Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
第57回グラミー賞まとめ〜アホカニエ、ブラック主張、予想結果など〜
 今年のグラミー賞はショー自体も、そして受賞結果内容についても当日授賞式を見ていて感動するものが多かったけど、その後の報道やもう一度録画を見返して、次の3つの点に触れておかねば、と思ってまとめブログをアップします。(ちなみに自分はグラミーの翌日から体調を崩して、病院に行ったところ何とインフル陽性反応が出てしまい、今自宅で隔離状態。これもいろんなインパクトのあった今回のグラミーのなせるわざか、ってそんなわけないだろ)


1.The Jackass Kanye Did It Again!(またヤラカシてしまったアホカニエ)

KanyeStormingBeck.jpegすでに各所で報道されてるけど、最優秀アルバム賞発表でプリンスベックの「Morning Phase」の受賞を発表すると同時に、驚いた様子でステージに上がったベックを追うようにして、カニエがステージに上がろうとして、寸前で「うそうそ」とでもいうような仕草をしながら席に戻った。皆さんよくご存知のように、カニエは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズの授賞式で、テイラー・スイフトビヨンセを押さえて最優秀女性ビデオ部門を受賞してステージでスピーチしている最中にステージに乱入して「ビヨンセのビデオの方が最高や!」と叫んで大いに顰蹙を買い、かのオバマ大統領すらこの行為について「アホやん(Jackass)」と評したという前科がある。今回寸前で席に戻ったことで、これでやめておけば「なかなか自分をネタにしてひょうきんなことやるやん」とギャグで終わっていたはずなのだが、よくよくアホなカニエは、授賞式後のE!オンラインのインタビューで「ベックは他のアーティストの芸術的作品をリスペクトすべきだ。賞はビヨンセが取るべきで、ベックは賞をビヨンセに返すべき」などと大真面目でコメントしてしまった(この件に関してはビルボード誌このコラム参照)。

これに対し、既にガーベッジシャーリー・マンソンがまっさきに自身のFacebookページで「他人の芸術的作品をリスペクトしてないんは自分やないか!せっかく才能あるくせにあんなに成功してるのに謙虚なベックみたいなええアーティストにケチつけるとかいう駄々っ子みたいなダサい真似するのはいい加減にしとき!ビヨンセかて、アンタみたいなんに代弁して欲しいなんか絶対思てへんて!」と痛烈にコメント(記事はここ)。続いてカニエとは長年の友人で、大人しい感じ満点のジョン・レジェンドも明確にカニエの授賞式後の言動には賛同できない、ベックは才能あるミュージシャンで既に独自の作品世界を築いてきて自分自身も好きだしリスペクトしているから、ベックの受賞は意外ではあったけど不相応であったとは少しも思わない、とコメントしているくらい(記事はここ)。

彼がステージに駆け上がろうとして瞬間、当のビヨンセも「あかん、カニエ、あかんて!」と口走っていたとか。ホントにこのアホ、何とかして欲しい。

2.Clear Messages In Support Of Blacks Dignity(ブラック人権尊重についての明確なメッセージ性)

去年のグラミー賞授賞式の一つのテーマはLGBT、特に同性愛指向者に対する祝福とサポートだったと思う。授賞式の後半のマドンナのステージの際に場内で数十組の同性カップルの結婚セレモニーがライブで行われ、自らもレズをカミングアウトしているメアリー・ランバートマッケルモア&ライアン・ルイスとのコラボ曲である「Same Love」を歌う、というシーンが鮮明に残っている方も多いだろう。正直言って、最優秀ラップ・アルバムを含むラップ主要部門で本命視されていたケンドリック・ラマーの傑作『good kid, m.A.A.d city』を完全に押さえてマッケルモア&ライアン・ルイスが受賞してしまったのは、この「Same Love」でLGBT支持を明確に表明していたマッケルモアに、アカデミーメンバー(音楽や芸術関係者にはLGBTの方々は多いので)の票が集まったという面もあったのでは、と憶測していた。またそれが一つの決め手として今年のサム・スミス四冠もかなり可能性が高いという予想もしてたわけです(結局3冠だったけど)。

wwfw.png 今年はそれほど政治的なテーマはあまりないかな、と思っていたのだが、一番最後のセグメントにやはりショーの政治的テーマが込められていたようだ。そのセグメントのパフォーマンスは、ビヨンセが黒人男性20人ほどをバックに従え、かのマーティン・ルーサー・キング師の葬式でも歌われたマヘリア・ジャクソンのバージョンで有名な賛美歌「Take My Hand, Precious Lord」を熱唱し、その後、今年のアカデミー賞でも作品賞候補に上がっている、黒人公民権運動時代に当のキング師が先導した、アラバマ州セルマからモンゴメリーへの抗議行進を題材にした『Selma』の主題歌「Glory」をジョン・レジェンドと配役の一人でもあるコモンが、映画の映像をバックに歌い、ラップするという、明らかに黒人の尊厳を高らかに祝福する内容だった。パフォーマンス後、ビヨンセはこのセグメントを、なぜこの曲をやったかについては「黒人の仲間の苦しみについて歌いたかった。我々黒人たちの弱さと強さを表現したかった」と語り、バックの男性達は実はプロのダンサーとかではなく、それぞれ黒人であるがゆえに辛い思いをしたり、家庭内に問題を抱えている一般の黒人男性をオーディションして選んだ、と言っているのを知り「さすがビヨンセ」と思っていたものだった。このビデオはその背景とリハーサルの模様を収めたもの。見ると彼女が伝えたかったことが胸に迫ってくる。



しかし、それだけではなかったことを気づかせてくれたのは、音楽評論家の吉岡正晴さんのブログでの指摘だったこちらのブログを参照。吉岡さんありがとうございます)。既にUSのメディアでも同様の指摘がされ始めているとのことだが、ビヨPharrellHappyPerformance.jpg ンセのセグメントでは、ビヨンセを含めバックの男性達もさかんに「Hands Up, Don't Shoot」のポーズを繰り返しているというのだ。あの、セントルイス州ファーガソンで射殺されてしまった黒人少年、マイケル・ブラウンが警官に射殺された時に取っていたポーズで、その後全米にワイルドファイアのように、黒人射殺事件への抗議スローガンとして広まったフレーズだ。更に個人的にショックだったのは、その前のファレルの「Happy」のパフォーマンスの際、ファレルとダンサー達もこのポーズを取っているとの指摘。うーんこれは完全に見逃してしまってました。再度映像を見ると、曲の歌詞の最初の部分をモノローグ風に4ヶ国語で語った後に楽曲に入る際、曲がマイナー調でスタートしたと同時に、出てきたバックダンサー達は黒ずくめの男性達がフーディー姿で正にマイケル・ブラウン事件を思わせるものだった。そして途中でピアニストのランランのピアノがブレイク・インするところでファレルとバックダンサー達が確かに「Hands Up, Don't Shoot」のポーズを取っている!これ以外にも、このファレルのパフォーマンスに先立ってアルバム部門発表の際、プリンスが「Like books and black lives matter, the albums still matter(本や黒人たちの命と同じように、アルバムもまだ大事なんだ)」とさり気なくコメントするなど、メッセージは一貫して通してあったのに、ショーの表面しか見ずにいた自分が残念。この「Black Lives Matter」というキーフレーズはツイッターのハッシュタグにも既になってるらしい。

つまりはファレルビヨンセも、そしてジョン・レジェンドコモンも、パフォーマンスを通してファーガソンの事件、NYでの黒人少年射殺警官不起訴事件に対する無言の抗議と、黒人人権の尊重と、「Happy」「Take My Hand, Precious Lord」の2曲のメッセージを通じて憎しみ合うことを止めてしっかり繋がろう、というメッセージを伝えていたのだ。何と深かったのか、今年のグラミー。

3.Why Rap Awards Did Not Get On Air?(ラップ部門の発表が放送されなかったのはなぜ?)

一方残念だったのは、今年は昨年の鬱憤を晴らすかのように、最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス部門最優秀ラップ・アルバム部門の2部門を「i」で獲得したケンドリック・ラマーだが、去年はマッケルモア&ライアン・ルイスの受賞が放送で伝えられていたのに、今年は放送時間前に受賞発表があり、本番ではラップ部門は全くカバーされなかったこと。当日帰宅したヒップホップ・ファンのうちの息子に「ケンドリック・ラマー取ったよ!」というと、「おお、見せて見せて」と言われ「いや、放送ではやんなかった」というとガックリしていた。ラップ・ファンに取っては無理もない反応だ。実はあのテイラー・スイフトが熱烈なケンドリック・ラマー・ファンだというのは結構有名な話だが、彼女はケンドリック・ラマーの受賞に「思わず涙した」とのこと。それだけ業界からもリスペクトされているのに放送しないって?(下の動画の中でテイラーケンドリック・ラマーの「Backseat Freestyle」に合わせて口パクしてる様子が出てくるが、これが結構イケてる)


今年は23本という過去最高のパフォーマンス・セグメントがあったというグラミー賞授賞式、時間の制限で真っ先に放送から削られてしまったのがラップ部門だったとすると、それでいいのか?という疑問が湧いてくる。アホのカニエでなくとも「ラップ関係者たちの作品、パフォーマンスをリスペクトしてないのか!」と言いたくなる人は決して少なくないと思うのだが。改めてパフォーマンスの数をもう少し絞って、本来ちゃんとみんなの前でその功績を称えてあげる、という時間を増やしたほうがよいのではないか、と改めて思った次第。この点、誰か何か言わないのか、と思っていたらちゃんとビルボードが論説コラムを出してました(コラムはここ)。ビルボード、気が合うねえ(笑)。


ということで今年のグラミー賞まとめ、いかがでしたか。もう一つのまとめとして僕の予想結果報告しなきゃいかんですね。今年は、本命◎的中19個、対抗◯的中4個、穴☓的中3個、完璧ハズレが7個ということで、予想を始めた2007年以降では2013年に並んで完璧ハズレ率が.212という、空振りが多い年でした。特にロック部門がほぼ全滅で、当たったのはロックアルバムのベックくらい。一方、本命的中率の.576は実は過去最高で、本命+対抗的中率の.697もまずまずの成績だったので、今年は当たりハズレの激しい年だったということのようです(笑)。グラミー賞は終わりましたが、引き続きブログはちょこちょこアップしていきますので今年もよろしくお願いします。では!





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今年もやります。第57回グラミー生ブログ #8

BeyoncePerforming.jpgさていよいよフィナーレらしい。LLクールJグウィネス・パルトロウがMCで紹介するのは、ビヨンセがパフォームする、「Take My Hand, Precious Lord」。この曲は生前マーティン・ルーサー・キング師がこよなく愛し、彼の葬儀でも歌われた曲とのこと。ステージには純白のケープなしのウェディングドレス風のコスチュームに身を固めたビヨンセが、同じく純白のスーツ姿のアフリカン・アメリカン男性ダンサー達に囲まれて、この賛美歌バラードを情感たっぷりに歌ってくれている。曲の中盤から徐々に盛り上がっていくこの曲、賛美歌らしくカタルシス満点で、それをちゃんと力強く、かつ情感込めて熱唱するビヨンセのパフォーマンス、素晴らしいねえ。そしてパフォーマンスを終えたビヨンセが紹介するのは、ジョン・レジェンドとヒップホップの重鎮、コモンの共演による「Glory」。黒のCommonJohnLegend.jpgスーツでピアノを弾いて歌い出すジョン・レジェンドも渋いが、マイクに立って同じく黒のスーツでビシッと決めたコモンのラップもカッコいいなあ。フルオーケストラと大コーラス隊をバックに歌うジョン・レジェンドとラップするコモン、背景にはこの曲が使われ、2週間後発表のアカデミー賞作品賞にもノミネートされている、公民権時代の人種間の相克を描いた映画『Selma』の映像が流れるというとてもスピリチュアルなパフォーマンスでもありました。この「Glory」、アカデミー賞最優秀オリジナル・ソング部門にもノミネートされているということで、そちらでの受賞動向の行方も気になるところ。

ということで何だかいつもと違う形でエンディングとなった今年のグラミー授賞式、今年も生ブログでカバーしてみましたがいかがでしたか。予想の方はまだ集計してませんが、結構R&Bの方で取りこぼしがあったような気がするので、例年よりは的中率は低そうかなあ、という気がします。また後ほど予想結果の総括をアップしますが、今年のグラミー授賞式、事前にビルボード誌からの批判もあったけど、パフォーマンスの数は史上最多でも、コラボパフォーマンスの質も総じて結構高かったんではないでしょうか。約3時間半の授賞式でしたがそんなに長く感じなかったというのもそれを表している気もします。というわけで、お付き合いありがとうございました。また後ほど。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #7

SamSmith_ROY.jpgさて、続いてはジェイミー・フォックススティーヴィー・ワンダーと一緒に登場、再び火曜日のスティーヴィーのトリビュートコンサートの宣伝をしてるよ。ひとしきり騒いだ後、本題に入って発表するのはいよいよ主要4賞の最後、Record Of The Year。さあ、本命サムか、対抗テイラーか??そして高らかにスティーヴィーが叫んだ名前は、やはりサム・スミス!これでサム、3冠達成だね。おお、いつのまにかワインレッドのヴェルヴェット・スーツから、ブルーの格子柄のスーツに着替えているなあ。いやあアルバムはのがしたものの、サム・スミスがこうしてきちっと受賞という形で評価されたのはめでたいね。しかし、普通のグラミー賞授賞式の進行って、今回同様オープニングが新人賞発表だけど、普通はSOYROYと発表があった後、アルバム部門発表がフィナーレでそこで授賞式が終わるという構成だったと思うけど、今年はアルバム部門が先に発表されちゃったのと、主要4部門が終わってもまだパフォーマンスが続く様子。今年はパフォーマンス数も23と過去最多ということなので、構成をだいぶ変えてるんだね。そういえば去年は放送してたラップ部門の放送が今年はないなあ。調べてみると予想どおりケンドリック・ラマーが獲得してたんだけど映像で見たかったね。

WOWOW特設スタジオに戻ると、今度は何とももクロとのコラボ作品を発表するなど、最近真面目なロックファンの顰蹙を買っている(笑)キッスジーン・シモンズがゲストで登場。この番組もまあよくいろんなゲスト呼ぶねえ。頑張ってるな。さて、会場に戻ると、今度はアカデミー会長のニール・ポートナウジェニファー・ハドソンライアン・テダーOneRepublicのリーダーでレオナ・ルイスの「Bleeding Love」などのヒット曲作者)らと政府に対する音楽活動や音楽制作者の保護に関する政府へのロビー活動である「Grammy on the Hill」を紹介。アカデミーもグラミーの選考やいろんなことで批判も多いけど、ここ数年は真面目にこういう活動や、音楽クリエイターの後進養成や指導にかなり力を入れているのが明確にわかるよね。

さて、毎回心を打つ物故者リストのコーナー。ジョー・コッカーの若い時の映像から始まって、ピート・シーガ-、ジャック・InMemorium.jpgブルース、イアン・マクラガン、ジミー・ラフィン、ジョー・サンプル、ボビー・ウーマック、ロビン・ウィリアムス!、ケイシー・ケイセム!ポール・リヴィア、パコ・デ・ルシア、ティム・ハウザー、マヤ・アンジェルー…うーん、こうしてみると2014年ってホントに重要なアーティスト達が多く他界した年だったというのを痛感するね。他界した偉大なアーティスト達に改めて敬意を表し、冥福をお祈りします。R.I.P.

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #6

Sia_Chandelier.jpgベック最優秀アルバム賞獲得の興奮の余韻がさめやらない中、WOWOW特設スタジオに戻ると何とスティーヴン・ビショップがゲストで登場。自分の「On And On」のギターリフをビヨンセがアルバムの中でサンプリングしてるって聴いたから(コピーライトクリアしただろうに)ビヨンセを応援してたんだけど、ベックが取って凄い凄い!って騒いでます(笑)。さて会場に戻ってMCで出てきたのは俳優のシャイア・ラブーフ。紹介するのはシーアの「Chandelier」。おお、これはあの話題のPVのセットをステージに再現して、あのシーアのプラチナKristenWiig.jpgブロンドかつらをかぶったダンサーがパフォームする中、本人は後ろの方の壁に向かって後ろ向いて歌っている、というなかなか顔を見せないシーアの面目躍如のようなパフォーマンスだなあ。ここまで徹底すれば凄いわ。そして途中から少女(おそらくPVに出ていた子)と大人の女性(後でわかったのだけど、Saturday Night Live出身のコメディ系女優で、ベン・スティラーの映画『Life』にも出ていたクリステン・ウィーグだったらしい)が同じ様なシーアかつらとスキンカラーのレオタードに身を包んで踊りまくる踊りまくる。顔を見せないシーアのこだわり、ここに極まれり、ということでうーんこれはある意味歴史的なパフォーマンス、歴史的な演出だ。

EnriqueIglesias.jpg続いて登場したのはエンリケ・イグレシアス、最優秀プロデューサー賞が(予想通り)マックス・マーティンに授与されたことを報告した後に、Song Of The Yearの発表に突入。さあ、ここでの予想は本命サム・スミス、対抗シーアだけどどうでしょうか?おお、やはりここはお約束通り、サム・スミスの「Stay With Me (Darkchild Version)」が獲得。サムと一緒に壇上に上がって来た共作者の一人のジム・ネイピアーが一年間サムのセラピストを務めたっていうエピソードも披露していて、サムも嬉しそうだねえ。アルバムは逃したけど、これで残すはRecord Of The Year、これをサムが取るのか、テイラーが取るのか、結構分からなくなってきた気がするなあ。

WOWOW特設スタジオの方では授賞式前のレッド・カーペットの取材を録画でやってるけど、バリー・ギブ、トム・ジョーンズといったあたりはゆっくりインタビューしてるけど、サム・スミスとかアリアナ・グランデといった旬の連中は通り過ぎざまとか、アリアナなんて遠くから手を振るだけ(笑)というのが結構笑える。さて会場に戻って、MCはデイヴ・グロール、そして紹介するのは何と、デヴィッド・レターマン。どうもBeckChrisMartin.jpg受賞したとかではなくて、彼のレイト・ショーで開始当時からいろんな普通脚光が当たらないようなアーティストたちに露出を与えてくれてきたことについて、感謝の意を表する、と言うことらしい。こういうのって初めてだなあ。で、続いて先程アルバム賞を受賞したばかりのベックコールドプレイクリス・マーティンのコラボでベックの「Heart Is A Drum」のパフォーマンス。ああ、これ去年7月にナッシュヴィルのライマン・オーディトリアムで観たのを思い出すなあ。やっぱこのアルバム、楽曲が良いよなあ。ベックの肩の力が抜けた楽曲がやっぱり今回受賞に繋がったんだろな。1997年第37回の「Odelay」、2001年第43回の「Midnight Vultures」に続く3回目でのこの部門の受賞、ベック、おめでとうだね。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #5

EricChurch.jpgさて出てきたのはキース・アーバン。紹介するのはアルバム『The Outsider』が今年カントリー部門にノミネートされていたエリック・チャーチ。最近のHot 100ヒットにもなった「Give Me Back My Hometown」を、60年代後半から70年代前半のものと思われる社会的な暴動や焼き討ちなどの映像も含まれながら、望郷の念を想起させるセピア色の映像をバックにせつせつと歌ってます。エリック・チャーチはここ数年のグラミー賞カントリー部門には必ずノミネートされる、ある意味今のナッシュヴィルを象徴するような存在ですが、先程紹介で出てきたDwightYoakamBrandyClark.jpgキース・アーバン共々日本ではあまり知られてませんよね。さて続いて出てきたのは、新人賞部門カントリーアルバム部門にもノミネートされてたブランディ・クラークとこちらも中堅カントリーシンガー、ドワイト・ヨーカムのデュオ。去年のケイシー・マスグレイヴとかに比べると、ブランディの方がかなり歌唱力もステージでの存在感もどっしりしていて、かなりのキャリアを感じさせるね。新人なんだけど。あの大男のドワイトと並んで全くステージでの映え具合が負けてないもの。歌もうまいし楽曲も声もいいね。ああ、ブランディのアルバムも買おうかなあ。

FourFiveSeconds.jpgさて、後ろのセットが開いて、おお、いきなり今回のメイン・パフォーマンスの一つ、サー・ポール+カニエ・ウェスト+リアーナのコラボによる「FourFiveSeconds」がスタート。ポールはレトロなアコギを抱えて演奏役に徹して、最初のつかみをリアーナが歌った後にカニエの相の手が入るという構成。楽曲的にはポールの手が入っていることがはっきり伺える、ポップセンスあふれていながらジャンルを超えたようななかなかの楽曲だよね。フルアコースティックで、ドラムスも入らず、それでいて楽曲としてかっちりしているのがいいね。これ、来年のグラミーできっとどこかにノミネートされるんだろうなあ。ちょっとカニエのパフォーマンスが(さっきもそうだったけど)力はいりすぎな感じがして「もう少し格好良くやれそうなもんだけど」という横から嫁さんの声に頷く私。まあ、カニエのキャラで完全無欠に格好良かったら変と言えば変だけどね。

おお会場ではまたテイラー・スウィフトが登場。2回プレゼンターやるというのはこれまで例がなかったんじゃないかなあ。MaryJBligeSamSmith.jpgテイラーが紹介するのは、WOWOW特設スタジオでハンター・ヘイズが「Epicなパフォーマンスになるよ!」と興奮していた、サム・スミスメアリー・J・ブライジによる「Stay With Me」のコラボ。ああでも、この冒頭のフレーズからサムが声を出した瞬間に持って行かれるこの存在感、表現力はホント凄いね!全く落ち着き払って歌うサム。そして登場した女王、メアリーJ。そして入場してくる教会合唱団を思わせる男女のコーラス隊。そしてステージは黒いゴスペルの世界に包まれる。その中で一人白い顔ながら聴くものの胸に突き刺さるようなエモーションで切々と歌うサム・スミス。うーむ素晴らしいの一語だな、これは。感動のステージです。

Prince.jpg続いて登場してきたのはジーナ・ロドリゲスが紹介するコロンビアが誇るシンガーソングライター、ホワネスのライブ。確か彼のパフォーマンスは数年前にも一回あったと思うけど、こうしていろんなジャンルからのパフォーマンスを満遍なくちりばめるのも制作者側として必要なんだろうな。でもそれだったら、ラテン部門の発表も放送時間内にやってあげればいいと思うけど(今は放送前に他の舗装されない部門と併せて発表されてしまう)。おお、そして登場したのはプリンス殿下。出てくると同時に全員スタンディング・オベーション。凄いな、この反応。彼が発表するのは最優秀アルバム部門。さて、この部門、ビヨンセが取るか、Beck_AlbumOY.jpgが取るか??ええええ!何とベックが取っちゃった!!これは番狂わせだ!ほらほら本人もステージでフラフラしてるよ。これ、2011年の第53回大会のアーケイド・ファイア受賞以来の大番狂わせだよねえ。いや、個人的には昨年のMy No.1アルバムだから不満はないけど、いやあ、これはビックリ。うーん、会場もシーンとしちゃったよ。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #4

KatyPerry.jpgおお!続いて何とオバマ大統領がビデオで登場。うん?でも彼は家庭内暴力や社会的バイオレンスを停めるためのキャンペーン(ItsOnUs.org)をグラミー賞の観客に訴えるメッセージを述べてるね。続いてDVの生存者だというブルックス・アレクセルという女性が登場して同様のメッセージを述べてる。それに続いて登場したのはケイティー・ペリー。全身白無垢のドレスに身を包んでバラード「By The Grace Of God」を歌ってるけど、最初彼女の影だと思った後ろの黒い人型が彼女と違う動きで踊ってる。なかなかこれも面白い演出だね。去年のジューシーJとのパフォーマンスとはだいぶん趣向が異なるし、この間のスーパーボールの大規模な演出とも異なるけど、さっきのストップ・ザ・DVとのメッセージとの繋がりもあってか、なかなか迫ってくるものがあるね。最後はちゃんと後ろの影とケイティの動作が合ってるのも面白い。

カメラがWOWOW特設スタジオに戻ると何と、ハンター・ヘイズがタキシード姿TonyBennettLadyGaga.jpgジョン・カビラの横に座ってる!彼もグラミーライブを楽しんでたみたいで、特にコラボシングルもやってるジョン・メイヤーも参加してたエド・シーランのパフォーマンスはお気に入りの様子。彼自身も昨年「Invisible」をパフォームしていて、その「Invisible」が今年の最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス部門にノミネートされているので、今年はこの部門で取りたいところだろうねえ。僕も予想では穴×をつけさせてもらってますが。さて、会場に戻って出てきたのはアメリカン・アイドル出身のキャサリン・マクフィー。MCでトニー・ベネットレディ・ガガのコラボでの「Cheek To Cheek」を紹介。レディ・ガガはプラチナ・ブロンドのロングヘアーとブルーのラメドレスで思いっきりディーヴァの雰囲気を醸し出しながら、60歳年上のトニー・ベネットとなかなか息の合ったデュエットを聴かせてくれるねえ。ガガもなんだかんだいいながら歌は上手いからなあ。おお間奏では二人でスクエアダンスを披露。うーむ素晴らしい。

UsherStevieWonder.jpg続いては協会賞を受賞したジョージ・ウェイン氏の紹介をLLクールJがやってます。何でもニューポート・ジャズ・フェスティヴァルを始めた人らしい。続いて火曜日に行われるスティーヴィー・ワンダーのトリビュートコンサートの予告をしながら、アッシャーを紹介。アッシャーはハープのみの伴奏に合わせてスティーヴィー・ワンダーの「If It’s Magic」を歌ってるね。こうして聴くとアッシャーも歌上手いんだから、あまり最近のようにオーヴァープロデュースな作品ばかりやらずに一度原点回帰のアルバム出してみてもいいんじゃないの?と思ってしまう。おお、途中からハーモニカを演奏しながらスティーヴィー本人が登場!素晴らしいねえ。やはりスティーヴィーは偉大だわ。

続けて紹介されたのは功労賞のピエール・ブーレーズ、ブルース・ギタリストのバディ・ガイ、テックス・メックスのアコーディオン奏者のフラコ・ヒメネス、ルーヴィン・ブラザーズ、ジャズ・サックスの巨人(握手したことあり!)ウェイン・ショーターが発表され、併せて協会賞の大物プロデューサー、リチャード・ペリーも紹介されてました。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #3

Beyonce_BestRB.jpgさて、続いて登場はナイル・ロジャーススモーキー・ロビンソン。彼らが二つめの功労賞としてジョージ・ハリソンの受賞を発表してます。それに続いて最優秀R&Bパフォーマンス部門の発表に移ってます。ここは本命ビヨンセ、対抗は息子の好きなクリス・ブラウンなんだけど、さあどうでしょう。うーんやはりここもロック部門同様順当にビヨンセが取って来たね。これで主要部門のアルバム部門がサム・スミスの可能性に少ーしだけ傾いたような気がするなあ。続いて登場したのはジェームス・コーデンという人。この人俳優かなあ。どこかで見たような気がするけど。彼が紹介するのはエド・シーランのパフォーマンス。現在全米2位のバラード「Thinking Out Loud」をストラト一本で情感たっぷりで歌うエド、いやあ、この曲やっぱりいいねえ。おっ、その横でタキシードにボウタイで黒縁めがねで昔のエルビス・コステロ風にギター弾いてるのはジョン・メイヤー、その後ろで地味EdSheeranJohnMayer.jpgな佇まいでピアノを弾いてるのは何と大御所ハービー・ハンコック。いやあ豪華で贅沢なローファイ・バンドの「Thinking Out Loud」だねえ。おお、ドラムス叩いてるのはザ・ルーツクエストラヴだよねえ。うーんやっぱ良い曲だ、これ。会場も拍手喝采で、さっきライブやってたカニエも拍手してるよ。さて続いて登場したのはおお!「Evil Woman」のイントロとともに登場したのはジェフ・リンELOの面々(一部サポート・ミュージシャンがはいってるようだけど)。おお、客席でサー・ポールが「♪イーヴル・ウーマン~♪」って手叩きながら歌ってるよ。おお、今度はエド・シーランも乱入して「Mr. Blue Sky」に突入したよ。エドが途中からボーカル取ってる。客席ではキース・アーバンニコール・キッドマンの夫妻が踊りながら乗ってるね。二人揃って画面に映るのって結構珍しいかも。これでサム・スミスが乱入してきたら結構受けるけどなあ。

GwenStefani.jpg続いてMCで登場したのはトップ40ファンならお馴染みのライアン・シークレスト。続くパフォーマンスのアダム・レヴィーングウェン・ステファニの「My Heart Is Open」を紹介。これはマルーン5のアルバムで二人が歌ってたバラードナンバーだね。いやあ深紅のドレスで登場したグウェン、セクシーではあるけど何かおばさんになったというか貫禄出たというか(太ってはいません、念のため)ちょっとイメージ違うなあ。やっぱノー・ダウトグウェンが懐かしい。でも今回のWOWOWのライブ放送、毎年同時通訳がむちゃくちゃウザくて閉口していたのだけど、今年は音量も抑えめにしているのと、男性と若手の同通がうまくやってくれているのでいつもの年ほど耳障りにならなくて快適に見れています。でも今夜の字幕版を最終的には保存版にするけどね。

さて続いてのパフォーマンスは去年の新人、アイルランド出身のホージャーアニー・HozierAnnieLennox.jpgレノックスのコラボらしいけど、今年彼女が出した『Nostalgia』というスタンダード集も、ドン・ウォズブルー・ノートから出したらしい。彼女のインタビューが紹介されてたけど、ドン・ウォズが高いリスペクトを得てるのがよくわかったなあ。やっぱあのアルバムも聴いてみようかな。さて会場ではLLクールJが「みんな教会に連れて行ってもらう準備はできてるかい!?(Are you ready to be Taken to The Church!?)」という振りでホージャーを紹介、彼のブレイクアウト・ヒットとなった「Take Me To Church」の演奏に突入。ワンコーラス演奏したところで、ホージャーの紹介でアニー・レノックスが登場して「この歌はこういう風に歌うのよ!」と言わんばかりに超熱唱。いやあ魅せる魅せる。おっとそこからいきなりアニーが「I Put A Spell On You」(スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの有名なブルースナンバー)をぶちかました!ちょっと途中の間奏で、手とスキャットでブルースハープの物真似したりとか、盛り上がってるなあ、アニーねえさん。客席でテイラー・スウィフトが喜ぶ喜ぶ。全員スタンディング・オヴェーションだよ。

PharrellPerforming.jpg続いて登場はメーガン・トレイナーニック・ジョナス、最優秀カントリー・アルバム部門の発表。ここは本命ミランダ、対抗ブランディ・クラークだけどさあどうでしょうか。おお、やはりここも王道でミランダ・ランバートの『Platinum』がしっかり押さえたね。客席のブレイク・シェルトンが嬉しそう。続いて登場したのは髪型が相当おちゃめな(笑)ウィークンド。彼のMCの紹介で登場してパフォーマンスするのはファレル。彼がマイクに何か喋ると、スペイン語、フランス語、日本語のアナウンスが続いて入るという凝った演出で、最後のコメントが「Happy」に繋がるというシーケンス。ファレル自身は何か機関車トーマスMr.コンダクターというか、イギリスの郵便配達人というかそういう格好で面白いし。イントロはややクラシック・ミュージカル風にダークな感じで始まって「おや?」と思わせた演奏がすぐに「Happy」本来のハッピーなトラックにつながったかと思うと、間奏のブレイクで中国人クラシック・ピアニストのランランの演奏が入るなど、いやあこの演出プロデュース、相当凝ってるなあ。ステージでギター弾いてるのはグラミー賞オーケストラ責任者のハンス・ジマーご自身というなかなか気合いの入ったプロダクションだったね。今回のグラミーライブパフォーマンスのうちで屈指のライブの一つだったんじゃないかな、プロダクションという意味では。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #2

MirandaLambert.jpgさて続いてMCやってるのはおお何と白のスーツに身を固めたディアークス・ベントレー。彼が紹介するのはパフォーマンスをするミランダ・ランバート、曲は「Little Red Wagon」。ちょっとロカビリーっぽい、アップでラウディな感じのナンバーで、ミランダのキャラにも合った曲だね。横で「これのどこがカントリーなの?」と嫁さんのコメント。うーん、確かになかなか派手なステージですな。ダンナのブレイク・シェルトンが客席で嬉しそうに大拍手。と、そこで次のプレゼンターは、うちの家族みんなが大好きなペンタトニックスのメンバー。年月の経過を如実に感じさせる風貌のバリー・ギブも登場して、ビージーズに対して功労賞の発表。ロビンモーリスがいないのが残念だなあ。さて、功労賞発表から一気に続いて最優秀ポップ・ボーカル・アルバム部門の発表に行くらしい。僕の本命はエド・シーラン、対抗はサム・スミスだけど今度はどうか。おお、ここでまたサム・スミスが取ったね。これで今日2つ目のグラミー獲得のサム、これまで一生懸命やってきたけど、自分自身を表現するようになってから、多くの人が評価してくれるようになった、というスピーチがいいねえ。自分がカミングアウトしたことも含めて言ってるんだろうなあ。取りあえず2つめのグラミー、おめでとう。

カメラはWOWOW特設スタジオに戻って、先程までいたリッチー・サンボラオリアンティは会場に戻って、変わって登場したのはもうすぐ来日するというアシャンティ。彼女もサム・スミスのエモーショナルな楽曲や歌唱を熱く語ってるよねえ。メアリー・J・ブライジサムが今とてもお気に入りらしいけど、彼女たちの琴線に凄く触れる部分が多いんだろうなあ、サムの歌っていうのは。それにしてもこのアシャンティのドレスもすごいな。胸飽きまくりっていうかほとんど隠してないよ。さっき客席でトニー・ベネットの横にいたレディガガも同じようなドレスだったけど。

会場ではLLクールJのMCで、いよいよカニエ・ウェストのパフォーマンス。まずはポールと書いて先頃チャートインしたMadonna.jpgOnly One」。真っ暗のステージの真ん中のピンスポットのような光源の上でカニエがソロでオートチューン混じりの声で歌ってるよ。あれ、リアーナポールとのライブはまた後でやるのか、フェードアウトで終わったと思ったらカニエ、消えちゃったよ。さて続いて出てきたのはマイリー・サイラスニッキー・ミナージュのお騒がせコンビで、次にパフォーマンスするマドンナを紹介。ステージの真ん中に近鉄バッファローズのマークみたいな角付きのヘルメットかぶって顔にアルミホイルみたいなのを貼り付けた(すみません、表現がプアで)戦士風の男達が登場して中央ステージに進み、そこから登場したマドンナ。赤と黒のカルメンみたいな上半身に反して腰から下はブルマー風で足を見せてるが何かちょっと太い?曲は多分新作からの「Living For Love」。マドンナ50代後半なのに、首がたるんでないのを指摘して、横で嫁さんが「首整形してるよ絶対」「しかしこの年でよく踊って歌うなあ」と指摘するやら感心するやら。おおラストはワイヤで宙づりってこれ、明らかにピンクを意識してるよなあ。でも頑張ってるのは評価できるね。

続いて登場は多分ペイトリオッツの選手たち3人組。発表するのは最優秀ロック・アルバム部門。ここはやはりベックが本命なんできちっと取って欲しいんだけどね。さあどうでしょう。よしよし、ここはベックが確実に押さえたね。ワインレッドと黒のプリント地のシャツと、黒のジャケット+パンツという地味だけど趣味のいい出で立ちで登場したベック・ハンセンくん、結構まじめなスピーチで謝意を述べてたけど、ロック・アルバム部門なんだから何か工夫が欲しかったよねえ。

DonWas.jpg一方WOWOW特設スタジオに戻ると、先程のアシャンティに代わり、今度は現在ブルー・ノート・レーベル社長で、我々世代の洋楽ファンには80年代後半のワズ(ノット・ワズ)での活動や、ディランなどのプロデュースで知られるドン・ウォズが登場。今回のグラミーではロバート・グラスパー最優秀トラディショナルR&B部門の受賞をはじめ、既にブルー・ノート・レーベルは4部門受賞しているとのこと(何と残り3部門は、アメリカン・ルーツ部門で受賞しているロザンヌ・キャッシュのアルバムとそれからのトラック。何とブルー・ノート幅広い)。つい先日WOWOWで放送していたブルー・ノートのドキュメンタリーでも最近のドン・ウォズの活躍の様子をカバーしていたので、タイムリーだねえ。このロバート・グラスパーをブレイクしたのがドン・ウォズだということを知って、俄然ブルーノートに対する興味がグンと上がってる今日この頃。来週ビルボード・ライブに来てライブをやるホセ・ジェイムスも彼がブレイクしているということなんで当面注目していきたいと思いますね。

今年もやります。第57回グラミー生ブログ #1

AngusYoung.jpgさあいよいよ授賞式スタート。去年はジェイZビヨンセのセクシーコラボライブでオープンした授賞式、今年のオープニングは何とAC/DC!まずは久々のニューアルバム『Rock Or Bust』からのタイトル・ナンバーをぶちかましてくれてます。いやあブライアン・ジョンソンアンガス・ヤングもいい年だけど頑張ってるねえ。おっとここからお馴染みの「Highway To Hell」にメドレー行ったよ。おお客席でデイヴ・グロールが楽しそうに乗ってる。おっとケイティ・ペリーなんてあのAC/DCのアルバムジャケでアンガス・ヤングが生やしてた赤い角生やして乗ってる乗ってる。と思ったら赤い角の人結構いっぱいいるなあ。きっと会場で配ってるんだね。グラミー主催側も盛り上げにそつがないねえ。しかしこの年になってもこんだけ元気いっぱいやれてるってのはいいことだね。最近確かメンバーの一人がオーストラリアで逮捕されてたみたいだけどもう釈放されたのかしら。

さてAC/DCのライブが終わってセットが入れ替わって今年も司会を務めるLLクールJSamSmith_NewArtist.jpg登場。オープニングのMCに続いていきなり主要4部門のうちの新人賞部門の発表は何とことしはライブをやらないという、テイラー・スウィフト。さあ、サム・スミスナイトのスタートがここで飾られるか?ああ、やっぱり注文通り、サム・スミスが取ったね。ワインレッドのベルベットのスーツというシックな出で立ちで壇上に上がったサムが受賞スピーチ。でもこいつがしゃべってるのを聞いてると、自然に顔がほころんでしまうから不思議なもの。まわりにポジティヴ・ヴァイブを与えるタイプのやつなんだろうなあ。WOWOW特設スタジオではゲストの去年のサマソニにも来てたリッチー・サンボラオリアンティ(あとその横の黒人の彼は誰か名前聞き漏らしちゃった)が今の受賞の様子を熱く語ってるね。サム・スミスの評価はやはりミュージシャンの間でも高いんだろうな。

ArianaGrande.jpgさあ、次は会場に戻ってノミネーション・コンサートでもライブを披露したアリアナ・グランデの登場らしい。出てきたのは映画『Pitch Perfect』から「Cups」のヒットを去年放った女優のアナ・ケンドリックス。彼女の紹介で黒?濃紺?のドレスで登場した瀟洒なスタイルのアリアナが歌うのはバラードの「Just A Little Bit Of Your Heart」。しかしこのアリアナのシャドーの目尻のところって、こんなにぶっとく塗らなくてもいいのになあ、といつも思うのは僕だけ?おお、歌い終わった後、感極まったかのように顔を手で覆ってしまったアリアナ、可愛いじゃん。さて続いて出てきたのはUKの新旧熱唱型コンビ、トム・ジョーンズジェシーJ。彼らは協会賞を受賞した、名シンガーソングライティング・デュオ、バリー・マンシンシア・ワイルを紹介した後、なるほどここから二人の作品のメドレーっていうわけね。まずは「You’ve Lost That Lovin’ Feeling(ふられた気持ち)」。いやあでもトム・ジョーンズ相変わらず暑苦しい歌い方だなあ(笑)。ジェシーJはほとんど短パン状態のドレス(つまりショートパンツの部位以外はスリットだらけで丸見えというドレス)でやや抑えめに歌ってるね。客席ではジョン・レジェンド夫妻や、ハイム3姉妹が乗ってるねえ。

Pharrell_BestPopPerformance.jpg

おおメドレーかと思ったらここから一気に最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス部門の発表か。本命はジョン・レジェンドで対抗はサム・スミスなんだけどどうか。おお、何とファレルの「Happy」が取っちゃった!(予想では穴)なんか本人も取る気はなかったような感じで変な顔で壇上に上がって来たよ。グレー短パンのスーツとボウタイとはまた面白い格好だけど、ああ、本人も「他の人が取ると思ってたよ」って言ってるね。きっと本音なんだろうなあ。去年ファレルはいっぱい取ってるからなあ。

今年もやります。第57回グラミー賞生ブログ #0

Grammy-Awards-.pngさあLAのStaples Centerグラミー授賞式開始まであと1時間を切ってきました。WOWOWの中継スタジオでは今今週ずっと行われてきたグラミー・ウィークの各種イベントの紹介と主要部門のノミネーションのおさらいをやってるね。今やってたMusiCare Person Of The Yearに選ばれたボブ・ディランのトリビュート・ライブの様子は見てるだけで痺れるねえ。ベック、ノラ・ジョーンズ、ブルース・スプリングスティーンなどなどのメンバーだけでも凄いし。この後授賞式の翌々日の火曜日にはスティーヴィー・ワンダーの「Songs In The Key Of Life」トリビュート・ライブも行われるとのことで、この時期にLAにいる人はいいなあ(もちろんみんながみんな見れるわけではないだろうけど)と思っちゃいますね。

さて先程のビルボードの10提言では「多すぎる」という指摘のあったグラミー授賞式毎年恒例のスペシャル・コラボ・ライブですが、今年は、

  • つい最近コラボシングル「FourFiveSeconds」をリリースしたリアーナ、カニエ・ウェスト&サー・ポール・マッカートニーのトリオ
  • 最近コラボ映像を見ることの多い、メアリー・J・ブライジサム・スミス
  • なぜかジェシーJトム・ジョーンズ(確かに熱唱型シンガーと言う意味ではよく似たもの同士だが…)
  • カントリー界からは新人賞候補のブランディ・クラークとベテランのドワイト・ヨーカム
  • こちらも新人ながら新人賞にはノミネートされず、SOYにノミネートされてしまっているホージャーとスタンダード作品集が最優秀ジャズアルバム部門にノミネートのアニー・レノックス
  • そして何かと噂のジェフ・リンエド・シーランのコラボ。

などなど、今年もコラボは多いですが、なかなか興味深い取り合わせは相変わらず。期待しましょう。しかしこのWOWOWに出てるオオカミのかぶり物をしたジャンケン・ジョニーって何者?

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