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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
【年末恒例企画#1】2019年ビルボードHot 100年間チャート予想(Part 2, 15-11位)

さて、どんどん行きます。次は年間チャート1115位までの予想。


15. I Dont Care - Ed Sheeran & Justin Bieber

Hot 100 - 28週、Top 40 - 28週、Top 10 - 17週、Top 5 - 9週)
2019.5.25-6.1付 最高位2位

Sheeran Beiber I Dont Care

今年エド・シーランがリリースした、ポップからR&Bアーティスト、はてはカーディBチャンス、トラヴィス・スコットといったラッパー達など、多彩なゲストとのコラボ作品を収録したアルバム『No.6 Collaborations Project』からの第一弾シングルカットだった、このエドジャスティン・ビーバーのコラボ・シングル。ジャスティンとは過去にもジャスティンのアルバム『Purpose』に、この前のポストでも登場したベニー・ブランコジャスティンとの共作で「Love Yourself」を提供したり(その年のグラミーSOYにもノミネートされたが惜しくもアデルの「Hello」に敗れる)と、いろいろ一緒にやってるのでこの取り合わせに意外感はないですね。この曲は「Love Yourself」とはまた趣向を変えて、前のアルバム『÷(Divide)』(2017)で目立って登場するようになった打込みトラックをうまく使った、ビートを聴かせながらポップなメロディ、といういかにもここんとこのエドらしいヒット曲になってました。

この曲がHot 1002位に初登場した5/25付の週は、そう、あの「Old Town Road」が7週目の1位を驀進中(笑)。「Old Town Road」には何と5曲が2位止まりを余儀なくされ(うち3曲は2位初登場!)、その4曲目の犠牲者となったこの曲、リル・ナズがいなかったら余裕で1位だったでしょうけど、翌週も2位で頑張った後もトップ10内に17週粘ったんですが、その後はわりかし早めにチャートから消えていったのは、その後チャートインしたカリードとのコラボ・シングル「Beautiful People」(最高位13位、僕の予想では年間40位)に人気を取られたんだろうな。

ちょっと気になるのは、この曲も「Beautiful People」も大ヒットのわりにはRIAAのゴールド・プラチナ・シングルの認定が出てないこと。アルバム自体は7/27付に1位初登場で21位だけど、初週の実売が7万枚と、前回の『÷』が初週32万枚を売った彼にしてははなはだ普通の成績なんですよね。そのことと、201656グラミーで「Thinking Out Loud」でSOY受賞した後は、『÷』も「Shape Of You」や「Perfect」も主要部門にはノミネートされずジャンル部門のみの受賞、そして今度のアルバムも主要部門にはノミネートされず、この曲に至ってはそもそもノミネートなしと、あれだけグラミーのお気に入りかと思われたエドが最近グラミーでパッとしないという状況は何を物語ってるんでしょうね。決して彼の人気が急落してるということはないだろうし、事実ライブをやれば彼一人とサンプラーとギターだけで何万人もの観衆を熱狂させるわけなんでねえ(自分も今年4月の東京ドームライブ、観に行ってきっちり熱狂しましたw)。今回のコラボアルバムなど、その前の同様のコラボEPNo.5 Collaborations Project』(2011)同様なかなか意欲的な内容だと思うので、せめてアルバムだけはポップ・アルバム部門、受賞してほしいもんです。


14. Señorita ▲ - Shawn Mendes & Camila Cabello

Hot 100 - 22週、Top 40 - 22週、Top 10 - 22週、Top 5 -21週)
2019.8.31付 1週1位

Senorita.jpg

先ほどのエド&ジャスティンもそうですが、今年も人気アーティスト同士のデュエット・コラボ・シングルがいろいろヒットした1年でした。去年は「Havana」の大ヒットで完全にキューバン・アメリカン・ポップ・シンガーというユニークなポジショニングを強固なものにしたカミラと、去年はSOYに「In My Blood」がノミネートと名実ともに若いポップ・シンガー世代を代表するアーティストの一人になってきたショーンによる、どちらかというとカミラの色に寄り添ったこの「Senorita」もそうした曲の一つ。ショーンカミラの取り合わせはカミラのブレイクアウト・ヒット「I Know What You Did Last Summer」(2015年最高位20位)以来ですからある意味ハマリのコンビといっていいのかも。ちなみに、この曲にもベニー・ブランコが共作者で名を連ねてます。

でもこの曲の重要なポイントとしては、あの!Old Town Road」が19週の1位驀進中の13週目1位の週に初登場2位でHot 100に登場するも1位を取れず、「ああこの曲も」と思われながらその後も何とかトップ5以内に踏ん張って何とチャートイン9週目で見事1位をゲットしたこと。後で出てきますが、同じく「Old Town Road」の下で9週間2位で粘った後にリル・ナズ1位から引きずり下ろしたビリー・アイリッシュBad Guy」と並んで、今年のHot 100「粘り強くがんばったで賞」を上げたい、そんな粘り腰のヒットでした。

ショーンのアルバム『Shawn Mendes』(2018)に収録されてたこの曲、今週リリース予定のカミラのニューアルバム『Romance』にも収録されるとのことで、再来週のアルバムチャートでは上位ランクインが期待されますが、この曲、グラミーでも最優秀ポップ・デュオ・グループ・パフォーマンス部門にノミネートされてて、ここでもリル・ナズと激突してるので(笑)、チャートだけでなくこっちでも撃破してもらいたいですね。


13. High Hopes ▲4 - Panic! At The Disco

Hot 100 - 37週、Top 40 - 37週、Top 10 - 14週、Top 5 -6週)
2019.1.26付 最高位4位

Panic At The Disco High Hopes

Old Town Road」の191位もたいがい疲れましたが、ここ数年ジャンル別チャートでも延々と1位を続けるパターンが結構多くなってきていて、去年の場合だと、カントリーソングチャート501位とほとんど1年間1位だった(笑)ビービー・レクサ&フロリダ・ジョージア・ラインの「Meant To Be」とか、ダンスチャート331位のゼッド/マレン・モリス/グレイの「The Middle」とかがありました。実は今年もそういう曲がいくつかあって、ブレンダン・ウリエ率いるパニック!アット・ザ・ディスコに取っての最大のヒットとなったこの「High Hopes」、去年の11/10付からホット・ロック・ソングチャートをまず34週間制覇。そして何と自分たちの次のシングル「Hey Look Ma, I Made It」がそれと入れ替わりで111位、そして9/21付チャートからは何と「High Hopes」が返り咲きの1位で、今週発表の12/7付チャート現在で依然46週目の1位を続けてるという凄い状況2019年のロック・ソング・チャートはPATD一色だった、ということになります。

今年はリーダーのブレンダンに取っては自分のグループの成功だけじゃなくて、テイラー・スイフトの久々のシングル「ME!」(最高位2位、僕の予想では年間61位)にフィーチャーされて一気に名前がメジャーになったと言う意味で大きな成功の年だったわけです。6作目で昨年リリース(アルバムチャート初登場1位)のアルバム『Pray For The Wicked』からカットされたこの曲、Hot 100チャートインは去年の9/1付で、そこから22週目で最高位を打っているという、こちらもロングヒット(結構今年のヒット、こういうロングヒット多いね)。肝心の曲はというと(笑)今風の打込みトラックベースのロック、というよりもパワー・ポップ・ナンバーですが、リズムが4/4のマーチ風になってるのがPATD風なんでしょうか。取り敢えず僕の今の興味は「いつこの曲がロック・ソング・チャートの1位から降りるか」なんですが(笑)

そして、長期政権ヒットというと、もっととんでもないのが後で出てきます。乞うご期待(笑)。



12. Sicko Mode ▲7 - Travis Scott

Hot 100 - 37週、Top 40 - 30週、Top 10 - 17週、Top 5 -12週)
2018.12.8付 1週1位

Sicko Mode 

リリース直後から、ヒップホップ・コミュニティだけでなくて、ロック系の音楽プレスやミュージシャン達から絶賛の評価を受けていたトラヴィス・スコットのブレイクアウトアルバム『Astroworld』。昨年8/18付アルバムチャート初登場1位の初週は実売27万枚、絶大な購買力の高いシニアファン層の規模を誇るデイヴ・マシューズ・バンド6年ぶりの新作『Come Tomorrow』の初週売上(28万枚)をあわや上回って2018年の最高初週売上を達成しそうになったという状況からも、リスナーの支持度の高さが分かりますね。

テキサスはヒューストン出身のトラヴィスジャック・バーマン・ウェブスター2)ですが、いわゆるサザン・ラップの枠にはめられるような音楽性ではなくて、20歳そこそこの頃からミックステープをリリースしてカニエGOODミュージックや、T.I.グランド・ハッスル・レコードなどと契約するなど、早くからその才能に対するシーンの評価は高かったようです。そしてカニエの『Yeezus』(2013)のトラックや、ジョン・レジェンド、ビッグ・ショーン、リアーナらのトラックのプロデュースで実績を重ねて、自分の作品では2015年のアルバム『Rodeo』からの「Antidote」(最高位16位)がブレイクヒット、メジャーシーンに名を馳せたというわけ。

彼に取って初の
Hot 100ナンバーワンヒットとなったこの曲も、次々にトラック自体が変化していってあたかも3つくらいの違う曲のミックストラックか?と思わせるという複雑な作りで、しかもそれぞれのパートがそこらの凡百のトラップ・チューンとは一味違う。最初のセグメントはクレジットされてないけどいきなりお馴染みのドレイクのラップで始まって、すぐに曲調がガラリと変わって今度はこれもクレジットされてないスウェイ・リーのフロウが始まるという、なかなか今時のラップ・ファンにはたまらない造りになってます。うちのヒップホップ・ヘッズの息子もこのアルバムが出た時に「今年のベストはAstroworldしかない」と断言してました(笑)。

チャート的には、去年の8/18Hot 1004位で初登場してから27週目で、当時1位を走ってたアリアナの「Thank U, Next」を1週だけ1位から引きずり下ろして1位を達成、その後もチャートインから32週間トップ10に居座るというこれも長ーく上位にいたロングヒットでしたUKでも初めてのトップ10ヒット(9位)を記録。トラヴィスはこの後今年10/19Hot 100ではとうとう究極の初登場1位を「Highest In The Room」で達成。こちらは次のアルバム収録の予定のようなんで、そのアルバムも間違いなく初登場1位。これからドンドンメインストリームででかくなっていくと思われるトラヴィス、来年くらいはグラミー主要部門ノミネートも充分ありそうですね。


11.  Truth Hurts ▲2 - Lizzo

Hot 100 - 29週、Top 40 - 27週、Top 10 - 21週、Top 5 - 16週)
2019.9.7-10/12 & 10/26付 7週1位

Lizzo Truth Hurts 

来ました来ました、今回のグラミー賞の台風の目の一人、リゾ(メリサ・ヴィヴィアン・ジェファーソン)史上初めて、主要4部門ノミネートアーティストが2人激突するという、前代未聞の戦いが見られる今回のグラミー、その4部門を今年の最大の台風の目といっていいビリー・アイリッシュとガチで争うことになるのが、マツコ・デラックス渡辺直美かという立派な体格のリゾというのも、まあ近年のグラミー・アカデミーのダイヴァーシティ重視の象徴みたいなもんですね

彼女を知ったのは7080年代のソウルディスコへのオマージュ満点のチョー楽しい曲、「Juice」(最高位82位)をYouTubeでたまたま聴いたのが最初。まあその大きな体格で楽しそうにこの曲を歌うリゾのテンションの高さと天真爛漫さに一発でハマってたら、すぐにこの、歌い出しからして「DNAテストしたら、あたしは100%ビッチだってわかったんだ」というフツーじゃないリリックでコミカルに半分ラップ、半分歌うような「Truth Hurts」がチャートインしてきた。

実はこの曲、もともとは2017年リリースされたけどヒットせず、この歌い出しの部分をTikTokユーザーが「100%アラブ人」とか「100%イギリス人」だとかはては「100%シュレック(爆)」だとかパロディにしてミーム動画をアップしてバズったのがきっかけでめでたく2年後にHot 100チャートインしたというのがヒットの要因だったよう。そしてその後あれよあれよという間にチャートを上昇して「Old Town Road」祭りが終了したタイミングというのも幸いして(笑)、前述の「Senorita」を引きずり下ろして見事1位に到達。女性ソロラッパーのフィーチャリングのないヒットとしては最長記録となる71位(それまでの記録は2017カーディBの「Bodak Yellow」の31位)という、文句なしの2019年を代表するヒットの一つになったのでした

今回のグラミーのノミネートで、新人賞部門の要件をリゾは既に超えているので(過去30曲以上のトラックをリリースしてる場合は本来対象外)新人賞部門はビリー・アイリッシュの独壇場と思われたところ、グラミー・アカデミーの何というか粋な計らいでめでたくリゾも4部門ノミネートとなった、という事情があるので、1月末のグラミー結果が楽しみというか、予想が大変というか(笑)。


さて、この後は2019年、年間トップ10の予想です。いずれ劣らぬ2019を代表するヒットばかりですよー、お楽しみに。

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テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽

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