FC2ブログ
Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【年末恒例企画#1】ビルボードHot 100年間チャート予想(Part 2, 15-11位)

11月も終わりに近づいてやっぱりだんだん忙しくなってきて、このブログアップもなかなか時間が見つけられない状況。何とか年間チャートが発表される前にカウントダウン終わらせないと。ということで続いて年間チャート予想、15位~11位に行きます。


15. Boo'd Up ▲3 - Ella Mai

Hot 100 - 33週、Top 40 - 27週、Top 10 - 12週、Top 5 - 2週)

2018.7.21-28付 最高位5

Ella Mai Bood Up 

おっと出ましたエラ・メイちゃん。今年はジョージャ・スミスH.E.R.などR&B系新人女性シンガーの当たり年だったと思うんだけど、中でも個人的に一番グッと来てるのがこのロンドン出身、NY育ちの今年24歳のエラ・メイちゃん。

ジャマイカ出身のお母さんが大ファンだったということであの偉大なエラ・フィッツジェラルドの名前を頂いた彼女、ブレイクのきっかけはやはり今風で、サウンドクラウドに楽曲をアップしたのをヒップホップ・ソウル系の大物プロデューサー、DJマスタードが耳にして自分のレーベル10サマーズに契約したもの。

2016年に『Time』『Change』と2枚のそれぞれ6曲入り、5曲入りのEP、昨年にはこの「Boo'd Up」を含む6曲入りのEP『Ready』をすべてデジタル・ダウンロード・オンリーでリリース(この辺も今時な感じ)してたところこの「Boo'd Up」がネットやラジオで火が付いて、何と全米5位まで上がる大ヒット、R&Bシングルチャートでは何と16週1位を記録、R&Bでは今年最大のヒットとなったわけ。

サウンド的には打込みと生音が絶妙にミックスされた明らかに90年代R&Bの意匠を身に纏ったトラックに乗って、かなり正当派のR&Bボーカルを聴かせてくれるシンガー。本人も影響を認めているデビューの頃のアリシア・キーズとか、ブランディとかのイメージが浮かんでくる歌声が、あの年代のR&Bに親しんだファンにはたまらなく気持ち良く感じる、そんな魅力を持ったアーティストです。この曲の最後には彼女の独白で「結局自分のことは自分の心に耳を傾けなきゃいけないのよね。でしょ?」とつぶやく当たりも、かなりセルフ・コンシャスさを感じさせるのが好感度。

個人的には、カミラ・カベログラミー賞新人賞部門に入ってこなければほぼ確実にこのエラ・メイちゃんが取るのでは、とにらんでます。おりしもこの曲を再収録した初のフルアルバム『Ella Mai』がリリースされたばかりで、第2弾シングル「Trip」も順調にチャート上昇中でトップ10入り目前という勢い。彼女のグラミー賞ノミネーション、R&B部門や新人部門はもちろんのこと、この曲のソング・オブ・ジ・イヤー部門のノミネートあるのでは!と密かに楽しみにしております、はい。




14. In My Feelings - Drake

Hot 100 - 20週、Top 40 - 20週、Top 10 - 14週、Top 5 - 12週)

2018.7.21-9/22付 10週間1


Drake In My Feelings


さあドレイクの一発目が出てきました、でいきなりこれが今年の夏全米ナンバーワンを10週間独走した「In My Feelings」。今年アルバムチャート初登場1位のアルバムの中でも最長の5週1位、実売枚数とストリーミングとデジタルダウンロードを加味したAEU(アルバム換算ポイント)でも初週732,000ユニットと去年の12月のテイラー・スイフト『Reputation』の123万8,000ユニット以来の高ポイントでの1位を記録した、名実ともに今年を代表するヒットアルバム『Scorpion』からの5枚目のシングルで、「God's Plan」「Nice For What」(両方1位)に続きこのアルバムから3曲目の全米ナンバーワンヒット。

他の『Scorpion』からの曲同様、この曲もバウンシーなビートを強調したトラップ風味のトラックに、ドレイク今回は比較的R&Bっぽく半分歌いながら、ポイントポイントで軽めのラップを聴かせるというなかなかキャッチーなトラック。で、10週も1位になりながら年間チャート予想では14位かなり低めになってるのは、自分の集計方法だとどうしても長期間チャートインしている曲が有利になるからでして、わずか20週しかチャートインしてないこの曲、他の40週近くチャートインしてる他の曲に比べるとやや割を食ってます。本チャンの年間チャートではトップ10には入ってくるんだろうなあ。

グラミーとの関係で行くと、アルバム『Scorpion』がアルバム部門にノミネートされる可能性が結構ありそうだけど、この間Facebookで上げたグラミー主要部門予想ではこのアルバムは入れておりません。さあそちらの予想もどうなるかな。





13. Sad! ▲2 - XXXTentacion

Hot 100 - 37週、Top 40 - 28週、Top 10 - 6週、Top 5 - 2週)

2018.6.30付 11


XXXTentacion sad


今年の衝撃的なミュージシャン他界のニュースで、ODで逝ってしまったトム・ペティマック・ミラーと同じくらい衝撃的だったのはXXXテンタシオンことジャーセー・ドウェイン・リカルド・オンフロイが強盗に射殺された件。わずか享年20歳だったX(彼は通称こう呼ばれてた)は、ライヴでファンに殴りかかったり、他のヒップホップアーティストと公然とソーシャルメディア上でやり合ったり、インスタで自分が首吊り自殺をする真似をアップしたりと、その破滅的なライフスタイルでもともとシーンでも危なっかしいヤツだった。でもほとんどが自作または共作で、今風のトラップ調と浮遊感ある音像をバックにした楽曲は、歌詞とかメッセージはダークでも今風のヒップホップR&Bシンガーとしては、注目すべきアーティストだったと思う

この曲は3月に17位でいきなりHot 100に初登場、3週目には一度7位で最高位を打った後はジリジリとチャートを下降していたのだけど、6/18にXが射殺された直後のチャートで52位→1位にジャンプアップして、ノトーリアスB.I.G.の「Mo Money Mo Problems」(1997)以来のアーティスト物故直後のNo.1ヒットとなってしまった。

この曲のPVでは年老いたXが若い自分の葬式に参列する、という何ともその後の現実を予感させてしまう内容となっているが、彼の死後にYouTubeで1億回を超える視聴回数を記録したらしい。

実は密かにこの曲、グラミーソング・オブ・ジ・イヤーにノミネートされるのでは、と思っていたが、良く調べると歌詞の内容がかなりヘイトに満ちたものらしいのでノミネートはないかもしれません(笑)。





12. Better Now - Post Malone

Hot 100 - 29週、Top 40 - 29週、Top 10 - 18週、Top 5 - 13週)

2018.10.6 & 20付 最高位3


Post Malone Better Now


2017~18年にかけて一気にヒップホップシーンのみならず、メインストリームのシーンでもビッグ・アクトにのし上がって来た感があるポスト・マローン。今年は堂々フジロックにも出演して、盛り上がるパフォーマンスをやったらしい。あの愛嬌のある白人の風貌と顔面を含めて体中をこれでもかと覆うタトゥーとのアンバランスさとか、真面目にやってるのかよく分からんような、鼻歌っぽく歌ったかと思うとバリバリとタイトなフロウのラップをかますというアンバランスさとかが今のリスナーに受けてるのかな、という感じがします。何しろ普通のラッパーと違って「危険な感じがほとんどない」(笑)あたりがまあ新しい形のポップ・スター的に受け入れられてるのかも。

そのポストが大きくブレイクしたのが今年5月にリリースして毎週交代するアルバムチャートのトップに3週間居座り続けたアルバム『beerbongs & bentleys』と、先行シングルとして昨年10月にリリースされ、いきなりHot 100に2位初登場、翌週から8週間1位を独走した大ヒット「Rockstar」。この「Better Now」はその『beerbongs~』からの3曲目のトップ3ヒット。

Rockstar」がゆったりとしたスローなトラックだったのに対し、この「Better Now」はややアップテンポのトラック。でもちょっと軽めのトラップっぽい打込みチキチキハイハットの入った、浮遊感のある音像をバックにほとんど「歌ってる」この曲はいつものポストのスタイルの楽曲。よく聴くと同じパターンのヴァースの繰り返しなんだけど、結構そのヴァースがポップに出来てるのでなかなか聴いてて気持ちいいね。さて、例の大ヒット「Rockstar」とこのアルバムからのもう一つのナンバーワンヒット「Psycho」はどの辺にランキングされてるでしょうか。




11. Lucid Dreams - Juice WRLD

Hot 100 - 27週、Top 40 - 26週、Top 10 - 23週、Top 5 - 11週)

2018.10.6 & 20付 最高位2


Juice_WRLD_Lucid_Dreams.png


ここんとこ2010年代に入ってからほとんどのヒップホップ・アーティストが何かしらの形で取り入れてるボヨ~ンとダークなシンセトラックにチキチキハイハット、というのが典型的なサウンド上の意匠となっているいわゆる「トラップ」と言われるやつ。典型的なのがフューチャーとかフェティ・ワップとかレイ・シュレマードとかああいう連中で、最初は面白みもあったんだけど、もう猫も杓子もこのサウンド使い始めたここ数年はさすがにうんざりしてきたというのが正直なところ。だから、このトラップの意匠を使いながら、更にサウンド的に一ひねりも二ひねりもしている最近のドレイクとか、さっきのポスト・マローンとかが結構引き立って聞こえて人気を呼んでる、ってな構図が実はあるのでは、と最近思ってます。

それと同じようなアプローチで、ただのトラップ・サウンドではなく、打込みのサウンドもいろんな音色を使ったり、シンセの使い方もダークでボヨ~ンではなく、意外とアップビートで明るいサウンドにしたりと「おっ工夫してるじゃん」と思わせたのが、今年出てきたシカゴ出身のラッパー、ジュースWRLD(ワールド、と読むらしい)ことジャラッド・ヒギンズくん。

5月リリースのデビューアルバム『Goodbye & Good Riddance』からの第一弾シングルとしてカットされ、彼のブレイク・ヒットとなったこの「Lucid Dreams」もそうした「一味違う感じのトラップっぽいヒップホップトラック」というスタイルでネットやラジオで火が付いてヒットに。5/26に74位に初登場して4週でトップ10入り、7週目にはいったん最高位3位を付けたあと一回16位に落ち、その翌週またトップ10に返り咲き、以降だらだらとトップ10に居座ってなぜか20週目にとうとう2位までアップ。すわ1位か?と思ったのですがマルーン5&カーディBの「Girls Like You」に阻まれて2位どまり、でも新人ラッパーのヒットとしてはなかなかのものですな

ラッパーと言いながら、ここもドレイクポスト・マローン同様「かなり歌ってる」(笑)。歌っぽいフロウで結構センスでグルーヴを作りだしてるようなところが実は只者ではないのかも、と思い、先日Facebookにアップしたグラミー賞新人賞部門ノミネート予想にも入れときましたがさあどうなることか。




さていよいよ年間チャートトップ10の予想、明日にはアップできるかな。

スポンサーサイト

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2018 Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.