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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
My Best 10 Album of 2014(DJセトリ@新橋King Bee)

昨日も新橋King BeeさんでアマチュアDJ、やらせて頂きました。今回のテーマは「ノンジャンル」ということだったんで、「DJ ATAの選ぶ2014年 My Best Albumトップ10!」と題して、10位からカウントダウンでアルバムの中の一曲をそれぞれかける、という趣向。このブログを追って下さっている方や、僕が毎年の年賀メールを出している方はご存知のように、毎年その年のMy Best Albums 10枚を選んでもう10年以上(年賀メールでは2002年からの記録あり)。以前はブログでレビュー付カウントダウンなんかもしてたのだけど、かなり時間がかかってしまう(レビューを書き込み過ぎという噂もある汗)のと、ちょうどグラミー賞予想の時期と重なることもあり(あ、こっちもまだやってない)、ここ数年は年賀メールとFBで皆さんにご連絡するに留めていたという状況。なので、このDJ機会は大変タイムリーでKing Beeさんには大感謝。ということで結構ギリギリにリリースされたアルバムも含めて年間トップ10を選んで、DJしてきました。

全般的に言って、今年は平均的なアルバム作品の質は高い年だったんではないか、というのが個人的な印象。自分も去年に続いて今年は100枚以上CDを購入、うち新譜が58枚ということで、今年も新譜に向かわせるような話題作や新しいミュージシャンによる強力な作品なんかが結構多かったのも新譜に目が行きやすい状況だったと思う。で、その中の10枚です。選ぶのにかなり苦労して、11位以下にこぼれたアルバムにもいいものがいっぱいあったけど、頑張って10枚に絞りました。昨日King Beeさんでプレイした曲と一緒にご紹介。

2014 My Album #10

Loopified - Dirty Loops (Dandy/Verve/Universal)


Dirty Loops - Loopified 

King Beeさんに出入りしてなかったら多分僕のアンテナには引っかかんなかったじゃないかな、と思うと、King Beeさんには別の意味でも感謝!スエーデンはストックホルム出身のキーボード+ベース+ドラムスのギターレストリオのメジャーデビュー盤。ジャズとR&Bとロックをミックスしたような楽曲を変拍子や変調を駆使しながら超絶技巧(特にドラムスが凄い)でパワフルに演奏する凄い奴らが出てきました。既に日本ではかなりファンがつき始めているらしく、先日も来日公演があり、KBのお客さんも何人か行って絶賛してました。Executive Producerをあのデヴィッド・フォスター、実際のプロデュースは90年代初頭にバックストリート・ボーイズセリーン・ディオン、インシンクなどの楽曲を手がけたアンドレアス・カールソンがやってます。80年代にレベル42とかが好きだった方なら必ずハマること請け合いです。その中からシングルにもなった(ヒットはしなかったがw)オープニングの「Hit Me!」を。

2014 My Album #9

Sukierae - Tweedy (dBpm Records)


Tweedy - Sukierae 

2000年代以降マイ・ブームの、オルタナ・カントリー・ロック、アメリカーナのバンドの中でも大好きなバンド、ウィルコは今年これまでの未発表曲やアウトテイクをまとめた4枚組の「Alpha Mike Foxtrot: Rare Tracks 1994-2014」や、ベスト盤「What's Your 20? Essential Tracks 1994-2014」をリリースするなどキャリア総決算の年だったと思うけど、その同じ年にリーダーのジェフ・トウィーディーが18歳の息子のスペンサー君(ドラムス担当)と「トウィーディー」名義でリリースした2枚組が本作。もともとジェフのソロの予定だったらしいけど、昨年ジェフがプロデュースしたメイヴィス・ステイプルズの「One True Vine」(これも素晴らしい出来)でドラムスを叩いてたスペンサー君と一緒にやっている時にジェフの奥さんのスーザンさんがガンにかかっていることが発覚。これがきっかけだったのか、ソロではなく、息子さんとのコラボ作となったという。親子のコラボというと、ライ・クーダーの「Buena Vista Social Club」を思い浮かべる人も多いと思うけど、この作品は、その製作過程での家族内クライシスを反映してか、とてもパーソナルな、それでいて聴いてて思わずホンワリとしてくるナンバーが並んでいる。最初2~3曲は「Yankee Foxtrot Hotel」を思わせるようなややノイジーな曲があるが、その後はどんどん二人の紡ぐ楽曲に没頭していける、そういう楽曲が並んでいて2枚組が長く感じない。ちなみにこの作品、ローリング・ストーン誌の年間ランキング46位、アンカット誌24位にリストアップされている。その中から、2枚目の冒頭を飾る「Flowering」をどうぞ。


2014 My Album #8

The Voyager - Jenny Lewis (Warner Bros.)


Jenny Lewis - The Voyager 

ジェニー・ルイスという人はラス・ヴェガス出身で、90年代にLAを中心に活動したインディー・バンド、Rilo Kiley(すいません、聴いたことないです)のリード・ボーカルだったと同時に、若い頃からTVや映画俳優としても活動してきた人らしい。今回はその彼女が自作自演する3作目。何といってもジャケが目を引く作品だが、音を聴くと、70年代ウェストコース・シンガーシングライターのフレイバーと、80~90年代バーバンクを中心に盛り上がったポップサウンドなどが入り混じった曲調が懐かしさを誘う。1曲目なんて、フリートウッド・マックHAIMか!という感じです。一方でいかにも70年代シンガーソングライターっぽく、ストーリー性のある歌詞も面白く、昨日プレイした「The New You」もそんなフレイバーをプンプンさせていてなかなか耳から離れないそんな好盤。広く海外の音楽誌にも注目されていて、各誌の年間ランキングでは、SPIN誌とビルボード誌(エディター選出)で4位、ローリング・ストーン誌17位、TIME誌8位、アンカット誌で51位でした。


2014 My Album #7

Ryan Adams - Ryan Adams (PAX-AM/Blue Note)


ryan adams - ryan adams (2014) 

マイブームのオルタナ・カントリー・ロックで僕のもう一方のお気に入りはこのライアン・アダムスブライアンではないw)。オルタナ・カントリー界のニルヴァーナ(ホントか?)と言われたウィスキータウンのオリジナル・メンバーだった彼が書いた「When The Stars Go Blue」がティム・マグローにカバーされてヒットするなど、その作品クオリティの評価は一貫して高いけど、バカ売れすることもなく、ずっとシーンでいい位置をキープして来てる。今回は3年ぶりの14作目だが、ここ数作では「Cold Roses」以来のかなり出来のいい部類だと思う。昨日プレイしたこの「Feels Like Fire」では何とジョニー・デップがギターで参加(もう1曲参加してる)、アルバムでは他にあのマンディー・ムーアがバックで歌ってる曲も2曲あったりして、久しぶりに話題の多い作品。各誌の年間ランキングではSPIN誌が28位、TIME誌が9位に挙げている。また今回は2005年に最優秀ロック・パフォーマンス部門にノミネートされて以来10年ぶりにグラミー賞ロック関連部門3部門(アルバム、ソング、パフォーマンス)にノミネートされている。「Feels Like Fire」の動画が見当たらないので、同じアルバムから「Kim」のジミー・ファロン・トゥナイト・ショーでのパフォーマンスを。


2014 My Album #6

Bad Self Portraits - Lake Street Dive (Signature Sounds)


Lake Street Dive - Bad Self Portraits 

女性2人+男性2人のボストン出身、今はブルックリンをベースに活動するジャジー・ソウル・ロック・バンド4人組による3作目。ボーカルのレイチェル・プライス(テネシー州出身)はマサチューセッツの音大でジャズを専攻、2003年のモントルー・ジャズ・フェスティバルの国際ジャズ・ボーカル・コンテストで注目を浴びたという、もともとはジャズ畑のシンガー。その彼女が他のメンバーとジャズの枠に留まらないサウンドを思考して結成したのがこのバンドらしい。モータウンとブリル・ビルディング・ポップとジャズと70年代ロックがミックスされたような、ちょっとノスタルジックながらオプティミスティックな曲調が魅力で、若い時にウェストコースト・ロックやR&Bロックにハマった人なら結構気に入ると思う。もともとこのバンドは、USに留学中のうちの娘がSpotifyで聴いていたのを教えてもらった。今はいろんな音との出会い方があるもんだな、と思わず感慨にふける今日この頃。その中から、冒頭レイチェルのややハスキーながら力強い、かつ技巧も見せてくれるボーカルが炸裂するアルバム・タイトル・ナンバーの「Bad Self Portraits」をどうぞ。


2014 My Album #5

Anybody Wanna Buy A Heart? - K. Michelle (Atlantic)


K. Michelle - Anybody Wanna Buy A Heart 

昨年アルバム・チャート2位に初登場したデビュー作「Rebellious Soul」に続く、メンフィス出身の正統派R&Bシンガーによる2枚目。今週末発表の12/27付ビルボード誌アルバム・チャートで6位初登場という今回も好調な出だしだが、何しろ先週発売になったこのアルバムのジャケをネットで見て、えらく気になっていたところへ、AllmusicのサイトがいきなりBest of 2014に入れていたので、思い切って買って聴いてみた。これが大当たりで、エモーショナルで魂を揺さぶる本格的な歌唱はホントにヤバく、一昨日聴いて即年間トップ10入りを決めた一枚。で、このアルバム、実は中ジャケもかなりヤバい。本当にパフォーマンスもビジュアルも全て自分の裸のままをさらけ出して体当たり勝負してきたな!という感じで、それがまた素晴らしいと来ているからトップ10入りさせない手はないってなもんで。とにかくR&B好きの方なら文句なしに大推薦できる1枚。これがもっと前に発売されていたら、年間1位の可能性は充分あったと思う。その中からピアノをバックにダイナミックに歌い上げるバラード「How Do You Know?」をどうぞ。


2014 My Album #4

Aquarius - Tinashe (RCA)


Tinashe-Aquarius.jpg

ケンタッキー生まれLA育ちの21歳、ティナシェ・カチングウェのメジャー・デビュー・アルバム。父はジンバブエ、母はオランダ系アメリカ人というハイブリッドな血筋を反映してかルックスも抜群で、3歳からモデルや子役をやってたらしい。自費で出したミックステープが認められてRCAと契約、DJマスタードディテールなど、今をときめくヒップホップ系プロデューサーを配したこのアルバム、ドレイクウィークンドフランク・オーシャンあたりの流れで、スペイシーな音像をテーマに配しながら、ティナシェのソプラノボーカルがドリーミーなグルーヴを作り出していてひたすら気持ちよし。ラッパーのスクールボーイQとのコラボ・シングル「2 On」は見事Hot 100最高位24位のスマッシュヒットになったが、アルバム全体で評価すべき作品だと思う。ティナシェは例のアリーヤの伝記TV映画の主役候補にも上がっただけあって、アリーヤ・チルドレンとしてのイメージと雰囲気も充分。全曲自作または共作して、デビュー作にしてこのクオリティ、この先が楽しみです。各音楽誌の年間ランキングではSPIN誌8位、ピッチフォーク誌36位、ヴァイブ誌19位。昨日プレイした、A$APロッキーをフィーチャーした「Pretend」をどうぞ。


2014 My Album #3

In The Lonely Hour - Sam Smith (Capitol)


Sam Smith In The Lonely Hour 

来年2月の初来日ショーケースライブのチケットも発売同時に売り切れるなど、USのみならず日本でもここのところ人気上昇のロンドン出身のブルー・アイド・ソウルシンガー&ソングライター、サム・スミス。2014年は、UKでの「Money On My Mind」「Stay With Me」No.1、USで「Stay With Me」が最高位2位で「I'm The Only One」も今週Hot 100で3位と破竹の勢いでブレイクしたサムグラミー賞でも主要4部門を含む6部門にノミネートされるなど正に2014年を語るにおいて欠かせないアーティストになった。その彼のデビュー・アルバム、とにかく楽曲と歌唱のクオリティが素晴らしいの一言。ファルセットとテナーを行き来するボーカルと全曲自作または共作で情緒満点の歌詞とメロディの組み合わせは時に聴く者に涙させるに充分のレベルだと思います。つい先週、このアルバムはテイラー・スイフト1989」、アナ雪のサントラについで3枚目の2014年のミリオン・セラーとなるなどUSでも今年を代表する大ヒットに。各音楽誌の年間ではビルボード誌(エディター選出)3位、Q誌ヴァイブ誌が13位という評価。LGBTフレンドリーな最近のグラミーで旋風を巻き起こす可能性は充分で、当日はサム・スミス・ナイトになるか?昨日プレイしたのは「あなたの恋人(彼)を離れて、私にわたしなさい!」と切々と歌う「Leave Your Lover」。


2014 My Album #2

Royal Blood - Royal Blood (Black Mammoth/Warner Bros.)


Royal Blood - Royal Blood 

UKはブライトン出身のハードロックバンドのデビュー作。何とこれがベースとドラムスの2人組という最小構成単位で、ぶっ飛ぶほどの重量感あるサウンドを叩き出すその力量は只者ではなく、今年の夏のグラストンベリーではアークティック・モンキーズのメンバーがこのバンドのTシャツを着てるのを目撃されたり、NYのライブを見に行ったジミー・ペイジが絶賛したり、BBCの選ぶ「Sound of 2014」にノミネートされたり(惜しくもサム・スミスに負けたが)など一躍シーンの話題を集めている。本作はUKで初登場1位で、アークティックスのデビュー・アルバム以来の新人デビュー作としては最速の売上を達成したらしい。個人的にもQueen Of The Stone Ageの「Song For The Deaf」以来の骨太のバンドが出てきたな、という感じで聴いた瞬間にノックアウトされたくち。各誌の年間ランキングではQ誌が16位、NME誌が19位。来年1/21リキッド・ルームで初来日ライブをやるらしいので見に行かなくては。昨日プレイしたのは疾走感と重量感両方充分の2曲め「Come On Over」。


2014 My Album #1

Morning Phase - Beck (Capitol)


Beck Morning Phase 

さて2014年の僕のベスト・アルバムは、初夏から夏にかけての今年の自分のパワープレイというかサウンドトラック的な位置づけだった、ご存知ベック・ハンセンの6年ぶりの新作「Morning Phase」です。2002年の「Sea Change」を思わせる、ハーモニーとスペイシーな音像がリスナーの精神世界を開いてくれるような、そんな作品。折りから転職したばかりの7月に出張したナッシュヴィルのライマン・オーディトリアムで、このアルバムのツアーのライブを観る機会があったことも個人的には1位にした要素の大きい部分。各音楽誌の評価も高く、年間ランキングではMOJO誌が1位、Q誌が5位、アンカット誌が22位と、2014年を代表する作品として認知されている模様。グラミー賞でも最優秀アルバム部門、最優秀ロック・アルバム部門など5部門にノミネートされてます。昨日は、アルバム冒頭のイントロ「Cycle」から流れ込む「Morning」をプレイし、DJを締めくくりました。


ということでどうだったでしょうか、2014年のMy Best 10 Album?フルリストと、トップ20までのリストはAllmusicのサイト(このリンクをクリック)で公開していますので、よろしかったらご覧ください。実は今週発売のディアンジェロの「Black Messiah」をまだ聴いてないので、これを聴いていたらいきなりトップ10に入ってきそうな気もするのですが、これはもう時間切れで、2015年アルバム扱いということで。さあ、来週はグラミー予想しなくては。

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