Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
第55回グラミー賞 生ブログ #5
Justin&GaryPortnoy.jpgさてスタジオではジャズのサックス奏者、デイヴ・コーズを迎えての解説タイム。彼は最優秀ポップ・インストゥルメンタル部門に東京のブルーノートでのライブ盤がノミネートされてたけど、どうもクリス・ボッティが取ったらしい。さてステージでは、チック・コリアスタンリー・クラークが登場してデイヴ・ブルーベックトリビュートということで、「Take Five」から「Blue Rondo a la Turk」へのメドレーを演奏、しかし全曲ではなく短く終了した後で、アカデミー会長のニール・ポートナウが登場して恒例のスピーチ。ライアン・シークレストも登場して、グラミー・ファウンデーションの説明ですね。おっとそこへジャスティンも登場。彼がこういう若いミュージシャンの育成プログラムのエンドーサーとして表に出るというのは意味があるよね。と、そこで恒例の物故者追悼コーナーデイブ・ブルーベック、ドナ・サマー、アンディ・ウィリアムス、ロビン・ギブ、パティ・ペイジ、アール・スクラッグズ、モンキースデイヴィー・ジョーンズ、フォンテラ・バス、スコット・マケンジー、マーヴィン・ハムリッシュ(1973年のグラミー新人賞)、飛行機事故でなくなったラテンのジェンニ・リヴェラ、ラヴィ・シャンカール、ドナルド・ダック・ダン、ビースティーズアダム・ヤウク!ディープ・パープルジョン・ロード、ボブ・ウェルチ、そしてリヴォン・ヘルムと、去年も多くの偉大なミュージシャンが亡くなったなあ。改めて追悼します。

LevonHelmTribute.jpgそこで舞台は一転して、リヴォン・ヘルム・トリビュートのパフォーマンスに。エルトン・ジョンが12月のコネチカットでの銃乱射事件に触れた短いコメントの後、ザック・ブラウン、メイヴィス・ステープル、Tボーン・バーネット、マムフォード、アラバマ・シェイクスブリタニーという凄いメンバーで「The Weight」を演奏。うーん圧巻。ザック・ブラウン〜メイヴィス〜マムフォード〜ブリタニー〜エルトンのマイク・リレーなんてぜったい聞けないよな。これを生で聞いてる人が羨ましい!特にメイヴィスももういい年だからな....

さていよいよ次は最優秀アルバム部門の発表で締めだな。ここ数年これが最後の授賞式イベFrankPerforms.jpgントだね。さて次にステージに出てきたのは、コロンビアのラテンスター、フアネスが登場して、ギター一本でエルトンの「Your Song」を捧げます、と言って歌い始めた。途中からはスペイン語を交えながらのパフォーマンス、なかなかいいんだけど、なぜフアネスが、なぜ「Your Song」かは不明。さてそれに続いてフアネスが紹介したのは来た来たフランク・オーシャン!大きなスクリーンに高速道路の向こうから人が走ってくる映像が、と思ったらその大スクリーンと手前に重なった小スクリーンの影からフランク・オーシャンが登場、あたかも高速道路の向こうから走ってきたフランクが演奏しているかのような演出。うーんなかなか面白いね。曲は「Forrest Gump」。演奏しながらも彼の下半身はスクリーン上Mumford.jpgで、高速道路のセンターラインを歩き続けてるみたいに見えるね。そして彼のキーボードの横にもスクリーンがあってそちらも彼の下半身が走ってるように見えるようにしてるあたり、芸が細かい。しかも演奏が終わって後ろを向いたフランクと映像上の向こうに去っていくフランクの映像が完璧にシンクしてる。考えたな〜〜。さていよいよ最優秀アルバム部門発表。プレゼンターはこの部門も含め昨年3部門受賞のアデル。演奏もしたし、予想はマムフォードだけど、ここはフランク・オーシャンだろう!どうだ!うーーーん、やっぱりマムフォードかよ。予想が当たってがっかり、というのは結構初めての感じだな。あそこまでフランク・オーシャンの演奏で盛り上げといてこれかなあ。これもやっぱり複雑。でもUKのアーティストからUKのアーティストへの授賞ということでマムフォードの連中も純粋に喜んでる様子なのが好感は持てたかな。

ChuckD&LL.jpgさて、アルバム部門がフィナーレだと思ったらまだもう一セグメントあるらしい。LLクールJを中心に(服装もスーツから革ジャンとスキー帽に着替えて)チャックD、トム・モレロ、トラヴィス・バーカーといったメンツで「Whaddup」を演奏。でも何で唐突にこのメタル・ラップナンバーをこのメンツでやるんだろうね。演出の意図があんまり見えないけど何なんだろう。LLクールJがやりたいことをやらせてもらってる、っていう感じしかしないんだけど。ああそうか、LLクールJが「ビースティー・ボーイズ!MCA!No Sleep Till Brooklyn!」と叫んだけど、そうかアダム・ヤウク(MCA)も物故したし、ビースティーズのトリビュートも兼ねてたんだね。それであんだけLLも気合い入ってたんだ。納得。

...ということで今年のグラミーも(個人的には)大番狂わせの中で終了しましたが、最終的な予想的中結果はまた後でブログアップしますが...確認するのが怖い...ボロボロな気がします。取りあえずこの生ブログはここでおしまい。

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第55回グラミー賞 生ブログ #4
Bruno&Rihanna.jpgさて次はスタジオにマイクが戻って、「グラミーを狙う日本人」という企画らしい。元外交官でスライ&ロビーとかと音楽ミックス関係の仕事をしてる阿曽沼さんという方が登場。しかし凄い経歴だよね。こういう人がいるんだと思うと、なかなか日本人も頑張ってるな、とちょっと元気がでるというかいい話だね。一昨年はBz松本ラリー・カールトンとの共演アルバムで受賞してたけど。そこで話は一転してレゲエ、そしてボブ・マーリーに。この後ボブ・マーリー・トリビュートやるのでその前振りもあるようね。先週がボブ・マーリーの誕生日だったらしい。ということでステージに戻ってボブ・マーリー・トリビュート。いきなりブルーノ・マーズがステージ登場、「Locked Out Of Heaven」でキックオフ。客席もみんな立ち上がって次のクライマックスに備えてる雰囲気満点だな。おっそこへスティング登場、引き続き「Locked Out Of Heaven」のボーカルを引き継いでるけど彼には音域高そうだな、苦しそう。と、途中から今度はポリスの「Walking On The Moon」に移行。このあたりからレゲエの雰囲気に移って来るという趣向か。そこでまた曲が変わって、リアーナジギー・マーリーが登場、「Could You Be Loved」を共演開始。さすがカリビアンのリアーナ乗りがいいいい。おーっとここでジギー登場、いくいくガンガンにトースティング全開!うー凄い。ルーノ・マーズもいい感じで乗ってるね、こいつも田舎ハワイだからな。いやいや、ステージの電飾もラスタカラーになって気分はガンジャだな。いやあ良かった。今スタジオに戻ってさっきの阿曽沼さん出てるけど、この人、外交官の任地がジャマイカだったんだね。最高のキャリア・デベロップメントだなあ、あこがれるな。(でも「安定感がないので...」と本音も漏らしてたけど)

JackWhite.jpgさて次はアラバマ・シェイクスのインタビュー。ブリタニー面白すぎ、メンバーがまじめにインタビューに答えてるのに横で「♪うーうーうー♪」なんて歌ってるし。でもブリタニーの「40年くらい続くバンドのメンバーでいたい」というコメントとかメンバーの「僕らが新人賞取るとはとても思えない、だってルミニアーズフランク・オーシャンもいいし、ファンは凄い売れたしね」というコメントとかなかなか好感持てる連中だな。続いてマイクはステージに戻ってパフォーマンスはルミニアーズの「Ho Hey」。この曲のいいとこは「I belong with you/You belong with me」ってあたりが結構キュンとくるところだと思うけど、曲自体も微笑ましいというか好感度高いよね。会場みんな必死に「Ho! Hey!」って言ってるし。さてそのルミニアーズが紹介するのはジャック・ホワイト、曲は「Love Interruption」。黒人女性とのデュエットで演奏してる。彼以外はピアノも、ドラムも、スライドギターも、ベースもバイオリンも全部女性のメンバーというのが幻想的な感じだな。でも僕自身はやっぱりホワイト・ストライプスのイメージが凄すぎてどうしてもこの曲とか普通っぽく聞こえてしまうなあ。っと思うと次は最優秀ロックソング部門にもノミネートされてる「Freedom At 21」に。さっきのオーガニックな編成とはうって変わってエレクトリックなバンド編成でゴリゴリやる。うーんこっちの方が気分だね。こういう危なさがこいつの持ち味だと思うけどね。アルバム『Blunderbuss』 聴いてないけど一度聴いてみようかな。

KatyPerry.jpg続いてはプレゼンターにケイティ・ペリーが登場。この衣装もなにげに凄いな。胸がポロッと行きそうじゃないか。で、最優秀新人賞の発表。フランク・オーシャンどうかなあ。直前でルミニアーズが演奏してるしなあ。で受賞は...なにいいい、ファンだとおおお!これで主要4部門もう2つも外しちゃったよ。この調子で行くと、下手すると「ファン・ナイト」になりかねないな。これでいいのかグラミーは??彼ら自身だって「ルミニアーズフランク・オーシャンじゃないかあ」って言ってたじゃないか。スタジオに戻って、去年も出てた日本語ぺらぺらのジャーナリストの彼女も「フランク・オーシャンに取って欲しかったからショックだ」と言ってるけどおそらく大多数のメディアやファンも同じ気持ちだろうなあ。さて画面はゴティCarrieUnderwood.jpgのインタビューを経て、ステージに戻り、ハンター・ヘイズのパフォーマンス。曲はヒット曲「Wanted」をピアノで弾き語りで頭のところを歌ったかと思うと、次にはキャリー・アンダーウッドの「Blown Away」を紹介。キャリーのパフォーマンス、なかなか堂々としてていいね。曲鳩中から今ヒット中の「Two Black Cadillacs」へと移行。おお何かシルバーのでかいスカートにいろんな模様が光で描かれて演出がなかなか面白いね。おっスカートに薔薇が咲いた。(横で嫁さんが「小林幸子みたい」とのコメント。うんちょっとそういう感じあるかも)今度はスカートがアゲハチョウの羽になったよ。なかなか面白い演出だね、これ。そしてそこからステージ上方に何百ものアゲハチョウが飛び立つというなかなか幻想的なフィナーレ。お金かかってないわりに印象的でした。

Gotye&Kimbra.jpgさて次はいよいよROYの発表を、プレゼンターはプリンス登場!いやいつ見ても格好いい。さて予想はフランク・オーシャンなんだけど、どうか?ファンナイトか?おおおおお、取ったのはゴティエか。これは意外だったけど、ある意味これだったら納得かな。でも予想上は僕は無印だったので、今年のグラミー予想は主要4部門中3部門で惨敗状態。一方ゴティエキンブラ嬢プリンスにプレゼントしてもらって凄い感動してるね。うーん、ファンが取るよりは納得だけど、複雑な感じです。後は残るアルバム部門での予想的中を願うのみだな。

(つづく)
第55回グラミー賞 生ブログ #3
Dave&Abbie.jpgさて番組では授賞式に先立って行われたグラミー・キャンプなるイベントの紹介で、ブルース・スプリングスティーンスティング、そしてよれてよれてはっきりいってかなり危ない感じのニール・ヤング(笑)のパフォーマンスの様子が紹介されてますね。ちらっと写ったジャクソン・ブラウンの痩せこけた様子がちょっと気になったなあ。元気かなあ。

さて次はプレゼンターで出てきたのはNCSIのアビー役のポーリー・ペレットフーファイデイヴ・グロール。そこで最優秀プロデューサーにブラック・キーズダン・アウワーバックが選ばれたことをアナウンスして、最優秀ロック・パフォーマンス部門の紹介へ。さあここは予想通りブラック・キーズが取るか?よしよし、やはり予想どおりブラック・キーズLonely Boy」が受賞。去年はオルタナティブ部門受賞、今年はロック部門受賞と、彼らもこの分野でグラミーの常連となってきた感があるね。さて続いてはLLにマイクが戻って、マルーン5アリシア・キーズのパフォーマンス紹介らしい。

Adam&Alicia.jpgステージにはマルーン5が登場、「Daylight」を演奏。今チャートを上昇中ということでプロモーションも兼ねての選曲なんだろうけど、何となく会場全体の盛り上がりがいまいちな気がするのは気のせいか。おっと曲の途中からいきなりアリシア・キーズがステージ右手のスタンド・ドラムを叩いているのに気がついたと思ったらいきなり曲は「Girl On Fire」に。うーんマルーン5をバックにアリシアの「Girl On Fire」というのも趣向としてはおもしろいけど、あまり意外性というか、イベントらしくはないな。でもアダム・レヴィン、なかなか声もきっちり出て、ハモりもアリシアに負けずに頑張ってるな。やるなおぬし。客席ではハンター・ヘイズブレイク・シェルトンが乗ってる乗ってる。でも、ハンター・ヘイズの乗りはいいけど、ブレイク・シェルトンの乗り、32分音符くらいずれてないか(笑)

続いて出てきたプレゼンターはカントリーのキース・アーバンと、多分女性コメディアンの誰か(すいません知りません)。部門は最優秀ポップ・アルバム。ここは予想はファンだけどどうかな。嫁さんはマルーン5と言ってるけど。えええ?ケリクラの「Stronger」?うーんこれもどうかなあ。いやしかしこいついつの間にこんなに横に大きくなっちゃったの?アメリカン・アンドルのファースト・シーズンで優勝した頃の倍以上になってるし。うーんしかしここで彼女が取るってことは主要賞はやはりないな。でも本人も全く取る気がしてなかったって感じのコメントなのがかなり笑えるなあ。しかしあんだけマルーン5に演奏させといてこれはないよな。最初のエド・シーランといい、最近のグラミーは演奏する人=受賞する人の図式はもうないのかしら。

RihannaPerforms.jpgさてスタジオでは録画でリュダクリスのインタビュー(なぜにリュダクリス?)。しかしこの小牧レポーター、毎年そうだけど今回もインタビューの内容の中身がない!横にいる女優の彼女がいい質問してるのに、グラミー受賞式でのリュダクリスの席がどこかだとか、どーーーでもいいじゃないかよ!ほら、リュダクリスも「この人、なんでこんな質問してるのかな?」って顔で答えてるじゃないか。さてここでステージに戻って、リアーナのパフォーマンス。曲は「Stay」。ピアノ一本をバックに切々と歌い始めたリアーナ、やっぱり華があるね。衣装も普通の黒のスリップオンワンピースなんだけど既に品格があるね。何でこの子がクリス・ブラウンと別れられないのかなあ。そこで途中からボーカルインしFrankOcean.jpgてきたのは階段に座って歌うミッキー・イェッコ(って誰?でもいいシンガーっぽい)。いやあなかなか情念を押さえた感じの素晴らしいパフォーマンスでした。続いてプレゼンターで出てきたのは先程賞を逃したカーリーと、ニーヨ。部門は最優秀ラップ・歌唱コラボレーション部門で、ここは予想はジェイZカニエの「No Church In The Wild」だけどどうか?うーんやっぱりこの部門、ジェイZ+カニエは強いよね。貫禄の受賞というところでしょうか。おお、フィーチャーされてるフランク・オーシャンがまた出てきたこいつ、なかなか面白いね。何でジェイZがしかし最後にコメントするのかね。でも貫禄で笑って聞いてるところがいいね。

ここで功労賞の発表でラヴィ・シャンカールテンプテーションズの名前が発表されたところで、マイクはスタジオに戻って、去年もでてたローリング・ストーン誌の編集者がゲストで登場。ひとしきりラップ部門の話をした後に今度はニーヨのインタビュー。滝川クリステルへのメッセージとか言われて、クリステル嬢、完全にトンでます。

BlackKeysDrummer.jpgさて次はブラック・キーズのパフォーマンス。おおすげえ、Drジョンとのコラボらしい!Drジョンヴードゥーの祈禱師そのまんまの格好で、ピアノ弾きながら、曲が「Lonely Boy」だからこりゃあ会場にいたら絶対ノリノリになるなあ。やっぱブラック・キーズ、今度来たら観に行かなきゃ。客席ではジョン・メイヤーケイティ・ペリーが仲良くお話ししながら聞いてるけど、この二人、最近付き合ってるんだっけ?うーんなかなかパワフルでカッコいい演奏だったな。会場総立ちです。彼らもこれで名実共にグラミーに愛されるバンドになったね。さて次はケリー・クラークソンが登場して、功労賞を受賞したパティ・ペイジキャロル・キングを称えるということでピアノとギターをバックに「テネシー・ワルツ」と「ナチュラル・ウーマン」を歌唱。うーんさすがにアメ・アド初代チャンピオン、歌がうまい。いやあすばらしい。ゴティエも客席で嬉しそうに拍手してるよ。さて続いては最優秀カントリーアルバム部門。予想はミランダ・ランバートだけどさてどうか。おお受賞したのはザック・ブラウン・バンドか。彼らが取るんだったら許すよ。しかし紹介の時に出てた、あのアニメのPV、なかなかいいね。一応対抗○だったし、ここは素直におめでとうを言っておこう。

(つづく)
第55回グラミー賞生ブログ #2
Tim&Faith.jpgさて今スタジオではビルボード誌のR&B主管の女性編集者を迎えていろいろコメントしてます。さて次はマムフォード&サンズのパフォーマンスみたいだな。さて次はもうSOYの発表らしい。プレゼンターはティム・マグローフェイス・ヒルの夫婦。さあエド取るか?ああああああ、何とファンWe Are Young」?うーん、これで今年の予想は全てグシャグシャです。みなさん、もう予想は気にせず楽しみましょう(涙)。うーん結局エド・シーランがノミネートされた意味は何だったの?せっかくエルトンともいい共演したのになあ。しかしこうなると、ファンがSOY取ったってことは下手するとROYもファンが取っちゃうなあ。僕の「ファン主要部門ボウズ説」は既に瓦解してしまった。あああ...

ショックの余韻が消えぬまま登場したのは長髪のジョニー・デップ。紹介するのはマムフォード&サンズのパフォーマンス。曲は「I Will Wait」という無難な選曲で手堅い演奏。うーーんこいつらいいけどおもしろみが今一なあ。スタジオではえらいマムフォードのこと褒めてるねえ。おお、次は久々のグラミーステージにカムバックのジャスティン・ティンバーレイクのパフォーマンスらしい。楽しみ楽しみ。しきりにサプライズと言ってるけど何か趣向があるのかな。

JustinPerforms.jpgおお客席にはジェイZが。ステージにはプレゼンターでエレン・ディジェネレスビヨンセが。さあこの二人がジャスティンの紹介して、おっと全員スタンディング・オベーションだよ。登場したジャスティンは曲のタイトルどおり「Suit & Tie」でビチッと決めて1940年代ビッグバンド風セットと、曲のアレンジもそれ風にしたものをパフォーマンス。なかなかさすがに絵になるね。おっと突然ブレイクで客席からジェイZ登場。さっきの彼へのカメラ振りはこの前振りだったのか。よく考えたらこの二人、この曲でコラボってたの忘れてた。おっと今度はバンドの後ろのカーテンがあいて、オーケストラが登場。続いて2曲目「Pusher Love Girl」もややレトロな曲調のでもR&Bメインストリームびんびんのスモーキー・ロビンソンもかくやあらんという感じの、ファルセット・ボーカJustin+Jayz.jpgル使いまくりのミディアムテンポながらなかなかカッコいい曲。新作の曲なんだろうな。うーん、今日の出演者のパフォーマンスの中で一番できがよかったかも。拍手拍手。ところでプレゼンターはケリー・ローランドナズが登場。最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門だからここはフランク・オーシャンが取るでしょう!YES!やっと取ってくれたよ。さっきミゲルがパフォーマンスしてたから一瞬不安だったけど。青いスタンドカラーのスーツで登場したフランク、手短に喜びの言葉を述べてよかったね。さあこれでROYにもちょっと期待が出てきたかな。

(つづく)
第55回グラミー賞生ブログ #1
Taylor_Opening.jpgさていよいよグラミー賞授賞式開始。オープニングは予想に反してテイラーがミリタリーっぽい白の衣装で「We Are Never Ever Coming Back Together」のパフォーマンス。うーんやっぱりこの曲がROY取るのかなあ。なんだかテイラーがとっても嬉しそうなのも気になるなあ。しかしこんだけ動き回って歌ったらさすがのテイラーも声でないよなあ。ちょっと苦しそう。

Ed&Elton.jpgさて、司会のLLクールJのオープニング。2年連続の司会となるのが嬉しいのか、ややスピーチが長目。おっ、いよいよエド・シーランエルトンの競演が始まる。シンプルにエドはアコギ、エルトンはピアノという構成だね。ちょっとこの曲のイメージにはエルトンのパワフルなボーカルはちょっと合わない気もするけど、ハモりのところはさすがにプロ同士、きれいに合わしてるね。うーんでもエルトンポール同様、声出すのに苦労してるのかも。おお何とか競演終了して二人でハイファイブ。なかなか新旧のシンガーソングライターの微笑ましい競演といういい絵だね。今ジョン・カビラが言ってるけど、この二人同じマネジメントらしい。で、この競演のオファーはエルトンから、というから彼も大人だね。

JLo&Pitbull.jpgおっとスタジオはダンス・エレクトロニカ部門にノミネートされているスティーブ・アオキが登場。えっ、こいつあの紅花のロッキー・青木の息子さんだったんだ。知らなかった。へえええええ。彼のROYの予想はブラック・キーズらしい。ダンス関係者らしい選択だね。

舞台に戻ってLLがツイッターの#Grammyにどんどんつぶやいて!とアピール中。そこへポップ部門のプレゼンターで、相変わらず凄い衣装のジェニロペピットブルが登場。今回は過激な衣装については禁止令が出てたらしいけど、そんなのなんのその、グラミーでの刺激的衣装では定評のあるジェニロペ、今回は黒でシックだけど...やっぱり凄いわ。というところで受賞者アナウンス。ここはカーリーがとって...えっ!ここ、アデルがあのライブで取っちゃうの???ここでカーリー取らないと、他取るとこないじゃない。グラミー、アデル好きにも程がある...
AdeleTakingPopSolo.jpg

続いてファンが登場してパフォーマンス。演るのは大方の予想に反して新曲の「Carry On」。うーんここは景気よく「We Are Young」をやるべきではないのか?うっ、高音にボーカルがはねるところで音外しちゃった。でもまあ緊張してるだろうしなあ。最初から最後まで半分シャウトしてる「We Are Young」よりもこの静かめの曲の方がいいっていう判断だったのかも。でもだったら音外すなよ。一応プロなんだからさ。でもバンドはリラックスして楽しんで演奏してる感じ。おお今度は上から雨が降ってきた。防水とかしてると思うけど、感電しないか思わず心配になっちゃうね。演奏終了して、客席では「We Are Young」の共演者、ジャネル・モネイがあのPVの服装そのままでスタンディング・オベーションしてるね。いいね。

でもやっぱりこの部門でカーリー取れなかったのはやはりみんな意外だよなあ。ここで取れないとなるとあと取るところはROYしかないぞ。2012年の夏のアンセムで、あのスティーブ・アオキですら「この曲去年どこに行っても聞いた」っていってるくらいなのに(関係ないって)。しかしグラミーお気に入りアーティストは作品ちゃんと発表してない年も受賞するっていうパターン(過去のポール・サイモンU2がそうだったように)はここでも健在だったということ。いい傾向じゃないよなあ。

MirandaLambert.jpgさて、ハンター・ヘイズインタビューを経て(嫁さんがうちの甥っ子にそっくりと昨日から言ってる)、プレゼンターで、ジョン・メイヤーボニー・レイットが登場。ううジョンパープルのベルベットのスーツ、似合ってないよう。おっ、授賞前にミランダ・ランバートディアークス・ベントレーが「Over You」をやるらしい。これ、去年のCMAの最優秀シングル受賞曲で、しかもオリジナルはミランダが旦那のブレイク・シェルトンとやってるから、ディアークスはさしずめ当て馬ですな。いやいっちゃ悪いけどしかしミランダってこんなに下半身丈夫だったのね。でもこの曲、今回のカントリー部門ではノミネートされてないんだよね。予想のところでも言ったけど、そういう捻れがあるのにライブではちゃんとやるというのもよく方針が分からん。おっとメドレーで今度はディアークスの持ち歌「Home」に。この曲はカントリーソロ部門にノミネートされているけど、この曲が取るのかしら。ちなみにうちの女性軍からは「歌がうまくなーい」と厳しいコメントが(汗)。

Miguel.jpgおお何とデビューした頃のLLの映像が。「細ーい」とうちの女性軍の声。何かと思ったら先頃急逝したディック・クラークへの追悼コメントだったのね。おっとそこにミゲルウィズ・カリファの競演でミゲルのSOYノミネート曲「Adorn」のパフォーマンス。二人ともモノトーンストライプのスーツをばちっと決めてなかなかクールだね。いやしかしミゲル歌上手いね。おおジョン・レジェンドが立ち上がって拍手してる。そこでカントリー部門の発表。ここは予想はブレイク・シェルトン、でもディアークスがパフォームしたから「Home」かな....ええええ、そのどちらでもないキャリー・アンダーウッドの「Blown Away」かよ。なんだか最初から予想外しまくりで暗雲漂うなんだかやな感じ

(つづく)



毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #10(SOY、ROY)
いよいよ来ました〜最終メイン2部門の予想です。
32. ソング・オブ・ジ・イヤー(Song Of The Year - 作者への授賞)

EdSheeran_ATeam.jpgMiguel_Adorn2.jpgCarlyRaeJepsen_CallMeMaybe.jpgKellyClarkson_Stronger.jpgFun_WeAreYoung.jpg

◎ The A Team - Ed Sheeran (Ed Sheeran)
  Adorn - Miguel (Miguel Pimentel)
  Call Me Maybe - Carly Rae Jepsen (Tavish Crowe, Carly Rae Jepsen & Josh Ramsay)
◯ Stronger (What Doesn't Kill You) - Kelly Clarkson (Jörgen Elofsson, David Gamson, Greg Kurstin & Ali Tamposi)
☓ We Are Young - Fun. Featuring Janelle Monáe (Jack Antonoff, Jeff Bhasker, Andrew Dost & Nate Ruess)

去年もそうだったけど、この主要部門に来るまでに2012年の音楽シーンの一角を担ったということで何らかの賞を取るべき人はそれなりに取っているはず、というのが僕の予想アプローチの基本。今年でいうと、ミゲル君はR&B部門でちゃんと受賞してるだろうし、カーリーはポップ・ボーカル部門でちゃんと受賞してるはず。ファンの扱いが難しいけど、僕にはファンというグループはこの主要部門を押さえる程のアーティストとしての格と今後もシーンで活躍していってくれるというアーティスト的なサステナビリティ(持続性)みたいなものが基本的に備わっているような気がしないのだ。確かに「We Are Young」は『グリー』でのカバーでブレイクして、ある意味2012年アンセムみたいな位置づけだったかもしれないけど、じゃあ今後他のアーティストのように来年も、再来年もグラミーに戻ってくるような気がしないのは僕の偏見か。既にポップ・ボーカル・アルバム部門でファンが取るとの予想もしているので、ここは予想からはやはり外させていただく。何度もいうけど、僕の今回の持論は「ファン、主要部門ボウズ説」だから。そうなってくると残るのはエド・シーランケリクラ。ここまで来てしまうと僕の選択はもう迷いなくエド・シーランなぜか?この部門はレコード・オブ・ジ・イヤーではなく、ソング・オブ・ジ・イヤー、すなわち楽曲の作者に与えられる賞だから。今回グラミー・ライブで共演するエルトン・ジョンも絶賛しており、業界での評価も高いエドの、ヘロイン中毒の若い売春婦の悲惨な状況を明るい曲調の軽いアップテンポで歌うこの曲など、業界で仕事をしているアカデミーメンバーにしてみれば、ケリクラのただひたすらマッチョアメリカン・ガールを鼓舞するだけの単純なメッセージに比べれば、どっちが受賞に相応しいかと思うかは明らかだろうと思う。今回エドについてはアルバム『』は充分選考対象期間にありながらどこにもノミネートされておらず、ノミネートはこの部門だけであることを考えると、僕にはこの曲は受賞するためにここに出てきたとしか思えないのです。しかもエルトンと共演するということを考えると、この曲の本命◎は確実なんでは。対抗◯は一応ケリクラ、そして穴☓があるとすればファンの「We Are Young」でしょうか。

そして、いよいよ最後の賞の予想です。

33. レコード・オブ・ジ・イヤー(Record Of The Year - アーティスト、プロデューサーへの授賞)

BlackKeys_LonelyBoy.jpgKellyClarkson_Stronger.jpgFun_WeAreYoung.jpgGotye_SomebodyThatIUsedToKnow.jpgFrankOcean_ThinkinBoutYou.jpgTaylorSwift_WeAreNeverEver.jpg

  Lonely Boy - The Black Keys (The Black Keys & Danger Mouse)
  Stronger (What Doesn't Kill You) - Kelly Clarkson (Greg Kurstin)
☓ We Are Young - Fun. Featuring Janelle Monáe (Jeff Bhasker)
  Somebody That I Used To Know - Gotye Featuring Kimbra (Wally De Backer)
◎ Thinkin Bout You - Frank Ocean (Frank Ocean & Shea Taylor)
◯ We Are Never Ever Getting Back Together - Taylor Swift (Max Martin, Shellback & Taylor Swift)

さあいよいよグラミー最大の賞、ROY。今年は例年より1曲多い6曲のノミネーション。昨年のアデルの時も解説したけど、グラミーのパターンとして、ROYとSOYが両方受賞のパターンが1990年以来の最近22回のうち、13回という圧倒的なパターンとしてあるのだけど、今回はSOYでの予想が、ROYにノミネートされていないエド・シーランなので、このパターンは当てはまらず。となるとここは5つどもえの戦いということになります。一応自分の予想的にもブラック・キーズはロック部門、ファンはポップ・ボーカル・アルバム部門、ゴティエはポップ・デュオ/グループ部門、そしてフランク・オーシャンはアーバン・コンテンポラリー部門と新人賞で受賞との予想をしてます。そうなるとROYはケリクラテイラー?という声が聞こえてきそうですが、でもあなた、ケリクラのこの曲、確かに全米No.1ヒットだけど、グラミーの最後を飾る曲という気がする?悪いけど僕にはそうは思えないんですよね。やっぱりグラミーのROY受賞する曲といのは何だかんだいってそれなりの雰囲気というか、納得感というかそういうものが必要だと思う。一方テイラーは「ものすご〜く臭う!」(いや、あの、変な意味じゃなくて)。今回も発売初週120万枚を売った新作『Red』は同じ週に発売されたケンドリック・ラマーなどと同様、選考対象期間外なので来年どっとノミネートされるんだろうけど、この曲だけ1曲ノミネートされてるってのがどうもプンプンする。でもそれを考えあわせても(実は贔屓目もあるけど)今業界の耳目を集めていて、マイノリティの視点からも感情に訴える曲と音像を紡ぎ出しているフランク・オーシャンの「Thinkin Bout You」が僕には本命◎だと思えてならない。いやいやファンだろう、いやいやゴティエだろう、というあなたのその意見、確かにおかしくない。でも今の時代を考えた時、どちらかというとシングル・アーティスト的な位置づけのこれら2組に比べて、フランク・オーシャンブラック・キーズ同様、多分来年もグラミーにどこか顔を出してくるだろうという、さっきも言ったアーティストとしてのサステナビリティがファンやゴティエに比べて遥かに高い、そんな気がするのです。まあ予想だから大外れもあり得るけど、僕には明日の主要部門、プチ・フランク・オーシャン・ナイトになりそうな気がします。めでたくROYと新人賞の両方を受賞したら、2007年のエイミー・ワインハウス、2002年のノラジョン、1994年のシェリル・クロウ、1980年のクリストファー・クロス、1959年のボビー・ダーリンに続く6人目の快挙、ということになります。うー楽しみ。でもテイラー、気になるのでこちらは対抗◯ということで。穴☓はファンにしておこうかな。

ということで今年の予想、如何だったでしょうか。おそらくみなさんの予想とはだいぶ異なる、独断と偏見一杯の内容だったけど、結構案外今回もいけるのではないかと個人的には思っています。明日のグラミー賞授賞式のガイド代わりになれば幸いです。ということで明日はこちらも恒例により生ブログで受賞の模様をお届けしますので乞うご期待を。
毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #9(新人、アルバム)

さて、いよいよ予想ファイナルセクション、主要4部門の予想です。
30. 最優秀新人賞部門(Best New Artist)

AlabamaShakes.jpgFun.jpgHunterHayes.jpgLumineers.jpgFrankOcean.jpg

☓ Alabama Shakes
  Fun.
  Hunter Hayes
◯ The Lumineers
◎ Frank Ocean

ここのところの毎回この部門は僕の予想の中では鬼門で、ここ3年間は見事外しまくりで2011年なんて無印のエスペランザ・スポールディングが受賞するなど、ノーカン状況が続いている部門。しかもこの部門特有のおかしなノミネーション状況は相変わらずで、2012年を代表するヒットを飛ばした二人、ゴティエとカーリー・レイ・ジェプセンが影も形もないという大いに物議を醸してもおかしくないラインアップです。ただこの顔ぶれを見ると、以外と近年のグラミーでは珍しく5組という制約の中ではバランスの取れたラインアップになってるという評価もできるのではないか、と思ってます。先日初来日して熱いライブで好評を得たアラバマはアセンズ出身、すわジャニスかというボーカルのブリタニー嬢のソウルフルボーカルが強力なアラバマ・シェイクスのデビュー作『Boys & Girls』はアメリカーナ部門にノミネートされても全くおかしくない素晴らしい作品。ROY、SOYにも「We Are Young」がノミネート、ゴティエカーリーの分もまとめてメインストリーム代表という感じでもう説明不要なファン、カントリー界からは若干21歳ながらルックスだけでなく自作自演で才能も充分に感じさせるハンター・ヘイズも存在感充分。フォーク関係代表としてはルミニアーズ、そしてこちらもROY、最優秀アルバムなど6部門にノミネート、R&Bヒップホップ界を代表して「覚醒したクールネス」を体現している(だからもういいって)フランク・オーシャンと、例年に比べるとかなり立派なラインアップです。それだけ2012年は新人の当たり年だった、ということなんでしょう。で、僕の本命◎予想はというと、アルバム『Ocean Orange』が自分の2012年年間アルバムトップ10の上位に入っているフランク・オーシャン!これしかないでしょう。一昨年の夏にミックス・テープ『Nostalgia, Ultra』でR&Bヒップホップシーンに一躍その名を馳せて(これ、まだ聴けてないんだよな〜)満を持してリリースしたアルバムが各方面の大きな反響と評価を獲得、自らゲイをカミングアウト、物悲しく情緒的なサウンドでありながら昇華するものを感じさせる独特の音世界はやはり他のアーティストと一線を画してると思う。で、対抗はというと、だいたい授賞式で演奏するアーティストが受賞する、の法則から行きたいところだけど、今回はハンター・ヘイズ以外全員演奏するんだよなハンター・ヘイズはノミネーションライブでROYのノミネート曲をアコギでメドレー演奏するという技を見せて大向うを唸らせたので今回は不出場)。うーん。あとグラミーではROY、SOY、新人3部門を全部取ったエイミー・ワインハウス、ノラジョン(4部門)、クリストファー・クロス(同じく4部門)という例もあるけど、外す時は全部はずしてるので、今回はファンがその憂き目に会うのでは?というのが僕の予想なので、対抗◯はルミニアーズ、穴☓アラバマ・シェイクスで行ってみよう。うーん難しい。

31. 最優秀アルバム部門(Album Of The Year)


☓ El Camino - The Black Keys
  Some Nights - Fun.
◎ Babel - Mumford & Sons
◯ Channel Orange - Frank Ocean
  Blunderbuss - Jack White

BlackKeys_ElCamino.jpgFun_SomeNights.jpgMumford&Sons_Babel.jpgFrankOcean_ChannelOrange.jpgJackWhite_Blunderbuss.jpg

さっきの新人賞のところでも言ったけど、今年はファンが主要4部門全部門、フランク・オーシャンが主要3部門ノミネートという新人同士の戦いになってるけど、過去のグラミーの受賞パターンでいうと、主要部門複数ノミネートは「取る時は全部またはほとんど独占、取らない時は全くのボウズ」というこの事実。前者の例は去年のアデルを初め上記のエイミー、ノラジョン、クリストファー・クロスといったところで後者の例は去年のブルーノ・マーズ(3部門ノミネート)、2010年のレディ・ガガ(3部門ノミネート)、2007年のコリン・ベイリー・レイ(3部門ノミネート)、2005年のカニエ・ウェスト(3部門ノミネート)、1995年のジョーン・オズボーン(4部門ノミネート)などなど結構あります。で、さっきも言った通り、この後者のドツボにファンがはまるのではないかと。一方この部門は昨年後半の異様な盛り上がり方とか、聖書を題材にしたテーマとか、いろいろと考えると、大予定調和大会ではありますが、マムフォード・アンド・サンズの『Babel』が本命◎というのがかなり固い線ではないかと思われます。個人的には対抗◯をつけているフランク・オーシャンに是非取ってもらいたいし、また通常であれば充分この賞を狙えるレベルの作品だと思うのだけど、やっぱりグラミーは『Babel』をおさえるんだろうなあ。悔しいけど。過去グラミーでは結構強くて受賞歴も充分なホワイト・ストライプスジャック・ホワイトですが、今回は残念ながら当て馬的位置づけなんでしょう。で、穴☓は最近受賞付いているブラック・キーズローリング・ストーン誌の2012年年間最優秀アルバムにも選ばれ、僕も2011年の個人年間トップ10の2位に入れた『El Camino』に。

おっと、そろそろ風呂に行ってきます。いよいよ最後のROY、SOYは帰ってきてから。(つづく)

毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #8
さああともう少しで主要4部門。ところでさっきシャワー浴びながら考えたんだけど、僕がこのグラミー予想やってる意味って何だろうって。しかも主要4部門だけだったらそこら中の音楽番組でやってるけど、アメリカーナとかラップとかこれからやるダンス・エレクトロニックなんて別に予想しようが、当たろうが当たるまいが気にする人はあんまりいないだろうしね。でも僕自身、年末の内外の各音楽誌の年間アルバムランキングを気にしたり、このグラミー予想したりというのは大切な情報収集活動なんですよね。中年時代もそろそろ後半に差し掛かってきたりすると、どんだけ頑張っても今の音楽に対するアンテナの幅とか感度とか鈍ってきたり、範囲が狭まってきたりするわけで、そうすると世の中には耳に入っていないだけで実は自分に取って素晴らしい作品が埋もれている可能性もあるわけですよ。そういった可能性のある作品群に少しでも触れる機会を増やす、という意味でこうした活動は非常に(また年々)大事になってきています。同じように年代が下の、僕よりも今の音楽に感覚やアンテナが敏感で広い友人との交流なんかも大事なわけで。よく面と向かって言うんだけど、N坂くんとかと知り合わなければ多分未だにレディへなんて絶対耳にしてないし、M本さんとかと知り合わなければドレイクやケンドリック・ラマーの新譜を聴いてみよう、なんてなことも思わなかったと思う。持つべきものは友達、という格言はこの意味でも僕に取って重要な意味を持ってます。みんなありがとう。同じ年代の昔は洋楽ファンだった連中が、未だに学生時代に流行っていたアーティストや曲以外は聴かない、と言ってるのを聞くと、僕なんかには「じゃあ残り一生同じ音楽を聴いて過ごす?しかも今生きている時代にそれらの音楽を発展させて面白いことやってる奴が一杯いるのにそういうものに触れる機会に目を閉ざす?」と思ってしまいます。まあ人それぞれの価値観なのでとやかく言うつもりもないですけど、僕自身はこうした活動を通じて、未だに音楽に刺激を感じられているので、この活動だけはどんなに忙しくても続けるでしょうね。ほとんど自分のレゾン・デートル(存在意義)みたいになってる気もするし。何せ、Life Is A Rock, Music Is My Lifeですから。

すいません、急にマジになってしまいました。では続いてダンス・エレクトロニカ部門へ。

27. 最優秀ダンス・レコーディング部門

  Levels - Avicii
◎ Let's Go - Calvin Harris Featuring Ne-Yo
☓ Bangarang - Skrillex Featuring Sirah
◯ Don't You Worry Child - Swedish House Mafia Featuring John Martin
  I Can't Live Without You - Al Walser

CalvinHarrisNeyo_LetsGo.jpgさて昨年から予想を始めたこの部門、昨年は予想通り旬のDJ、スクリレックスが両部門制覇したわけだけど、その後去年はこのトレンドがいきなりEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)という用語まで生まれて一気にメインストリームに波及した年だった。もうエレクトロニカとかダブステップとかそういう細かい事も含めて、ここにもノミネートされてるけどUKやヨーロッパで活躍していたDJたち、スウェーデン出身のアヴィチカルヴィン・ハリスらが一気にUSでブレイクしてカルヴィン・ハリスなんて完全に一昨年のデヴィッド・ゲッタのポジションを完全に乗っ取ってしまった感ありニーヨ(「Let's Go」全米17位全英2位)、リアーナ(「We Found Love」全米全英No.1)、フローレンス+ザ・マシーンフローレンス・ウェルチ(「Sweet Nothing」全英1位全米現在10位)と次々と時のトップボーカリストをフィーチャーしたEDMヒットを連発、ついには自分ソロ名義のヒット(「Feel So Close」全米12位全英2位)まで飛ばしてしまったというまさに2012年のEDMの台風の目がこのカルヴィン・ハリス。従ってこのメンツだとどう考えても彼を本命◎に置かざるを得ません。一方これも2010年くらいからヨーロッパで大ブレイクしていたのがいきなり昨年USに飛び火して現在全米トップ10ヒット中(全英は1位)の「Don't You Worry Child」がノミネートされてるスウェディッシュ・ハウス・マフィアの3人組もこの動きの象徴的なアーティスト。しかしこの3人組の周囲はいろいろと騒がしく、アイルランドでの昨年7月のライブで9人の死者が出るという事件があったり、去年の6月を最後に3人一緒のツアーは最後とアナウンスしたり、今月末にはNYのハマースタイン・ボールルームでハリケーン・サンディのチャリティ・レイヴをやると発表したりと、彼らも何かと目を離せない存在であり、今や対抗◯の貫禄充分かと。一方一昨年かなり耳目を集めていたアヴィチスクリレックスはかなり存在が霞んだ感じでやや賞味期限切れの感もあるが、去年2部門制覇の実績を買って、スクリレックス君には穴☓をあげよう。

28. 最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム部門

  Wonderland - Steve Aoki
☓ Don't Think - The Chemical Brothers
◎ > Album Title Goes Here < - Deadmau5
  Fire & Ice - Kaskade
◯ Bangarang - Skrillex

SteveAoki_Wonderland.jpgChemicalBros_DontThink.jpgDeadmau5_AlbumTitleGoesHere.jpgKaskade_FIre&Ice.jpgSkrillex_Bangarang.jpg

で、このアルバム部門にカルヴィン・ハリスのアルバム『18 Months』がノミネートされてないのは、きっとグラミー対象のカットオフデートのタイミングの関係なんだろうけど、これだけのジャンル存在感あるアーティスト不在だと何となくやはりピンぼけの感じがしてしまうねえ。でこのメンツになってくると、やはり昨年受賞のスクリレックスのEP『Bangarang』と、昨年のグラミーでのフーファイとのコラボ/パフォーマンスが鮮烈な印象を残してるデッドマウスの『> Album Title Goes Here <』の一騎打ちということになるんだろうけど、フルアルバムでないスクリレックスは何だか無理やりノミネートの感もあるので、ここは本命◎はネズミのかぶりものでのパフォーマンスがまた見てみたいデッドマウスに、そしてスクリレックスは対抗◯ということにしておこう。穴☓は日系ハワイ人のスティーヴ・アオキに、と行きたいところだけど、ここは過去2回の受賞歴もある、今や大御所の感もあるケミカル・ブラザーズということで。

29. 最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム部門

◯ Christmas - Michael Bublé
☓ A Holiday Carole - Carole King
◎ Kisses On The Bottom - Paul McCartney

MichaelBuble_Christmas.jpgCaroleKing_AHolidayCarole.jpgPaulMcCartney_KissesOnTheBottom.jpg

で、主要部門前最後の部門はこのトラディショナル・ポップ。いやあ何つったって3枚しかノミネーションないから空振りなしということで気が楽な部門です。しかも昔のスタンダード・ナンバーのカバーアルバムでメインストリーム音楽メディアからは評判まずまずの御大ポール・マッカートニーの『Kisses On The Bottom』がノミネートとなれば、これを本命◎に推すしかないですな。歌の巧さとか、声の質・出具合から言ったらマイケル・ブブレ君がぶっちぎりに上なんですが(年末の『Saturday Night Live』で音楽ゲストで出演して「Wonderful Christmas Time」をライブでやる、という貴重な映像があったんだけど、余りの声の出てなさに長年来のポールファンの嫁さんも唖然としてました)、やはり格ではポールが上ということで。何たって「Sir Paul」ですから。で、マイケル君は対抗◯、同じくホリデーアルバムで久々の声を聞かせてくれた(こちらはまだ声出てる)キャロル・キングが穴☓。

さあ、いよいよ主要4部門。ちょっとこれから近くのスーパー銭湯で体をほぐしてから夜にでもアップしますのでよろしく!(つづく) 


毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #7
...さっきまで2部門くらい書いて、朝飯食っている間に家族がブレイカー飛ばしちゃった関係で全部原稿が消えてしまって一気にテンション下がりまくっているところ。大体原稿セーブしてない時に限ってこうなるんだけど。うーん。何とか気を取り直してアメリカン・ルーツ部門行ってみたいと思います。
23. 最優秀アメリカーナ・アルバム部門

  The Carpenter - The Avett Brothers
  From The Ground Up - John Fullbright
◯ The Lumineers - The Lumineers
☓ Babel - Mumford & Sons
◎ Slipstream - Bonnie Raitt

AvettBros_Carpenter.jpgJohnFullbright_FromTheGroundUp.jpgTheLumineers.jpgMumford&Sons_Babel.jpgBonnieRaitt_Slipstream.jpg

今年で4年目を迎えるこの部門で過去2回受賞しているリヴォン・ヘルムが、去年も貫禄で受賞後の4月に急逝してしまったので、心なしか今年のこの部門のラインアップが何となく寂しく見えてしまうのは僕だけか。去年のグラミー賞授賞式期間中に急逝したホイットニーといい、没後のロックの殿堂入りを果たしたドナ・サマーといい、ここのところ一時代の音楽シーンを支えてきた重要なミュージシャンが次々に他界しているので、何となく自分の年も感じてしまって切ない限り。とはいえ、今年のこの部門、何と言っても昨年実に7年ぶりにリリースした15作目のオリジナル・アルバム『Slipstream』がその筋では大変評判のいいボニー・レイットが頑張っているので、やはり本命◎は彼女でしょう。え?やはりこの部門は主要アルバム賞にもノミネートされてて、全米の売上も初週で60万枚売ったマムフォード・アンド・サンズか、やはり主要新人賞部門にノミネートの新進気鋭の3人組、ルミニアーズじゃないかって?いえいえ、あなた、この部門、何と言っても「アメリカーナ・アルバム」部門っていう位のもんで、たかだかちょっと話題になったくらいで、イギリスからぽっと出のお坊ちゃんフォーク・グループにアメリカ人がこの部門を渡すわけがありませんがな。ここはマムフォード・アンド・サンズには申し訳ないけど穴☓で我慢してもらうことにして、対抗◯は、昨年の今頃はまだカフェでバイトしていたとのことで、昨年12月のノミネーション発表ライブでは「信じられない!」と初々しくネイラ嬢がコメントしていた、デンバー出身のルミニアーズに進呈しましょう。残念ながら4月に予定されていた初来日は中止になっちゃったみたいだけど、ここのところ日本のラジオでも大ヒット「Ho Hey」がちょくちょくかかるようになってきて、ひょっとしてフジロックとかに急遽出演決定!なんてニュースが飛び込んで来るのでは?と楽しみですね。

24. 最優秀ブルーグラス・アルバム部門

◯ The Gospel Side Of - Dailey & Vincent
  Life Finds A Way - The Grascals
☓ Beat The Devil And Carry A Rail - Noam Pikelny
  Scratch Gravel Road - Special Consensus
◎ Nobody Knows You - Steep Canyon Rangers

Dailey&Vincent_GospelSideOf.jpgGrascals_LifeFindsAWay.jpgNoamPikelny_BeatTheDevil.jpgSpecialConsensus_ScratchGravelRoad.jpgSteepCanyonRangers_NobodyKnowsYou.jpg

さあ困った。この部門は全くわからんぞ。大体この部門は、過去ブルーグラスの女王、僕も大好きなアリソン・クラウスか、既に斯界ではベテラン的存在となったリッキー・スキャッグスケンタッキー・サンダーが過去それぞれ6回(1990/33回、1992/35回、1997/40回、2001/44回、2003/46回、そして去年2011/54回では僕の年間トップ10アルバム第3位の『Paper Airplane』での受賞)と5回(1998/41回、1999/42回、2004/47回、2006/49回、2008/51回)受賞と、完全にこの2組で独占されている部門。だから彼らがアルバムを出すと必ずノミネートされて、必ず受賞するというとっても予想の簡単な部門のはずだったのですが、今年はどちらも新譜が出ておらず、ノミネートされた誰が取っても初受賞、という混戦模様となってます。とはいっても予想はしなきゃいかんので、ええっと無理やり予想すると、本命◎は過去に2回受賞経験のある人気コメディアンのスティーヴ・マーティン(彼のバンジョー奏者としての実力は業界でも有名)との共演も過去に何度も経験のある、ノース・キャロライナの6人組、スティープ・キャニオン・レンジャーズに行ってみようかな。昨年からアリソンも所属しているラウンダー・レコードとの契約を果たしてこれからメジャーな場に出てきそうな感じもあるので。残りの予想もよーわからんけど、リッキー・スキャッグスケンタッキー・サンダーに在籍経験のあるダーリン・ヴィンセントを擁するナッシュヴィルの6人組、デイリー&ヴィンセントか、ドリー・パートンとの共演が業界で認められたきっかけになって、最近もちょくちょく共演しているグラスカルズ名前が結構面白いよね。ラスカルズ好きなんだろね)か、それとも先日CBSテレビの『David Lettermen Show』でかのスティーヴ・マーティンと共演して「Dueling Banjo」を演奏、喝采を博したという若手バンジョー奏者、ノーム・ピケルニーか、というところだけど、一応過去の受賞者との関係度を考えて、対抗◯デイリー&ヴィンセント、穴☓ノーム・ピケルニーということにしとこうかな。まあ、はっきり言って当てずっぽうなんですけどね。

25. 最優秀ブルース・アルバム部門

☓ 33 1/3 - Shemekia Copeland
◎ Locked Down - Dr. John
  Let It Burn - Ruthie Foster
  And Still I Rise - Heritage Blues Orchestra
◯ Bring It On Home - Joan Osborne

ShemekiaCopeland_3313.jpgDrJohn_LockedDown.jpgRuthiFoster_LetItBurn.jpgHeritageBluesOrchestra_AndStillIRise.jpgJoanOsborne_BringItOnHome.jpg

この部門、去年はテデスキ・トラックス・バンドが初受賞(スーザン・テデスキが合流する前のデレク・トラックス・バンド名義では2009年に受賞)したけど、伝統的には正統派のブルース・ミュージシャン中心の受賞となっている部門。そんな中、まだブルース部門がトラディショナルとコンテンポラリーの2部門体制だった頃にそれぞれで1回ずつ受賞(1992/35回、2008/51回)してたのがニューオーリンズの怪人、Dr.ジョン。なので今回も彼が本命◎でくるのが妥当な線かな。もう一人ノミネーションで目を引いたのが、90年代のロック・ファンには1995年の大ヒット「One Of Us」が記憶に新しいジョーン・オズボーン。デビューした1995年度/38回のグラミーでは主要4部門を含む6部門に華々しくノミネートされていたのだけど、受賞はシール、アラニス、フーティーズに持っていかれ、その後「あの人は今」状態だったんだけど、その間実はアメリカン・ルーツ・ミュージック関係の活動を活発にやっていて、2002年にはモータウン・レコードのバック・ミュージシャンとして名高いファンク・ブラザーズとツアーしたり、2005年ころにはジャム・バンドで有名なフィッシュフィル・レッシュ&フレンズと頻繁に共演したりなどして実はその筋では着実に活動を進めていたみたい。昨年は「One Of Us」があの『グリー』でもカバーされるなど、注目がまた集まり始めている中でのこのノミネーション。十分受賞の可能性ありということで対抗◯をつけましょう。本当に取れば1995年デビュー以来の初受賞ということでちょっといい話なので。穴はそのDr.ジョンスティーヴ・クロッパーがプロデュース、先のブルース・フェスティバルでは、ブルースの女王ココ・テイラーの娘さんから「Koko Taylor Crown」を授与されたという若干33歳の若手黒人ブルース女性シンガー、シェメキア・コープランドに。

26. 最優秀フォーク・アルバム部門

  Leaving Eden - Carolina Chocolate Drops
◎ Election Special - Ry Cooder
  Hambone's Meditations - Luther Dickinson
◯ The Goat Rodeo Sessions - Yo-Yo Ma, Stuart Duncan, Edgar Meyer & Chris Thile
☓ This One's For Him: A Tribute To Guy Clark - Various Artists

CarolinaChocolateDrops_LeavingEden.jpgRyCooder_ElectionSpecial.jpgLutherDickinson_HambonesMeditations.jpgYoYoMa_GoatRodeoSessions.jpgThisOnesForHim_TributeToGuyClark.jpg

このメンツで何と言っても目を引くのが、昨年の大統領選挙でのオバマミット・ロムニーの二人(特に後者)をひりりと風刺的に歌っている『Election Special』を昨年リリースして相変わらずの作風を維持しているライ・クーダー。実は彼、グラミー過去に様々な部門(トロピカル・ラテンとかポップ・インストゥルメンタルとか)で6回も受賞しているグラミー常連組の一人なので、今回の作品も風刺の効いた歌詞がニヤリとさせられる楽曲といい、パフォーマンス自体も含め十分本命◎の貫禄ある作品ですね。ところでええ?と思ったのはこの部門に何とチェロで有名なヨーヨー・マがノミネートされていること。彼は2009年にオバマ大統領President Committee on Arts and Humanitiesのメンバーに指名されているということで最近のアメリカ音楽文化の継承活動には結構活発に関与している模様。一方このアルバム『The Goat Rodeo Sessions』は、ブルーグラス・バンドのニッケル・クリーク(彼らも結構いいバンドです)のマンドリン奏者、クリス・サイルを始めとするブルーグラスのベテラン・ミュージシャンとコラボして、クラシックとブルーグラスのマッシュアップをやってる作品みたい。ふーん結構面白そうだよね。一度聴いてみてもいいかも。ということで知名度も含め対抗◯ということで。穴☓はロドニー・クロウェル、エミルー・ハリス、ヴィンス・ギル、クリス・クリストファーソン、ウィリー・ネルソン、ロン・セクススミス(!)といった錚々たるメンツが1970年代から90年代にかけてナッシュヴィルで様々なミュージシャンに曲を提供した巨人ガイ・クラークの曲をカバーしている2枚組トリビュート作に敬意を表して。

さて、もう少し。残りは午後にアップします。(つづく)


毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #6
さあ、どんどん行きます。次はカントリー部門。
19. 最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス部門

  Home - Dierks Bentley
◯ Springsteen - Eric Church
  Cost Of Livin' - Ronnie Dunn
☓ Wanted - Hunter Hayes
◎ Over - Blake Shelton
  Blown Away - Carrie Underwood

BlakeShelton_Over.jpg昨年のこの部門の予想の時にも大騒ぎしてたんだけど、どうもノミネーションカテゴリーが統合された昨年くらいからグラミーは、前年11月に発表のCMA(カントリー・ミュージック・アウォード)の結果とかに関係なくノミネーションしている感じが強くなってます。それまではだいたいCMAとグラミーの連動度って高かったのだけど、ここのところナッシュヴィル方面の方のグラミーアカデミー会員に占める割合が下がったのかなあ。いきおい、予想は昨年に続いてなかなか難しいところです。なお、昨年11月発表のCMAの結果を詳しく知りたい方はこのリンク(http://www.cmaworld.com/cma-awards/winners)をチェックして見てください。
あと、ABCテレビでの授賞式(司会はブラペとキャリー・アンダーウッド)放映の予告編ビデオとかも結構笑えますよ。


で、この部門、CMAでエンターテイナー・オブ・ジ・イヤーと男性アーティスト部門を受賞、NBCーTVのオーディション番組『The Voice』でのコーチぶりも板についてきたブレイク・シェルトンと女性アーティスト部門3年連続受賞のミランダ・ランバートの夫婦対決!といくべきところなんだけど、あれ?ミランダノミネートもされてませんぞ?どうも去年もそうだったけどミランダってナッシュヴィルとロスでは評価の差がかなりあるみたい。ということでテイラーがいない中(笑)本命◎はほぼブレイク・シェルトンで決まりでしょうかね。対抗◯はCMAでアルバム部門受賞してるのだけど、去年のグラミーで既に一足早くアルバム部門にノミネートされながらレディ・アンテベラムにかっさらわれたエリック・チャーチの『Springsteen』かなあ。この曲、かなり去年のカントリーチューンの中ではミュージシャンとかに人気ありそうだものね。穴☓は新人賞部門にもノミネート、矢口清治曰く「男性版テイラー・スイフト」(そうか?)で人気・実力とも充分のハンター・ヘイズかな。

20. 最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス部門

☓ Even If It Breaks Your Heart - Eli Young Band
◎ Pontoon - Little Big Town
◯ Safe & Sound - Taylor Swift & Civil Wars
  On The Outskirts Of Town - The Time Jumpers
  I Just Come Here For The Music - Don Williams Featuring Alison Krauss

LittleBigTown_Pontoon.jpgCMA受賞者との連動を考えるのであれば、ここは当然CMAのボーカル・グループ・オブ・ジ・イヤーと最優秀シングル賞を「Pontoon」で獲得した、ジョージア州出身の女性2人とアーカンソー州出身の男性2人の4人組、リトル・ビッグ・タウンが本命◎候補間違いないところ。ただ油断のならないのがグラミーで、何故か昨年頭にリリース、昨年のグラミーでパフォーマンスもやってたデュオのシヴィル・ウォーズとグラミーお気に入りのテイラーによる、大ヒット映画『Hunger Games』の主題歌「Safe & Sound」がノミネートされてるのがど〜も臭うんだよなあ。昨年来の「CMAはCMA、グラミーはグラミー」的な受賞パターンを考えると、昨年もこの部門で受賞しているシヴィル・ウォーズが2年連続で取っていっちゃう可能性も大ということで対抗◯はこれ。穴☓はCMAのボーカル・グループ部門では惜しくもリトル・ビッグ・タウンの後塵を拝したものの、去年初のカントリー・シングル・チャートNo.1を獲得したテキサスのアルト・カントリー4人組、イーライ・ヤング・バンドの「Even If It Breaks Your Heart」に。しかしCMAの無視の傾向は、CMAデュオ部門受賞した、一昨年は「Are You Gonna Kiss Me Or Not」がHot 100でも最高位32位のヒットになった男女デュオ、トンプソン・スクエアがこの部門にノミネートすらされてない(その代わりにブルーグラス系の2組がノミネート?)ところにも如実に出てるね。

21. 最優秀カントリー・ソング部門(作者に与えられる賞)

◯ Blown Away - Carrie Underwood (Josh Kear & Chris Tompkins)
  Cost Of Livin' - Ronnie Dunn (Phillip Coleman & Ronnie Dunn)
☓ Even If It Breaks Your Heart - Eli Young Band (Will Hoge & Eric Paslay)
  So You Don't Have To Love Me Anymore - Alan Jackson (Jay Knowles & Adam Wright)
◎ Springsteen - Eric Church (Eric Church, Jeff Hyde & Ryan Tyndell)

EricChurch_Springsteen.jpgさてCMAでの最優秀ソング部門受賞曲、ブレイク・シェルトンミランダ・ランバートの夫婦デュオによる「Over You」が影も形もない中、CMAの最優秀ソング賞のノミネーションとダブっているのはエリック・チャーチのボス賛歌「Springsteen」と、イーライ・ヤング・バンドの「Even If It Breaks Your Heart」のみ。そしてCMAでは影も形もなかったキャリー・アンダーウッドが忽然と登場しているという状況。なかなか読みが難しいところだけど、CMAののアルバム部門も制している(でもグラミーのアルバム部門には昨年ノミネートされちゃってたので今年はノミネートもされていない〜変なのエリック・チャーチにここは本命◎をつけるのが順当なところか。対抗はポップ・フィールドに最近はめっきり傾斜しているキャリー・アンダーウッドの全米トップ20ヒット「Blown Away」がどうもやっぱり気になるのでこちらに。イーライ・ヤング・バンドは穴☓ということで。

22. 最優秀カントリー・アルバム部門

◯ Uncaged - Zac Brown Band
☓ Hunter Hayes - Hunter Hayes
  Living For A Song: A Tribute To Hank Cochran - Jamey Johnson
◎ Four The Record - Miranda Lambert
  The Time Jumpers - The Time Jumpers

ZacBrownBand_Uncaged.jpgHunterHayes_HH.jpgJameyJohnson_LivingForASong.jpgMirandaLambert_FourTheRecord.jpgTheTimeJumpers.jpg

さあこの部門も今回はようわからん。例によってCMAの相対部門との比較でいくと、まずノミネートで重なってるのはミランダ・ランバートの『Four The Record』のみ。受賞作のエリック・チャーチは何度も言ってるように去年なぜかもうノミネートされちゃって、レディ・アンテベラムに負けてるので今年はノミネートなしというネジレぶり。一方で新人賞ノミネートのハンター・ヘイズや、パッツィ・クラインの「I Go To Pieces」やエディ・アーノルドの「Make The World Go Away」といった50〜60年代を代表するナッシュヴィルのシンガー・ソングライター、ハンク・コクランへのトリビュートアルバムという渋い作品が一部で受けてる、中堅のカントリー・シンガー、ジェイミー・ジョンソンなど、CMAではノミネートされてないけどここではファイナリストに名を列ねているような、結構ごった煮状態のノミネーション。で、迷ったのだけど、やはりグラミーでの評価は例年低いながら、ナッシュヴィルでは絶大なリスペクトを得ているミランダ・ランバートに敬意を表して本命◎印を進呈。対抗◯は、カントリーファンというよりも、昔であればイーグルスドゥービー・ブラザーズとかの中道カントリー・ロックを支持していたような層に根強い人気を持つザック・ブラウン・バンドに。一昨年はあれだけ売れた前作『You Get What You Give』がレディ・アンテベラムの前に涙を呑んだだけに今年は来るかも。穴☓はここでもさわやか新人のハンター・ヘイズに。

今日はここまでかな。明日はアメリカーナ・フォーク部門、ダンス部門を片付けて、いよいよ主要4部門に突入の予定ですので乞うご期待を。(つづく)
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