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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
毎度恒例企画〜第55回グラミー賞大予想 #4
さて、いよいよR&B部門いきます。

10. 最優秀R&Bパフォーマンス部門

☓ Thank You - Estelle
  Gonna Be Alright (F.T.B.) - Robert Glasper Experiment Featuring Ledisi
  I Want You - Luke James
◎ Adorn - Miguel
◯ Climax - Usher

Miguel_KaleidoscopeDream.jpgこの部門も昨年の部門改編でユニセックスになっただけでなく、デュオ・グループ部門も一気に統合してパフォーマンス部門が一本になってしまった部門。カントリーはグループ部門が残っているだけに昔ながらのR&Bボーカル&インストゥルメンタル・グループには辛い部門編成になってしまってる(ってそんなグループ今時いないか)。で今回のノミネーションは昨年が5組中4組が女性ボーカルまたはそのコラボだったのに対し、逆に5組中3組が男性R&Bアクトで占められるという一転した状況。そのうち、ロバート・グラスパーはジャズ・ピアニストで去年もノミネートされてたレディシをフィーチャーした作品。ルーク・ジェイムスというのはニューオーリンズ出身のR&Bシンガーで、タイリースクリス・ブラウンとかのバックをやってきて去年アルバム『Made To Love』を出したばかりで、この「I Want You」は事実上のメジャーデビューというからグラミーも思い切ったというか、今年の男性R&Bが他にないのかよ、というか複雑なところです。そんな中、主要賞にもノミネート、頭一つも二つも抜けて光っているのがミゲルくんの「Adorn」。フランク・オーシャンザ・ウィークンドとかいった連中に代表される、2012年R&B界の一つのテーマとも言える「覚醒したクールネス」を湛えたメジャー2作目からヒットしたこの曲、未だにビルボードのR&Bエアプレーチャートで21週1位を続けているというお化けヒット。さすがに主要賞でのSOY受賞は厳しいかもしれないけど、この部門ではぶっちぎりの当確、本命◎でしょう。対抗◯はこの部門、一昨年も男性部門で受賞している今や大御所のアッシャーに、そして穴☓は「American Boy」の頃が懐かしいエステル嬢に。

11. 最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス部門

Lately - Anita Baker
Love On Top - Beyonce☓ Wrong Side Of A Love Song - Melanie Fiona
  Real Good Hands - Gregory Porter
  If Only You Knew - SWV

AnitaBaker_Lately.jpgトラディショナル、といいながら去年は怪人シー・ロー・グリーンと新進シンガーのメラニー・フィオナ(今年もノミネート)の不思議なデュオが取ってしまっていたこの部門。過去を見てもいかにもなアレサ(2003年、2005年)やジェラルド・ラヴァート(2007年)が取ってるかと思うと、プリンス(2004年)やビヨンセ(2009年)が取るなど、トラディショナルの定義は何?という感じの部門。そんな中で、今年のノミネーションはさっきの部門とは反対に5組中4組が女性という女性上位状態。中でも際立って見えるのがアニタ・ベイカー御大とビヨンセアニタ姉さんは去年Blue Noteから新譜を出すことになってたと思うのだけど、リリースは未だになく、この曲はどこから拾ってきたの?という感じだけど、この部門の受賞にはいかにも相応しいということで本命◎。対抗◯はビヨンセで、穴☓は昨年受賞しているメラニー・フィオナ嬢に。某ミュージック・マガジン誌の年間R&Bランキングで上位に入っていた懐かしいSWVのカムバックも嬉しいところですが、受賞はやはりキツいでしょうなあ。

12. 最優秀R&Bソング部門(作者に与えられる賞)

◎ Adorn - Miguel (Miguel Pimentel)
  Beautiful Surprise - Tamia (Tamia Hill, Claude Kelly & Salaam Remi)
Heart Attack - Trey Songz (Benjamin Levin, Rico Love & Tremaine Neverson)
☓ Pray For Me - Anthony Hamilton (Antonio Dixon, Kennny Edmonds, Anthony Hamilton & Patrick "jQue" Smith)
  Refill - Elle Verner (Darhyl "DJ" Camper, Elle Varner & Andrew "Pop" Wansel)

Miguel_ADorn.jpgこの部門も微妙に面白いメンツが揃っていて、クリス・ブラウンの後を虎視眈々と狙っている若手一番元気なトレイ・ソングズや、クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子としてデビューして早15年のタミアビル・ウィザーズボビー・ウーマックあたりを彷彿とさせる南部テイストのオーソドックスなR&Bでは定評のあるアンソニー・ハミルトン、そしてミシェル・オバマ大統領夫人が絶賛したという新進若手のエレ・ヴァーナーという錚々たる布陣。でもその中でもやはり一番光ってるのはミゲル君の「Adorn」でしょうなあ。2012年のR&Bはこれとフランク・オーシャンに尽きるといっても過言ではないでしょう。ということで本命◎。対抗◯は若手一番のトレイ・ソングス君、そして穴☓はノース・キャロライナの誇り、アンソニー・ハミルトンにさし上げましょう。

13. 最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム部門

☓ Fortune - Chris Brown
◯ Kaleidoscope Dream - Miguel
Channel Orange - Frank Ocean

FrankOcean_ChannelOrange.jpg何故か去年は忽然と姿を消してしまったこの部門、今年ひっそりと復活してるのですが、ノミネートされた3枚ともはっきり言ってどれが取っても誰からも文句はでない、そんなラインアップ。でも、さっきの部門のところでも言ったけど、2012年のR&B界のテーマは「覚醒したクールネス」、そしてそれを完璧に体現してくれていたフランク・オーシャンがこの3枚の中ではダントツです。『Channel Orange』は堂々最優秀アルバム部門でもノミネートされていて、それだけでも凄いアチーブメントなのですが、やはりいきなり主要賞受賞はちょっと難しいと思うので、この部門でがっちり本命◎受賞してもらいましょう。同じくらいカッコいいミゲルのアルバムは対抗◯で、うちの息子が大のお気に入りで聴きまくっているクリス・ブラウンの『Fortune』は楽曲の粒ぞろいが素晴らしいのですが、アーティスト自身の素行の問題と、他の2人が凄すぎるのでここは遠慮してもらって穴☓ということで。なんせ、問題児クリス・ブラウンは最近あるビルの駐車場で、フランク・オーシャンの一団と揉め事になって喧嘩ふっかけたそうなんですが、フランク・オーシャンは「やべっ。指でも怪我した日にゃグラミーで演奏できなくなっちまう」ってんで逃げちゃったらしい。どこまでもお騒がせなクリス君ですな。

14. 最優秀R&B・アルバム部門

  Black Radio - Robert Glasper Experiement
◎ Back To Love - Anthony Hamilton
◯ Write Me Back - R. Kelly
☓ Beautiful Surprise - Tamia
  Open Invitation - Tyrese

RobertGlasperExperiment_BlackRadio.jpgAnthonyHamilton_BackToLove.jpgRKelly_WriteMeBack.jpgTamia_BeautifulSurprise.jpgTyrese_OpenInvitation.jpg

さあ今年のR&B部門ではここが一番むずかしいね。何せ上でも言ったけど、2012年のR&Bの最高峰はフランク・オーシャンミゲルだから、そのどちらもノミネートされていないこの部門のまあ小粒なこと。パッと見にはR.ケリーとか大粒に見えるんだけど、彼、R&B部門では1997年の「I Believe I Can Fly」で1度だけ受賞してから一度も受賞したことがないんですよね。このアルバムも某ミュージック・マガジン誌ではいつものように年間上位に入ってるけど、本命はキツイなあ。で、顔ぶれを見渡すと本命◎に値するのはやはりノース・キャロライナの誇り、アンソニー・ハミルトン先生ではないでしょうか。R.ケリー先生は対抗◯としておいて、穴☓は久々のアルバムをノミネーションに送り込んできたタミアに。

いやいや何とかR&Bまで来たな。この後はラップ、カントリー、ダンス・エレクトロ、アメリカーナといって主要賞というまだ長い道のりが....乞うご期待を。(つづく)
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