(2006年):How To Dismantle An Atomic Bomb - U2(フー・ファイターズ「In Your Honor」、コールドプレイ「X&Y」、ストーンズ「A Bigger Bang」、ニール・ヤング「Prairie Wind」)
第49回(2007年):Stadium Arcadium - Red Hot Chili Peppers(トム・ペティ「Highway Companion」、ジョン・メイヤー・トリオ「Try!」、ニール・ヤング「Living With War」))
第50回(2008年):Echoes, Silence, Patience & Grace - Foo Fighters(ブルース・スプリングスティーン「Magic」、ウィルコ「Sky Blue Sky」)
第51回(2009年);Viva La Vida Or Death And All His Friends - Coldplay(キングス・オブ・レオン「Only By The Night」)
第52回(2010年):21st Century Breakdown - Green Day(U2「No Line On The Horizon」、デブマ「Big Whiskey And The GrooGrux King」)
こうしてみると、この部門はやはり取るべき人がちゃんと取ってる部門、ということが言えそうで、特にボス、U2、フーファイ、グリーン・デイといった当たりが横綱相撲で取ってるパターン。こうした人たちが競合した48回、50回、52回あたりは予想の難しい年だったと言えます。で、今年はというとうーんどれも小物なんだけど、中でもロックの他部門でもノミネートのミューズが出演バンドということで取って行くのでは、というのが僕の予想。トム・ペティもニール・ヤングもパール・ジャムもよくノミネートされてるけどこの部門取ったことないものねえ。
11. 最優秀オルタナ・ミュージック・アルバム部門
◎ The Suburbs - Arcade Fire
Infinite Arms - Band Of Horses
○ Brothers - The Black Keys
Broken Bells - Broken Bells
× Contra - Vampire Weekend
この部門、予想は今年が初めて。やはりどうもロックはミューズ、オルタナはアーケイド・ファイヤ、という色分けがなされてるようだけど、はっきり言ってどっちもロックで、どっちもオルタナ(ミューズはプログレという説もあり)じゃないか!ということでやはりグラミーの考えはよー分からんということで。しかしこの部門、僕の去年の年間アルバムトップ10に入ったバンド・オブ・ホーセズ(2位)とヴァンパイヤ・ウィークエンド(4位)がノミネートされているという、僕的にはなかなか盛り上がる部門です。特にバンド・オブ・ホーセズはホントにいいから是非聴いてみて!あーMy年間アルバム早くブログアップしなきゃ。
第43回(2001年):Kid A - Radiohead(ベック「Midnite Vultures」、キュア「Bloodflowers」)
第44回(2002年):Parachutes - Coldplay(レディヘ「Amnesiac」、トーリ・エイモス「Strange Little Girls」、ビョーク「Vespertine」、ファットボーイ・スリム「Halfway Between The Gutter And The Stars」...この年、ノミネート作品中、最もオルタナっぽくないコールドプレイが受賞という失笑ものの年でした)
第45回(2003年):A Rush Of Blood To The Head - Coldplay(ベック「Sea Change」)
第46回(2004年):Elephant - The White Stripes(レディヘ「Hail To The Thief」、シガー・ロス「Untitled」)
第47回(2005年):Ghost Is Born - Wilco(ビョーク「Medulla」、モデスト・マウス「Good News For People Who Love Bad News」)
第48回(2006年):Get Behind Me Satan - The White Stripes(アーケイド・ファイヤ「Funeral」、ベック「Guero」)
第49回(2007年):St. Elsewhere - Gnarls Barkley(トム・ヨーク「The Eraser」、アークティック・モンキーズ「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」)
第50回(2008年):Icky Thump - The White Stripes(アーケイド・ファイヤ「Neon Bible」、ビョーク「Volta」)
第51回(2009年);In Rainbows - Radiohead(ベック「Modern Guilt」、マイ・モーニング・ジャケット「Evil Urges」)
第52回(2010年):Wolfgang Amadeus Phoenix - Phoenix(デペッシュ・モード「Sounds Of The Universe」、D.バーン&B.イーノ「Everything That Happens Will Happen Today」)
ということでなぜかコールドプレイが2000年代は強かった(笑)この部門、その他ではレディヘ関係とホワイト・ストライプスが強いのですが、今回はいずれもノミネートなし。アーケイド・ファイヤが3回目のノミネートにして初受賞すること、ほぼ確実でしょう。昨年のような番狂わせがなければ。
さて次はR&B部門の予想です。
11. 最優秀女性R&Bボーカル部門
× Gone Already - Faith Evans
◎ Bittersweet - Fantasia
Everything To Me - Monica
Tired - Kelly Price
○ Holding You Down (Going In Circles) - Jazmine Sullivan
51回から予想しているこの部門、下記の過去10年を見ると分かるように、アリシア、メアリーJ、ビヨンセあたりがほぼ独占している部門ながら、今年はそうした大物が不在。ここで昨年不作と歌われたR&B部門で一部で評判の高かった、アメ・アド出身のファンテイジアが取るのでは、というのが僕の予想。この曲、かなり正当派R&B作品でアルバム買わねば、と思ってまだ入手していない作品。個人的には昨年のMyベスト10アルバムに入れた、昨年見事インディーから復活を遂げたフェイスの曲もいいんだけどね。素晴らしいバラードです。対抗はこちらも最近この部門でノミネート常連のジャズミン・サリヴァン嬢に。
第43回(2001年):He Wasn't Man Enough - Toni Braxton(アーリヤ「Try Again」、ケリー・プライス「As We Lay」)
第44回(2002年):Fallin' - Alicia Keys(アーリヤ「Rock The Boat」、メアリーJ「Family Affair」、ジル・スコット「A Long Walk」)
第45回(2003年):He Think I Don't Know - Mary J. Blige(アーリヤ「More Than A Woman」、アシャンティ「Foolish」)
第46回(2004年):Dangerously In Love - Beyoncé(メアリーJ「Ooh!」)
第47回(2005年):If I Ain't Got You - Alicia Keys(ジャネット・ジャクソン「I Want You」)
第48回(2006年):We Belong Together - Mariah Carey(アリシア・キーズ「Unbreakable」、エイメリー「1 Thing」、ファンテイジア「Free Yourself」)
第49回(2007年):Be Without You - Mary J. Blige(マライア「Don't Forget About Us」、ビヨンセ「Ring The Alarm」)
第50回(2008年):No One - Alicia Keys(メアリーJ「Just Fine」、ファンテイジア「When I See You」)
第51回(2009年);Superwoman - Alicia Keys(キーシャ・コール「Heaven Sent」、ビヨンセ「Me, Myself & I」)
第52回(2010年):Single Ladies (Put A Ring On It) - Beyoncé(ジャズミン・サリヴァン「Lions, Tigers & Bears」)
12. 最優秀男性R&Bボーカル部門
Second Chance - El DeBarge
Finding My Way Back - Jaheim
× Why Would You Say - Kem
○ We're Still Friends - (Kirk Whalum &) Musiq Soulchild
◎ There Goes My Baby - Usher
いや〜何?何で今頃エル・ディバージなんて出てくるの?レコード出してたの知らなかったよ。ということでR&Bのもう一つの花形部門、男性ボーカル。この部門、2000年代前半はアッシャーが強く、その後ジョン・レジェンドやニーヨなどの実力派のシンガーが出てくるに従ってアッシャーも彼らに道を譲っているような感じ。しかし今回はそのアッシャーと2回ぶつかって2回とも負けている上に、この10年間で4回ノミネートで無冠に終わっているミュージック・ソウルチャイルドとの激突。しかしミュージック・ソウルチャイルドの方はメインではなく、ジャズ・サックス・プレイヤーのカーク・ウェイラムのアルバムにフィーチャーされている曲なので、この勝負、やはりアッシャーに軍配あがるでしょう穴は個人的に結構好きなケム君へ。しかしエル・ディバージの曲、聴いてみたいね。
第43回(2001年):Untitled (How Does It Feel) - D'Angelo(ブライアン・マクナイト「Stay Or Let It Go」、ジョー「I Wanna Know」、R.ケリー「I Wish」)
第44回(2002年):U Remind Me - Usher(ミュージック・ソウルチャイルド「Love」、マックスウェル「Lifetime」、ケイス「Missing You」)
第45回(2003年):U Don't Have To Call - Usher(ミュージック・ソウルチャイルド「Halfcrazy」、R.ケリー「The World's Greatest」)
第46回(2004年):Dance With My Father - Luther Vandross(R.ケリー「Step In The Name Of Love」)
第47回(2005年):Call My Name - Prince(アッシャー「Burn」、R.ケリー「Happy People」)
第48回(2006年):Ordinary People - John Legend(アッシャー「Superstar」、マリオ「Let Me Love You」)
第49回(2007年):Heaven - John Legend(ニーヨ「So Sick」、プリンス「Black Sweat」)
第50回(2008年):Future Baby Mama - Prince(ニーヨ「Because Of You」、ミュージック・ソウルチャイルド「B.U.D.D.Y.」)
第51回(2009年);Miss Independent - Ne-Yo(アッシャー「Here I Stand」、トレイ・ソングズ「Can't Help But Wait」)
第52回(2010年):Pretty Wings - Maxwell(ミュージック・ソウルチャイルド「SoBeautiful」)
ああ、ちょっと疲れてきた。そろそろ晩飯の支度しないと。ここらでちょっと休憩です。予想は続く。

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