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Life Is A Rock - 洋楽こそ我が人生
洋楽全般について、英米ヒット・チャートに登場有無に関係なく、お気に入りの洋楽作品についての独り言やコメントをつれづれに掲載します。「新旧お宝アルバム!」「恒例グラミー賞大予想」など定期コラムが中心です。洋楽 ファンサイト、meantime(www.meantime-jp.com)のスピンオフ企画としてお楽しみ下さい。
■Hot 100コメント(2011/6/4付)
あっという間に梅雨入りと台風が同時にやってきたこの週末、震災以来何かと落ち着く暇のなかった毎日が一旦ゆっくりとしたリズムになったような気がするのは私だけでしょうかね。昨日はCD通販のあめりかんぱいさんの飲み会で久しぶりにチャート論議で盛り上がって楽しい夜でした。佐藤さんありがとうございました。

さて、そのあめりかんぱいの飲み会でも出ていたクイズ。今週のビルボードアルバムチャートではアデルの『21』が137,000枚を売って通算9週目の1位をがっちりとキープしましたが、1955年5月にビルボード誌でアルバムチャートが「Best Selling Popular Albums」として15位まで発表されて以来、女性ソロシンガーによるアルバムで9週以上1位になったアルバムとして、この『21』は13作目とのこと。さてこれまでの12枚はどういう顔ぶれだったか?下記のリストをご覧下さい。

■ #1 Album for 9 Weeks or More by Female Artists
(1位到達年月日、トータル#1週数、タイトル、アーティスト)

1955/07/23 19週 Love Me Or Leave Me - Doris Day (Soundtrack)
1961/09/11 13週 Judy At Carnegie Hall ● - Judy Garland
1963/12/07 10週 The Singing Nun ● - The Singing Nun
1971/02/27  9週 Pearl ▲4 - Janis Joplin
1971/06/19 15週 Tapestry ▲10 - Carole King
1986/03/08 14週 Whitney Houston ▲12 - Whitney Houston
1987/06/27 11週 Whitney ▲9 - Whitney Houston
1989/10/07 10週 Forever Your Girl ▲7 - Paula Abdul
1991/03/02 11週 Mariah Carey ▲9 - Mariah Carey
1992/12/12 20週 The Bodyguard ▲17 - Whitney Houston (Soundtrack)
1995/10/07 12週 Jagged Little Pill ▲16 - Alanis Morissette
2008/11/29 11週 Fearless ▲6 - Taylor Swift

こうしてみると、マドンナも、バーブラ・ストライザンドも、ダイアナ・ロスジャネットも入ってBodyguard.jpgないのはちょっと意外な感じもしますよね。それにしてもホイットニー強い。デビューから2枚連続で10週以上1位、そしてこのリストでは最長1位記録(20週)を持ってるわけですから。ちなみにグループで最長1位記録を持っているのは、この間『Glee』でトリビュートされた、フリートウッド・マックの『噂(Rumours)』(1977/4/2から通算31週1位)、album_Various-Artists-West-Side-Story.jpg性ソロではいわずもがなのマイケル・ジャクソンスリラー(Thriller)』(1983/2/26から通算37週1位)という納得の顔ぶれ。では全体での最長1位記録保持アルバムは何でしょう?いえいえ『スリラー』ではありません。これは1962/5/5に1位になり、その後何度か返り咲きながら通算何と54週の間1位をキープした、映画『ウェスト・サイド・ストーリー(West Side Story)』のサントラ盤でした。1960年代中盤までの昔は映画のサントラやミュージカルのオリジナル・キャスト・アルバムが大変人気を誇ったわけですが、それを変えたのが1964年のビートルズであり、さらにアルバムをシングル・ヒットを売るためのミディアムとしてではなく、一つの作品としての地位に押し上げたのが、同じくビートルズの『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1967/7/1から15週1位)だったというのは皆さんよくご存じのところですよね。

さてHot100に行きましょう。今週も当然のごとく3週目の首位をキープしているのはそのアデルの「Rolling In The Deep」。だんだんネタがなくなってきました(笑)。あと今週のトップ10では、3位にワンランクアップしているのが、ピットブル+ニーヨ+アフロジャック+ネイヤーの「Give Me Everything」。この曲今週UKでは見事1位を獲得、ニーヨとの掛け合いがえらくキャッチーなので、これこの勢いだとひょっとすると来週か再来週あたり1位も展望可能か。実現すればピットブルに取って初の1位になりまLMFAO_PartyRockAnthem.jpgす。あと今週トップ10圏外20位から8位にジャンプアップしてトップ10入りしているのが、LMFAO+ローレン・ベネット&グーンロックの「Party Rock Anthem」。LMFAOといえば、去年のデヴィッド・グエッタのトップ40ヒット「Gettin' Over You」(最高位31位)にファーギーと一緒にフィーチャーされてた、カリフォルニア出身ながらリル・ジョンらのサザン・クランク一派と親交の深いエレクトロ・ダンス系2人組。今回メイン・クレジットとしては初のトップ40ヒットながら、既にこの曲今年の4月から5月にかけてUKで4週1位を獲得している、キャッチーなエレクトロ・ダンス・ヒット。フィーチャーされているローレン・ベネット嬢はUKはケント出身の今年18歳の金髪モデル・シンガー。イギリス版アメ・アド『X-Factor』のオーディションに14歳の時出たのがきっかけでジミー・アイオヴィン(インタースコープ・レーベルの創設者で、音楽業界の大御所プロデューサー)肝いりで結成されたプッシーキャット・ドールズのスピン・オフ・グループ、パラディソ・ガールズのメンバーに抜擢されたのが本格的業界デビューとか。パラディソ・ガールズ自体はどうもぱっとしてないですが、こうやってLMFAOのヒット曲にフィーチャー(クリップでも後半登場します)されているのでブレイクするかも。ちなみに後ろで踊ってる連中がグーンロックなのかしら?

LMFAO - Party Rock Anthem ft. Lauren Bennett, GoonRock

LupeFiasco_Lasers.jpgもう一曲トップ10に圏外12位から21週かけて入ってきたのはシカゴ出身のラッパー、ルーペ・フィアスコの「The Show Goes On」。どっちかというとシリアス系のサウンドとラップで定評のある彼がラジオ・フレンドリーなトラックで2008年の「Superstar」(最高位10位)以来2曲目のトップ10を決めました。アルバム『Lasers』も3月に週間20万枚以上を売ってチャート1位初登場するなど、周辺が大いに盛り上がってきてます。前作は僕も買ったけど今一地味な印象だったので、今回まだ買ってないけど、この曲を聴くとちょっと興味が増してきましたな。

さて今週Hot 100初登場組で一番人気は、12位にいきなりガーンと入ってきたのは、来週のチャートでアデルの『21』を蹴落としてアルバムチャート1位が確実なレディ・ガガの新作『Born This Way』からのカット、「Hair」。『Born This Way』はどうやら売上110万枚は確実な模様で(アマゾンが2日間99セント、なんていうとんでもないセールスをやってたのもかなり貢献)、ミリオン超の第一週売上は、昨年11/13LadyGaga_BornThisWay.jpg付1位初登場のテイラー・スイフトSpeak Now』(104.7万枚)以来、110万枚となると2005年3月19日付1位初登場の50セントThe Massacre』(114万枚)の6年ぶりの記録だね。で、その「Hair」ですが以外と正当派ポップ系のダンス・チューン。先週初登場の「The Edge Of Glory」といい、今回はあまり奇をてらわず楽曲アレンジもメインストリームっぽい感じなのかも。あとトップ40内で注目は、先週44位→28位にトップ40入りしたワンリパブリックの「Good Life」。ご存じライアン・テダー率いるオルタナ・ポップ・グループのアルバム『Waking Up』から「All The Right Moves」(2010年4月最高位18位)、「Secrets」(同10月最高位21位)に続く3曲目のトップ40ヒット。この曲2009年11月にアルバMiguel_AllIWantIsYou.jpgム発売時に一週だけチャートインしていたということで当初から楽曲的には人気あったようで。同じく今週トップ40入りしたのは43位→36位ミゲル、「Sure Thing」。先週この曲で1週だけR&B/ヒップホップ・シングル・チャートの1位を見事獲得したこのミゲルことミゲル・ジョンテル・ピメンテール君は、LA出身今年24歳のR&Bアーティスト。メキシコ人の父親とアフリカン・アメリカンの母親の次男として生まれた彼は13歳くらいから音楽の道を目指しはじめ、ひょんなことからジャイヴ・レコードと契約。その後アッシャーなどのバックを経て、昨年11月に発表したデビューアルバム『All I Want Is You』からの2曲目シングルのこの曲がラジオで人気を呼び、今回のヒットにつながったというもの。ちょっと音作りの感じにファンクっぽい感じが入りながらもかなり正当派のR&Bクルーナー、という感じのミゲル君、今後の活躍が期待されます。

その他の40圏外の初登場曲ざーっと行きましょう。57位初登場は、ヤング・ジージー+リル・ウェインというこいーいデュオによる「Ballin'」。Ballin'というのは金をざくざく使って面白おかしく暮らす、って意味みたいで、ブリングブリングにも繋がる表現みたsantana.jpgい。ヤング・ジージーは16曲目のHot 100ヒット(うちフィーチャリング7曲)だけど、これで何とリル・ウェインのフィーチャリングも含めたHot100ヒット曲数は77曲(うちフィーチャリング47曲)で、チャート仲間の山本さんによるとリル・ウェインフィーチャリング曲数No.1だそうです。2位はT-ペインの28曲。さて続いて59位初登場は、グリー・キャストの「Pure Imagination」。この曲は『Glee』のエピソード「Funeral」でワイルドな女体育教師、スー先生の妹のジーンの葬式で、ジーンが好きだったというジーン・ワイルダー主演のミュージカル映画『ウィリー・ウォンカとチョコレート工場(Willy Wonka & Chocolate Factory)』(1971)からのこの曲をグリーのメンバーが歌う、というシーンで登場。なかなか泣かせる演出になっています。77位初登場はもうすっかりプッシーキャット・ドールズを卒業した感のあるニコール・シェルジンガー+50セントの「Right There」。78位にはいつもゾロゾロとラッパーをフィーチャリングしているDJカレッド(今回はドレイク、リック・ロス、リル・ウェイン)の「I'm On One」。80位初登場は、リアーナのアルバム『Loud』からの4曲目のヒットとなる「California King Bed」。そして82位初登場はこれも『Glee』のエピソード「Funeral」で、NYでの全国大会を目指してサンタナ嬢がトライアルで歌う、エイミー・ワインハウスの「Back To Black」。エピソードでのパフォーマンスもなかなかいい出来です。彼女美人だもんね。92位ジェイソン・デルーロの新曲glee funeral.jpgDon't Wanna Go Home」。そして94位初登場は、こちらは『Glee』の「Funeral」で同じく全国大会用のトライアルでレイチェルフィンのことを思いながら(?)歌い上げる「My Man」。オリジナルは1948年のビリー・ホリデイだが、レイチェルが歌ったのはバーブラ・ストライザンド出世作となったミュージカル『Funny Girl』(1964)の映画版(1968)のラストシーンで歌っているアレンジ。劇中でも「バーブラ・ストライザンドが『Funny Girl』で歌った」と言ってます。そして今週Hot 100最後の初登場曲は、アラバマ出身の女性カントリー・シンガー、アシュトン・シェパードの「Look It Up」。カントリーチャートでは2007年からヒットを飛ばしていますが、Hot 100は今回が初ヒットです。では今週はここまで。


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コメント
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No title
毎度、濃いい内容ですね。勉強になります。

LMFAOのTop10への入り方は、驚きました。
昨年の"I'm In Miami Bitch(Trick)"は、
かなり聞きました。
2011/05/30 (月) 00:30:46 | URL | bojdoog #79D/WHSg[ 編集 ]
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