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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
恒例!第59回グラミー賞大予想 #10(完結編)〜主要4部門 パート2〜

一夜明けて今日はどんよりした天気で、ブログ執筆にはもってこいの天候(笑)。去年の自分のブログを見ると、ちょうど去年のグラミー授賞式の日は香港出張だったので恒例の生ブログもできなかったんですが、この予想も最後の2部門を出張先の香港のホテルで書いてたんですな。今年は1週間早く予想が完了しそうだし、生ブログも敢行出来る予定なので何だかうれしいですね(自己満足)。

Adele - Hello2 

さあ後残るは2部門、さっそく予想コンプリートに向けて行ってみたいと思います。


40.ソング・オブ・ジ・イヤー(Song Of The Year - 作者への授賞)

  Formation - Beyonce (Kahlif Brown, Asheton Hogan, Beyoncé Knowles & Michael L. Williams II)
◎ Hello - Adele (Adele Adkins & Greg Kurstin)
  I Took A Pill In Ibiza - Mike Posner (Mike Posner)
○ Love Yourself - Justin Bieber (Justin Bieber, Benjamin Levin & Ed Sheeran)
× 7 Years - Lukas Graham (Christopher Brody Brown, Lukas Forchhammer, Stefan Forrest, David LaBrel, Morten Pilegaard & Morten Ristorp)


Beyonce Formation Adele - Hello2 Mike_Posner_-_I_Took_a_Pill_in_Ibiza.png Justin Bieber_Love Yourself Lukas Graham_7 Years 

さて今年のSOYはちょっとした異変が起きています。というのも、ここ数年のメインストリーム・ポップのEDM寄りの傾向をアカデミーが勘案したのか、いわゆるEDMポップ、というジャンルの曲が2曲もこの楽曲作曲者に送られる賞にノミネートされていて、驚いたことにそのうちの1曲がマイク・ポズナーの「I Took A Pill In Ibiza」であったということ

もともとデトロイト同郷のビッグ・ショーンのプロデューサーからスタートしたマイク・ポズナー、ポップ・ソングライターとしては同部門にノミネートされてるジャスティン・ビーバーの「Boyfriend」(2012年最高位2位)の共作・プロデュースや、マルーン5の「Sugar」(2015年最高位2位)の共作、さらには2013年のラブリンス・フィーチャリング・エメリ・サンデの全英No.1ヒット「Beneath Your Beautiful」の共作などそれなりの実績もあるまあ実力派のシンガーソングライターだとは思いますが、正直グラミーのSOYにいきなりノミネートというのはどうかなあ、と頭を掻いてしますのは僕だけか。一方で人生の流れを俯瞰するようなスケールの大きい歌詞を淡々と歌うデンマーク出身のポップ・ロック・バンド、ルーカス・グラハムの「7 Years」のノミネートなどは逆に本当にいい歌をちゃんと評価している、ということでアカデミーの心意気を感じさせる、そんなノミニーリストになってます。

で、ここの本命◎ですが、ここまで言っているように「今回のグラミーはアデルとビヨンセの一騎打ち」「ただし楽曲レベルではアデル、アルバムレベルではビヨンセに分があり」という今年の僕の予想シナリオに基づくと当然アデルの「Hello」になります。分かれてしまった昔の恋人に語りかけ、彼を捨ててしまったことをわびるというエモーショナルなリリックもグラミーの最優秀歌曲賞にはふさわしいでしょう。

一方ビヨンセの「Formation」はブラックであること、女性であること、成功していることを直裁な歌詞とヒップホップスタイルのトラックに乗って呟いているという、なかなか存在感たっぷりの楽曲ではありますが、やはりSOYとはちょっと違うかと。

むしろここでの対抗○は、同じEDMポップでも、共作者に去年のSOY受賞者のエド・シーランが絡んでいる、ジャスティン・ビーバーの「Love Yourself」の方がふさわしいのではないか、と思ってます。ジャスティン・ビーバーもつい最近までは公私ともに迷走を繰り返していましたが、一昨年末にリリースされ、今回最優秀アルバムにもノミネートされている『Purpose』はサウンド・楽曲的にも、彼自身も一皮むけて、おそらく彼をアルバム単位で評価出来る初めての作品だったと思いますし、この「Love Yourself」同様彼にとって初の全米No.1に輝いた「What Do You Mean?」などは最初聴いて結構ハッとしたものです。でこの「Love Yourself」はそうした彼の成長がエドの存在感たっぷりのメロディや歌詞によってぐっと引き立てられているように聞こえるので、ここは対抗○を付けていいのではと。

穴×は先ほど述べたアカデミーの心意気に応えて、ルーカス・グラハムの「7 Years」に。


41.レコード・オブ・ジ・イヤー(Record Of The Year - アーティスト、プロデューサーへの授賞)

◎ 
Hello - Adele (Greg Kurstin)
○ Formation - Beyoncé (Beyoncé Knowles, Mike Will Made-It & Pluss)

  7 Years - Lukas Graham (Future Animals & Pilo)
  Work - Rihanna Featuring Drake (Boi-1da)
× Stressed Out - twenty one pilots (Mike Elizondo & Tyler Joseph)


Adele_Hello.png Beyonce Formation 2 Lukas Graham 7 years 2 Rihanna_Work.png Twenty One Pilots Stressed out 

さて、2016年を代表するレコード、楽曲は何か、という最高峰の部門、ROY。この部門の今回のノミネーションで特筆すべきは、一昨年から一気にブレイクした感のあるトウェンティワン・パイロッツが、そのブレイクするきっかけとなった大ヒット「Stressed Out」(最高位2位)でノミネートされていること。彼らは2~3年前から日本の洋楽ビデオ番組などでも当時の曲が紹介され始めていて、一部の日本のリスナーにも実はブレイク前から知られていたアーティストでしたが、初期の頃のハイテンションなオルタナ・ロック・ポップから、このテンションを意識的に押さえた楽曲で一気にブレイクした時は驚いたものです。この曲はHot 100に最初に2015年の5月に一週だけランクインされてから都合3回目、同年10月のチャートインで大ブレイクするというロングヒットになり、楽曲としての高い評価が今回のノミネーションの原動力になっているという意味では今年のROYのノミネートにふさわしい楽曲でしょう

ただやはりここは今年のテーマ「アデルとビヨンセの一騎打ち」を考えざるを得ないので、そうなると、SOYに比べてややビヨンセも可能性は上がるとはいうものの、やはり予想としては本命◎アデル、対抗○ビヨンセ、ということにならざるを得ません。かくして主要4部門はうち2部門をアデルが取るという「アデル・ナイト」が予想されるというのが僕の予想ですが、このあたりはおそらくほとんどの人が同じような予想になってると思います。これが2部門じゃなくてアルバムも含めて3部門独占、ということになると、2012年(第54回)のアデル自身の偉業再現、ということになりますが、今年のアデルはそこまでのパワーはないのでは、というのが僕の予想です。

で、穴×については、先ほど述べたトウェンティワン・パイロッツの成功をたたえて、彼らの「Stressed Out」に付けたいと思います。


ということで、41部門にわたるグラミー賞大予想、長々とお付き合い頂きありがとうございます。今年はアデルがどのくらい主要賞を独占するのか、話題のチャンス・ザ・ラッパー、アンダーソン・パークボウイのアルバムはどこまで賞を取れるのか、レイラ・ハサウェイの3年連続R&B部門受賞はあるのか、などなど見所満載です。

また、日本人アーティストのからんだ作品がどうなるか、というのもグラミーの楽しみの一つですが、今年は、

  • 坂本龍一さんの『The Revenant』がヴィジュアル・メディア向け最優秀スコア・サウンドトラック部門にノミネート(3回目)
  • ギタリストのマサ小浜さんがギターで全面参加のファンタスティック・ネグリートの『The Last Days Of Oakland』が最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム部門にノミネート
  • パーカッショニストの小川慶太さんがメンバーのR&Bジャズ・ユニット、スナーキー・パピーの『Culcha Vulcha』が最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム部門にノミネート
  • ピアニストの内田光子さん最優秀クラシカル・ソロ・ボーカル・アルバム部門でドイツ人ソプラノオペラ歌手のDorothea Röschmannの伴奏者としてノミネート

と4作品に日本人アーティストの皆さんが絡んでるのでこの行方も見守りたいものです。

今年は昨日のブログに書いた通り、発表後の2/15(水)に吉岡正晴さんのイベントにゲスト参加させて頂き、今年のグラミーの総括についていろいろ吉岡さんとお話するという大変光栄な機会を得ることができ、特別なグラミーになりました。また、昨年と違って授賞式当日はちゃんと有給取って(笑)生の授賞式を見ながら、久々の生ブログを敢行出来る予定なので、そちらの方もご期待下さい。ではエンジョイ!

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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