Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
恒例!第59回グラミー賞大予想 #5〜カントリー部門〜

さあ、どんどん行きます。次はカントリー部門の予想。

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22.最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス部門


  Love Can Go To Hell – Brandy Clark
○ Vice – Miranda Lambert

  My Church – Maren Morris
◎ Church Bells – Carrie Underwood
× Blue Ain’t Your Color – Keith Urban


さてカントリー部門の予想については、毎年言ってますが、前年の秋に発表されるCMA(カントリー・ミュージック・アウォード)の結果が往々にして大きく影響するという点が一つのポイントです。事実昨年のグラミーのカントリー部門では、その前年の第49CMA最優秀男性ボーカリスト、最優秀新人、最優秀アルバム3部門を独占したクリス・ステイプルトンが、グラミー主要部門の最優秀アルバム部門にもノミネートされたこともあり、グラミーのカントリー部門ではソロ部門とアルバム部門を見事受賞した、という最近の例もあります。そこでちょっと昨秋の第50CMAの結果を見てみると:

*最優秀エンターテイナー:Garth Brooks

*最優秀男性ボーカリスト:Chris Stapleton2年連続受賞)

*最優秀女性ボーカリスト:Carrie Underwood8年ぶり4回目の受賞)

*最優秀新人:Maren Morris

*最優秀ソング:Humble And Kind” by Tim McGraw作者:Lori McKenna

*最優秀アルバム:Mr. Misunderstood” by Eric Church

という状況です。

これから推測するに、CMAの受賞者でこの部門に名前が出ているのはキャリー・アンダーウッドと新人女性シンガーのマレン・モリスのみ。マレンはグラミー最優秀新人部門にもノミネートされているのですが、ここはやはりキャリー・アンダーウッドが本命◎でしょう。

ただ油断ならないのは対抗○のミランダ・ランバートキャリーは過去この部門で9回ノミネートされて、うち5回受賞していますが、受賞できなかった4回のうち第53回は、「Temporary Home」がこのミランダ・ランバートの「The House That Built Me」に受賞を持っていかれています(残りの2回はテイラー・スイフト、もう1回は昨年のクリス・ステイプルトン)ので、ミランダが来る可能性も結構あると踏んでいます。

穴×は今年カントリー・シングル・チャートで現在も連続12週1位を独走中という大ヒットを記録しているキース・アーバンに。


23.最優秀カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンス部門

○ Different For Girls – Dierks Bentley Featuring Elle King

× 21 Summer – Brothers Osborne

◎ Setting The World On Fire – Kenny Chesney & Pink

Jolene – Pentatonix Featuring Dolly Parton

  Think Of You – Chris Young With Cassadee Pope


さてさてこの部門、昨年はその前年の CMAの最優秀ソングを取った、リトル・ビッグ・タウンの「Girl Crush」が予想通り持っていったんですが、今年のラインアップは見事に CMAとは全く関係のない面子が並んでます。特に 2004 年のティム・マグローネリーの「Over And Over」や、そのネリーフロリダ・ジョージア・ラインとの「Cruise(2012)のリミックスとかここ10年くらいで増えてきた、カントリー・アーティストと他ジャンルのアーティストのコラボ曲が今年はズラッと並んでいて、何だかやや違和感が….

その中で敢えて本命◎を選ぶとすると、今やガース・ブルックス、ティム・マグローの後を次ぐのは彼しかいない、て感じのメインストリーム感満点のケニー・チェズニーピンクのデュエットがポップの楽曲としても結構いい出来の曲になってると思うのでこれが一押しかな、と。この中では最高位29位とHot 100でもヒットしたし、カントリーチャートでも4週1位の大ヒットだしね。

対抗○は同じくHot 100でもちょっとヒットした、ディアークス・ベントリーと何と新進女性ロック・シンガーのエレキングそういう怪獣いましたなあw)のデュエット曲かな。

それ以外にも近年人気のアカペラ・グループ、ペンタトニックスが大御所ドリー・パートンと組んでドリーの「Jolene」のカバーをやったやつとか、若手カントリー・スターの存在感充分なクリス・ヤングNBCのスター誕生番組「The Voice」卒業生のカサディー・ポープと組んだ「Think Of You」とかいろいろノミネートされてるけど、穴×は昨年デビューするといきなり昨年のグラミーのこの部門にノミネートされた、T.J.ジョンオズボーン兄弟が、今年も連続ノミネートされているので、そのブラザーズ・オズボーンに敬意を表して進呈します。しかしカントリー・チャートで最長の18週間1位を独走したフロリダ・ジョージア・ライン「H.O.L.Y.」は陰も形もないというのが凄いなあ(笑)。


24.最優秀カントリー・ソング部門(作者に与えられる賞)


  Blue Ain’t Your Color – Keith Urban (Clint Lagerberg, Hillary Lindsey & Steven Lee Olsen)

× Die A Happy Man – Thomas Rhett (Sean Douglas, Thomas Rhett & Joe Spargur)
◎ Humble And Kind – Tim McGraw (Lori McKenna)

My Church – Maren Morris (busbee & Maren Morris)

○ Vice – Miranda Lambert (Miranda Lambert, Shane McAnally & Josh Osborne)





この部門のノミネートを見て CMA の昨秋の受賞者リストを見ると、もう本命◎はロリ・マッケンナ作の、ティム・マッグローが歌う「Humble And Kind」しかないように見えますね。ロリは、昨年の CMA 最優秀ソングで、グラミーでもこの部門を取ったリトル・ビッグ・タウンの「Girl Crush」の共作者として昨年も受賞してるし、今ナッシュヴィルで「最も注目されているソングライター」の一人ということもあって、この本命は超堅いように思えます。このPVも何か、トランプと対極にあるいー感じのPVで素晴らしいしね。ただ、過去10年くらいを見ると、 CMA のソング部門受賞曲でグラミーでも受賞した、というのは昨年第58回グラミーの「Girl Crush」と第51回グラミーのシュガーランドの「Stay」の2曲のみ。どちらかというとそもそも CMA のソング部門受賞作がノミネートすらされない年の方が多いくらいなので、 CMA との連関性はあまり当てにはならないかも。

その場合の対抗○というと、やはりここでもミランダ・ランバートの「Vice」がいろんな意味でも話題作だったし、強いのではないかというのが見立てです。

穴×は、ジェイソン・アルディアンらと並んで若手の人気カントリー・シンガー、トーマス・レットのしみじみとしたバラード曲でカントリーチャートでも一昨年末から去年初頭にかけて17週間1位を独走した「Die A Happy Man」に。


25.最優秀カントリー・アルバム部門


× Big Day In A Small Town – Brandy Clark

○ Full Circle – Loretta Lynn

Hero – Maren Morris

◎ A Sailor’s Guide To Earth – Sturgill Simpson
  Ripcord – Keith Urban

Brandy Clark_BigDay In A Small Town Loretta Lynn Full Circle Maren Morris Hero Sturgill Simpson A Sailors Guide To EarthKeith Urban Ripcord 


ジャンル部門のメインカテゴリー、アルバム部門は、通常主要部門にノミネートされているアーティストが持っていく、というのがやはりパターンで、昨年のクリス・ステイプルトンの『Traveller』なんかはその好例。そうなると今回も突然全体の最優秀アルバム部門にノミネートされたスタージル・シンプソンの『A Sailor's Guide To Earth』という、何やら「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を連想させるタイトルのアルバムが本命◎ということになります。このアルバム、実は昨年各ロック関係音楽誌の間でかなり話題になった作品で、彼の前作『Metamodern Sound Of Country Music』(2014、こちらもかのレイ・チャールズの名盤のタイトルを連想させるタイトル)は2年前の第57回グラミーの最優秀アメリカーナ・アルバム部門にノミネートされていました。いわゆるルーツ・ロック系のシンガーソングライターで、この部門でノミネートされるにはやや異端の感じもしないではありませんが、主要部門にもノミネートされているということで評価は高いわけなので、ここは本命◎で間違いないかと。

対抗○は思わず名前を見て「おお!」とつぶやいてしまったカントリー・レジェンド、ロレッタ・リン40作目のカントリー・アルバム・チャートトップ10アルバムとなった『Full Circle』。彼女は既に大御所であるにもかかわらず、2004年には当時ナッシュヴィルに居を移してきた元ホワイト・ストライプスジャック・ホワイトのプロデュースによる『Van Lear Rose』で見事に第47回グラミーのこの部門を受賞するなど、ベテランの域に入ってなお冒険的なミュージシャン活動を行っているというすごいお方。なのでスタージルが取れない場合はこの方の作品しかないなあ、という感じ。エルヴィス・コステロウィリー・ネルソンとのデュエットも収録されてるとのことでうーん、やっぱ買おうかな

穴×は2年前の第 57 回グラミーで最優秀新人部門にノミネートされ(受賞はサム・スミス)、今回のグラミーでも複数の部門にノミネートされているこの人も今ナッシュヴィル注目のシンガーソングライターの一人、ブランディ・クラークのアルバムに付けておきましょう。


ふう、何とか折り返し点は通過したので、残りも頑張っていきます。次はアメリカン・ルーツ部門、ミュージカル部門、ビジュアル・メディア部門、そして最後のプロデューサー部門と続きます。

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