Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
恒例!第59回グラミー賞大予想 #2〜ダンス&ロック部門〜

この週末ずいぶん寒くなってきて、どうも明日は雪もちらつくらしい東京。こんな週末は家にこもっていい音楽に浸るのも悪くないわけで。そしてグラミー賞大予想は続く、というわけで今日はダンス部門の予想いってみます。


Chainsmokers Dont Let Me Down 



6.最優秀ダンス・レコーディング部門

× Tearing Me Up - Bob Moses
◎ Don't Let Me Down - The Chainsmokers Featuring Daya
○ Never Be Like You - Flume Featuring Kai
  Rinse & Repeat - Riton Featuring Kah-Lo
  Drinkee - Sofi Tukker


今年のこの部門、2016年はそれまでシーンを代表してきたスクリレックスとかディスクロージャー去年のフジロックでのライヴは素晴らしかったです)とかカルヴィン・ハリス(そういえばリアーナとやって全米最高位3位の大ヒットだった「This Is What You Came For」がノミネートされてないのは変)といった常連たちが全く顔を出していない中、このメンツだったらどう考えても2016年のEDMシーンを席巻したチェインスモーカーズが本命◎以外はあり得ないでしょう。

最優秀新人部門にもちゃんとノミネートされたドリュー・タガートアレックス・ポールのデュオによるチェインスモーカーズの2016年のブレイクぶりは圧倒的なものがありました。2014年に「#SELFIE」(最高位16位)などという明らかに色物系のヒットでデビューした彼ら、2015年の「Roses」(最高位6位)のヒットでいきなりブレイクした後、2016年はこの「Don't Let Me Down」(最高位3位)で一気にヒットメイカーの地位を確保したかと思ったら夏から秋にかけてホルジー嬢をフィーチャーした「Closer」が何と12週間Hot 100の1位を占めて、ドレイクの「One Dance」(1位10週)を押さえて2016年最大のヒットとなるという化け具合。「Closer」は今現在もダンス・エレクトロニック・ソングチャートの1位21週目を記録しているという凄い勢いです。EDMというジャンルのため、主要部門にはノミネートされませんでしたが、彼らは今年以降もまだまだ活躍しそう。

で、対抗○はオーストラリアのEDMプリンス、フルームに、穴×はどれでもいいんだけど(笑)カナダのEDMデュオ、ボブ・モーゼズに付けておきましょう。

7.最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム部門

× Skin - Flume
◎ Electronica 1: The Time Machine - Jean-Michel Jarre
  Epoch - Tycho
○ Barbara Barbara, We Face A Shining Future - Underworld
  Louie Vega Starring...XXVIII - Louis Vega

Flume_Skin.pngJeanMichelJarre_Electronica1.jpgTycho_Epoch.jpgUnderworld_Barbara.jpgLouie Vega starring xxviii

ノミネートされていればこちらもぶっちぎりだったであろうチェインスモーカーズのアルバム『Collage』はリリースが11月だったために、9月末までのリリースが対象というグラミーの要件から今年は外れてるのでここには出てきていません。多分来年のグラミーでは強力候補の一つでしょう。そういうこともあって真空状態のこの部門、どうしようかと思ったんですが、目を引いたのが何と懐かしい名前、ジャン・ミシェル・ジャール。「ドクトル・ジバコ」などの作曲で有名な映画音楽作曲家モーリス・ジャールの息子のジャン・ミシェルが70年代にヨーロッパを中心に大ブレイクしたアルバム『Oxygene』で彼の名前を覚えているシニアの洋楽ファンもいらっしゃるでしょう。その彼が元ディペッシュ・モードヴィンス・クラーク、ピート・タウンゼント、タンジェリン・ドリームエドガー・フローゼらと、エレクトロニカ・ミュージックの歴史を俯瞰するという意欲的なプロジェクトの第一弾としてリリースしたのがこのアルバム。これを本命◎にせずして何を選ぶのか、という感じですよね。

対抗○は、2017年に彼らのブレイクのきっかけとなった映画『トレインスポッティング』の20周年を記念した続編の封切りが予定されている、アンダーワールドの新作に、そして穴×は前の部門でも印を付けたフルームに。

引き続き、ロック部門も行ってみましょう。


8.最優秀ロック・パフォーマンス部門

○ Joe (Live From Austin City Limits) - Alabama Shakes
  Don't Hurt Yourself - Beyonce Featuring Jack White
◎ Blackstar - David Bowie
  The Sound Of Silence (Live From Conan) - Disturbed
× Heathens - twenty one pilots

前回の冒頭でも書いたように、今回のグラミーノミネートの最大の問題は、最優秀アルバム部門にボウイの『★』がノミネートされていないこと。でもさすがにここロック部門では彼の死力を振り絞ったこの作品を無視できないわけで、ノミネートされてきました。そうなるとこの中では当然本命◎はボウイ。

一方この部門でビックリしたのは何とビヨンセの曲がノミネートされていること。そりゃあグラミーはジャック・ホワイト大好きだからといって、ビヨンセの曲がロック??これってこのロック部門が創設された1980年の第22回のロック部門でドナ・サマーが「ホット・スタッフ」で受賞した時くらい唖然、のノミネートですよ。こういうことするからこの部門にホントは(作品の善し悪しは別として)ノミネートされてしかるべきだったレッチリが陰も形もないじゃないの。

気を取り直して、対抗○は去年この部門を見事に受賞して、これもどうもグラミーご贔屓ではないかと思われるアラバマ・シェイクスに付けとこう。穴×は本来なら今年のブレイクアウトアーティストとしてもっともっといろんなところでノミネートされておかしくなかったトウェンティワン・パイロッツに。

9.最優秀メタル・パフォーマンス部門

  Shock Me - Baroness
○ Silvera - Gojira
◎ Rotting In Vain - Korn
× Dystopia - Megadeth
  The Price Is Wrong - Periphery

Korn The Serenity Of Suffering

いつも言ってますがこの部門は毎回独自の世界を構築してて最も予想が難しい(というかよく分からん)部門なんですが、今年は例年に比べると比較的メリハリのきいたノミネーション。90年代に圧倒的なメタルコアのシーンで地位を確立して以来結構コンスタントにアルバムをリリースしているコーンが3年ぶりにリリースしたアルバム『The Serenity Of Suffering』(内容はともかく、ジャケが結構好き)からの曲がやっぱりこの中では目を引くので本命◎。コーンはこの部門、2000年の第42回以来17年ぶり2回目のノミネートという意外な少なさですが、ここらで取ってもらってもいいのではないかと。

対抗○は最近一部で結構話題になっているフランスのメタル・バンド、ゴジラ!彼ら今回は最優秀ロック・アルバム部門でもノミネートと今年のグラミーの注目株の一つ。当初Godzillaというアメリカ綴りだったのを2010年にちゃんとGojiraに変えたという生真面目さが結構好感度大かも。

穴×はこれで3度目のノミネートながらこれまで一度も受賞経験のないメガデスに。

10.最優秀ロック・ソング部門(作者に与えられる賞)

◎ Blackstar - David Bowie (David Bowie)
○ Burn The Witch - Radiohead (Radiohead)
  Hardwired - Metallica (James Hetfield & Lars Ulrich)
× Heathens - twenty one pilots (Tyler Joseph)
  My Name Is Human - Highly Suspect (Rich Meyer, Ryan Meyer & Johnny Stevens)

この部門にも順当にノミネートされたボウイの「★」。本当は楽曲でノミネートするんだったら彼の生前最後のステートメントである「Lazarus」か「I Can't Give Everything Away」で行って欲しかったのだけど、でもいずれにしてもここはボウイ本命◎以外は考えられないところ。

対抗○はこの部門3回目のノミネートとなる(未受賞)レディへの「Burn The Witch」。ボウイがなければ多分堂々本命◎だった、それくらい去年のレディへのあのアルバムは作品として素晴らしかったし、この曲はその中でも存在感を放ってたと思います。穴×はやっぱり昨年大ブレイクしながら「ロック」という枠組みの中ではボウイレディへの次に来ざるを得ないトウェンティワン・パイロッツそれにしてもレッチリは完全無視なんだなあ、今年のロック部門からは。不思議

11.最優秀ロック・アルバム部門

○ California - Blink-182
  Tell Me I'm Pretty - Cage The Elephant
× Magma - Gojira
  Death Of A Bachelor - Panic! At The Disco
◎ Weezer - Weezer

Blink-182_-_Calfornia.jpgCage_the_Elephant_-_Tell_Me_Im_Pretty.pngGojira_magma.jpgPanicAtTheDisco_DeathOfABachelor.jpgWeezer White album

不思議だなあ、今年のこの部門。なぜかボウイの「★」が次のオルタナ・アルバム部門にいっちゃってるし、何度も言うけどなぜかレッチリの『The Getaway』が今年のグラミーからは完全無視されちゃってるので、今年のこの部門の小粒なこと。

この中で本命◎を選ぶとしたらやっぱり90年代から頑張ってきて今や老舗感も漂っているウィーザーしかないわけで。残念ながら僕はこのアルバムまだ聴いてないけど、概ね評判はすこぶるいいみたい。彼らは安定していいロックアルバムを発表し続けているし、これを機会にこのアルバムやっぱ買わなきゃかな。

対抗○は一応アルバムチャートNo. 1でもあるしブリンクの『California』、そして穴×は今回のグラミーの話題の一つ、ゴジラのアルバムに。

12.最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門

× 22, A Million - Bon Iver
◎ Blackstar - David Bowie
  The Hope Six Demolition Project - PJ Harvey
  Post Pop Depression - Iggy Pop
○ A Moon Shaped Pool - Radiohead


Bon Iver_22,_A_Million David Bowie_Blackstar PJHarvey_HopeSixDemolitionProject.jpg Iggy Pop_PostPopDepression Radiohead_AMoonShapedPool.jpg 


再三言ってますが、今年主要部門でボウイがノミネートされなかったのはやっぱりおかしいと思うわけで。そしてこの部門でボウイがノミネートというのも違和感がはんばない。でも、ノミネートされたのであればこの部門でボウイに本命◎を付けない理由はないな、というのが結論。

対抗○はもう一つの雄、レディへのアルバムに。自分の年間トップ20には入れられなかったけど、今回のレディへのアルバムはかなりいいアルバムだったと思う。だからボウイがいなければここもレディへのぶっちぎりだったはず。

穴×は、これも変わらず毎回独特の音像世界を繰り出してくるボン・イヴェールのアルバムに。本来ボン・イヴェールはグラミーのお気に入りなんだけど(2011年に最優秀新人賞と最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門受賞)、今年ばかりは相手が悪かったということで。そういう意味で言えば、今年久々に意欲作を出したPJハーヴェイイギー・ポップも今年は年が悪かったのね。


ということで予想第二弾でした。引き続き予想は続くよどこまでも。では。

スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2018 Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.