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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
恒例!第59回グラミー賞大予想 #7〜アメリカン・ルーツ部門パート2〜

引き続き行きますアメリカン・ルーツ部門のパート2、まずは2012年(第54回)に一本に統合されながら、今回からまた2部門に分かれたブルース部門から。


Joe Bonamassa


30.最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム部門


  Can’t Shake This Feeling – Lurrie Bell
◎ Live At The Greek Theatre – Joe Bonamassa
 Blues & Ballads (A Folksinger’s Songbook: Volumes I & II) – Luther Dickinson

  The Soul Of Jimmie Rodgers – Vasti Jackson
× Porcupine Meat – Bobby Rush


LurrieBell_CantShakeThisFeeling.jpg JoeBonamassa_LiveAtGreek.jpgLutherDickinson_BluesBallads.jpgVastiJackson_SoulOfJimmieRodgers.jpgBobbyRush_PorcupineMeat.jpg

統合以前のトラディショナル・ブルース・アルバム部門では何と11回の受賞を誇るB.B.キングを筆頭に、ジョン・リー・フッカー、マディ・ウォータースといった正に大御所の独壇場だったこの部門、今回のノミネートには所謂「大御所」の名前は見当たりません。ベテラン、と言えるのはどちらかというとブルースというよりファンクの印象が強いボビー・ラッシュくらいで、あとの四人はいずれも比較的若いブルースギタリスト達で、特にルーリー・ベル以外は3人とも1990年代以降にシーンでの活躍を始めた若きブルースギタリスト達です。

1990
年代にココ・テイラーに自分の曲をカバーされたのがきっかけで注目を浴び、1996年以来6枚のソロアルバムをリリースする一方、カサンドラ・ウィルソンボビー・ラッシュのアルバムのプロデュースも手がけたヴァスタイ・ジャクソン、1994年以降、ブラック・クロウズをはじめ、ジョン・ハイアット等様々なブルースロック系アーティストとのコラボアルバムをリリースしてきたルーサー・ディッキンソン、そして1989年12歳にしてB.B.キングの前座を務めたと言う、ここ数年の若手ブルース・ギタリストの中ではダントツの実力と人気を誇るジョー・ボナマサ

この中では既に2014年(第56回)のこの部門で女性シンガーソングライターのべス・ハートとコラボしたアルバムがノミネートされて、今回ブルースの3キング(フレディ、アルバート、B.B.)をトリビュートした、かのLAのグリーク・シアターでのライヴがノミネートされているジョー・ボナマサが本命◎の最右翼でしょう。対抗は以前から構想を暖めていたという、ルーサー・ディッキンソンによるオールドタイマーなフォークやブルースをカバーしたアルバムあたりが妥当かな。

×には今回のノミニー中最長のキャリアを誇るボビー・ラッシュがカントリーのレーベル、ラウンダーからリリースした『Porcupine Meat』を挙げておきましょう。なおこのアルバムで今回のノミニーであるジョー・ボナマサヴァスタイ・ジャクソンとも共演していますね。


31.最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム部門

 The Last Days Of Oakland – Fantastic Negrito
× Love Wins Again – Janiva Magness

  Bloodline – Kenny Neal
◎ Give It Back To You – The Record Company
  Everybody Wants A Piece – Joe Louis Walker


FantasticNegrito_LastDaysOfOakland.jpg JanivaMagness_LoveWinsAgain.jpg KennyNeal_Bloodline.jpgRecordCo_GiveItBackToYou.jpg JoeLouisWalker_EverybodyWantsAPiece.jpg 


でも何で今年またブルース部門だけ「トラディショナル」「コンテンポラリー」に分化したんだろう。統合の理由だった「各部門の判断が難しい」という問題自体は別に解決していないような気がするのだけど。ともあれ、今回のコンテンポラリー・ブルース・アルバム部門はベテラン、最近のアーティスト取り混ぜて、いずれも初ノミネートというフレッシュな顔ぶれ。

その中で本命◎を付けたのは、LA出身の3人組、その名も「レコード・カンパニー」という人を食ったもの。所謂ブルース・ロックバンドなのだけど、90年代にちょっと人気のあったモーファインジョン・スペンサーといった伝統的なブルースとインディ・ロックっぽさをうまく融合させたバンドに似ていて、ちょっとYouTubeで見たところこれが結構カッコいいのです。今回のアルバムはジャズのコンコード・レーベルから出た何と彼らのデビュー・アルバム。こういうバンドがひょいひょいと出てくるあたり、アメリカの層の厚さを実感しますね

対抗はちょっと昔のシャギー・オーティスあたりを彷彿とさせる浮遊感あふれるブルース・ロックを聴かせるファンタスティック・ネグリトことゼイヴィアー・エイミン・ドフレポーレズという、カリフォルニアはオークランド出身のアラフィフのミュージシャン。以前オークランドの地域柄(笑)ヤクの売人とかもやってたところ、プリンスの『Dirty Mind』に衝撃を受けてミュージシャンに転進したという変わった経歴の持ち主。音を聴いても独特のグルーヴを持った楽曲スタイルが結構面白く、対抗を付けてみました。

×は80年代からいろんなブルース・アーティストのバックシンガーをやり、1991年以降今回のアルバムで12枚のソロアルバムを出している白人女性ブルース・シンガー、ジャニヴァ・マグネスのアルバムに進呈します。


32.最優秀フォーク・アルバム部門

  Silver Skies Blue – Judy Collins & Ari Hest

  Upland Stories – Robbie Fulks
◎ Factory Girl – Rhiannon Giddens
× Weighted Mind – Sierra Hull
 Undercurrent – Sarah Jarosz


JudyCollins_SilverSkiesBlue.jpg RobbieFulks_UplandStories.jpg giddens-factory-girl-450sq.jpg SierraHull_WeightedMind.jpg SarahJarosz_Undercurrent_coverRGB_.jpg 

去年は間違いなくこの部門、リアノン・ギデンズの『Tomorrow Is My Turn』しかない!と予想したら何とベラ・フレックアビゲイル・ウォッシュバーンのバンジョー&マンドリン夫婦の地味~なアルバムが受賞をさらっていったのにはビックリしたもんですが、第54回から予想しているこの部門、そういえば毎回結構意外なところが取っていくので予想が結構難しい部門なんです。54回は当然スティーヴ・アールギリアン・ウェルチだろうと思ったら何とシヴィル・ウォーズ2人(彼らその後すぐ解散しちゃいましたw)、55回はどう考えてもライ・クーダー、と思ったらヨーヨーマクリス・シーリーのアルバムが取るし。

でも今回も懲りずに本命◎はアメリカーナ部門同様、リアノン・ギデンズのこのEPに付けます。対抗もこれもアメリカーナ部門で印を付けたマンドリンのサラ・ジャロウズ

×ですが、かのアリソン・クラウスに見出されて、高校生でプロデビューしたマンドリニスト兼シンガー・ソングライターのシエラ・ハル嬢に付けたいと思います。昨年ひょんなことから彼女のこのアルバムを購入して聴いたところ、その内容の素晴らしさにビックリしたもの。澄み切った歌声とマンドリンの音色が何ともいえない魅力を醸し出していますので、一度YouTubeあたりで聴いてみてください。


ということで大分進んできましたこのグラミー大予想、主要四部門まで残るはあとミュージカル部門、ヴィジュアル・メディア部門、プロデューサー部門の3つ。これも今週中にはアップしたいと思いますので乞うご期待。

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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