Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
恒例 第57回グラミー賞大予想#5〜ラップ部門〜

引き続き行きますグラミー予想、次はラップ部門。


18.最優秀ラップ・パフォーマンス部門

  3005 - Childish Gambino

0 To 100 / The Catch Up - Drake

Rap God - Eminem

i - Kendrick Lamar

  All I Need Is You - Lacrae

KendrickLamar_i.jpg昨年ラップ部門はケンドリック・ラマーGood Kid, M.A.A.D. City』、ジェイZMagna Carta...Holy Grail』、ドレイクNothing Was The Same』、カニエYeezus』という近年稀に見る大物によるクオリティ高い作品が出揃っていたにもかかわらずそれらを押さえてLGBT支持の大きい流れにも乗ったマッケルモア&ライアン・ルイスがノミネートされた3部門全てかっさらうという衝撃的な結果になったのは記憶に新しいところ。今年この分野で目立つのはケンドリック・ラマー、ドレイク、カニエらのシングルリリースが主で、特筆すべきアルバムリリースはエミネムの『Marshall Mathers LP 2』くらい、あとのノミネートはいずれも若手中心というやや地味な状況。2014年のポップ・チャートを大いに席巻したイギー・アザレアニッキー・ミナージも、それぞれ一部門のみのノミネートに留まってますので、この2人が大きな流れを作るというのも考えにくい。そうした状況を踏まえてこの部門のラインアップを見ると、必然的にドレイク、エミネム、ケンドリック・ラマーの三つ巴となるのは明らかですが、じゃあ誰が取るのか。個人的にはトラックの出来もこの中では一番いいと思う(アイズレーの「That Lady」使いが大ネタながら心地よい)ケンドリック・ラマーi」を本命◎にして、昨年の鬱憤を晴らしてほしいもの。対抗◯はエミネムRap God」で、穴ドレイクのシングル「0 To 100/The Catch Up」に。

19.最優秀ラップ/歌唱コラボレーション部門

  Blak Majik - Common Featuring Jhené Aiko

The Monster - Eminem Featuring Rihanna

  Tuesday - I Love Makonnen Featuring Drake

Studio - Schoolboy Q Featuring BJ The Chicago Kid

Bound 2 - Kanye West & Charlie Wilson

EminemRihanna_TheMonster.jpg第44回(2002)創設のこの部門、過去13回のうち、ジェイZが7回、カニエが3回(うち1回は第52回のジェイZ、リアーナ&カニエの「Run This Town」でW受賞)取ってるというこの二人の独占部門。エミネムは過去4回ノミネートされて1度も受賞なしという、彼に取ってはツキのない部門なんですが、このノミネートの顔ぶれを見ると、カニエも元ギャップ・バンドチャーリー・ウィルソンとのコラボ曲「Bound 2」(嫁さんのキム・カーダシアンがオールヌードでカニエと絡んでるPVが話題を呼んでたw)でノミネートされてはいるものの、やはりここはエミネム+リアーナの「The Monster」が本命◎でしょう。第53回でも同じコンビで「Love The Way You Lie」でノミネートされながら、ジェイZ+アリシア・キーズの「Empire State Of Mind」に敗れた雪辱を晴らしてほしいもの。対抗◯はカニエで決まりとして、穴はLAのサウス・セントラル出身でケンドリック・ラマーの後を負う有望株ラッパー、スクールボーイQ(本名:クインシー・マシュー・ハンリー)の「Studio」に進呈。この曲、ポップ・チャートでも去年トップ40に入るスマッシュ・ヒットになり、クールな抑えた感じのラップがなかなかカッコいい奴で、今後の活躍が期待されます。しかし去年ラップチャートで18週1位を独走し、2014年のサマーチューンの代表格だったイギー・アザレアチャーリーXCXの「Fancy」がここでは見事に無視されているのが面白いなあ。

20.最優秀ラップ・ソング部門(作者に与えられる賞)

  Anaconda - Nicki Minaj (Ernest Clark, Jamal Jones, Onika Maraj, Marcos Palacios & J. Solone-Myvett)

Bound 2 - Kanye West & Charlie Wilson (Mike Dean, Malik Jones, Che Pope, Elon Rutberg, Sakiya Sandifer, John Stephens, Kanye West, Charlie Wilson & Cydel Young)

i - Kendrick Lamar (K. Duckworth & C. Smith)

  We Dem Boyz - Wiz Khalifa (N. Fisher & C. Thomaz)

0 To 100/The Catch Up - Drake (A. Feeney, Aubrey Graham, A. Hernandez, P. Jefferies, M. Samuels & Noah Shebib)


この部門、去年も言ったけど過去11回のうちカニエが6回の受賞に絡んでいるという、カニエが異様に強い部門なんだけど、去年はそのカニエを押さえてマッケルモアが受賞するということで、ちょっとカニエのツキが落ちてきているような気がする。今年も「Bound 2」がノミネートされていて、これが『Graduation』の頃のような女性ソウル歌手のコーラスがサンプリングされているようないかにもカニエっぽいトラックなんだけど、今年の僕のラップ部門のシナリオは「昨年涙を呑んだケンドリック・ラマーが押さえる」というものなので、ここは敢えてケンドリック・ラマーの「i」を本命◎に据えたいと思います。対抗◯は今年で3回連続ノミネートのドレイクの「0 To 100/The Catch Up」、そしてカニエは穴で置いておきましょう。

21.最優秀ラップ・アルバム部門

The New Classic - Iggy Azalea

  Because The Internet - Childish Gambino

  Nobody's Smiling - Common

The Marshall Mathers LP 2 - Eminem

Oxymoron - Schoolboy Q

  Blacc Hollywood - Wiz Khalifa

IggyAzalea_TheNewClassic.jpg ChildishGambino_BecauseTheInternet.gif Common_NobodysSmiling.png Eminem_TheMarshallMathersLP2.png SchoolboyQ_Oxymoron.jpg WizKhalifa_BlaccHollywood.jpg 

今年は第55回に続いて6作品がノミネートされたこの部門、昨年は錚々たるメンツの激戦の間をかいくぐってマッケルモア&ライアン・ルイスが取って行きましたが、このメンツだったらいかに何でも本命◎はエミネムしかないでしょうなあ。エミネムは過去6回ノミネートで5回受賞、唯一受賞を逃したのは第48回(2006)に『Encore』がカニエの『Late Registration』にやられた時のみ、という鉄板ぶりなので、受賞は十中八九堅いところ。対抗◯は、歌唱コラボ部門でも対抗を付けた、スクールボーイQの『Oxymoron』に。そしてここでやっとノミネートに顔を出してきたイギー・アザレアThe New Classic』には、2014年のメインストリームを代表するという意味で、というか彼女をバックアップしているT.I.に敬意を表して穴をさし上げておきましょう。ここのところイギーアザレア・バンクスにディスられたりとか、Qティップにお説教されたりとか何かと風当たりが強かったからね。


やっとグラミー予想も3分の2消化しました。この後はカントリー部門、アメリカン・ルーツ部門、そしていよいよ主要4賞の予想になります。何とか今度の週末には予想完了できるかな。引き続きお楽しみに。

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恒例 第57回グラミー賞大予想#4〜R&B部門〜

一昨日の金曜日は今年初めて落語を聞きに、それも久々の談春の高座を見にイイノホールに行ってきましたが、終演後一緒だった洋楽の大先輩と呑んでる時に「グラミー予想ブログ、楽しみにしてるよ」とありがたいお言葉を頂きました。こういうことがあると励みになるというもんで。ということで引き続きグラミー予想、R&B部門に突入です。


13.最優秀R&Bパフォーマンス部門

Drunk In Love - Beyoncé Featuring Jay Z

New Flame - Chris Brown Featuring Usher & Rick Ross

  It's Your World - Jennifer Hudson Featuring R. Kelly

  Like This - Ledisi

Good Kisser - Usher

BeyonceJayZ_DrunkInLove.jpg昨年はミゲル+ケンドリック・ラマーという鉄板と思われた候補を差し置いて、去年来日も果たしたブルックリンベースのフュージョンR&Bユニット、スナーキー・パピーが賞をかっさらっていってしまったこの部門、ここ数年わりと新しくてフレッシュなメンツがノミネートされていて、R&Bシーンの活性化を思わせる傾向だったのですが、今年のノミネートは久々にオーソドックスなメンツが並んでます。その中でもやはり首一つ抜けていると思われるのが、主要楽曲部門関係で本命視されながらノミネートもされなかったビヨンセジェイZの夫婦デュオ「Drunk In Love」。ここで取らなきゃどこで取るの?という感じもあるのでここはこの夫婦が本命◎というのはいいとして、残りの4組ははっきり言って横一線。その中でも昨年思いっきりファンを引っ張ってようやくリリースした新作『X』がなかなかクオリティの高かったクリス・ブラウンアッシャー+マイアミラップ界の帝王リック・ロスとのコラボ曲「New Flame」に対抗◯、そして一昨年この部門受賞している久々のアッシャーの「Good Kisser」に穴を付けておきます。

14.最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス部門

As - Marsha Ambrosius & Anthony Hamilton

  I.R.S. - Angie Fisher

Jesus Children - Robert Glasper Experiment Featuring Lalah Hathaway & Malcolm Jamal Warner

Nobody - Kem

  Hold Up Wait A Minute - Antonique Smith


この部門も前の部門同様、ここ数年は大御所やメジャーアーティストにこだわらず、メインストリームでは知名度がイマイチでも若手の実力派が積極的に候補に選ばれており、ジャンルの活性化という観点からは喜ばしい状況。今回は

- 映画『The Best Man Holiday』サントラにフィーチャーされていた、元女性ソウル・デュオ、フロートリーの片割れでマイケル・ジャクソンの「Butterfly」の作者として知られるマーシャ・ブローシアスと今や中堅からベテランの域にいる正統派シンガー、アンソニー・ハミルトンによるスティーヴィー・ワンダーの「As」のバラード・カバー

- ジル・スコット主宰のヒドゥン・ビーチ・レーベルの新人でアレサとかの系譜を汲むトラディショナルな歌唱を聞かせるアンジー・フィッシャーの「I.R.S.

- 近年のR&B部門の顔と言ってもいいロバート・グラスパー・エクスペリメントが昨年受賞のレイラ・ハサウェイと、昔のアメリカ・シットコム・ファンなら『The Cosby Show』のセオ役でご存知の俳優マルコム・ジャマール・ウォーナーのラップ風ナレーションをフィーチャーした「Jesus Children」(アルバム『Black Radio 2』収録)

- ネオ・トラディショナル・ソウルの旗手で昨年来日したケムの「Nobody

- ブロードウェイ・ミュージカル『Rent』のミミ役やノトーリアスB.I.G.を題材にしたミュージカル『Notorious』でのフェイス・エヴァンス役で有名なミュージカル俳優、アントニーク・スミスの「Hold Up Wait A Minute

と、実に多彩なメンツが並びました。で予想ですが、一昨年R&Bアルバム部門受賞のロバート・グラスパー・エクスペリメントが楽曲もよく、一番人気のように思えますが、楽曲と歌唱という意味でいうと、この中ではケムがダントツだと思うので、本命◎はケムの「Nobody」、対抗◯はロバート・グラスパー・エクスペリメントの「Jesus Children」にしました。穴はさすがミュージカル出身で力強い歌唱のアントニーク・スミスもいい線行ってるんですが、ここはやはり本職ということでマーシャ・ブローシアスアンソニー・ハミルトンの「As」に。41回から創設のこの部門これまで16回中、複数受賞しているのは46回と48回受賞のアレサのみというこの部門、正直言って誰が取ってもおかしくない混戦部門の一つなのですがね。

15.最優秀R&Bソング部門(作者に与えられる賞)

Drunk In Love - Beyoncé Featuring Jay Z (Shawn Carter, Rasool Diaz, Noel Fisher, Jerome Harmon, Beyoncé Knowles, Timothy Mosely, Andre Eric Proctor & Brian Soko)

☓ Good Kisser - Usher (Robert "Flip" Colson, Warren "Oak" Felder, Usher Raymond IV, Jameel Roberts, Terry "Tru" Sneed & Andrew "Pop" Wansel)

New Flame - Chris Brown Featuring Usher & Rick Ross (Eric Bellinger, Chris Brown, James Chambers, Malissa Hunter, Justin Booth Johnson, Mark Pitts, Usher Raymond IV, William Roberts, Maurice "Verse" Simmonds & Keith Thomas)

  Options (Wolfjames Version) - Luke James Featuring Rick Ross (Dominic Gordon, Brandon Hesson, William Roberts & Jamaica "Kahn-Cept" Smith)

  The Worst - Jhené Aiko (Jhené Aiko Chilombo)

beyonce-grammys-27jan14-02.jpg昨年はジャスティン・ティンバレークの「Pusher Love Girl」が全体的に強力な候補がいないこともあって第20回(1977年)のレオ・セイヤーYou Make Me Feel Like Dancing(恋の魔法使い)」以来36年ぶりに白人シンガーが歌う楽曲として受賞したこの部門、今年はそんなことはなさそうで、パフォーマンス部門同様、今年のシナリオはビヨンセがR&Bはがっちり押さえると読んでいるので、ここはビヨンセジェイZが自ら共作する「Drunk In Love」が横綱相撲で本命◎でしょう。対抗◯も、パフォーマンス部門同様、クリス・ブラウン+アッシャー+リック・ロスNew Flame」、そして穴アッシャーの「Good Kisser」と、今回のグラミーでは最もお約束の受賞結果となるであろう部門だというのが予想です。

16.最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門

  Sail Out - Jhené Aiko

Beyoncé - Beyoncé

X - Chris Brown

  Mali Is... - Mali Music

GIRL - Pharrell Williams

JheneAiko_SailOut.jpg Beyoncealbumcover.jpgChrisBrown_X.pngMaliMusic_MaliIs.jpgPharrell_Williams_–_Girl_(album_cover) 

毎回その年商業的に成功したコンテンポラリーR&B作品が順当に受賞しているこの部門(去年はリアーナの『Unapologetic』が受賞)、やはり今年もその方向性でいくと、基本本命◎はビヨンセのアルバムが受賞というのはかなり堅いところでしょうが、ビヨンセ同様主要部門の最優秀アルバム部門にノミネートのファレル・ウィリアムスGIRL』も充分受賞の可能性ありということで対抗◯。今年のR&B部門は、つまるところビヨンセファレルの一騎打ちという様相を呈してきています。穴はこちらもアルバムの出来や話題性から言ってクリス・ブラウンが順当だと思いますが、気になるのがマリ・ミュージックなるアーティスト(本名:コートニー・ジャマール・ポラード)の『Mali Is...』。もともとゴスペル系の男性R&Bアーティストで、これがメジャーデビュー作。シングル・カットされた「Beautiful」を聴くとこれがかなり素晴らしい出来で、無印にするのが惜しいくらいで、アルバムをゲットすることにしました。今回は受賞は厳しいでしょうが、若手だし、今後注目のアーティストの一人ですな。

17.最優秀R&Bアルバム部門

  Islander - Bernhoft

  Lift Your Spirit - Aloe Blacc

Love, Marriage & Divorce - Toni Braxton & Babyface

Black Radio 2 - Robert Glasper Experiment

Give The People What They Want - Sharon Jones & The Dap-Kings

Bernhoft_Islander.jpg AloeBlacc_LifeYourSpirit.jpg ToniBraxton_LoveMarriageDivorce.png Robert-Glasper-Experiment-Black-Radio-2.jpgSharonJonesTheDapKings_GiveThePeopleWhatTheyWant.jpg 


来年のこの部門は、去年10月から年末にかけて発売されたキーシャ・コール、ディアンジェロ、K.ミシェル、アレサ・フランクリンといった面々のアルバムがずらりと並ぶのではないかと思われるけど、2014年のノミネーションは全体比較的地味。その中でやはり一昨年この部門をメインストリームのアンソニー・ハミルトンR.ケリーを押さえて受賞したロバート・グラスパー・エクスペリメントのシリーズ2作目『Black Radio 2』がやっぱり光ってるなあ。なので本命◎は彼らでしょうが、対抗◯は悩むところ。で、僕が選んだのが、今全米No.1の「Uptown Funk!」でいよいよパフォーマーとしてもアメリカでブレイクしたマーク・ロンソンのプロデュースによるエイミー・ワインハウスBack To Black』のバックを務めたことでその筋では有名な、シャロン・ジョーンズ&ザ・ダップ・キングスの『Give The People What They Want』。NYはブルックリンをベースとする60~70年代のソウル・ファンク・リバイバルな作風を売りとする彼ら、エイミーのアルバム以外でも、マーク・ロンソンのセカンド『Version』(2007)や、あのセント・ヴィンセントデヴィッド・バーンの共作アルバム『Love This Giant』(2012)にバックで参加するなど、幅広い活動を続けているユニークなユニットで、レトロR&B・ファンク的なサウンドが好き者にはたまらないところで、彼らが受賞したりすると大騒ぎになりそう。穴アヴィーチの「Wake Me Up!」のボーカルで一躍シーンに認知されたアロエ・ブラックもいいんだけど、ここは久々にベイビーフェイスが絡んだ作品としては評判のよいトニー・ブラクストンの『Love, Marriage & Diverce』に。ところで印は付けなかったけど、気になるノミネーションがベルンホフトなる何とノルウェー人男性シンガーによる『Islander』という作品。この部門は第37回創設以来20年間で、アメリカ人以外がノミネートされたことがなく、今回初の非アメリカ人、かつ非アフリカン・アメリカン系アーティストのノミネーションということで画期的といえます。ただパフォーマンスをYouTubeで見たけど個人的にはイマイチで、これだったらメイヤー・ホーソーンとかの方がマシなような気がしましたが(笑)。


さて、今日もう一発ラップ部門の予想もアップできるかな。

恒例 第57回グラミー賞大予想#3〜ロック部門〜

昨夜は録画しておいたトニー賞の再放送見てたら止まらなくなってブログの更新忘れるところだったところを何とか書き始めたんですが、途中で寝てしまって(笑)。今日それを完成してアップにこぎつけてます。ということでロック部門の予想、行ってみます。


8.最優秀ロック・パフォーマンス部門

Gimme Something Good - Ryan Adams

  Do I Wanna Know? - Arctic Monkeys

Blue Moon - Beck

Fever - The Black Keys

  Lazaretto - Jack White




今回のグラミーで多分最も予想が難しいのがロック部門。大体各部門ともここ数年は「あ、これが絶対取るよね~」っていうノミネートが2つくらいは必ず抜けた感じであるのだけど、今回はロック部門いずれも抜けてるのがないのだ。一つのシナリオとして考えられるのは、主要4部門のうちの一つ、アルバム部門でノミネートされてるベックは音楽誌各誌の年間アルバムランキングの評価も比較的高く(MOJO誌が1位、Q誌が5位、Uncut誌が22位とイギリス系の音楽誌の評価が特に高い)主要部門では多分サム・スミスに賞を譲る代わりにロック部門を席巻するかも、というもの。そのシナリオからいくとここの本命◎はベック、ということになるのだが、もう一つのポイントとして、このロック・パフォーマンス部門は最近結構最優秀ロック・ソング部門と連動することが多く(ここ10年だと55回のブラック・キーズLonely Boy」、54回のフーファイWalk」、50回のブルース・スプリングスティーンRadio Nowhere」)、そこからいくとベックのこの曲が楽曲賞を取るまでの曲かな?という疑問もあるのも事実。このアルバムは僕も個人の年間ベストアルバムの1位にあげた、ベックの作品としては久々の快作だと思うのだけど、一曲一曲の楽曲のクオリティというよりもアルバム全体の一体感が素晴らしいアルバムだけに楽曲賞は取りづらいと思ってしまう。となるとグラミーがお気に入りのブラック・キーズ(この部門で過去2回ノミネート=受賞)やジャック・ホワイト(この部門、ホワイト・ストライプス時代の50回に受賞、主要アルバム部門やロック・アルバム部門でも複数回ノミネート)あたりか?とも思うのだが、ここはあえて今回力の入った作品を発表してくれたライアン・アダムスに対抗◯を付けたい。過去2回(47回と44回)にノミネートされているが、気骨あふれるロックなオルタナ・カントリー・シンガーソングライター、そろそろこの部門で受賞してもいいのでは?と思っているのだけどどうだろうか。穴ブラック・キーズの「Fever」に。

9.最優秀メタル・パフォーマンス部門

  Neon Nights - Anthrax

High Road - Mastodon

Heartbreaker - Motorhead

The Negative One - Slipknot

  The Last In Line - Tenacious D

Slipknot_TheNegativeOne.jpg

他のロック部門とは完全に別世界状態になっているこの部門、昨年は久々カムバックのブラック・サバスが受賞するというとてもわかり易い部門だったのだけど、総じて毎年予想がつきにくい部門。受賞常連のフーファイ、メタリカ、スレイヤー(!)あたりも今年は不在。ということで相場の読みにくいところなんだけど、予想としては過去に1度ずつ受賞経験のある、スリップノットに本命◎、モーターヘッド(まだやってたのか!という感じですが)に対抗◯を付けるしかないですなあ。穴としてはこの部門ノミネート常連のアンスラックスでもいいんだけど、一部の音楽誌に非常に評判のいいマストドンに付けてみようかな。

10.最優秀ロック・ソング部門(作者に与えられる賞)

  Ain't It Fun - Paramore (Hayley Williams & Taylor York)

Blue Moon - Beck (Beck Hansen)

Fever - The Black Keys (D. Auerbach, B. Burton & P. Carney)

Gimme Something Good - Ryan Adams (Ryan Adams)

  Lazaretto - Jack White (Jack White III)




先ほど言ったように、楽曲賞で今年のロック系の本命であるベックが取る、というのはやや厳しいなあ、というのが僕の見解。じゃあ他の曲はというとハッキリ言って楽曲的にも、業界の評価的にも突き抜けた作品がないわけで。ということで先ほど触れたように、ここは本命◎はライアン・アダムスが来るのではないか、というのが予想。今回のアルバム『Ryan Adams』は久々にホントにクオリティが高かったし、プロモーション的にもCBSの「Late Night with David Lettermen」とかに出演してライブやったりとか、いつになく露出してるあたりが今回は結果につながるのでは?というが贔屓目50%くらいの予想。で、ベックの曲は対抗◯がせいぜいかなと。穴はこちらもグラミー賞お気に入りのブラック・キーズで押さえておきましょう。

11.最優秀ロック・アルバム部門

Ryan Adams - Ryan Adams

Morning Phase - Beck

Turn Blue - The Black Keys

  Hypnotic Eye - Tom Petty & The Heartbreakers

  Songs Of Innocence - U2

ryan adams - ryan adams (2014) Beck Morning Phase BlackKyes_TurnBlue.png TomPetty_HypnoticEYes.jpgU2_SongsOfInnocense.jpg 


先ほどから再三言ってるように、今年のロック部門の僕のシナリオは、ベックは主要アルバム部門にノミネートされたけど、多分サム・スミスに取られるので、このロック部門を席巻するということなので、当然本命◎はベックです。で、普通であればこの部門で過去2回受賞(48回と44回)のU2が最低対抗◯には上がってくるべきところですが、皆さんもご存知のようにこのアルバム、ボノアップルと組んで、勝手にiTunesのユーザーに自動配信してしまい、かなりのブーイングを食らったという曰くつきのアルバム。かのローリング・ストーン誌が年間1位にした他は、正直各音楽誌にはほとんど評価を受けておらず、僕も自動的にiTunes Libraryに配信されたアルバム聴きましたが正直言って特にこれといった印象も受けなかった、というのが正直なところ。実際これを1位にしたローリング・ストーン誌は何だろうなあ、と思ったものでした。なのですいません、U2ファンの人ごめんなさい、今回は無印です。ということで対抗◯は最近ノミネート・受賞が続いているブラック・キーズの『Turn Blue』(これも前の2作に比べると随分とインパクトの薄いアルバムでしたが)、穴は多分に希望も込めて、僕の好きなライアン・アダムスに進呈します。トム・ペティのアルバムも結構良かったんだけどね。

12.最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム部門

  This Is All Yours - Alt-J

Reflektor - Arcade Fire

  Melophobia - Cage The Elephant

St. Vincent - St. Vincent

Lazaretto - Jack White

Alt-J_ThisIsAllYours.jpg ArcadeFire_Reflektor.jpgCageTheElephant_Melophobia.jpg StVincent.jpg JackWhite_Lazaretto.jpg 

毎年悩んでしまうこの部門、去年はイマジン・ドラゴンズという超判りやすい候補が板から予想が簡単だったんですが、今年はポイントが3つ有ると思います。その1:グラミー賞びいきのジャック・ホワイトが今回は最優秀アルバム部門にノミネートされておらず、最優秀ロック・パフォーマンス部門とこの部門でいわば分野を跨ってノミネートされているので、ここでがっちり受賞の可能性大。その2:こちらも2011年の53回グラミーでまさかの最優秀アルバム賞を取ってしまったカナダのアーケイド・ファイアがノミネートされていて、普通であれば簡単に受賞してしまう感じ。その3:今回ノミネートの中では昨年の各音楽誌の年間ランキングでダントツに評価が高いセント・ヴィンセントことアニー・クラーク嬢のアルバム(MOJO誌5位、NME1位、ピッチフォーク誌16位、Q誌6位、あの保守的なローリング・ストーン誌も4位、SPIN誌26位、Uncut誌9位と幅広い評価)はやっぱり評価してあげるべきでは。僕もこのアルバム、春先にかなり気に入って聴きこんでました。ということで本命◎はジャック・ホワイト、対抗◯セント・ヴィンセント、穴はこいつが取っても全然おかしくない、事実去年の予想の時には2013年10月発売のこのアルバムの受賞を予言してたことをさっき去年の予想ブログを見てて発見してしまったアーケイド・ファイアに。


なかなか今回の予想ではライアン・アダムスに贔屓しちゃってますが、これが吉と出るか凶とでるか。でもこのアルバム、とてもいい作品なので皆さん是非聴いて見て下さい。ということで今日のところはここまで。次はR&B部門の予想をできれば週末までにアップできればいいなあ。

恒例 第57回グラミー賞大予想#2〜ポップ部門 Part 2+ダンス部門〜

金曜日から急遽台湾出張などが入ってしまってここ数日バタバタしてた関係でこのグラミー予想、ちょっと間が開いてしまったので引き続きどんどんいきます。


5.最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム部門

Cheek To Cheek - Tony Bennett & Lady Gaga

Nostalgia - Annie Lennox

  Night Songs - Barry Manilow

  Sending You A Little Christmas - Johnny Mathis

Partners - Barbra Streisand With Various Artists

TonyBennettLadyGaga_CheekToCheek.png AnnieLennox_Nostalgia.jpg BarryManilwo_NightSongs.jpg JohnnyMathis_SendingYouALittleXmas.jpg BarbraStreisand_Partners.jpg 


昨年はこの部門で過去20回で11回ノミネート、うち9回受賞という圧倒的な強さを誇るトニー・ベネット御大が、2010年の第52回に続いてこちらも過去20回で7回ノミネート4回受賞とこの部門で強いマイケル・ブブレにやられて受賞を逃してますが、今年はそのマイケルも不在。となると、レディガガとのデュエットという話題性とアルバム自体の出来もなかなか評判の良いベネット御大の『Cheek To Cheek』が文句なく本命◎でしょう。対抗◯は、こちらも重厚感満点のバーブラ・ストライザンドベイビーフェイス(「スター誕生愛のテーマ」)、マイケル・ブブレ(「It Had To Be You」)、スティーヴィー・ワンダー(「People」)らオールスター男性シンガー達とデュエットで過去の自作品をカバーしてる『Partners』かなあ。でもバーブラって、過去20回で7回ノミネートされてるのに一度も受賞してないんですよね。まあそれだけこの部門、ベネット御大とマイケル・ブブレが強いということなんだけど。穴はアメリカのスタンダード曲をカバーして、自身初のジャズ・アルバム・チャート1位を記録した、アニー・レノックスの『Nostalgia』に。インタビューでジャズチャート1位を凄く喜んでいたのが印象的だったな。


さて、次はダンス部門の予想です。

6.最優秀ダンス・レコーディング部門

  Never Say Never - Basement Jaxx

Rather Be - Clean Bandit Featuring Jess Glynne

F For You - Disclosure Featuring Mary J. Blige

  I Got U - Duke Dummont Featuring Jax Jones

Faded - Zhu


昨年この部門は、僕が本命印で売れに売れまくって乗っていたカルヴィン・ハリスを押さえて何とゼッド+フォクシズの「Clarity」がかっさらって行き、可哀想にカルヴィン君2年連続ノミネートされながら受賞できなかった(一昨年はスクリレックスが受賞)のですが、今年はそのカルヴィン君や、何故か「Wake Me Up!」(全米ダンスチャート26週1位)「Hey Brother」が大ヒットしたアヴィーチ、果てはダンスチャートで12週1位を記録したDJスネーク&リル・ジョンの「Turn Down For What」が影も形もないという不可解さ。そんな中で一際目立っているのがやはりUKで#1、全米でも最高位10位の大ヒットとなったケンブリッジ出身のエレクトロ・ポップ4人組、クリーン・バンディットの「Rather Be」。この曲、東京の各地の風景を舞台にしたPVが話題を呼ぶ一方、楽曲としてもよく出来てて結構好きな人も多かったのでは。かくいう僕もかなり気に入ってたということもあり、この曲を本命◎にしました。対抗◯は、年末ロンドンで録音した、UK若手ミュージシャン達とのコラボアルバム『London Sessions』が話題の大御所メアリー・J・ブライジをフィーチャーした「F For You」でノミネートされたUKの兄弟エレクトロ・デュオ、ディスクロージャーに。この曲を収録、昨年のグラミーで最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム部門にノミネートされていた彼らのアルバム『Settle』は2013年の各音楽誌の年間ランキングでかなり高い評価を受けてました。穴は、昨年UKトップ10ヒットとなった、ZHUことスティーヴン・ズーの「Faded」に。

7.最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム部門

Syro - Aphex Twins
While (1<2) - Deadmau5
☓ Nabuma Rubberband - Little Dragon
  Do It Again - Röyksopp & Robyn
  Damage Control - Mat Zo


ApexTwin_Syro.jpg Deadmau5_while12.png LittleDragon_NabumaRubberband.jpg RoyksoppRobyn_DoItAgain.jpgMatZo_DamageControl.jpg 


2005年開催の第47回から創設されたこの部門、過去10回中2回以上受賞しているのがケミカル・ブラザーズ(48回と50回)、ダフト・パンク(51回と昨年56回)、スクリレックス(54回55回連続受賞)の3組。今回はそのいずれもノミネートはなし。そんな中で強そうなのが、今回初ノミネートながら各音楽誌の昨年のベスト・アルバム・ランキングで軒並み高い評価を得ているエイフェックス・ツインことリチャード・デイヴィッド・ジェイムスの『Syro』と、今回54回、55回に続き3回めのノミネート、55回のグラミー授賞式ではフー・ファイターズとのコラボ・ライヴも見せてくれたご存知ネズミ男、デッドマウスの『While (1<2)』の2枚。正直どちらが取ってもおかしくないけど、ここはキャリアも長く、業界の評価も安定して高いエイフェックス・ツインに本命◎、デッドマウスは対抗◯ということで。穴は普通で考えればダンス・クラブプレイチャートで1位に輝いたノルウェーのロイクソップとスウェーデンのダンス・ポップ・シンガー、ロビン(1997年に「Do You Know (What It Takes)」が全米7位のヒットになったあのロビン)の「Do It Again」なんだろうけど、同じスウェーデン出身のエレクトロ・ポップ4人組で、父親が日本人、母親がスウェーデン系アメリカ人というユキミ・ナガノ嬢がリード・ボーカルを取るリトル・ドラゴンがとっても気になるので、彼らにあげちゃいましょう。


この後、今夜時間があればロック部門の予想もアップしたいところですがどうなるか。では。

恒例 第57回グラミー賞大予想 #1〜ポップ部門その1

皆さん明けましておめでとうございます。例年新年のこのブログはグラミー賞の予想から始めるというのが恒例。今年もそのパターンを踏襲してそろそろグラミー予想を始めたいと思います。今年のグラミー賞授賞式は日本時間の2/3ということでまだ若干時間がありますが、例年あっという間に時間が経ってしまうので今日くらいからそろそろ始めないとね。でも今回はここ数年と違って、年末に自分の年間アルバムトップ10も無事に発表できたので、かなりいい感じのペースで来てます。

MusicMagazie 2014 Yearendあと例年のミュージック・マガジン誌の年間アルバム号、今年もチェックしましたが、今回何と北米ロック部門の1位が僕の個人1位のベックMorning Phase』ということでいつになく嬉しいランキングでした。このアルバム、グラミーの最優秀アルバム部門にもノミネートされるなど、評価を集めているのも嬉しい限り。一方MM誌のUK/オーストラリア・ロックの1位がロードの『Pure Herioine』ってのはどうよ?という感じなんだけど。これって去年のアルバムっていうイメージが強烈なんだよなあ。どうも11月以降発売のアルバムを結構恣意的に前の年に入れたり、後の年に入れたりしてるから個人的には納得できないなあ、この雑誌。R&Bの1位がファレル・ウィリアムスの『GIRL』というのも何か予定調和の感じで、やはり今年もMM誌のランキングはイマイチというのが感想。ラップ・ヒップホップ部門も?という感じで、1位のYGっていうのを見て、ここ数年気合入れてラップ聴いてるうちの19歳の息子は「YGの1位はねえだろう~~」と叫んでました(笑)。

さて今年のグラミー。何と言っても話題を呼んでいるのはUKから彗星の如く登場したブルーアSam Smith on Billboardイド・ソウル・シンガーの新人、サム・スミスが主要4部門ノミネートされていること。彼自身のアーティストとしてのレベルの高さや楽曲のクオリティの高さもさることながら、彼のアルバム『In The Lonely Hour』は、アナ雪サントラ『Forzen』、テイラー・スイフトの『1989』、アカペラ5人組のペンタトニックスのクリスマスアルバム『That's Christmas To Me』と並んで2014年に100万枚以上を売った4枚のアルバムのうちの1枚という堂々たる人気ぶり。しかも先日ゲイであることをカミングアウトしており、昨年のグラミーで同じくプロLGBTの新人ラップユニット、マッケルモア&ライアン・ルイスが席巻したことも考えると、サム・スミス、今年のグラミーの台風の目となる可能性充分。例年「グラミーはシナリオが肝心」と言ってますが、今年のシナリオは「クリストファー・クロス以来34年ぶりに新人サム・スミスが4部門スイープの可能性大」、これしかないでしょうね。事前のビルボード誌のノミネート予想ではビヨンセが主要4部門押さえるのではないか、と言ってたのが蓋を開けてみるとビヨンセの主要4部門ノミネートはアルバム部門のみという結果だったのに対し、新人以外の部門全部門ノミネートはサムのみという強さ。これはグラミーナイトが楽しみですね。


ということで、今年のグラミー賞予想も例によってポップ部門から行きます。

1.最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス部門

All Of Me (Live) - John Legend

  Chandelier - Sia

Stay With Me (Darkchild Version) - Sam Smith

  Shake It Off - Taylor Swift

Happy (Live) - Pharrell Williams

John-Legend-All-Of-Me2.jpg今回のグラミーノミネートで大いに割を食らってしまっているのがジョン・レジェンドファレル・ウィリアムス。それぞれ「Happy」(Hot 100 10週間1位、年間チャートも1位)と「All Of Me」(Hot 100 3週1位、年間チャート3位)という大ヒットを放っていながら、この2曲が主要楽曲2部門にまったくかすりもしてないという状況はやはりおかしいとしか言いようがないですよね。2曲とも対象期間のど真ん中の時期の大ヒットなのにねえ。ということでこの部門の予想としては、昨年のグラミー賞授賞式で感動的なピアノの弾き語りまでやってて、なぜか今年はこの部門しかノミネートされていないジョン・レジェンドが本命◎。対抗◯はやはり今回のグラミーの台風の目、サム・スミス。穴はこれも楽曲としてのノミネートはこの部門だけという不可解さのファレル・ウィリアムスの「Happy」に。ちなみに不安なのは、この部門、第54回にそれまでの女性・男性別部門が統一されて以降、アデル→アデル→ロードと女性が席巻している部門であること。

2.最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門

Fancy - Iggy Azalea Featuring Charli XCX

  A Sky Full Of Stars - Coldplay

Say Something - A Great Big World With Christina Aguilera

  Bang Bang - Jessie J, Ariana Grande & Nicki Minaj

Dark Horse - Katy Perry Featuring Juicy J

Fancy Iggy Azaleaこの部門は、去年のダフト・パンク、一昨年のゴティエと、その年のブッチ切りの大ヒットが受賞するのが最近のトレンド。3年前はトニー・ベネットエイミー・ワインハウスのデュエットが受賞したりしてるけどその年の他のノミネートには「その年のブッチ切り大ヒット」というのがなかったからね。ということでいうと、この顔ぶれではイギー・アザリア(Hot 100 7週1位、年間4位)とケイティー・ペリー(Hot 100 4週1位、年間2位)の一騎打ちになるというのが予想。ここのところ「白人女性がラップしてるのが何で評価されるんだ。黒人文化にタダ乗りしてるだけじゃねーか」と喧嘩をふっかけた女性ラッパー、アゼリア・バンクスのツイッターをきっかけに、Q-ティップス、ケンドリック・ラマー、ウィル・アイ・アムといった錚々たる黒人ヒップホップアーティスト達がイギーの支持に回ったりしてる状況で何かと騒がしいイギー周辺だけど、結局彼女は今回のグラミーではレコード・オブ・ジ・イヤー、最優秀ラップ・アルバム、最優秀新人、そしてこの部門の4部門のみのノミネート。その中で彼女が一番取りそうなのがこの部門なんで、やっぱりイギーが本命◎、ケイティー・ペリーが対抗◯かな。穴としてはアギレラが新人デュオを組んで、NBCの「The Voice」から生まれた佳曲「Say Something」に。

3.最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門

Wild Heart - Mindi Abair

  Slam Dunk - Gerald Albright

Nathan East - Nathan East

Jazz Funk Soul - Jeff Lorber, Chuck Loeb, Everette Harp

  Bass & Mandolin - Chris Thile & Edgar Meyer

MAbair-WildHeart.jpgGeraldAlbright_SlamDunk.jpgNathanEast2014.jpgJeffLorber_JazzFunkSoul.jpgChrisThile_BassAndMandolin.jpg


今年からとうとう「ポップ」という看板を下ろして、「コンテンポラリー」という看板を掲げたこの部門、大体スムーズ・ジャズ系のノミネートが多いのですが、去年はそういう予想に反し、大御所ハーブ・アルパートがかっさらっていったという全く読めない部門。でも今年のノミネートのメンツを見て、やはり御大ネイサン・イーストの名前があれば、本命◎を付けずにはいれないでしょう。去年のダフト・パンクのアルバムにも参加してその健在ぶりを見せてくれたネイサンの待望のソロアルバム、「Daft Funk」なんていう曲も入っているからにはやはり本命でしょう。対抗◯としてはこちらも久しぶりに名前を見るジェフ・ローバーがベテランジャズ・ギタリスト、チャック・ロウブとR&B、ヒップホップ、ジャズのアーティストと幅ひろく共演しているジャズ・サクソフォニスト、エヴァレット・ハープと組んだアルバム『Jazz Funk Soul』に。これ、YouTubeでちょっと見たところ結構王道ソウル・ファンクって感じでいいですね。穴には、去年もデイヴ・コズジェラルド・オルブライトらとの共演アルバムでノミネートされていた女性サックスのミンディ・アベアの『Wild Heart』に。

4.最優秀ポップ・ボーカル・アルバム部門

  Ghost Stories - Coldplay

  Bangerz - Miley Cyrus

My Everything - Ariana Grande

  Prism - Katy Perry

X - Ed Sheeran

In The Lonely Hour - Sam Smith

Coldplay_-_Ghost_Stories.png MileyCyrus_Bangerz.png Ariana_Grande_My_Everything.png KatyPerry_Prism.png Ed Sheeran X Sam Smith In The Lonely Hour 


この部門、去年は「主要賞にノミネートされてるけど受賞の目の薄そうな」という観点からブルーノ・マーズの受賞を見事的中させてました。同じロジックで行くとすると、最優秀アルバム部門ノミネートながら、多分いいとこ対抗というエド・シーランの『X』が本命◎かと。対抗◯はやはり今年の台風の目、サム・スミスだろうけど、穴はこれも今年「Problem」(最高位2位)「Break Free(featuring Zedd)」(最高位4位)「Bang BangJessie J, Nicki Minajとの共演)」(最高位3位)とヒットを連発しながら、グラミーはこの部門と最優秀ポップ・デュオ/グループ部門のみのノミネートという、アリアナ・グランデ嬢に付けておきましょう。


というところで今日のところはここまで。引き続き予想アップしますのでお楽しみに。

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