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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【年始恒例企画 #3】恒例!第61回グラミー賞大予想 #6 〜アメリカン・ルーツ部門パート1〜

さてどんどん行きますグラミー予想。今度はアメリカン・ルーツ部門です。


26.最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス部門

  Kick Rocks - Sean Ardoin
  Saint James Infirmary Blues - Jon Batiste
◎ The Joke - Brandi Carlile
× All On My Mind - Anderson East
○ Last Man Standing - Willie Nelson

Sean ArdoinJon BatisteBrandi Carlile By The Way I Forgive YouAnderson East All On My MindWillie Nelson Last Man Standing

今回主要部門のノミニー数拡充の恩恵を最も受けたのはカーディBとブランディ・カーライルだと思っているのですが、今年のアメリカン・ルーツ部門、特にアメリカーナ系はそのうちの一人、ブランディ・カーライルが結構かっさらっていくのでは、というのが自分の見立てです。もともとカントリーを出自に持つシンガーソングライターですが、デビュー作の『The Story』(2007) 以来どちらかというとロック系の音楽メディアの評価の高いアーティスト。今回も主要3部門にノミネートされてますが、カントリー部門には一切顔を出していません

なので、ここの本命◎はブランディの「The Joke」。この後アメリカン・ルーツ・ソング部門のみならず、主要部門のROY、SOYにもノミネートされているこの曲、本人曰く「今ほんとに多くの人たちが自分達が正しく理解されていないと思っていて、愛されてないと思ってる。男の子達は実際は自分はそうでないのに、マッチョな男性イメージにはめ込まれることに悩みを持ってるし、女の子達はこの間の大統領選で凄く盛り上がったのに、その結果を受け止められずに悩んでる。この歌はそういう人たちのことを歌ったんです」うーん深い。

対抗○は去年も毎度のことながら死亡説がインターネットを飛び交った、大御所中の大御所、ウィリー・ネルソンの67作目になるアルバムで全曲ウィリーとプロデューサーのバディ・キャノンのペンによる新曲のアルバム「Last Man Standing」からのタイトルナンバーに。85歳でこの活躍はすごいの一言ですなあ

そして穴×はあのベン・フォールズに触発されて音楽の世界に入ったという、アラバマ州出身のシンガーソングライター、アンダーソン・イーストのドラマティックなナンバー「All On My Mind」に。


27.最優秀アメリカン・ルーツ・ソング部門(作者に与えられる賞)

  All The Trouble - Lee Ann Womack (Waylon Payne, Lee Ann Womack & Adam Wright)
○ Build A Bridge - Mavis Stapes (Jeff Tweedy)
◎ The Joke - Brandi Carlile (Brandi Carlile, Dave Cobb, Phil Hanseroth & Tim Hanseroth)
  Knockin' On Your Screen Door - John Prine (Pat McLaughlin & John Prine)
× Summer's End - John Prine (Pat McLaughlin & John Prine)

Lee Ann Womack All The TroubleMavis Staples Build A BridgeBrandi Carlile By The Way I Forgive YouJohn Prine The Tree Of ForgivenessJohn Prine Summers End

前の部門でも言ったように、この部門も本命◎はブランディ・カーライルの「The Joke」ってことになるんですが、この部門で目を引くのは、2000年代に入ってから、ウィルコジェフ・トウィーディライ・クーダーら、白人のアメリカーナロック系のプロデューサーと組んで、精力的に新作を出し続ける御年79歳のメイヴィス・ステイプルズのノミネートと、2018年にリリースした新作『The Tree Of Forgiveness』がロック系の音楽誌を中心に高い評価を受けた、70年代を代表する(でも商業的にはあまり成功してない)社会派シンガーソングライター、ジョン・プラインの曲が何と2曲ノミネートされていること

メイヴィスの「Build A Bridge」はジェフ・トウィーディがプロデュースする3枚目のアルバム『If All I Was Was Black』(もし私が所詮黒人だというのなら)からのカットでジェフ作の、シンプルなカントリー・ゴスペル風のメロディに乗せて「橋を作ってあなたのところに歩いて行くよ」というナンバー。メイヴィスの力強い歌声が印象的なこのナンバーがやはり対抗○かなと。

そしてジョン・プライン。彼はカーリー・サイモンボニー・レイット、最近ではあのスーザン・テデスキがカバーした「Angel From Montgomery」の作者として70年代つとに有名だったシンガーソングライターだったのですが、今回の新作も全曲自作または共作で、共作者にはあのフィル・スペクターブラック・キーズダン・オーワーバックらも名前を連ね、アルバムには今のアメリカーナ界を代表するジェイソン・イズベルやブランディ・カーライルらも参加してるその筋では話題の作品でした。今回穴×に選んだ「Summer's End」はシンプルなアコギの弾き語りで、ドラッグやアルコール依存症に悩んでる者に対して「帰っておいで/いや、君は一人で悩んでいる必要はないよ/帰っておいで」と優しく語りかけるうた。自分を抱きしめてくれる人がいる、と思わせてくれるPVも素晴らしいうたです。いいなあ、この曲


28.最優秀アメリカーナ・アルバム

◎ By The Way, I Forgive You - Brandi Carlile
○ Things Have Changed - Bettye LaVette
× The Tree Of Forgiveness - John Pine
  The Lonely, The Lonesome & The Gone - Lee Ann Womack
  One Drop Of Truth - The Wood Brothers

Brandi Carlile By The Way I Forgive YouBettye LaVetteJohn Prine The Tree Of ForgivenessLee Ann Womack The LonelyWood Bros One Drop Of Truth

そして今年の「アメリカーナはブランディ・カーライル総取りシナリオ」に基づくと、ここのアルバム部門もやはり本命◎はブランディということになります。

でもここで強力な対抗馬になり得ると思うのが、最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス部門でもノミネートされていた、御年72歳のベティ・ラヴェット姐さん吉岡さんソウル・サーチン・ラウンジでは間違って86歳と紹介してしまいました。謹んで訂正致します)。彼女の圧倒的な歌唱力とディラン楽曲の表現力もさることながら、アルバム冒頭のプロデューサーのスティーヴ・ジョーダンとの掛け合いから一気にぶちかますその力強さは凄いの一言。心情的にはベティ姐さんに取って欲しいと思いますが、ここは対抗○が順当なんでしょう。

そして穴×は、前の部門のところでも触れた大ベテランのシンガーソングライター、ジョン・プラインが自分の「うた」を綴る快作『The Tree Of Forgiveness』に。


29.最優秀ブルーグラス・アルバム部門

× Portraits In Fiddles - Mike Barnett
  Sister Sdie II - Sister Sadie
○ Rivers And Roads - Special Consensus
◎ The Travelin' McCourys - The Travelin' McCourys
  North Of Despair - Wood & Wire

Mike Barnett Portraits In FiddlesSister Sadie IISpecial Consensus Rivers and RoadsThe Travelin McCourysWood Wire North Of Despair

さて今年は例年にもまして不勉強にも知らない名前が並んだこの部門、辛うじて知っているのは、ブルーグラス界のレジェンドの一人、デル・マッコーリー(ギター&ボーカル)率いるデル・マッコーリー・バンドのメンバーである、マンドリンのロニーとバンジョーのロブマッコーリー兄弟デルの息子達)を中心にスピンオフ的に結成したトラヴェリン・マッコーリーズ。このバンド、デル・マッコーリー・バンドの発展的バンドとしてデル自身の勧めで2009年頃に結成されたとのこと。父親のバンドのオーセンティックなブルーグラス・バンドスタイルを踏襲しながら、2016年以降はあのグレイトフル・デッドのトリビュート・イベントである「The Grateful Ball」を主宰するなど、よりロック寄りの活動も進めているようです。今回のアルバムがバンド自身のソロクレジットでは初のアルバムですが、冒頭の「Let Her Go」は何と2013年にHot 100でも最高位5位、UKでは2位を記録したパッセンジャーことマイケル・ローゼンバーグの大ヒット曲のブルーグラス・カバー。これがまたなかなかいいのですねえ。ということでこちらに本命◎を。

対抗○ですが、70年代から活動する、バンジョー奏者グレッグ・ケイヒル率いる大ベテランのブルーグラス・バンド、スペシャル・コンセンサスの18作目になるアルバム『Rivers And Roads』に。彼らは2013年第55回グラミーのこの部門でも『Scratch Gravel Road』でノミネートされていますが、対抗○にした理由はまあ、気分です(笑)

穴×は、もともとこちらもブルーグラス・レジェンドのリッキー・スキャッグスのバンド、ケンタッキー・サンダーのメンバーだった、最近ではアイム・ウィズ・ハーらとの共演もしているフィドル奏者のマイク・バーネットのアルバムに。


さて、アメリカン・ルーツ部門、残りのブルースとフォーク部門もこの週末何とかアップしたいところ。頑張ります(^^)

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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