FC2ブログ
Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【年始恒例企画#3】恒例!第60回グラミー賞大予想 #6 〜アメリカン・ルーツ部門パート1〜

寒い週末がやって来ました。日本海側は雪がもの凄いことになっているようですが、どうか暖かくして雪かきなどで体を痛めたりしないよう、裏日本の皆様にはご留意下さい。

さて、残り16部門、グラミー予想どんどん行きましょう。

Glen Campbell Adios


26.最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス部門

× Killer Diller Blues - Alabama Shakes
  Let My Mother Live - Blind Boys Of Alabama
◎ Arkansas Farmboy - Glen Campbell
○ Steer Your Way - Leonard Cohen
  I Never Cared For You - Alison Krauss




今年でまだやっと4年目となるグラミージャンル部門の中でも最も新しい部門の一つ、アメリカン・ルーツ部門。その中でもメイン部門となるこの部門は過去第57回があのカントリー・レジェンド、ジョニー・キャッシュの娘でここ数年アメリカーナ・シーンで存在感を高めるロザンヌ・キャッシュ、第58回がご存知ステイプルズ・シンガースの主要メンバーで、最近はオルタナ・ロック系のプロデューサーを迎えてオルタナ・ブルース的な新境地を確立しているメイヴィス・ステイプルズ、そして昨年第59回が新進気鋭、瑞々しい楽曲を自ら弾くマンドリンで歌うSSW、サラ・ジャローズといった多彩なメンバーが受賞しています。

さて今年は...とノミニー・リストに目を移すと、あれれここでも大物物故者のガチの一騎打ちの様相が。かたや昨年8月に長らくアルツハイマー病と闘いながらも最近までレコードを出し続け、5年前第55回に生涯功労賞、3年前の第57回では自ら闘病しながら続けたライヴ活動のドキュメンタリー映画『Glen Campbell: I'll Be Me』の主題歌「I'm Not Gonna Miss You」で見事最優秀カントリー・ソングを受賞したグレン・キャンベルの最後のアルバム『Adios』(2017)からの「Arkansas Farmboy」。そしてかたやこちらも7年前第53回に生涯功労賞を受賞、一昨年11月に亡くなった伝説的シンガーソングライター、レナード・コーエンが死の直前にリリースした陰鬱ながら研ぎ澄まされたような楽曲と歌声が印象的だったアルバム『You Want It Darker』から「Steer Your Way」。

いずれ劣らぬ受賞にふさわしい作品ですが、やはりここは過去6回受賞経験もあり、ここ数年もくだんの映画に絡む受賞などでアカデミーメンバーの間でもリスペクトレベルが高まり続けているグレン・キャンベル本命◎コーエン翁対抗とします。

穴×はアリソン・クラウスと迷ったのですが、グラミーのお気に入りアーティストの一つであるアラバマ・シェイクスの「Killer Diller Blues」に。この曲は昨年6月に公開された音楽ドキュメンタリー映画『The American Epic Sessions』のサントラ盤からのカットですが、この映画は音楽録音システムが最初に開発された1925年に実際に使われた有名な録音機を使って、アラバマ・シェイクスの他エルトン・ジョン、ウィリー・ネルソン、ベック、ナズといった様々なジャンルのアーティストが録音を試みたセッションの様子を追った映画らしく、一部で大変話題を呼んだ作品のよう。どうやらホワイト・ストライプスジャック・ホワイトがかなり関与しているらしく、いやあこれは見てみたいな、ということでさっそくYoutubeでいろいろ見てしまいました。アラバマ・シェイクスのパフォーマンスもヤバイですが、ベックがゴスペルシンガーを従えて録音した曲なんかは見てて興奮しますね〜



27.最優秀アメリカン・ルーツ・ソング部門(作者に与えられる賞)

× Cumberland Gap - David Rawlings (David Rawlings & Gillian Welch)
  I Wish You Well - The Mavericks (Raul Malo & Alan Miller)
○ If We Were Vampires - Jason Isbell & The 400 Unit (Jason Isbell)
  It Ain't Over Yet - Rodney Crowell Featuring Rosanne Cash & John Paul White (Rodney Crowell)
◎ My Only True Friend - Gregg Allman (Gregg Allman & Scott Sharrard)


この部門は前の部門の1年前にスタートしていて今年5年目。過去には(コメディアンとしてではなく、バンジョー奏者としての)スティーヴ・マーティンエディ・ブリッケル(第56回)、ロザンヌ・キャッシュ(第57回)、ピュア・プレイリー・リーグのボーカルから今やカントリー界の大御所となって最近はイーグルスのツアーメンバーとしても活躍中のヴィンス・ギル率いるタイム・ジャンパーズ(昨年第59回)、そして今回もノミネートされている元ドライヴ・バイ・トラッカーズジェイソン・イズベルといったメンツが受賞している部門。

ここ数年ジェイソン・イズベルのシーンでの存在感のアップには著しいものがあるし(一昨年はこの部門に加えて最優秀アメリカーナアルバム部門も受賞)今回のアルバム『The Nashville Sound』も非常に出来がよく、自分も年間ベストアルバムの3位にあげたほどなので、ここはジェイソン本命、と行きたいところなのですが、今年のこの部門にはグレッグ・オールマンという強敵がグレッグと言えば言うまでもなくオールマン・ブラザーズ・バンドの創設メンバーにしてボーカリスト、そして昨年5月に惜しくも物故してしまったサザン・ロックの巨人。レナード・コーエン同様、そのグレッグが死の直前に残した最後のアルバム『Southern Blood』がこれまたいい出来なんだよなあ。アルバム自体の出来としては間違いなくジェイソンの方が上なのだけどこの楽曲賞についてはグレッグの「My Only True Friend」に本命◎をあげねばいかんでしょうなあ。ということで死生観と愛する人と何をいつ共有すべきか、といった普遍的なラヴソングの形を歌ってみせたジェイソンの素晴らしい「If We Were Vampires」は対抗

穴×は、これまたアメリカーナ界の大御所でライアン・アダムスウィリー・ネルソンなど数々のアーティストに楽曲を提供してきたギタリスト、デイヴィッド・ローリングスが長年のパートナーであるギリアン・ウェルチと書いた「Cumberland Gap」(ウディ・ガスリーの名唱で知られるフォークのスタンダードで同名曲がありますが異曲です)に。



28.最優秀アメリカーナ・アルバム

○ Southern Blood - Gregg Allman
  Shine On Rainy Day - Brent Cobb
  Beast Epic - Iron & Wine
◎ The Nashville Sound - Jason Isbell & The 400 Unit
× Brand New Day - The Mavericks

Gregg Allman Southern BloodBrent Cobb Shine ONIron Wine Beast EpicJason Isbell the nashville soundThe Mavericks brand new day

前の部門でグレッグに本命付けたから、というわけでもないのですが、この部門の本命◎は僕的にはやはりジェイソン・イズベルがダントツですねグレッグのアルバムも涙なしには聴けない名盤ではあるのですがここは対抗に。

穴×は90年代に登場して以来シーンで根強い人気を誇る、ネオ・トラディショナルというかロカビリーっぽいカントリー・ミュージックを聴かせるボーカルのラウル・マロ率いるザ・メイヴェリックス、前作『Mono』もこの部門ノミネートされていたのでこちらに進呈。ちなみに前回ノミネート時はジェイソンに賞を持って行かれてます(笑)


29.最優秀ブルーグラス・アルバム部門

  Fiddler's Dream - Michael Cleveland
× Laws Of Gravity - The Infamous Stringdusters
  Original - Bobby Osborne
◎ Universal Favorite - Noam Pikelny
 All The Rage - In Concert Volume One [Live] - Rhonda Vincent & The Rage

Michael Cleveland Fiddlers dreamInfamous StringdustersBobby OsborneNoam PikelnyRhonda Vincent All The Rage

さあ今年も不勉強にして知らないアーティストが並んだこの部門ですが、かろうじて知ってる名前も2つほど。その一人、ノーム・ピケルニーは一昨年の東京ブルーノートで見た無茶苦茶カッコいいライヴと、素晴らしいアルバム『The Phosphorescent Blues』(2015)を聴いて以来個人的にハマりまくっているあのパンチ・ブラザーズのバンジョー・プレイヤー。ブルーグラスのバンドをやられて自らもバンジョーを弾かれる知人によると「今ブルーグラス界で一番巧いバンジョーイスト」というノームは、この部門でも既に過去2回単独名義でノミネートされている常連の一人。今回はパンチ・ブラザーズのブレイク後始めてリリースしたソロ・アルバムということで何曲か聴きましたが、いやあやはり演奏技術もさることながら、楽曲の浮揚感というか映画の場面を描くような感覚がバンジョー一本でこれだけできるというのは凄いなあ、と感じ入った次第。彼のボーカルもなかなか味があっていいですねえ。で、本命◎は間違いなくノームで決まりです。

対抗は自らもマンドリン、ギター、フィドルをこなすばかりでなく、他のブルーグラス・バンドやアリソン・クラウスドリー・パートン、アラン・ジャクソンなどカントリー・アーティスト達の作品にも参加、シーンでも有名なブロンドの美人ブルーグラス・シンガー、ロンダ・ヴィンセントのライヴアルバムに。彼女もこの部門では6回目のノミネートとなりますが、果たしてノームを抑えて初受賞なるか。

穴×パンチ・ブラザーズのギタリスト、クリス・エルドリッジが初期のメンバーだったという、5人組のブルーグラス・バンド、インファマス・ストリングダスターズのアルバムに。


アメリカン・ルーツ部門、残りのブルースとフォーク部門も何とか今日明日でアップしますので乞うご期待。

スポンサーサイト

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2018 Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.