Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#63 「The Fifth Avenue Band」 The Fifth Avenue Band (1969)

#63『The Fifth Avenue Band』The Fifth Avenue Band (Reprise, 1969)


このコラムがアップされる頃には既にワールド・シリーズも日本シリーズも結果が出ている頃でしょうか。街はハロウィーンのカボチャで埋め尽くされ、先週くらいから一気に低くなった気温ですっかり晩秋の装いとなってきている中、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今週の「新旧お宝アルバム!」はこうした秋の雰囲気によく合った、懐かしさと甘酸っぱさとオプティミズムに満ちたR&Bやフォーク、ブルース、ジャズといった様々な音楽の香りを漂わせるポップ楽曲満載のアルバム、一部のファンには既に名盤の評判高いザ・フィフス・アヴェニュー・バンドの事実上の唯一のアルバム『The Fifth Avenue Band』(1969)をお届けします。


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このフィフス・アヴェニュー・バンドは、高校の同級生だったピーター・ゴルウェイ(g., vo.)とケニー・アルトマン(g., b.)を中心に1965年に結成、このアルバム制作時のジョン・リンド(vo.)、ジェリー・バーナム(b., フルート)、マレー・ワインストック(kbd.)そしてピート・ヘイウッド(ds.)の5人のラインアップとなったのは1968年で、R&Bやフォーク的な要素をその楽曲スタイルに持ったポップ・ロック・グループ。もっぱらNYのグリニッジ・ヴィレッジを中心に活動していたイースト・コーストのバンドですが、60年代後半当時のヴィレッジというと、有名なライヴ・ハウスのビター・エンドやカフェ・ホワ?などで、先日ノーベル文学賞を受賞したディランローラ・ニーロといったフォーク勢のみならず、フランク・ザッパや若きニール・ヤングといったロック系や数々のジャズミュージシャン達が跋扈していた、いわばミュージシャン梁山泊のような場所だったようです。


そんな中で自らのサウンドを模索しながらライヴを重ねていたバンドは、やはりNYベースで、60年代後半独特のポップ・センスで数々のヒットを飛ばしていたラヴィン・スプーンフルの中心メンバー、ザル・ヤノフスキージェリー・イェスターとめぐり逢い、彼らのプロデュースでアルバムを録音することに。当時LAへ拠点を移していたプロデューサーの二人に従い、LAで録音されたのがこのアルバム。


アルバム全体のサウンドはR&B、フォーク、ブルース、ラテン、ジャズなど様々な音楽要素を持ちながら、西海岸での録音によるためか明るい開放的なサウンド。しかしイーストコーストのバンドらしく、都会的なソフィスティケイトされたところもふんだんに持ったサウンドで、プロデューサーの二人の影響もあってか、ラヴィン・スプーンフルっぽいひたすらハッピーなところも持ってるサウンドに仕上がっています。その洗練されたサウンドは、この作品が1969年に作られたアルバムであることを忘れさせるほど。こうしたサウンドをリリース当時聴いて大きな影響を受けたのが、当時レコードデビュー前だった山下達郎。彼はこのアルバムを、自分の作曲における大きな影響の一つとして公言しているほどです。




アルバムは、どちらかというと当時人気を集めつつあったスワンプ的な楽曲スタイルで、変速リズムを持ったゆったりとしたピーターのペンによるロック・ナンバー「Fast Freight」でスタート。続く「One Way Or The Other」は70年代中盤以降のAORシーンにおいても全く違和感のないほどのシティ・ポップ・ナンバー。しかもここでのジョンのボーカルやコーラスワークは山下達郎のボーカルスタイルや後の作風に酷似していて、達郎は正しくこのアルバムをお手本にしていたことが如実に判ります。

その次の「Good Lady Of Toronto」はまた一気に60年代後半のサウンド(でも当時としてはかなり最先端のサウンド)に戻って、バックにスティールギターを配し、CSN&Yや初期のポコあたりに通じるカントリー・ロック・バラード。続く「Eden Rock」はラテンテーストたっぷりのコンガをバックに、クラシックス・フォーゾンビーズあたりがやりそうな60年代後半然とした、R&Bテイストのポップ・ナンバーです。




キャロル・キングローラ・ニーロあたりのこの時代の優れたシンガーソングライターが書きそうな「Country Time Rhymes」の後は、これまた70年代初頭のウェストコーストロック的な「Calamity Jane」を経て、このアルバムで一番ラヴィン・スプーンフル的なハッピーなポップセンスが炸裂するウキウキするようなミディアム・テンポのナンバー「Nice Folks」。コーラスの付け方がこの時代のクオリティの高いポップナンバー、という感じ満点です。その後も基本的にハッピーなポップ・ナンバーが続き、アルバム最後は本作中唯一ジョンのペンによるピアノを基調としたややマイナー調なメロディが印象的な「Angel」で幕を閉じます。




このアルバムは、リリース当時(今でもそうですが)日本では非常に知名度は低く、当時聴いていたのは前述の山下達郎を始めとする、当時のツェッペリン最高、ジミヘン最高、クリーム最高、といったような風潮に与しない、CSN&Yを始めとするクオリティの高いポップ・ロックを支持するミュージシャン達を中心とした極めて限られた洋楽ファンだったようです。その後長く歴史の中に埋もれていたこのアルバムに光を当てたのは、80年代AORファンの聖地と言われた南青山のレコード店、パイド・パイパー・ハウスの店長だった長門芳郎氏を中心とした人々。このアルバムはそうした熱心なファンにより、オリジナルリリース30年後の1998年にワーナーミュージック・ジャパンでCD再発されています。そのCDには、バンドのオリジナル・メンバーが日本からのCD再発のオファーを受けてびっくりした、というようなライナーノーツも寄せられていて、日本の熱心なファンがこの歴史に埋もれた名盤を発掘してくれたことには感謝の念を禁じ得ません。


Fifth Avenue Band Back


残念ながらこのアルバムは商業的にかなり期待されたものの全く成功とはいえず、当時としてはかなり先進的なサウンドであったにも関わらずそうしたことについての評価も得られず、メンバー失意のうちに1970年にはバンドは解散しています。しかしメンバー達はその後それぞれのフィールドでそれぞれの活躍をしていて、ジョン・リンドは70年代にヴァレリー・カーターハウディ・ムーンを結成して珠玉のアルバムを作った後、80年代以降はEW&Fの「Boogie Wonderland」(1979年全米6位)、マドンナの「Crazy For You」(1985年全米1位)、ヴァネッサ・ウィリアムスの「Save The Best For Last」(1992年全米1位)といった大ヒット曲を次々に書いて成功を収めています。それ以外のメンバーも様々なバンドのバックアップやプロデュースなどでその後も着実にシーンで活動して成功を収めていて、彼らのバンドとしての作品の商業的な不成功が必ずしも彼らのキャリアの失敗になっていないことは素晴らしいことだと思います。


1969年当時としては素晴らしく先進的なポップ・サウンドを実現したと言う意味で素晴らしい功績を成し遂げたこのアルバム、秋の深まる今の時期に改めて楽しむには絶好のアルバムだと思います。お手にとる機会があったら、是非一度耳を傾けてみて下さい。

 <チャートデータ>

チャートインなし

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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#62 「Just A Little Lovin'」 Shelby Lynne (2008)

 #62Just A Little Lovin'Shelby Lynne (Lost Highway, 2008)


9月後半から続いていた不順な天候もようやく落ち着き、先週くらいから秋らしい天候の日々が続いていて、音楽鑑賞はもちろんのこと、アウトドアや行楽にももってこいの今日この頃、皆さんもこの秋を満喫していることと思います。


さて、今週の「新旧お宝アルバム!」はここ最近の作品の中からそんな秋の雰囲気をたっぷりと湛えた、この季節しみじみと聴くのに正にうってつけの作品、シェルビー・リンの2008年の作品『Just A Little Lovin'』をご紹介します。


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シェルビー・リンというシンガーは、活動ベースはナッシュヴィルでありながら、常にどちらかというとスタンダードなカントリーと言うよりは、ややロック寄りの、シンガーソングライター的な立ち位置の作品を常に届けてきていて、他のナッシュヴィル系のシンガーとは明らかに異なる「におい」のようなものを持ったアーティスト。

かといってそのロック寄りのスタンスというのは、エミルー・ハリスルシンダ・ウィリアムスといった、ここ最近の一つのメインストリームである「アメリカーナ」というジャンルでくくるにもちょっと躊躇う感じで、どちらかというとUKのインディ・ロックの女性シンガーソングライターあたりと共通するような、そんなクールさ、物事を常に斜に見つめているような、やや闇を抱えているようなところが奇妙な魅力だったりします


彼女についての有名なエピソードというと、2000年のグラミー賞でメジャー6作目のアルバム『I Am Shelby Lynne』(これも名盤ですが)で新人賞を受賞した時行った「6枚もアルバムを出した私がこの賞を頂いてアカデミーに感謝します」という皮肉な受賞スピーチが記憶にありますが、もう一つ、彼女の作品の闇の部分を説明する話として、アルコール依存で家庭内暴力を繰り返していた父が、シェルビー17歳の時にシンガーだった母親を射殺して自殺するという衝撃的な経験があります。彼女と妹のアリソン(・ムーラー、やはり実力派のカントリー系のシンガーソングライター)はそうした重い経験を経て、今の作品群を生み出していることを考えると、その独特の作風・スタイルも納得のいくところです。


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そのシェルビーにとって10枚目のアルバムとなったこの『Just A Little Lovin'』、ジャケの片隅に「Inspired by Dusty Springfield(ダスティ・スプリングフィールドに触発されて)」とあるように、アルバム・コンセプトはシェルビー自身が大変影響を受けたという、60年代に活躍したイギリス人女性ブルー・アイド・ソウル・シンガー、ダスティ・スプリングフィールドの楽曲9曲のカバーで作品を構成する、というもの。

しかもダスティの代表作で名盤とされ、ダスティがテネシー州メンフィスで録音した『Dusty In Memphis』(1969)収録の曲を中心に構成するというもので、アルバムジャケのシェルビーのポーズも『Dusty In Memphis』のオマージュになっている、という徹底ぶり。

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そうしたコンセプトをもとに、ビリー・ジョエルの有名作品のプロデュースで有名なフィル・ラモーンがプロデュース、そしてジャクソン・ブラウンLate For The Sky』(1974)のプロデュースやジャズ系の名盤のエンジニアリングで有名な名匠アル・シュミットのエンジニアリングで作られたこの作品は、とにかくその音像の深さというか、音の世界の広がりが素晴らしい盤です。しかもその音像の中で特にシャウトや声を決して張り上げたりすることなく、淡々と、しかし秘めるエモーションを静かに盛り上げるようなシェルビーのボーカルの素晴らしいこと。

彼女のブレイク作となった『I Am Shelby Lynne』でも彼女の静かなボーカルの裏に重い情念がメラメラと燃えさかっているような鬼気迫る迫力がありましたが、この作品ではその情念を秘めたボーカルが一段昇華されていて、素晴らしいパフォーマンスに仕上がっています。正に一流のサウンドメイカーと独特の才能が有機的な化学反応を起こしたアルバムと言っていい出来になっているのです。




静かなイントロで始まるタイトル曲は、そのコンセプトの元となった『Dusty In Memphis』収録曲で名シンガーソングライター・チームのバリー・マン&シンシア・ワイル夫妻の作品。ダスティのオリジナルはバックにストリングを配したいかにも60年代ポップ・スタンダードですが、シェルビーのバージョンは中西部の音楽パブで、お客がいなくなった後、バンドとシンガーがひっそりとリハーサルをしている、といった風情のとてもミニマルなものながら、既にシェルビーのボーカルは強い存在感を放っています

バカラック・メロディでディオンヌ・ワーウィックルーサー・ヴァンドロスの名唱でも知られる「Anyone Who Had A Heart」、こちらはエルヴィスのカバーがあまりにも有名で、シェルビーのアカペラのボーカルで始まる「You Don't Have To Say You Love Me」、そして見事なスローシャッフル・ナンバーにアレンジされた、トップ40ファンにはベイ・シティ・ローラーズのカバーでおなじみの「I Only Want To Be With You」など、そもそもダスティが世に発表してその後有名曲となっていった言わばポップ・スタンダード曲が続きますが、いずれも1曲目同様音数は極端に少なく、ただ控えめな名手ディーン・パークスのギターとドラムス、時々絡むフェンダー・ローズとシェルビーのボーカルが確固たる存在感で響いてきます。

しかしこのアルバムのハイライトは何といってもそれに続く「The Look Of Love」。オリジナルのダスティによるこのバカラック・ナンバーの歌唱もスローですが、さらにその半分くらいにテンポを落として、同様にミニマルなサウンドによる演奏が始まる前に闇の中からむっくりと起き上がるようなシェルビーの歌い出しには、思わず鳥肌が立つような迫力を感じます。



アルバム後半は『Dusty In Memphis』からの「Breakfast In Bed」やランディ・ニューマン作の「I Don't Want To Hear It Anymore」など、ややテンポを上げた、それでもやはり音数を抑えた演奏をバックの楽曲や、ドブロをフィーチャーしてこのアルバムで一番ナッシュヴィルっぽいアレンジの、トニー・ジョー・ホワイト作「Willie And Laura Mae Jones」、そして本作唯一シェルビー自作によるアコギ弾き語りによるバラード「Pretend」など、前半とやや音像、アレンジを変えながら、アルバム全体の過剰な音のそぎ落とされた音像イメージをキープした楽曲が続きます。

アルバムラストは、またアコギ一本というこのアルバムを象徴するようなシンプルなアレンジで、ヤング・ラスカルズ1967年の大ヒットでダスティが後にカバーした「How Can I Be Sure」をおそらくこのアルバム中最も明るいトーンのシェルビーの歌声で締めくくられます。

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ダスティのカバー・アルバム、というコンセプトはシェルビーが交流のあるバリー・マニローの強いすすめが最後の一押しとなって日の目を見たようなのですが、やはりシェルビー自身の卓越した歌唱とその迫力、そして名匠フィル・ラモーンアル・シュミットによる無駄を極限までそぎ落としたアレンジと音像構築がこの傑作カバー・アルバムを実現できた大きな要素です。


深まり行く秋、できればこのアルバムのアナログ・レコード(最近リイシュー盤で発売されています)に針を落とし、是非ウィスキーかワインでも味わいながらじっくりと、シェルビー・リンの素晴らしいボーカル・パフォーマンスを楽しんでみて下さい。


<チャートデータ>

ビルボード誌全米アルバム・チャート最高位41位(2008.2.16付)


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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#61 「Extension Of A Man」 Donny Hathaway (1973)

#61『Extension Of A Man』Donny Hathaway (Atco, 1973)


秋も深まり、朝晩が冷え込み始めてしみじみとした音楽が似合う気候になる中、皆様には楽しい洋楽生活を送られてることと思います。

今週の「新旧お宝アルバム!」はR&B・ソウルファンであればよくご存知の、70年代を代表するソウル・シンガー、ダニー・ハサウェイが残した最後のソロ・アルバム『Extension Of A Man(愛と自由を求めて)』(1973)をお届けします。

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1969年頃、ダニーの母校であるワシントンDCのハワード大のルームメイトだったリロイ・ハトソン(後にインプレッションズのボーカリスト)と共作した「The Ghetto」でシングル・デビューしたダニーは、当時「これからの時代を代表するソウル・シンガー」と呼ばれ、ベトナム戦争やキング牧師暗殺(1968)後迷走する黒人公民権運動などの社会的状況を反映した歌詞の「The Ghetto」で一躍ソウル・シーンでの存在感を確実なものにしました。

その後デビューアルバム『Everything Is Everything』(1970)、『Donny Hathaway』(1971)、そしてLAのトルバドゥールとNYのビター・エンドで収録されて、12分にも及ぶ「The Ghetto」のパフォーマンスで歴史に名を残す名盤『Live』(1972)といった素晴らしい作品で、ソウル・ファンのみならず、幅広い音楽ファンの心を掴んだのでした。


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その後同じくハワード大のクラスメートだったロバータ・フラックとのデュエットアルバム『Roberta Flack & Donny Hathaway』(1972)からのシングル「You've Got A Friend(君の友だち)」(全米最高位29位)と「Where Is The Love(恋人はどこに)」(同5位)が大ヒット、一般ポピュラー音楽ファンの間でもその名が広く知られることに。

そんな中でリリースされた彼にとって3枚目の(そして最後の)ソロアルバムがこの『Extension Of A Man』でした。


ダニー・ハサウェイの素晴らしさは、とにかくその歌唱力。単に「歌がうまい」というレベルではなく、彼が歌う楽曲はとにかく常にガッチリと彼のもの、ダニーの歌、になっていて、これは彼による数々のカバー曲で如実に判ります。ファースト収録のニーナ・シモンの名唱で有名なブラック賛歌「To Be Young, Gifted And Black」、セカンド収録のレオン・ラッセルの「A Song For You」やホリーズのヒットで有名な「He Ain't Heavy, He's My Brother(兄弟の誓い)」などそうした曲は枚挙にいとまがありません。

また彼の書く曲は、ラヴェルドビュッシーが好きで大学在学中もそうしたクラシックの勉強をしていたダニーらしく、美しいメロディと楽曲の構成展開が他の当時のR&Bの楽曲とは一線を画しているところにも大きな特徴があります。彼の楽曲で多用されるフェンダー・ローズは、後にスティーヴィー・ワンダーを始めとする他の70年代ソウル・シンガーソングライター達に多大な影響を与えたことは間違いありません。

そして彼の書く曲の歌詞。The Ghetto」を始め、いずれも黒人社会を中心としたその時代の社会的スピリチュアリズムに根ざした現実を淡々と歌うもので、これがダニーの歌唱にリアリズムを与え、静かな感動を呼び起こすのです。



このアルバムのオープニングで5分半にわたり壮大なクラシックかミュージカルの組曲を思わせるような展開で「これがソウルのアルバムなの?」と驚かせる「I Love The Lord: He Heard My Cry (Parts 1 & 2)」は正しくダニーの音楽的背景の豊かさと、彼の高いクオリティを目指す音楽性を如実に表しています。

それに続いてアコギのストロークとフェンダー・ローズの音色で始まる「Someday We'll All Be Free」は正にダニーの社会的スピリチュアリズムを体現するかのような素晴らしいバラードダニーの感動的な歌唱によるこの歌は今やブラック・コミュニティでは歴史的な名曲として認知されていて、先週ミネアポリスでスティーヴィー・ワンダー他多数の豪華ラインアップで開催されたプリンス・トリビュート・コンサートでも本編の締めで歌われたほど。


ここからはミディアム・テンポのダニーの楽曲が続くのですが、ダニーの楽曲らしくフェンダー・ローズを全面に配した「Flying Easy」はまるでミュージカルの挿入曲のような、典型的なR&Bと一線を画す洒脱なアレンジとメロディの楽曲。ワウギターのイントロで始まるファンキーなインストゥルメンタル・ナンバー「Valdez In The Country」も、時代があと3年後であればフュージョンの名作と謳われたであろう、ソフィスティケイトなナンバー。この曲は、このアルバムの前年にダニーがプロデュースしたベイエリアのファンク・ロック・グループ、コールド・ブラッド(先日このコラムで『Thriller!』をご紹介しました)のアルバム『First Taste Of Sin』(1972)でもカバーされています。




再度スローにテンポを戻して、シングルにもなったブラッド・スエット&ティアーズの「I Love You More Than You'll Ever Know」の情感たっぷりのカバーの後、自作のファンキーなスタイルでダニーのシャウトなども聴ける「Come Little Children」、マーヴィン・ゲイの「What's Going On」を彷彿とさせフェンダー・ローズをバックにゆったりと歌う「Love, Love, Love」、そしてまたダニーの社会性がにじみ出た、ややハードエッジでジャズ・ファンク的なアレンジのナンバー「The Slums」と、様々なダニーの歌唱と楽曲演奏が楽しめる展開が続きます。




アルバム最後の二曲はいずれもカバー曲。何とフォーク系のシンガーソングライター、ダニー・オキーフのナンバーをオールドタイム・ミュージック風に聞かせる「Magdalena」、そして後にマーヴィン・ゲイに名曲「I Want You」を提供することになる当時はまだ売り出し中のソングライター、レオン・ウェアのスケールの大きな正統派ソウル・バラード「I Know It's You」は「Someday We'll All Be Free」同様聴く者の精神を高揚させるようなカタルシスを持っていて、ブラック・コミュニティでは長く歌い継がれている曲の一つだろうと思います。

Extension Of A Man (back) 


ダニー・ハサウェイが後進達、特にR&Bやヒップホップのアーティスト達に与えた影響は計り知れないものがあり、実の娘であるレイラ・ハサウェイはもちろんのこと、スティーヴィー・ワンダーアリシア・キーズ、ルーサー・ヴァンドロス、ジョン・レジェンド、ジョージ・ベンソン、ディアンジェロ、コモン、ナスといった黒人アーティストだけでなく、ジャスティン・ティンバレイクエイミー・ワインハウスといった多くの白人系R&Bアーティスト達も彼を最大の影響として挙げています。

残念ながら1979年、折しもロバータ・フラックとの2枚目のデュエット・アルバム録音中だったダニーは、NYの滞在中のホテルからの投身自殺で、その短い33年の生涯を閉じています。当時ちょうど共通一次試験(現センター試験)初年度で大学受験の真っ只中だった私は、その少し前に知ったばかりだったダニーの訃報を知り、大きなショックを受けたのをまざまざと覚えています。ちょうど共通一次試験が終わった後の1月14日の新聞で前日の彼の死亡を知ったので、もし試験中に彼の訃報を知っていたら受験失敗していたかもしれない、それほど大きなショックでした。


娘のレイラはこの12月に昨年に続いて来日の予定で今からライヴが楽しみですが、ダニーは亡くなっても彼のレガシーは彼女をはじめ上述のアーティスト達の作品に脈々と生き続けています。改めてそうした大きな影響を今のアーティスト達に残している70年代ソウルの巨人、ダニー・ハサウェイの作品にこの秋触れてみてはいかがでしょうか。

 <チャートデータ>

ビルボード誌全米アルバム・チャート 最高位69位(1973.8.25付)

同全米ソウル・アルバム・チャート 最高位18位(1973.8.25付)

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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#60 「Wildflower」 The Avalanches (2016)

 #60WildflowerThe Avalanches (Modular / Astralwerks / XL, 2016)


ここのところ80年代ブラコンの名サウンドメイカーのカシーフホイットニー・ヒューストンYou Give Good Love」のプロデュースが有名)、そしてマイケルの「Off The Wall」「Thriller」、クインシー・ジョーンズThe Dude(愛のコリーダ)」などの楽曲提供・プロデュースで有名なロッド・テンパートンという80年代ブラコンシーンの代表選手達が相次いで他界、年初の70年代を代表するロックスターたちの他界に加え、2016年はいろんな意味で一時代が終わりを告げる年となってしまっています。改めて今年他界した偉大なミュージシャン達に心から哀悼の意を表します


さて、今週の「新旧お宝アルバム!」は新作のご紹介。今回は、何と前のアルバムから16年ぶりにセカンド・アルバムを発表した、独自の音像イメージの世界を数々の遊び心満点のサンプリングとサウンド・コラージュとで表現しているオーストラリアはメルボルン出身の2人組、ロビー・チェイタートニー・ディブラッシによるジ・アヴァランチーズの『Wildflower』をご紹介します。


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皆さんもご存知のようにヒップホップの世界では「サンプリング」という手法で、他の曲のフレーズやリズムトラックの一部をそのまま使ったり、あるいは歌い直し・弾き直しして使ったりして、メインのヒップホップ楽曲のグルーヴを強力にしたり、メイントラックやリズムパターンの一部としたりするのがもう随分とスタンダードになっています。

しかしこのジ・アヴァランチーズのやっているのは、単なるサンプリングに止まらず、様々な楽曲の一部を使って独特の音像イメージを持った新たな楽曲を構築しているという、何ともユニークな楽曲制作手法。その結果作品はヒップホップでもなければロックでもなく、とてもユニークなスタイルのポップ・ミュージック、と呼ぶのがふさわしいものになっています。

彼らが16年前にリリースしたファーストアルバム『Since I Left You』(2000)は当時としては前例のないこうした手法で一説によると3,500種類におよぶサンプリングにより作られ、当時その完成度の高さでシーンの注目を集めたとのことですが(すみません、自分は不勉強にしてまだ聴いてないので近々ゲットします)、今回のアルバムはそれには及ばないものの充分匹敵する出来とのこと。


このアルバム全体を聴くと、アルバムの最初の数曲、冒頭の「The Leaves Were Falling」から5曲目の「Going Home」までは、それぞれの曲の最初と最後の数小節の音がまるで軽く耳をふさいだ状態で聴いているかのようにくぐもって聞こえるため、まるでそれぞれ全く音楽スタイルの異なる世界と世界の間をトンネルで通過していくような、そんなイメージを強く喚起する作りとなっています。





屋外のアンビアント・ノイズの短いイントロ「The Leaves Were Falling」に続いて、くぐもって聞こえる楽しくグルーヴィーな70年代ソウル・ダンス・チューンのフレーズ(70年代初頭のソウル・グループ、ハニー・コーンの全米No.1ヒット「Want Ads」のサンプリング)に、ティーンエイジャーの女の子と思われる微妙に音程のはずれたボーカルが奇妙なグルーヴを生み出してる「Because I'm Me」でまずは一気にレトロなソウルの世界に持って行かれます。曲の後半90年代に活躍したラップ・デュオ、キャンプ・ローの二人による軽快なラップの後、また曲がフェイドアウトしてくぐもった音になり、次の「Frankie Sinatra」へリスナーが「移動」する感覚。次に入る音像イメージの部屋では、今度は何やら異国風で古風なロシアのコサックのようなリズムに乗って老人っぽいボーカル(実はデトロイトのラッパー、ダニー・ブラウン)が、東欧民謡のようなメロディを歌うというもの。これはまた随分と趣向が変わったもんだな、と思っていると後半が突然ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の「私のお気に入り(My Favorite Things)」のストリングスによるメロディ(パーシー・フェイス楽団のサンプリング)が乗っ取ってしまうと言う、まあ何とハチャメチャな、それでいて思わず引き込まれてしまう構成。





またまた屋外のアンビエントノイズと、次の音像世界に移動する間のくぐもったサウンドで聞こえてくるのは何やらエレクトロニカっぽいサウンドによる夢見るようなダンス・チューン「Subways」。しかし時折入ってくるバックコーラスに耳をこらしてあれ?どこかで聴いたフレーズだな?と思うと、ドゥービーの「Black Water」の一節だったりと、ここでも遊び心満点のサンプリング・サウンドの万華鏡のような世界が。

こうして曲ごとに解説していくとキリがないのですが、この後も冒頭懐かしのクッキー・モンスターのクッキーをむさぼり食うサウンドで始まり、怪人ビズ・マーキーのラップをフィーチャーした「The Noisy Eater」ではバックの子供達のコーラスがよく聴くとビートルズの「Come Together」の一節を歌っていたり、「Livin' Underwater (Is Somethin' Wild)」ではあれ?このメロディ知ってる?と思うとポール・マッカートニーの「Uncle Albert / Admiral Halsey」の一節だったりなどなど、まあとにかくホントに一曲一曲楽曲スタイルも違うし、様々な音像をコラージュしたような音の万華鏡のような世界の連続なのですが、ひたすら楽しく、奇妙なグルーヴと統一感を醸し出しているのがすごいところ。圧倒の21曲で聴き終わった後はしばらくいくつかの楽曲のメロディが頭を離れないくらい、インパクトのあるアルバムなのです。(事実自分はしばらく「♫Aah~ Frankie Sinatra / Ahhh Frank Sinatra♫」という「Frankie Sinatra」の一節がしばらく頭の中を回ってました)


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既にこのアルバム、各音楽誌からは軒並み高い評価を得ており、年末の年間アルバムランキングではどこでもかなり高い位置を占めるのでないかと予想されますし、おそらくグラミーにも何らかの形でノミネートされることになるのではないかと思われます。それに比して、日本の音楽メディアではそれほど大々的には盛り上がっていないのが惜しいところ。

今年のフジロックにも来日するはずだったのですが、メンバーのトニーの健康状態の問題で直前にキャンセルになってしまいました。そうしたことも日本でまだまだ盛り上がりに欠ける一因かもしれません。


彼らによると、今回のアルバムに収録仕切れなかった作品が多数あり、今度は1年以内にまたアルバムを出す予定があるとのこと。それまでそれを楽しみにしながら、ジ・アヴァランチーズの目くるめくようなグルーヴィーで、ダンサブルで、ちょっと物哀しくて、そしてハッピーなサウンドスケープの世界をこのアルバムで満喫しませんか?


<チャートデータ>

ビルボード誌全米アルバム・チャート最高位27位(2016.7.30付)

同ロック・アルバム・チャート 最高位5位(2016.7.30付)

同オルタナティヴ・アルバム・チャート 最高位5位(2016.7.30付)


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【Boonzzy Music】新旧お宝アルバム!#59 「Syreeta」 Syreeta (1972)

#59SyreetaSyreeta (MoWest / Motown, 1972)


ようやく暑い日々も終わり、台風の影響でムシムシした天候不順も少なくなって、やっと肌に涼しい空気が心地よい秋になってきた今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?食欲の秋、読書の秋といいますが、是非音楽もこのいい季節に存分に楽しんで参りましょう。


さて今週の「新旧お宝アルバム!」は久しぶりに70年代に戻って、当時アーティストとして大きな成長と変貌を遂げていたソウル界のスーパースター、スティーヴィー・ワンダーが全面プロデュースした、前妻シリータのソロ・デビューアルバム『Syreeta』(1972)をお届けします。


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シリータというと、MTV小林克也さんの『ベストヒットUSA』で育った洋楽ファン世代の皆さんには、1980年に全米4位の大ヒットとなった、ビリー・プレストンとのデュエット「With You I'm Born Again」が頭に浮かぶシンガーだと思いますが、あれは彼女にとっては言わばカムバックヒット。彼女は60年代半ばからシュープリームスマーサ&ザ・ヴァンデラスといった、モータウンの屋台骨のガールグループのバックシンガーをつとめるなどシンガーとしての活動は早くからやってました。レーベル仲間のスティーヴィー・ワンダーとは1968年に知り合い、彼のすすめでソングライティングも行うようになり、この頃のスティーヴィーの作品にも共作や共演、バックアップシンガーとして参加していました。その頃の二人の共作曲で有名なのは、スピナーズの大ヒット「It's A Shame」。シリータのソングライターとしての才能を垣間見る曲ですよね。さて二人はその後1971年に結婚。残念ながら18ヶ月しか持たなかった夫婦生活解消直後にリリースしたのがこの『Syreeta』でした。


離婚直後とはいえ、その後も長くシリータスティーヴィーの作品に参加していたことから判るように、二人は親友としての関係は維持していたので、スティーヴィーが全面プロデュースしたこのアルバムはとてもいい形で彼の存在が大きくにじみ出た作品になっています。

当時スティーヴィームーグ・シンセサイザーの音楽演奏ツールとしての可能性に大きくのめり込み始めた時期であり、このアルバムの半年前にリリースした『Music Of My Mind(愛の詩)』(1972)でムーグを全面的にフィーチャーし、作詞作曲・演奏・プロデュースをほとんど一人でやり遂げた直後だったので、このシリータのアルバムも同様にスティーヴィーが操るムーグが全面にフィーチャーされ、この時期のスティーヴィーの作品の雰囲気をたっぶりの出来上がりになっています。

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当然シリータ本人も、 アルバム9曲中4曲を自作またはスティーヴィーと共作、そのボーカルもミニー・リパートンダイアナ・ロスを彷彿させる美しい高音と、少し低めでパッショネートな雰囲気を持ったテナーボーカルを情感たっぷりに操り、ちょっとジャズシンガー的なテクニックも随所に見せる素晴らしいパフォーマンスを見せています



アルバム冒頭からスティーヴィーのクラヴィネットのイントロがスティーヴィーの存在を大きく感じさせるアップビートな「I Love Every Little Thing About You」はスティーヴィーの『愛の詩』にも収録されていたスティーヴィーの作品。所々にSE的に配されたスティーヴィーの笑い声やつぶやきと、シリータミニーばりの美しい高音のボーカルやスキャットとの組み合わせが、聴く者を心からハッピーにさせてくれます。

スティーヴィーのフェンダー・ローズと『愛の詩』にも参加していたバジー・フェイトンの抑え気味のギターが心地よい、スティーヴィー作の「Black Maybe」ではシンガー、シリータの面目早くも躍如のセンシュアルなバラード。

二人の共作の「Keep Him Like He Is」はまたまた楽しそうなチャントで始まる軽快なナンバーに乗るシリータのボーカルが心地よいナンバー。そしてシリータ作の「Happiness」はオルゴールのような音色のエレピをバックにシリータが感情表現豊かに歌い上げるミディアムテンポのバラードで、離婚直後の作品とは思えぬほど愛する人への愛と喜びに満ちた作品です。




ビートルズのオリジナルに模した、チェンバロ風のシンセのイントロで始まるカバー曲「She's Leaving Home」では、スティーヴィーがトーキング・モジュレーター(ピーター・フランプトンロジャー・トラウトマンが使ってたアレです)で全面バックコーラスする中、シリータが歌う、という多分1972年当時のR&Bの形としてはかなり先進的だったんではないかという、このアルバム一の問題作。

それに対照的に続く「What Love Has Joined Together」はモータウン歴代のアーティスト達にもカバーされてきたミラクルズの名曲。アコースティック・ピアノをメインに、いかにも70年代前半的スタイルでシリータが伸びやかなボーカルを聴かせますが、ここでの楽曲スタイルはR&Bというよりも、キャロル・キングローラ・ニーロといったこの時期の素晴らしいシンガーソングライター達を彷彿とさせるもので、シリータの音楽的表現能力の幅広さと高さを実感します。



スティーヴィーのシンセやキーボードの代わりにアコースティック・ピアノが主体の曲がここから何曲か続き、続くスティーヴィーの作品「How Many Days」やシリータ作の「Baby Don't You Let Me Lose This」もやはりアコースティック・ピアノをバックに、シリータが前の曲同様シンガーソングライター的なスタイルで、前者はしみじみとしたボーカルを聴かせるバラード、後者はミディアムテンポのスケール感のある素晴らしい楽曲を表現力たっぷりのボーカルを聴かせるナンバーです。


アルバムの最後はこの翌年御大B.B.キングがカバーしてヒットさせた、スティーヴィーシリータの共作曲「To Know You Is To Love You」を、今度は肉声のスティーヴィーシリータがデュエット、静かなフェンダーローズのイントロから後半はコンガなどのパーカッションやストリングシンセも加わりアップテンポに盛り上げてクロージング、このとてもセンシュアルで、シンガー・シリータの魅力を存分に盛り込んだ素晴らしいアルバムの締めくくりとしています。

Syreeta back


スティーヴィーのプロデュースもさることながら、やはりアルバムを聴いて素晴らしいのはシリータの歌声とその表現力です。ミニーばりのハイトーンなボーカルも美しいのですがそれ一辺倒ではなく、さまざまな表情を歌声に乗せることができるボーカル技術を嫌みなくナチュラルに聴かせるあたり、シンガーとしての実力と魅力を感じさせてくれるのです。

シリータはこの後もう1枚スティーヴィープロデュースの『Stevie Wonder Presents: Syreeta』(1974)を発表後、一時エチオピアに渡っていましたが70年代後半にはLAに戻り、ビリー・プレストンとのヒットを含むアルバムなど6枚のアルバムを発表、スティーヴィーの『Hotter Than July』などにも参加するなど活動を続けていました。しかし残念ながら2004年、乳がん治療のための放射線・化学治療中鬱血性心不全のため57歳の若さでこの世を去っています


この作品は2013年にデジタルリマスターされてユニヴァーサル・ジャパンさんのモータウン55周年企画1,000円シリーズで再発されてますので、手軽に入手できます。これから秋深まる季節、今は亡き素晴らしいR&Bシンガーソングライター、シリータの美しい歌声にぜひ触れてみて下さい。

 <チャートデータ>

ビルボード誌全米アルバム・チャート 最高位185位(1972.9.23~30付)

同全米ソウル・アルバム・チャート 最高位38位(1972.8.19付)

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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